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音楽で拡がる輪

JAZZ(Grazie Italia )

2020年5月10日 (日)

感謝を捧げたい…とても深い作品 『Atomic Bass / Giuseppe Bassi』

Atomic_bass

  

ジュゼッペ・バッシは、イタリアのベーシスト、作曲家。イタリア国内だけでなく、世界各国で名だたるアーティストと共演。リーダー作始め、多くの作品で演奏する、イタリア・ジャズの重要人物の1人。
 

  

ピアニスト&ヴォーカルに栗林 すみれ、スペイン生まれ 、アルゼンチン 育ちのマルチ ・リー ド奏者、ハビエル・ジロット、イタリアのドラマー、ジョヴァンニ・スカーシャマッキアが参加。
ジャーナリストのアントニオ・モスカテッロ氏が、曲にインスパイアされた詩と朗読など、、他にもゲストがいる。

  

オープナーは、「Lei e'」、バッシの曲、ジロットのケーナが素朴な味わい、そこに重なる栗林のヴォイス、じんわり温か。
疾走感ある栗林の「Forest and an Elf」、躍動感あるソプラノサックスとピアノ後ろの力強いベース。
詩の朗読が入る「Cattiva Lullaby」は、バッシの愛猫の曲とか、、温かな音色のベース奏でられるソロ、メロディをピアノ、サックスと引き継ぎ穏やかな時間。
ヴォイスとベースがユニゾンで始まる「2 de Abril」は、ジロットの哀愁曲、艶やかでどこか妖艶な雰囲気が素敵。
栗林の独唱ではじまる「Kojo No Tsuki 荒城の月」、ケーナの音色も郷愁を誘う。感情の高まりを経て、福島で独り暮らしをしている佐々木さんのハーモニカの音色が寂びしさを誘う。
栗林の曲「Halu」は、アコーディオンがゲストで参加、ゆったりした曲調ながら、バッシの高速超絶ソロをはじめメンバーの丁々発止が繰り広げられる。
ピアノ弾き語りはじまる栗林の「Children's Mind」、野原を遊びまわるようなメンバーの遊び心ある演奏が楽しい。
「Dark Wave」、あの大きな津波の事でしょう。人の心に盛り上がる恐怖のことでしょう。
激しい不安の中に詩が重く響く。。
シームレスに続く「Ombre nel buio」、叙情的なメロディ、情感ある演奏。
「Odaka」、湧き上がる感情の発露。
朗読とベース・ソロで始まる「The Loneliness of Godzilla」、哀愁とファンキーが同居。スカーシャマッキアのドラミングが演奏をプッシュ♪
ボーングで始まるドラマチックな「Odaka」の別ヴァージョン。
終演の別ヴァージョン「Lei e' 」は、朗読が添えられて。。強く想いをこめて。。

  

力強く正確なピッチで情感豊かに歌い上げるベースを中心に、才能溢れるメンバーたちが、詩情的なメロディで、芸術性高く彼らの想いを描きだす。
「アトミック・ベース」の背景を知らずとも、その演奏に引き込まれるはず。

  

 日本人、地球人としての大事な事に気づかしてもらう、大変意味深い作品。彼に感謝の気持ちを伝えたい。
「傷ついた人たちに温もり」をありがとうございます。

  

1.Lei e'
2.Forest and an Elf
3.Cattiva Lullaby
4.2 de Abril
5.Kojo No Tsuki
6.Halu
7.Children's Mind
8.Dark Wave
9.Ombre nel buio
10.Odaka
11.The Loneliness of Godzilla
12.Odaka (Alternative Version)
13.Lei e' (Alternative version)

  

Giuseppe Bassi (b)
Sumire Kuribayashi (p , vo)
Javier Girotto (ss, quena)
Giovanni Scasciamacchia (ds)
Antonio Moscatello (poetry, reading)
Vince Abbracciante (acco) #6
Hsueh Ju Wu (b) #12
Sasaki Seimei ( harmonica) #5

  

今日のおまけは、「Lei e'」

  

  

  

★ 「アトミック・ベース」★

  

自然や人間の苦しみを癒すための音楽を創り出したいとのジュゼッペ・バッシの想いから生まれたプロジェクト。
メンバーには、彼が2018年のイタリアでの公演で一聴惚れした日本のピアニスト、栗林 すみれがいる。
 彼女によると、東日本大震災で放射能により立ち入り禁止区域に指定された南相馬市小高区の人達の境遇に関心を抱き、

 

「全てを失くしてもまた一からその土地で生きようとする彼らの強さは何処から来るのかを知りたい、そして、その方々の為に演奏したい」

 

と、2019年に、アトミック・ベース・カルテットのツアーで来日した際に、小高の家々を訪ね、ベースを弾き、小高の人達とひとときを過ごしたとのこと。
その体験が、このアルバムに繋がっている。

