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音楽で拡がる輪

JAZZ(Grazie Italia )

2020年12月25日 (金)

パオロ・フレスの歌心がたまりません… 『L’equilibrio di Nash / Roberto Cipelli with Paolo Fresu』

Lequilibrio_di_nash_20201225131301
 
今日は、クリスマスなので、静かで、穏やかなアルバムをかけたいとおもいます。
 
パオロ・フレスは、大好きなイタリアのトランペッター&フリューゲル奏者。
35年続いている彼バンドのピアニスト、ロベルト・シッペリとデュオのアルバムがこのアルバムです。
二人は、チェット・ベイカーとポール・ブレイのデュオ『Diane』を念頭にアルバムを作成。
 
必要最小限のピアノとフリューゲルの音色に癒される「Donna dona 」が、オープナー。
「Alfonsina y el Mar」の哀愁は、ミュート・トランペットで奏でる。
シッペリのオリジナル「Il momento perfetto」、軽快な丁々発止のやりとり。
ストレートに、チェットとブレイへの敬愛を感じる「Little Girl Blue」。
少しダークな空気での即興「Strategia 1 」。
軽快なやりとりが楽しい「Parlami d’amore Mariù 」、後半に現れる「But not for me」のメロディも楽し!
スティングの名曲「Practical Arrangement 」、シッペリはローズを奏で、フレスの多重録音…響きが胸に沁みる。
シッペリのオリジナル「L’uomo ironico」、ユニゾンも入る軽快さ。
沈んだ空気、少しシリアスな雰囲気の即興「Strategia 2」。
嘆きが浮かび上がる「Lasciatemi morire」。
シッペリのオリジナル「Stillness」、ローズの音色が異世界に運ぶ。
カエターノ・ヴェローゾの「Coraçao Vagabundo」を朗々と。
自由度の高い即興「Strategia 3」。
再び、クラウディオ・モンテヴェルディの曲で「Lamento della ninfa 」しんみり美しい。
タイトル曲でシッペリのオリジナル「L’equilibrio di Nash (Per Moni) 」二人の均衡がお楽しみ。
夢見るような「Pure Imagination」。
終演は、穏やかで美しい「Can’t Help Singing 」
 
終演後、1分半ほどそのまま待ちましょう。
彼らからのクリスマス・プレゼント?、ショパンの「Preludio n° 20 in do min op. 28」が淡々と始まりますから。
 
二人のストレートな歌心が素晴らしい。フレスの歌心がたまりません…。
嫌なことが多かった年ですが、年の瀬はこんなゆったりした音楽で過ごしたいですね。
 
 
1.Donna dona 
2.Alfonsina y el Mar 
3.Il momento perfetto 
4.Little Girl Blue 
5.Strategia, pt. 1 
6.Parlami d’amore Mariù 
7.Practical Arrangement 
8.L’uomo ironico
9.Strategia, pt. 2 
10.Lasciatemi morire 
11.Stillness 
12.Coraçao Vagabundo 
13.Strategia, pt. 3
14.Lamento della ninfa 
15.L’equilibrio di Nash (Per Moni) 
16.Pure Imagination 
17.Can’t Help Singing 
 bonus track
 Preludio n° 20 in do min op. 28 
 
Roberto Cipelli (p, fender rhodes)
Paolo Fresu (tp, flh)
 
 
今日のおまけは、シッペリご本人があげていた「Donna dona 」
 
 
これは、買わずにいられませんでしょ?
 
