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音楽で拡がる輪

My Favorite Things

2019年10月21日 (月)

心の目で見つめたい…『竹下 景子 朗読音楽劇 @ 秋葉区文化会館 (10/20)』

竹下 景子 朗読音楽劇
「あらしのよるに~ガブとメイ 思い出のあしあと」@ 新潟市秋葉区文化会館 (10/20)
原作:きむら ゆういち 朗読:竹下 景子
音楽:片野 真吾 朗読台本:遠藤 吉博
演奏:Raindrops  
三国 富美子 (vin) 伊藤 恵子 (p) 片野 真吾 (el-b)  本間 修治 (perc.)
 
Unknown
秋葉区の文化会館に、竹下景子氏の朗読音楽劇が来るというので行ってきた。
朗読、音楽、好きな組み合わせだもんね。
しかも、取り上げる作品が『あらしのよるに』ですよ。
泣きを覚悟で、休日の夕方に車でおでかけ。
 
『あらしのよるに』は、たまたま、凄い嵐の日に、真っ暗な小屋で一夜をすごした狼と山羊の物語。
2ひきは、喰う側、喰われる側という、永遠の宿敵同士!
の、、はずなのだが、、相手がだれだか分からないまま、たくさんのお喋りをした2匹には、友情が芽生えてしまった。
そこからはじまる悲喜劇こもごも。
「真の友情とは何か」を問いながら、誰の心にも住んでいる闇も浮き上がらせてくれる絵本。
 
竹下景子氏の朗読に、音楽や効果音がはまって、会場は息をのみながら展開に聞き入りました。
結末がわかっていても、ハラハラ、ドキドキさせ、最後は会場の多くに人の涙腺を崩壊させるプロフェッショナルな舞台。
朗読者本人の感情移入も激しく、途中から自らも涙をみせ、鼻水を拭く。
もしかすると、こういう姿には異論を唱える人もいるのかもしれませんが、
朗読そのものには最後まで支障もきたさず、声も張り詰めていてよくとおり、、流石だと思いました。
 
朗読の後の原作者きむらゆういち氏との対談でも、朗読するときのポイントをわかりやすく即興で?演じてくれて、すごいなぁ、と、感じました。
 
私を含め、多くの人が、見た目や既成概念で人を判断してしまいますが、
目で見えないものにこそ大切にしなくてはならないものがあということを改めて強く感じました…
でも、これって、、わかっていても 難しい…ですよねぇ。。
 
会場は、涙でいっぱいの人であふれてましたよ。
大人になっても。感動で泣けることは素晴らしい、と、思った日曜日の午後でした!
そして、、
「もっともっと、素直になろうぜ! 心の目で相手をみつめようよぜ!」
と、思ったわけですね。
 
んじゃ、退散♪

2019年10月19日 (土)

創造とはエゴだ! 『死ぬほど愛した Miles Davis @ Bar Hallelujah (10/18) 新潟市古町』

『死ぬほど愛した Miles Davis @ Bar Hallelujah (10/18)』
  - 写真家・内藤忠行氏 トークライブ -
 
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(写真 有村 隆史氏)

 
王国帽子店の主催のトークイベントに行ってきました。
Miles Davis を拘って撮った『I loved him madly』を出版された写真家、内藤忠行氏のトークライブ。
内藤氏は、とにかく「誰とも違う彼のスタイル、そして、そのスタイルを常に更新し続ける姿」を、めちゃくちゃカッコいいと思い、どんどん、マイルスに惹かれていったようです。
 
イヴェントをした部屋には、飾られた写真は、、マイルスと内藤氏の親密な関係から生まれた作品。マイルスの内なる世界を投影してるのだと思った。
「写真は、目に見えないものを撮らなくては」
この言葉は、カッコいいですよね。
購入した写真集の表紙を飾る写真は、まさに、ジャズの最先端を走るマイルスの「悲しみと不安感」が写り込んでいると彼は信じ、私も感じました。
 
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内藤氏の写真集より、拡大!
とてもインパクトのある写真ばかり。エピソードも胸に迫るものばかりで感銘をうけました。
努力と熱意、そして、ワンチャンスを逃さない、それが、写真家には絶対必要なのだと思うのですが、
それだけでななく、対象物への「愛情」が絶対に必要だと思った。
 