  

  

んじゃ、退散♪

2020年4月 7日 (火)

洒脱な語り口のヴォーカルとピアノ… 『The Cole Porter Songbook / Chiara Pancaldi & Alessandro Galati』

The_cole_porter_songbook

イタリアの静寂で叙情派の人気ピアニスト、アレッサンドロ・ガラティ。
同じくイタリアのチャーミングで透明感ある歌声が人気のキアラ・パンカルディ。
2人が共通して敬意を表するコール・ポーターの作品集が、2人が大好きな寺島氏の寺島レコードから♪

オープナーは、スキャットで大きな空間をのびのび飛翔する「Easy To Love」。
ガラティは、繊細な感覚で彼女をサポート。それは、インティメイトな雰囲気。
冒頭のシングルノートのピアノの一音、一音が心に響く「Just One of Those Things」、キアラも1語1語に感情を込めて歌い上げ、スキャットへ繋げる。
うっとりとするような語りかけ「Night and Day」、アップテンポになってから2人の息のあった演奏もいい感じ。
気品高く、詩の朗読のような「So in Love」、2人の表現力の豊かさにうっとり。
ガラティのピアノが情熱的に弾ける「All of You」も寸劇をみているよう。
ちょっとだけ妖艶な雰囲気「My Heart Belongs to Daddy」、ガラティとの絡みも聴きもの。
躍動感あるスキャットでピアノとスキップ「It's De-Lovely」。
ダイナミックに堂々と歌い上げる「Let's Do It」。
終演は、しっとりと語り合う「Dream Dancing」、ハートウォーミングな温もりを残し…おしまい。

しっとりと透明感に溢れ、表情も豊かなハートフルなヴォーカル。
そして、サポート役に徹しながらも、繊細で過不足ない吟醸味あるピアノ。
2人の軽妙洒脱でインティメイトな会話が素敵な1枚。

1.Easy To Love
2.Just One of Those Things
3.Night and Day
4.So in Love
5.All of You
6.My Heart Belongs to Daddy
7.It's De-Lovely
8.Let's Do It
9.Dream Dancing
Chiara Pancaldi (vo)
Alessandro Galati (p)

今日のおまけは、ちょうど良い動画が見つけられませんでした。。残念。

んじゃ、退散♪

2020年2月22日 (土)

甘くなりすぎないのがキモ 『Common View / Enrico Pieranunzi』

Common_view

 

御歳70歳のイタリアの至宝ピアニスト、エンリコ・ピエラヌンツィ、またも新作リリース!
が、、この作品は、前作『New Visions』よりも少し前に録音されているようですね。
こちらは、過去にも共演してきたオランダの名ベーシスト、イェスパー・サムセンと、スペインの元ブラッド・メルドー・トリオのドラマー、ホルヘ・ロッシーとの超強力な国際級トリオ。

 

オープナーの「Falling From The Sky」から、3人の息のあった演奏。ピアノとのユニゾンも印象的なサムセンの素晴らしいソロ。流麗、軽快に鍵盤を踊るピエランヌツィ。
ゆったりと静かに聴かせる「Silk Threads」。
ちょっとフリーに攻める「Sofa」、ロッシーのアプローチが面白い。
三位一体、高速で攻める「Turn In The Path」、強気のピアニズムに年齢は関係ない。
ビタースィートな華麗なフレージングが続く「Love Waiting Endlessly」。切れ味のよいスティック音が素敵な「Perspectives」。
ミニマルなフレーズを繰り返しながら変化していく「Instant Reveal I」。
エレガントな中に哀愁も漂う「Who Knows About Tomorrow」。
クールに互いに触発される「Instant Reveal II」。
哀愁あるフレーズで歌い上げる「Recuerdo」。
終演「Song For An August Evening」も、駄目押しのように続く美しく哀愁に溢れたメロディ。やっぱり、ストーリー性を強く感じますね。
叙情的な美しい旋律は残しつつ、強力なリズム隊との躍動感ある丁々発止のやりとりも聴ける。
少しビターでメランコリックな独特な節回しに、瞬発力のあるベースとドラムとの的確なサポート。時に、哀愁たっぷりに酔わせ、時にハード・ドライビングにスリル溢れる疾走…メリハリある展開。
幅広い音楽性で、常に探究心の塊、お決まりの?強気でフリーに展開する部分もある。
イタリアの持つ歌心が、甘くなりすぎないのが彼のキモ。

 

1. Falling From The Sky
2. Silk Threads
3. Sofa
4. Turn In The Path
5. Love Waiting Endlessly
6. Perspectives
7. Instant Reveal I
8. Who Knows About Tomorrow
9. Instant Reveal II
10. Recuerdo
11. Song For An August Evening