★ Happy Holidays ★
 
 
今年も、オタクのクリスマスにお付き合いくださってありがとうございました。m(_ _)m
そして、zawinulさま、教えてくださってありがとうございました!
イタリアのレーベルから飛ばしたので、年内間に合わないか?って、おもいましたが、とどきました。
 
んじゃ、退散♪

2020年11月18日 (水)

静かに、深く、胸に響きます…『Jazz Vs Corona Vol.1 / Bebo Ferra』

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イタリアの伊達男のお一人で、イタリアのラルフ・タウナーとも呼ばれるギタリス、ベボ・フェラ。
なんと、コロナ禍の最中に自宅録音で、アコースティック・ギターのソロ演奏のアルバムを出していました。(1曲だけ、パオロ・フレスやリタ・マッコチュリといったメンバーの演奏あり)
もう、「しまった、しまった」を、なんど言っても後悔の嵐ですわ。
サブスクでも、全曲聴けるのですが、彼の好きなビル・エヴァンス 由来の曲も多く曲名眺めただけでも購入意欲倍増、その上彼好きなキング・クリムゾンの「Moonchild」も演奏してて、音源を聴いたら一発でノック・アウト。それはそれは、秀逸な彼のオリジナルも3曲入っていて、「僕の好きな曲弾いてみました」状態。
って、ことで、我が家に4ヶ月遅れでやってきました。m(_ _)m
 
オープナーの「Gran Torino」の深く胸に響き渡るギターの音色が素晴らしい。
その後も、繊細な陰影ある表現で魅了していく。
「Moonchild」の静謐な流れに聴き惚れていると「Very early」に人肌を 感じる。
イタリア曲「Bella ciao」は、フレスのフリューゲル、マッコチュリのピアノ、マルコ・デシーモのチェロに、朗読・歌も重なる豪華トラック。
気持ちが優しくなる「I fall in love too easily 」経て、オリジナルで哀愁たっぷり「Luna di mezzogiorno 」になると、懐かしさでいっぱいになる。ダラ・ポルタとのデュオ『Bagatelle』で沢山聴いたよなぁ。しみじみ。。
ハビエル・ジロットとのデュオ『Kaleidoscopic Arabesque』にもあった「Paoletta 」、ソロのメランコリック度も最高。
もう1曲のオリジナルは新曲だろうか?少しアグレッシブで強さを感じる「A nice day」。
終演はボーナストラックとのことで、タイトルそのものに強い願いを込めて「You must believe in spring 」。
 
静かに、深く、胸に響きます。
 
1.Gran Torino
2.Waltz for Debby 
3.Isfahan 
4.Moonchild 
5.Very early 
6.Bella ciao 
7.I fall in love too easily 
8.Luna di mezzogiorno 
9.Paoletta 
10.E se domani 
11.A diosa – No potho reposare 
12.Prelude to a kiss 
13.A nice day 
14.Body and soul 
15.You must believe in spring 
 
Bebo Ferra (g)
with
Paolo Fresu (flh) #6
Rita Marcotulli (p) #6
Marco Decimo (cello) #6
Sergio Sgrilli (reciting voice) #6
 
今日のおまけは、ご本人があげていた「Waltz for Debby」。
 
 
 
 
 
もう、疲れた心に癒しまくりなので、感染拡大の中疲れ切ったあなたに全部どうぞ。
 
 
 
 
ええとね、友人がオープンさせるカフェ「Pöllö(ポロ)」の試食会に、ベボ・フェラの新譜を持ち込んじゃいました。
ウッディな空間に響く深いギターの音色に酔いまくりましたね。
 
んじゃ、退散♪

2020年11月12日 (木)

しまったぁ!! パオロ・フレスのデュオが。。

しまったぁ!! パオロ・フレスのデュオが。。

L’equilibrio di Nash / Roberto Cipelli with Paolo Fresu

 

Lequilibrio_di_nash

イタリアのピアニスト、ロベルト・シッペリと、愛しのパオロ・フレスがデュオの作品をだしていた…
ストーリーミングなどで聴くと悶絶するほど、哀愁たっぷり、素晴らしい。
だって、チェットとポール・ブレイに捧げた1枚だもの。。

う〜ん、、ブツがない。。仕方ないので、遠くから飛ばさせることにしました。汗。
年内に届きますように。

zawinulさま、教えてくださって、どうも、ありがとうございました。m(_ _)m
届いたら、ぜひとも、ブログアップしますね♪

 