「常に安全圏にいることを拒否し、常に変化を望み続けたマイルスの凡人では貴重な瞬間を、少しでも垣間見れてよかった。
そして、内藤氏にも同じ気概が読みとれ、「絶対、人と同じ写真は撮らない」という気持ちが常にあって、写真家としてすでに成功者であるのに、常にいろいろ写真に興味もちました!
雲、骸骨、珈琲滲み。。もう、ジャズのレジェンドを撮り続けた人とは思えない発想。
「マイルスと花見がしたかった」、ってことで、「マイルス桜」、、とか。
というか、そういう人だったから、マイルスも彼とのセッション(撮影)が楽しかったと思う。
彼の勲章は、マイルスに「You are crazy !」と言われながら、デコピンされたこと。
もう、すごいエピソードばかり。
ちなみに、去年だしたこの時の写真集のタイトル『I loved him madly』は、マイルスがデューク・エリントンに捧げた「He Loved Him Madly」をもじったそうです。
 
芸術は、「普遍性」をネジ込めれば、永遠に残って行く。
この言葉もかっこよかった〜。
そして、最近の作品「骸骨と椿」、官能的で美しかったなあ。
タイトルは、マイルスに「あなたにとって創造とは?」と質問した答えだそうです。
凡人の私には、わかるような、、わからないような、、、。。汗
 
とても、素敵なトークライブでした!
 
どんな分野でも、安全圏で胡座をかいちゃダメってことですよね。
でも、実際に自分がそういう状況になったときに、それを全て捨てて次の創造の世界に行けるだろうか?
マイルスが鬼籍に入って20年以上にもなるなんて、、信じられないですよね。
「生誕100年には、ニューヨークで個展をしたい」と、仰っていた。
ぜひ、観に行きたいですよね。
 
そして、会場は、初めて行った古町の「Bar Hallelujah」。
古町は、沈滞ムードで閉店の店も相次ぐのだけど、、こういう素敵なお店もあるんだ!
って、思いました。
たくさんのジンが置いてあって、今度はジンの飲み比べをしてみたい!
マイナスにばかり、目をむけて突っついてないで、そういうお店を応援しなくちゃね。
 
写真集かって、ジャズフラッシュに移動! 超近い!!
ラフロイグのソーダ割りを呑みながら、内藤氏の写真が表紙のスイングジャーナルの話でもりあがりました。
で、午前様。。
 
んじゃ、退散♪

2019年9月16日 (月)

夕暮れの空気、静粛で美しい 『spectrum / akiko × masaki hayashi 』

Spectrum
 
去年のクリスマス・アルバムで、はじめて知ったヴォーカリストのakikoさま。
なんと、今年のアルバムは、このブログでも沢山でてくる大好きなピアニストの1人、林 正樹さまとのデュオ。もう、、やるなぁ、、としか、、いえませんね。
2人のオリジナル7曲(6曲は作詞 akiko 作曲 林 正樹、1曲は作詞作曲 akiko)に、ガーシュイン、ジョビンの曲と八重山民謡で全10曲。
 
オープナーは、ミニマルなピアノの響きと漂うようなヴォーカルが一体化した「Bluegray Road」。優しく、ふんわりと日差しが差し込むイメージが素敵な「Humming」。後半のピアノのソロの柔らかな響きにうっとり。ヴァイヴの音が効果的に重ねられピアノの演奏を存分に楽しめる「The Flower of Life」。
名曲「I Loves You, Porgy」、その深く叙情的な歌と音数を抑えたピアノが溶け合って心の襞を揺さぶる…白眉。
ピアノ演奏と詩の朗読が合体して不思議なエネルギーを巻起こす「Teal」。
唯一作詞作曲akikoの「Music Elevation」は、もともとあった曲をヴァイヴをフィーチャーしてアレンジしなおしたかなりミニマルな曲。
ささやくような歌と美しいメロディ、歌詞の世界にぴったりな雰囲気が素敵「If」。
私はいつもこの方のピアノのこの間に泣かされる、ポルトガル語で歌う愛の歌「Corcovado」。明るく可愛い空気が流れる歌詞をArvin Homa Ayaと共作した「Phantasien」。
終演は、八重山民謡「月ぬ美しゃ」、八重山の美しい自然の中で育む人の道…ピアノの音が月の光のように綺麗。八重山訛りの琉球語の響きとピアノが天上の音楽のよう。
 