 

Enrico Pieranunzi (p)
Jasper Somsen (b)
Jorge Rossy  (ds)

 

今日のおまけは、ご本人があげていた「Song For An August Evening」。

 

 

リリースラッシュですにゃぁ。汗
んじゃ、退散♪

2020年2月14日 (金)

お疲れのあなたに、「My Funny Valentine」を…

Shades_of_chet

Enrico Rava (tp)
Paolo Fresu (tp)
Stefano Bollani (p)
Enzo Pietropaoli (b)
Roberto Gatto (ds)

バレンタイン・デイと「My Funny Valentine」は、全く、関係ないといって良いとおもいま〜す。
が、バレンタインつながりで、「My Funny Valentine」を聴くのが定番ですね。。汗
youtubeから引っ張り上げてきたのは、

★Enrico Rava & Paolo Fresu - My Funny Valentine★

『Shades of Chet』からですね。
このアルバムの素敵なところは、イタリアン・チェットのベテランお二人が揃い踏み。
そして、ステファノ・ボラーニがピアノを弾いている。
ええと、輪郭の甘い柔らかな感じのペットの方が、パオロ・フレスですね。
2人のトップ奏者がいるので、甘くなりすぎず、すっきり大人向け。

 

 

★素敵なバレンタイン・デイでありますように★

 

んじゃ、退散♪

2020年2月11日 (火)

相変わらず、チャーミング♪ 『Precious / Chiara Pancaldi』

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ジャズオーディオ・ディスク大賞2015のジャズヴォーカル部門金賞を受賞、イタリアのキアラ・パンカルディ。
ななんっと、この後、同国叙情派ピアニスト、アレッサンドロ・ガラーティとのデュオ作品もリリースされる!
Challenge Recordsの第三弾は、俊英のイタリアのピアニスト、ロベルト・タレンツィのトリオに、ギターとトランペットを2曲ずつ迎えたスタイリッシュ&ロマンチック盤。相変わらず、チャーミング♪
オープナーは、メンバーとの掛け合いも軽快な「Better To Grow」。
透明感ある爽やかな声を生かした「Nothing But Smiles 」、トランペットの浮遊感が曲想にぴったり。
エレピの響きが都会的「Urban Folk Song 」。ギターがアンニュイな雰囲気を醸し出す「Adeus」。
タイトル曲は、ピアノとのデュオ、しっとりとしたバラッド「Precious」。
強くに感情をこめた「 The Distance Between Us 」。
ピアノの変わって、ギターがメロディを奏でる「Songs Don't Grow Old Alone」。
ベース・ソロが素晴らしい「You And I (We Can Conquer The World) 」、現代的アプローチのエレピ。
終演は、美麗なピアノから始まる「Our Time」、ゆったりとしたバラッド。ふくよかななトランペットの音色が効果的。しっとりと、エモーショナルに歌い上げる…
語りかけるように歌詞を丁寧に歌い、透明感ある爽やかでチャーミングな魅力はそのまま、インストの熱い演奏に後押しされスキャットなども熱唱。
ストレート・アヘッドなバンドとの演奏で、メリハリある好盤ですかね。
1. Better To Grow 
2. Nothing But Smiles 
3. Urban Folk Song 
4. Adeus 
5. Precious (vo & p duo) 
6. The Distance Between Us 
7. Songs Don't Grow Old Alone 
8. You And I (We Can Conquer The World) 
9. Our Time
Chiara Pancaldi (vo)
Roberto Tarenzi  (p #1.2.4.5.6.9 , el-p  #3, 8)
Darryl Hall  (b) exc.#5
Roberto Pistolesi (ds) exc.#5
Diego Frabetti (tp) #2, 9
Giancarlo Bianchetti  (g)# 4, 7
今日のおまけは、ご本人があげていた新譜の宣伝動画。
先週末は、法事で実家にでかけていたのですが、、
どこかのタイミングで、感染性胃腸炎にかかったようで、、週明けは家に閉じこもっておりますです。あぁ、、辛かった。。
んじゃ、退散♪

2019年10月12日 (土)

緊張感の連続! 『Roma / Enrico Rava / Joe Lovano』

Roma
 
1960年代から演奏を続けるイタリア・ジャズ界の重鎮トラペッター、エンリコ・ラヴァ。
1975年『The Pilgrim and the Stars』がECMデビュー。
片や、ルーツがシチリアだというニューヨークで活躍する重鎮サックス奏者、ジョー・ロヴァーノ。初リーダー作は、今年リリースされた『Trio Tapes』
 
そんな2人が双頭バンドのローマでのライブ。
ご本人たちは、以前から意識?はしていたとのことだが、私的にまさかの共演にびっくり!
大物2人の共演とあって、バンド・メンバーも、新進気鋭の若手が集まり、超豪華版。
現在、ラヴァのバンドのピアニストであり、ECMで躍進する叙情派若手ピアニスト、ジョヴァンニ・グイディ。現代ジャズ界で八面六臂の活躍の天才ドラマー、ジェラルド・クリーヴァー。そして、ブラック・アメリカンの伝統を濃く受け継ぐ怒涛の勢いのベーシスト、デズロン・ダグラスと若き才能が並ぶ……!
 