最近、しまったぁ、、って、多すぎる。泣

 

んじゃ、退散♪

2020年9月19日 (土)

モンク度低い、モンク集… 『Monk / Stefano Travaglini』

Monk
 
イタリアのピアニスト、ステファノ・トラヴァリーニの新譜。
3月にリリースだったのですが、世界的なパンデミックな中、紆余曲折あって私の手元に。
タイトルそのまま、セロニアス・モンクのソング・ブック集、全15曲が全てモンクの曲。
モンクは、音の階段が独特で、妖し可愛い不思議な世界、強い個性だとおもうのですが、、
このアルバムの中でその要素は希薄で、クラシカルで硬質な彼のピアノが美しく鳴り響きます。
 
オープナーは、ミニマルなフレーズが印象的な「Trinkle tinkle」。
美しい高音とマイナーな音がミステリアスな世界に誘う「Children's song 」。
エレガントな「Well, you needn't」。音を極力少なくした「Ruby, my dear」の潔さ。
流れ落ちるような優雅な「Criss cross」。超高速で無機的な「Straight no chaser 」。
叙情的なメロディがドラマチックに浮上してくる「Ugly beauty」。
リズミカルで力強い「Bemsha swing」。
一転、ゆったりと暗闇を描き出すような「Round midnight 」、とても美しい、私的白眉。
跳ね回るような「Monk's dream」。静かなる「Introspection」。
揺り動かされる「Evidence」。暗く洗練された「Brilliant corners」。
高速でミニマルな左手と右手のアドリブの妙「Misterioso 」。
終演は、モンクがバド・パウエルに捧げた「In walked Bud」、内省的で暗く沈んでます。
 
クラシカルで、硬質、洗練された雰囲気を漂わせています。
題材を、モンクに設定しているのですが、いわゆるモンクらしさは感じません。
解体し、構築する上で彼の世界になり、びっくりするほど、モンク度の低いエレガントな欧州の響きでした…。
 
 
 
1.Trinkle tinkle 
2.Children's song 
3.Well, you needn't
4.Ruby, my dear 
5.Criss cross
6.Straight no chaser 
7.Ugly beauty 
8.Bemsha swing 
9.Round midnight 
10.Monk's dream 
11.Introspection 
12.Evidence 
13.Brilliant corners 
14.Misterioso 
15.In walked Bud 
 
Stefano Travaglini (p)
 
今日のおまけは、ご本人があげていた「Round midnight 」。
 
 
 
 
世の中は、四連休でGo To〜なんだそうです。
我が家は、先週、温泉に行ったので、今回は大人しくお家にいますよ。
お彼岸だし、来週は実家のお墓参りに行きたいし。
 
んじゃ、退散♪

2020年5月10日 (日)

感謝を捧げたい…とても深い作品 『Atomic Bass / Giuseppe Bassi』

Atomic_bass

  

ジュゼッペ・バッシは、イタリアのベーシスト、作曲家。イタリア国内だけでなく、世界各国で名だたるアーティストと共演。リーダー作始め、多くの作品で演奏する、イタリア・ジャズの重要人物の1人。
 

  

ピアニスト&ヴォーカルに栗林 すみれ、スペイン生まれ 、アルゼンチン 育ちのマルチ ・リー ド奏者、ハビエル・ジロット、イタリアのドラマー、ジョヴァンニ・スカーシャマッキアが参加。
ジャーナリストのアントニオ・モスカテッロ氏が、曲にインスパイアされた詩と朗読など、、他にもゲストがいる。

  