全体に心の襞を震わすしっとりした空気がながれる。
夕暮れ時の少し寂しい色合いを感じながら、、独り静かに聴く時間。
自然体なピアノと歌の一体感が、たまりません…。
 
1. Bluegray Road
2. Humming
3. The Flower of Life
4. I Loves You, Porgy
5. Teal
6. Music Elevation
7. If
8. Corcovado
9. Phantasien
10.月ぬ美しゃ
 
akiko (vo) 
Masaki Hayashi (p, arr, add-vo #1) 
Fumitake Tamura (electronics)  #2,7
Hitomi Aikawa(vib)#3,6 
 
今日のおまけは、新譜の紹介動画から。
 
 

 

なんだか9月はばたばたしてて、、こういう時間がとても貴重におもっちゃいます。
んじゃ、退散♪

2019年8月10日 (土)

大河とともにある風景 『La Musica Del Agua ~水の音楽 / Carlos Aguirre』

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アルゼンチンのネオ・フォルクローレ・シーンの重要人物、コンポーザー、ピアニスト、歌手、詩人のカルロス・アギーレ。
大自然豊かなパラナ河(ラ・プラタ河水系最大の川)のほとりで、創作活動を続けています。
新譜は、ソロ名義としては、2012年の『Orillania 』以来、7年ぶりだそうだ!
全作が。彼が大切に想っているラ・プラタ河流域の作曲家や演奏家の曲でオリジナルはない。
でも、彼のピアノ弾き語りによって、叙情豊かな世界が広がっている。
日本版は、ダブル・ブックレットになっていて、日本語の歌詞を眺めながら優しい音楽を聴くことができる…。
 
 
オープナーは、チャチョ・ムリェル作「Juancito en la siesta」、優しい穏やかな声で歌われる「お昼寝時間」から感じ取れる大自然。
ラモン・アジャラ作「Pan del agua」、老漁師の人生に川の流れを重ねた曲、<途中の語りが胸をさす。
アフリカ系の人々の暮らしを歌った「Corrientes camba」、どこか懐かしい雰囲気が漂う。
叙情的で牧歌的なメロディと優しい歌声にノック・アウト、シルビア・サロモーネの「Santiago」。一番好きかな。
 
アルフレド・シタローサの「El loco Antonio」、水辺に住むアントニオの暮らしぶりに語られる味わい深さ。
アニバル・サンパージョの「Rio de los pajaros」、の支流ウルグアイ川の自然の豊かさをそこに生きるものを通して語る優しさに満ちた曲。同じく、サンパージョの「Cancion de verano y remos」、美しいピアノ演奏に、朗読と歌が融合した印象深いトラック。ピアノを弾きながらの朗読って、とても難しそう。
 
同胞ルイス・バルビエロの「Pasando como si nada」、豊かな自然の中での自分の人生を誇らしくさりげなく歌い上げる。
オープナーの曲を作ったムリェルの「Sentir de otono」、秋を歌った感受性ゆたかな曲、郷愁たっぷりで素敵なトラック。
3度目の登場サンパージョの「La Canera」、なんと、焼酎の歌、生活のあらゆるところで「お世話になる」焼酎への愛♪
長い付き合いのあるコキ・オルティスの「Leyenda」、淡々とした弾き語りが心にしみます。
終演は、ハイメ・ダバロスの「Pato siriri」、澄んだピアノ音色と、優しい歌声はずっと心にん残ります。
 
雄大な自然と、そこに住む人々が織りなす光景を、愛を持って描きだすカルロス・アギーレの世界。
 
 
 
1.Juancito en la siesta
2.Pan del agua
3.Corrientes camba
4.Santiago
5.El loco Antonio
6.Rio de los pajaros
7.Cancion de verano y remos
8.Pasando como si nada
9.Sentir de otono
10.La Canera
11.Leyenda
12.Pato siriri
 
 
Carlos Aguirre (vo, p)
 
 
今日のおまけは、太っ腹でちょっと長いのですが、、夏休の初日だしね!
 
 
 
 
土曜日ですけど、夏休みの始まりの人が多いですよね。
暑くてイライラしちゃう前に、、ぜひ。
 
 
んじゃ、退散♪

 

2019年8月 4日 (日)

酷暑も忘れる、洗練されたハーモニー 『The Hope I Hold / Ryan Keberle & Catharsis』

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トロンボーンはお好きですか?
正直、新譜がでると欲しくなるのは、スウェーデンのニルス・ラングレンとライアン・ケバリーくらいですかね。日本人だと駒野 逸美さまを生で聴いてみたいなぁ、、って、思ってます。
 
ライアン・ケバリーは、マリア・シュナダーのオーケストラなど、NYCのジャズ・シーンで活躍するトロンボーン奏者。
これは、彼のスモール・アンサンブルのプロジェクト、カタルシスの新譜。
今回も、『Ambar 』が最高だったカメラ・ミサが、ヴォーカル&ヴォイス、ギターで、全面参加でっす。
 
ドラマチックに始まる「Tangled in the Ancient Endless Chain」、サックス、ギターお見事。
トロンボーンとサックスに溶け込むようなヴォーカルが素敵「Despite the Dream」。
混沌とした現状への気持ちをストレートに即興で表現した「American will be」、強いメッセージを持ったトラック。
トロンボーンとサックスのやりとりがかっこいい「Fooled and Pushed Apart」。
 
ヴォーカル同士のやりとりと楽器の関係がとても自然な「Campinas」。
でた、ミサのオリジナル「Para Volar」、トロンボーンとヴォーカルのハモリがめちゃくちゃ素敵。同じく、トロンボーン、ヴォーカル、ギター、ベースのアンサンブルに聴き惚れる「Peering」。
哀愁たっぷり南米のフォルクローレ「Zamba de Lozano」。クールで美しい「Become the Water」。
終演は、荘厳な雰囲気で決意表明?「Epilogue / Make America Again」。
 
 
メサの高度のテクニックとエモーショナルな感情表現で、トロンボーンとサックスの間を縫うように、あるいは溶け込むように、、その洗練されたエッセンスを各所に散りばめながら演奏。
アレンジが巧みで、ハーモニー、音色、響きを大事にした、とても聴きやすいサウンド。
モダンなジャズのアンサンブルにSSW系の音楽を密接に結びつけたサウンドは、新鮮で魅力的。
 
1. Tangled in the Ancient Endless Chain
2. Despite the Dream
3. America Will Be
4. Fooled and Pushed Apart
5. Campinas
6. Para Volar
7. Peering
8. Zamba de Lozano
9. Become the Water
10. Epilogue / Make America Again
 
Ryan Keberle (tb, Fender Rhodes, Wurlitzer, Korg Minilogue, p, vo) 
Camila Meza (vo, g, guitar FX)
Scott Robinson (ts)
Jorge Roeder  ( b, el-b,bass FX, vo )
Eric Doob (ds)
 
今日のおまけは、ご本人があげていたものから「Peering」。
 
 
酷暑にも体が慣れて来た気がしますが、、それって、気のせいかな……
 
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んじゃ、退散♪
 

 

2019年7月21日 (日)

アーロン・パークス参加!たおやかで牧歌的な世界 『Come Back /  Emma Frank 』

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全国的に、日本の夏が来たようで、、朝から湿度がたかくて暑苦しくなりましたよね。
せめて、、音楽だけでも、透明感ある爽やかで穏やかなものを選びたくなりますよねぇ。
で、NYCで活躍中のSSW、エマ・フランクのこの新譜がお役立ちしますよ。
なんと、アーロン・パークスが全面的に参加しています。彼は、グレッチェン・パーラトのデビュー盤にも参加してたので、こういう柔らかなヴォーカルが本当に好きなんでしょうね。
2曲を除いて、エマの書き下ろし。
 
オープナーは、繊細なたっちピアノのピアノと可憐な歌声に胸がときめく「 I Thought」。
ウィルコのカバーで「Either Way」、ノスタルジックな雰囲気のただよう心に沁みる1曲。
美しいハーモニーに聴き惚れる「Two Hours」。
どこまでもどこまでも穏やかに柔らかく「Sometimes」。ピアノのフレーズ、綺麗ですね。
ちょっとアンニュイな感じ「Promises」。
トランペッターのサイモン・ミラードの書き下ろし「Dream Team」、歌詞はなくても詩の朗読のよう。
アルバムの中で一番ビートを感じる「See You」。穏やかな中にメッセージのこもった「Lilac」。
終演は、アコギが牧歌的な色付けをしている「Before You Go Away」、次第に音の風景が膨らんでいく素晴らしさ。
 
 
疲れた日常から、心を解放してくれるすぐれもの。
たおやかな世界に浸ってくださいね。
 
 
1. I Thought
2. Either Way
3. Two Hours
4. Sometimes
5. Promises
6. Dream Team
7. See You
8. Lilac
9. Before You Go Away
 
 
Emma Frank (vo)
Aaron Parks (p , syn)
Tommy Crane (ds)
Zack Lober (b)
Franky Rousseau (g , syn)
Simon Millerd (tp) #6 
Chi eh-Fan (vla , vn) #1, 3
Pedro Baraquinha ( g , b , perc , syn) #9
 
 
今日のおまけは、「I Thought」、これは映像もとてもすてき!
 