オープナーは、「Lei e'」、バッシの曲、ジロットのケーナが素朴な味わい、そこに重なる栗林のヴォイス、じんわり温か。
疾走感ある栗林の「Forest and an Elf」、躍動感あるソプラノサックスとピアノ後ろの力強いベース。
詩の朗読が入る「Cattiva Lullaby」は、バッシの愛猫の曲とか、、温かな音色のベース奏でられるソロ、メロディをピアノ、サックスと引き継ぎ穏やかな時間。
ヴォイスとベースがユニゾンで始まる「2 de Abril」は、ジロットの哀愁曲、艶やかでどこか妖艶な雰囲気が素敵。
栗林の独唱ではじまる「Kojo No Tsuki 荒城の月」、ケーナの音色も郷愁を誘う。感情の高まりを経て、福島で独り暮らしをしている佐々木さんのハーモニカの音色が寂びしさを誘う。
栗林の曲「Halu」は、アコーディオンがゲストで参加、ゆったりした曲調ながら、バッシの高速超絶ソロをはじめメンバーの丁々発止が繰り広げられる。
ピアノ弾き語りはじまる栗林の「Children's Mind」、野原を遊びまわるようなメンバーの遊び心ある演奏が楽しい。
「Dark Wave」、あの大きな津波の事でしょう。人の心に盛り上がる恐怖のことでしょう。
激しい不安の中に詩が重く響く。。
シームレスに続く「Ombre nel buio」、叙情的なメロディ、情感ある演奏。
「Odaka」、湧き上がる感情の発露。
朗読とベース・ソロで始まる「The Loneliness of Godzilla」、哀愁とファンキーが同居。スカーシャマッキアのドラミングが演奏をプッシュ♪
ボーングで始まるドラマチックな「Odaka」の別ヴァージョン。
終演の別ヴァージョン「Lei e' 」は、朗読が添えられて。。強く想いをこめて。。

  

力強く正確なピッチで情感豊かに歌い上げるベースを中心に、才能溢れるメンバーたちが、詩情的なメロディで、芸術性高く彼らの想いを描きだす。
「アトミック・ベース」の背景を知らずとも、その演奏に引き込まれるはず。

  

 日本人、地球人としての大事な事に気づかしてもらう、大変意味深い作品。彼に感謝の気持ちを伝えたい。
「傷ついた人たちに温もり」をありがとうございます。

  

1.Lei e'
2.Forest and an Elf
3.Cattiva Lullaby
4.2 de Abril
5.Kojo No Tsuki
6.Halu
7.Children's Mind
8.Dark Wave
9.Ombre nel buio
10.Odaka
11.The Loneliness of Godzilla
12.Odaka (Alternative Version)
13.Lei e' (Alternative version)

  

Giuseppe Bassi (b)
Sumire Kuribayashi (p , vo)
Javier Girotto (ss, quena)
Giovanni Scasciamacchia (ds)
Antonio Moscatello (poetry, reading)
Vince Abbracciante (acco) #6
Hsueh Ju Wu (b) #12
Sasaki Seimei ( harmonica) #5

  

今日のおまけは、「Lei e'」

  

  

  

★ 「アトミック・ベース」★

  

自然や人間の苦しみを癒すための音楽を創り出したいとのジュゼッペ・バッシの想いから生まれたプロジェクト。
メンバーには、彼が2018年のイタリアでの公演で一聴惚れした日本のピアニスト、栗林 すみれがいる。
 彼女によると、東日本大震災で放射能により立ち入り禁止区域に指定された南相馬市小高区の人達の境遇に関心を抱き、

 

「全てを失くしてもまた一からその土地で生きようとする彼らの強さは何処から来るのかを知りたい、そして、その方々の為に演奏したい」

 

と、2019年に、アトミック・ベース・カルテットのツアーで来日した際に、小高の家々を訪ね、ベースを弾き、小高の人達とひとときを過ごしたとのこと。
その体験が、このアルバムに繋がっている。

  

  

んじゃ、退散♪

2020年4月 7日 (火)

洒脱な語り口のヴォーカルとピアノ… 『The Cole Porter Songbook / Chiara Pancaldi & Alessandro Galati』

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イタリアの静寂で叙情派の人気ピアニスト、アレッサンドロ・ガラティ。
同じくイタリアのチャーミングで透明感ある歌声が人気のキアラ・パンカルディ。
2人が共通して敬意を表するコール・ポーターの作品集が、2人が大好きな寺島氏の寺島レコードから♪