 
 
 
夏バテするのは、、まだまだ、早いですよね。
新潟の夏には、鯨汁という郷土料理があって、元気をつけてくれるのですが、、
このアルバムは、同じ元気をつけてくれるものでも、、対局をいく冷や汁だな。笑
んじゃ、退散♪

2019年7月19日 (金)

魅力的な演奏が並ぶ 『CASINO / Carrefour Saxophone Quartet』

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広島在住のクラシックとジャズのサックス奏者で構成されているサクソフォン・カルテット、カルフール・サクソフォン・カルテット。
前作『Have You Heard ?』は、パット・メセニー集でしたね。
今回は、クラシックに焦点をあてたアルバムです!
トラックは、8つありますが、2〜6は、賛美歌のメロディをモチーフに5つの曲から成り立つ「Recitation Book」なので、4つの作品からですね。
 
と、クラシックは超超門外漢なので、HPにあった文章を参考にしながら、簡単に…。
 
オープナーは、オランダの作曲家J. フランセンスの「The Straight Line」。4本のサックスの一糸乱れぬ演奏に一気に引き込まれてしまう。同時には、たった4つの音なはずなのだが、その色彩力みたいなものに心奪われる。
2曲めは、賛美歌をモチーフにした5つのパートからなる「Recitation Book」は、アメリカの作曲家D.マスランカの作品。
レシテーション・ブックとは、キリスト教の典礼で唱えられる文章を集めたもの。いや、私は元ネタを一切しらないわけですが、全体を支配する厳かな空気を感じる。それぞれの独奏が美しくも哀ししさ讃えており教会で高い天井を見つめる時の気分に静粛な面持ちに。最後10分近い「アダムの罪によりて」の得体のしれぬ不安感が、次第に達成感のような気持ちに置き換えられる不思議は圧巻。
アメリカの作曲家M.トークの「May」。ポップでカラフル、躍動感ある演奏。まるで、新緑の季節の植物の勢い。
終演は、イギリスの作曲家R.パウエルの「Bow 0ut 」。どうやら、マイルス・デイヴィスの死によって作曲された曲らしい。そう思って聴くからでもないだろうけど、スタイリッシュでミステリアスな感じがする。メンバーの独奏の間に入る、ピアノがめちゃくちゃクールで美しい、印象的なソロの演奏。
 
フランス語で「交差点」を意味するカルフールらしい互いの音楽性を交差させた素晴らしい作品だと思いました♪
 
 
1. The Straight Line / Joep Franssens
Recitation Book / David Maslanka
2. Ⅰ)Broken Heart: Meditation on the chorale melody “Der du bist drei in Einigkeit”(You who are three in one)  
3. Ⅱ)Prelude/Chorale: Meditation on the chorale melody “Jesu meine Freude” (Jesus my joy)  
4. Ⅲ)  Ecco, morirò dunque (Look! My Death is Near!) – Gesualdo di Venosa, 1596 
5. Ⅳ)Meditation on the Gregorian Chant “O Salutaris Hostia” (O Salvation’s Victim) 
6. Ⅴ)Fanfare/Variations on the chorale melody “Durch Adams Fall” (Through Adam’s fall) 
7. May / Michael Torke
8. Bow 0ut  / Roy Powell
 
 
Carrefour Saxophone Quartet 
宮田麻美(ss)
久保田麻里(as)
前田悠貴(bs)
藤井政美(ts)#7 , 8  
加藤和也(ts)#2, 3, 4, 5, 6   
清田朝子(ts)#1
 
鳥岡香里 (p)  #8
 
今日のおまけは、HPにあった『CASINO』の視聴ヴァージョン。
 
 
 
新潟も夏になってしまいました……やばい。
んじゃ、退散♪

 

2019年3月31日 (日)

ジャンルも時代も超えて名曲揃い♪ 『Joni 75: A Birthday Celebration

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ジョニ・ミッチェルを初めて聴いたのは、今はなきあるジャズ・バー。
かかっていたのは、『Mingus」。そう、チャールズ・ミンガスに捧げたアルバムだけど、強烈に印象にのこったのは、ジャコ・パストリアス。そして、彼を筆頭にジャズ・ミュージシャンたちと自由にやりとりするジョニ・ミッチェルのかっこよさ。レコード買ったねっ。
その後、彼女がジャンルを超え素晴らしい曲を送り出すシンガー・ソングライターだと知り、極東の1ファンとなりました。
 
このアルバムが出ることを知っておりながら、、中年音楽狂さまこと閣下が記事にするまで、忘れてましたよ。m(_ _)m  慌てて、ぽちりましたぞ。
過去に様々な病気と闘ってきたジョニ・ミッチェルだが、現在は「モルジェロンズ病」と闘っている。そんな彼女の75歳のお誕生日を彼女と彼女の音楽を愛する人たちが集まって行われたトリビュート・コンサート。プロデュースしたのは、長年のお付き合いのあるブライアン・ブレイドとジョン・カウハード。もちろん、2人は演奏もしている。
 
そして、参加した豪華なミュージシャンと曲目は以下のとおり。
沢山の名曲を持つ彼女、コアなファンたちは、あれもない、これもない、と思うかもしれない。でも、全曲にミュージシャンたちのジョニ・ミッチェルへの尊敬の念を深く感じ、素晴らしい時間を一緒に重ねられる!!
えっとね、、個人的なお気に入りは、ジェイムス・テイラーとグラハム・ナッシュかなぁ。
ズルすぎるぐらい、ハマってる。もう、心にぐっときちゃいますねぇ。
 
改めて、彼女の曲は、、ジャンル、時代、性別、国を超えて、心で分かり合える曲ばかりだと思った。
彼女は、このコンサートでは、歌わなかったわけだけど、最後の曲でステージに登場したそう。終演後には、ケーキの蝋燭も吹き消したんですって。75歳なんて、まだまだ、若いぞ。どうか、いつまでもお元気でいてくださいね。
 
 
1. Dreamland / Los Lobos
2. Help Me / Chaka Khan
3. Amelia / Diana Krall
4. All I Want / Rufus Wainwright
5. Coyote / Glen Hansard
6. River / James Taylor
7. Both Sides Now / Seal
8. Our House / Graham Nash
9. A Case Of You / Kris Kristofferson & Brandi Carlile
10. Down to You / Brandi Carlile
11. Blue / Rufus Wainwright
12. Court And Spark / Norah Jones
13. Nothing Can Be Done / Los Lobos
14. The Magdalene Laundries / Emmylou Harris
15. Woodstock / James Taylor
16. Big Yellow Taxi / La Marisoul, James Taylor, Chaka Khan, and Brandi Carlile 
 
今日のおまけは、「JONI 75 FULL TRAILER」。
 

 
桜が美しい横浜で、中学、高校からの友だちとランチ!
楽しみです!!
 
んじゃ、退散♪
 

 

2018年2月 9日 (金)

映画『永遠のジャンゴ@シネ・ウインド』

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今日が、上映の最終日。滑り込みました。
映画「永遠のジャンゴ」は、ジャンゴ・ラインハルトの戦時下の知られざる逸話を描いたものでした。
ロマ民族(私たちがジプシーと呼んでいる人たちですね。)に生まれたからこその才能の開花、そして、ロマ民族に生まれた所以の言われなき迫害。ナチスが統制する戦時下のパリ。緊迫感の続く中でも、演奏を続ける、いや、続けなくてはいけなかった心情。矢継ぎ早に話が進んでいきます。
仲間と家族、そして、自分の未来のために、、反目するドイツ軍人たちの前での演奏。。
命をかけたスイスへの脱出。。演奏も含めて手に汗にぎる緊迫の時間が続きました。

最後の場面で教会に鳴り響いたジャンゴの仲間へのレクイエム「Lacrimosa Song」。壮絶な想いが込められた暗く重たい音楽。荘厳な中に締め付けられるような悲しみを感じ胸を塞がれた気分。
彼が生きてこのレクイエムの演奏を指揮することは、奇跡のような場面。そこに居るもの残ったもの全員が神の祝福をうけた子としかいいようがない、印象的な終演でした。