オープナーは、スキャットで大きな空間をのびのび飛翔する「Easy To Love」。
ガラティは、繊細な感覚で彼女をサポート。それは、インティメイトな雰囲気。
冒頭のシングルノートのピアノの一音、一音が心に響く「Just One of Those Things」、キアラも1語1語に感情を込めて歌い上げ、スキャットへ繋げる。
うっとりとするような語りかけ「Night and Day」、アップテンポになってから2人の息のあった演奏もいい感じ。
気品高く、詩の朗読のような「So in Love」、2人の表現力の豊かさにうっとり。
ガラティのピアノが情熱的に弾ける「All of You」も寸劇をみているよう。
ちょっとだけ妖艶な雰囲気「My Heart Belongs to Daddy」、ガラティとの絡みも聴きもの。
躍動感あるスキャットでピアノとスキップ「It's De-Lovely」。
ダイナミックに堂々と歌い上げる「Let's Do It」。
終演は、しっとりと語り合う「Dream Dancing」、ハートウォーミングな温もりを残し…おしまい。

しっとりと透明感に溢れ、表情も豊かなハートフルなヴォーカル。
そして、サポート役に徹しながらも、繊細で過不足ない吟醸味あるピアノ。
2人の軽妙洒脱でインティメイトな会話が素敵な1枚。

1.Easy To Love
2.Just One of Those Things
3.Night and Day
4.So in Love
5.All of You
6.My Heart Belongs to Daddy
7.It's De-Lovely
8.Let's Do It
9.Dream Dancing
Chiara Pancaldi (vo)
Alessandro Galati (p)

今日のおまけは、ちょうど良い動画が見つけられませんでした。。残念。

んじゃ、退散♪

2020年2月22日 (土)

甘くなりすぎないのがキモ 『Common View / Enrico Pieranunzi』

Common_view

 

御歳70歳のイタリアの至宝ピアニスト、エンリコ・ピエラヌンツィ、またも新作リリース!
が、、この作品は、前作『New Visions』よりも少し前に録音されているようですね。
こちらは、過去にも共演してきたオランダの名ベーシスト、イェスパー・サムセンと、スペインの元ブラッド・メルドー・トリオのドラマー、ホルヘ・ロッシーとの超強力な国際級トリオ。

 

オープナーの「Falling From The Sky」から、3人の息のあった演奏。ピアノとのユニゾンも印象的なサムセンの素晴らしいソロ。流麗、軽快に鍵盤を踊るピエランヌツィ。
ゆったりと静かに聴かせる「Silk Threads」。
ちょっとフリーに攻める「Sofa」、ロッシーのアプローチが面白い。
三位一体、高速で攻める「Turn In The Path」、強気のピアニズムに年齢は関係ない。
ビタースィートな華麗なフレージングが続く「Love Waiting Endlessly」。切れ味のよいスティック音が素敵な「Perspectives」。
ミニマルなフレーズを繰り返しながら変化していく「Instant Reveal I」。
エレガントな中に哀愁も漂う「Who Knows About Tomorrow」。
クールに互いに触発される「Instant Reveal II」。
哀愁あるフレーズで歌い上げる「Recuerdo」。
終演「Song For An August Evening」も、駄目押しのように続く美しく哀愁に溢れたメロディ。やっぱり、ストーリー性を強く感じますね。
叙情的な美しい旋律は残しつつ、強力なリズム隊との躍動感ある丁々発止のやりとりも聴ける。
少しビターでメランコリックな独特な節回しに、瞬発力のあるベースとドラムとの的確なサポート。時に、哀愁たっぷりに酔わせ、時にハード・ドライビングにスリル溢れる疾走…メリハリある展開。
幅広い音楽性で、常に探究心の塊、お決まりの?強気でフリーに展開する部分もある。
イタリアの持つ歌心が、甘くなりすぎないのが彼のキモ。