私は、やっぱり、演奏場面が心にのこってるのですが、冒頭でパリの華やかなミュージックホールで満席の観客の前での演奏した「Les yeux noirs」。終わった瞬間に思わず拍手しそうになりました! 
まぢ、ライブに行った気分で拍手しそうだった。主役のレダ・カティヴは、火傷で左手の薬指と小指が麻痺しているジャンゴの3本指の早弾き奏法に加え、ギタリストが演奏によって自らも高揚してく様子をうまく演じていたと思います。ギタリストってナルシスト的な部分がとても大きいので、自己陶酔した表情がたまりません!!

43歳で脳溢血で早すぎる死を迎えてしまったジャンゴ。彼の創り出した音楽は多くのギタリスト、音楽ファンを魅了し続けています。もっと、長生きしたら、日本へも演奏にやってきたはずですよね。
彼の音楽と彼の生き様は、切り離せないものだったのだと強く感じました。


★今日かけてた音楽★


『永遠のジャンゴ』オリジナル・サウンドトラック

Django

映画でジャンゴの演奏部分などの音楽を担当しているのは、ローゼンバーグ・トリオ 。
現在のジプシー・スウィングの第一人者のギタリスト、ストーケロ・ローゼンバーグを中心にしたトリオです。彼もジプシーの一族に生まれ、幼い頃からジャンゴの音楽の手ほどきを受けて来た音楽家です。
The Rosenberg Trio
Stochelo Rosenberg (lead guitar)
Nous’che Rosenberg (rhythm guitar)
Nonnie Rosenberg (double bass)


1. Les yeux noirs - Bande originale du film ””Django””
2. Vendredi 13 - Bande originale du film ””Django””
3. Nuages - Bande originale du film ””Django””
4. Blues clair - Bande originale du film ””Django””
5. Mer Ham Sinti - Bande originale du film ””Django””
6. Melodie au crepuscule - Bande originale du film ””Django””
7. Hommage aux anciens - Bande originale du film ””Django””
8. M?tro Abbesses - Bande originale du film ””Django””
9. Monsieur Hoffmann - Bande originale du film ””Django””
10. Blues en mineur - Bande originale du film ””Django””
11. Belleville - Bande originale du film ””Django””
12. Manoir de mes reves - Bande originale du film ””Django””
13. Minor Swing - Bande originale du film ””Django””
14. Marseillaise improvisation - Bande originale du film ””Django””
15. Tears - Bande originale du film ””Django””
16. La messe de Django - Bande originale du film ””Django””
17. Lacrimosa Song - Bande originale du film ””Django”””


今日のおまけは「永遠のジャンゴ」から

もっと早く観たかったのですが、まぁ、雪やなにやらに阻まれました。
おかげで、パンフが手に入らなかったです。。(T . T)

んじゃ、退散♪

2017年12月17日 (日)

パペットアニメ映画 『ムーミン谷とウィンターワンダーランド』

映画『ムーミン谷とウィンターワンダーランド』

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世の中は、『スターウォーズ』一色です。
私も早く観たいけど、、大ファンのダーリンを差し置いて、、1人観るわけにもいかん。。
彼が時間ができたら、、一緒に行こうと思ってます。今日の夜の予定です♪

で、この冬の私的映画のお楽しみは、、
パペットアニメで、トーベ・ヤンソンの「ムーミン谷の冬」の世界が表現された『ムーミン谷とウィンターワンダーランド』。
ムーミンふぁんなら、頭に浮かぶ、ムーミン谷のアレやコレや冬景色が美しく、素朴に再現されてます。

エピソードもそれぞれ、意味深い。大人になってもムーミンのお話は様々な形で胸の奥に届く。。
ムーミンたちって、こんなに正直に大自然と向かい合っていたんですね。

「クリスマスさんは誰?」

この疑問が、終演で自然と解決してしまうのが良いな。

上映を楽しみに、ミニファイル付きの前売り券を買いました♪

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と、いうわけで、、私の今日はクリスマス休暇でございました。笑
今まで聴いた新譜を聴き直したり、到着した新譜を聴いたり、、休暇を満喫ですね!

Dr.可児さんであった 田中トシユキさんのソロ ライブでは、クリスマスやら年末を満喫しましたよ♪


んじゃ、退散♪


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