 

1. Falling From The Sky
2. Silk Threads
3. Sofa
4. Turn In The Path
5. Love Waiting Endlessly
6. Perspectives
7. Instant Reveal I
8. Who Knows About Tomorrow
9. Instant Reveal II
10. Recuerdo
11. Song For An August Evening

 

Enrico Pieranunzi (p)
Jasper Somsen (b)
Jorge Rossy  (ds)

 

今日のおまけは、ご本人があげていた「Song For An August Evening」。

 

 

リリースラッシュですにゃぁ。汗
んじゃ、退散♪

2020年2月14日 (金)

お疲れのあなたに、「My Funny Valentine」を…

Shades_of_chet

Enrico Rava (tp)
Paolo Fresu (tp)
Stefano Bollani (p)
Enzo Pietropaoli (b)
Roberto Gatto (ds)

バレンタイン・デイと「My Funny Valentine」は、全く、関係ないといって良いとおもいま〜す。
が、バレンタインつながりで、「My Funny Valentine」を聴くのが定番ですね。。汗
youtubeから引っ張り上げてきたのは、

★Enrico Rava & Paolo Fresu - My Funny Valentine★

『Shades of Chet』からですね。
このアルバムの素敵なところは、イタリアン・チェットのベテランお二人が揃い踏み。
そして、ステファノ・ボラーニがピアノを弾いている。
ええと、輪郭の甘い柔らかな感じのペットの方が、パオロ・フレスですね。
2人のトップ奏者がいるので、甘くなりすぎず、すっきり大人向け。

 

 

★素敵なバレンタイン・デイでありますように★

 

んじゃ、退散♪

2020年2月11日 (火)

相変わらず、チャーミング♪ 『Precious / Chiara Pancaldi』

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ジャズオーディオ・ディスク大賞2015のジャズヴォーカル部門金賞を受賞、イタリアのキアラ・パンカルディ。
ななんっと、この後、同国叙情派ピアニスト、アレッサンドロ・ガラーティとのデュオ作品もリリースされる!
Challenge Recordsの第三弾は、俊英のイタリアのピアニスト、ロベルト・タレンツィのトリオに、ギターとトランペットを2曲ずつ迎えたスタイリッシュ&ロマンチック盤。相変わらず、チャーミング♪
オープナーは、メンバーとの掛け合いも軽快な「Better To Grow」。
透明感ある爽やかな声を生かした「Nothing But Smiles 」、トランペットの浮遊感が曲想にぴったり。
エレピの響きが都会的「Urban Folk Song 」。ギターがアンニュイな雰囲気を醸し出す「Adeus」。
タイトル曲は、ピアノとのデュオ、しっとりとしたバラッド「Precious」。
強くに感情をこめた「 The Distance Between Us 」。
ピアノの変わって、ギターがメロディを奏でる「Songs Don't Grow Old Alone」。
ベース・ソロが素晴らしい「You And I (We Can Conquer The World) 」、現代的アプローチのエレピ。
終演は、美麗なピアノから始まる「Our Time」、ゆったりとしたバラッド。ふくよかななトランペットの音色が効果的。しっとりと、エモーショナルに歌い上げる…
語りかけるように歌詞を丁寧に歌い、透明感ある爽やかでチャーミングな魅力はそのまま、インストの熱い演奏に後押しされスキャットなども熱唱。
ストレート・アヘッドなバンドとの演奏で、メリハリある好盤ですかね。
1. Better To Grow 
2. Nothing But Smiles 
3. Urban Folk Song 
4. Adeus 
5. Precious (vo & p duo) 
6. The Distance Between Us 
7. Songs Don't Grow Old Alone 
8. You And I (We Can Conquer The World) 
9. Our Time
Chiara Pancaldi (vo)
Roberto Tarenzi  (p #1.2.4.5.6.9 , el-p  #3, 8)
Darryl Hall  (b) exc.#5
Roberto Pistolesi (ds) exc.#5
Diego Frabetti (tp) #2, 9
Giancarlo Bianchetti  (g)# 4, 7
今日のおまけは、ご本人があげていた新譜の宣伝動画。
先週末は、法事で実家にでかけていたのですが、、
どこかのタイミングで、感染性胃腸炎にかかったようで、、週明けは家に閉じこもっておりますです。あぁ、、辛かった。。
んじゃ、退散♪

2019年10月12日 (土)

緊張感の連続! 『Roma / Enrico Rava / Joe Lovano』

Roma
 
1960年代から演奏を続けるイタリア・ジャズ界の重鎮トラペッター、エンリコ・ラヴァ。
1975年『The Pilgrim and the Stars』がECMデビュー。
片や、ルーツがシチリアだというニューヨークで活躍する重鎮サックス奏者、ジョー・ロヴァーノ。初リーダー作は、今年リリースされた『Trio Tapes』
 
そんな2人が双頭バンドのローマでのライブ。
ご本人たちは、以前から意識?はしていたとのことだが、私的にまさかの共演にびっくり!
大物2人の共演とあって、バンド・メンバーも、新進気鋭の若手が集まり、超豪華版。
現在、ラヴァのバンドのピアニストであり、ECMで躍進する叙情派若手ピアニスト、ジョヴァンニ・グイディ。現代ジャズ界で八面六臂の活躍の天才ドラマー、ジェラルド・クリーヴァー。そして、ブラック・アメリカンの伝統を濃く受け継ぐ怒涛の勢いのベーシスト、デズロン・ダグラスと若き才能が並ぶ……!
 
オープナーは、ラヴァのダークなオリジナル「Interiors」。ロヴァーノに重なるように始まるラヴァ。気だるく哀愁をしのばせながらも難解な曲をそれぞれのソロも交えながら、山超え谷超え、アクロバティックに、おしまい部分が洗練されていておしゃれ。
続く「Secrets」もラヴァのオリジナル、冒頭から彼の絶好調の演奏が続き、ドラムが炸裂。ロヴァーノも雄叫びを。
シームレスに始まるロヴァーノも「Fort Worth」。前半のユニゾン、中盤からのベースとドラムのタイトなリズムにのってのロヴァーノの快進撃、ラヴァの怪演と最後まで緊張感が続く。
次曲もロヴァーノ曲、斬新でドラマチックなドラム・ワークがかっこ良い「Divine Timing」。抽象的でフリーの世界を跨いでいる感じ。ダークでクール。
終演は、メドレーで18分超え。ベース・ソロで始まるロヴァーノのオリジナル「Drum Song」にはじまり、ジョン・コルトレーンの「Spritual」、そして、スタンダード「Over the Rainbow」。
ダグラスの力強いベース・ソロに始まり、クリーヴァーが創り出す緊張感の中、ハンガリーの民族楽器を使ったロヴァーノとラヴァの熱さ、グイディの端麗なソロと聴きどころ満載。混沌でモーダルな「Spritual」。清い水の流れのような美しいグイディのソロからの「Over the Rainbow」。ひたすら、ひたすら美しい。こういう流れは、彼のソロのライブの時にもあったので、巨匠たちも一目置いているのでしょう…静かにソロのまま終演。
 
リーダー2人のオリジナルを中心に、かなりの緊張感ある演奏。
若手メンバーの好演も後押しし、互いの美意識を共有、そして、スリリングな即興のを展開!
話題の若手の凄腕を聴くチャンスですね。
 
1.Interiors
2.Secrets
3.Fort Worth
4.Divine Timing
5.Drum Song / Spritual / Over the Rainbow
 
Enrico Rava (flgh) 
Joe Lovano (ts , tarogato)
Giovanni Guidi (p)
Dezron Douglas (b)
Gerald Cleaver (ds)
 
今日のおまけは、ご本人があげていた「Interiors」
 
 
台風、、、どうやら、上陸確定。
どうか、皆さま、お気をつけて!
 
んじゃ、退散♪

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