オープナーは、ラヴァのダークなオリジナル「Interiors」。ロヴァーノに重なるように始まるラヴァ。気だるく哀愁をしのばせながらも難解な曲をそれぞれのソロも交えながら、山超え谷超え、アクロバティックに、おしまい部分が洗練されていておしゃれ。
続く「Secrets」もラヴァのオリジナル、冒頭から彼の絶好調の演奏が続き、ドラムが炸裂。ロヴァーノも雄叫びを。
シームレスに始まるロヴァーノも「Fort Worth」。前半のユニゾン、中盤からのベースとドラムのタイトなリズムにのってのロヴァーノの快進撃、ラヴァの怪演と最後まで緊張感が続く。
次曲もロヴァーノ曲、斬新でドラマチックなドラム・ワークがかっこ良い「Divine Timing」。抽象的でフリーの世界を跨いでいる感じ。ダークでクール。
終演は、メドレーで18分超え。ベース・ソロで始まるロヴァーノのオリジナル「Drum Song」にはじまり、ジョン・コルトレーンの「Spritual」、そして、スタンダード「Over the Rainbow」。
ダグラスの力強いベース・ソロに始まり、クリーヴァーが創り出す緊張感の中、ハンガリーの民族楽器を使ったロヴァーノとラヴァの熱さ、グイディの端麗なソロと聴きどころ満載。混沌でモーダルな「Spritual」。清い水の流れのような美しいグイディのソロからの「Over the Rainbow」。ひたすら、ひたすら美しい。こういう流れは、彼のソロのライブの時にもあったので、巨匠たちも一目置いているのでしょう…静かにソロのまま終演。
 
リーダー2人のオリジナルを中心に、かなりの緊張感ある演奏。
若手メンバーの好演も後押しし、互いの美意識を共有、そして、スリリングな即興のを展開!
話題の若手の凄腕を聴くチャンスですね。
 
1.Interiors
2.Secrets
3.Fort Worth
4.Divine Timing
5.Drum Song / Spritual / Over the Rainbow
 
Enrico Rava (flgh) 
Joe Lovano (ts , tarogato)
Giovanni Guidi (p)
Dezron Douglas (b)
Gerald Cleaver (ds)
 
今日のおまけは、ご本人があげていた「Interiors」
 
 
台風、、、どうやら、上陸確定。
どうか、皆さま、お気をつけて!
 
んじゃ、退散♪

2019年5月20日 (月)

叙情たっぷり 『Duonomics / Michele Di Toro  Yuri Goloubev 』

Duonomics
 
ロマンチックな演奏で人気のイタリアの若手ピアニスト、ミケーレ・ディ・トロ。
名盤請負人の誉れ高いベーシストのユーリ・ゴロウベフとのデュオ作品。
3月のおしまいくらいにリリースされているのですが、4月5月があっという間に過ぎちゃったので、今頃にブログアップです。汗
1曲ずつオリジナル、あとはスタンダード。曲名をみただけでも、震えが来ちゃいそうな予感ですね。
 
オープナーは、「Gentle Rain」。美しいピアノの調べからはじまる。しっとり、体を包んでくれるような優しさ。ベースのソロも素晴らしい。エヴァンスの「B Minor Waltz」、切なさと優しさが寄り添った叙情的な世界。軽快に「If I Should Lose You」。
手垢に汚れた「You Don’t Know What Love Is」も、2人にかかればきらりと光る演奏に。
ピアニストのオリジナル「Nocturnal」は、ソロ・ピアノで。静かで淡々と進み、そのまま「What Are You Doing The Rest Of Your Life」へ。繋がりもスムースでスランダードへのリスペクトも感じる。そして、ベースのアルコがエモーショナルでピッチが正確、さすがクラシック畑の人。2人の会話は深い。白眉!
ベーシストのオリジナルで「ShwinGer」。とても、可愛いメロディ。超絶高速ベース・ソロも軽々と。
裏に表に息のあった演奏が続く「For All We Know」、「Darn That Dream」。本当に楽しそうに、演奏する2人。
終演は、濃密にやり取りをしながらも、明るく軽やかな「Like A Lover」。
 
 
やっぱり、ユーリ・ゴロウベフ巧いなぁ。呆れるくらい巧いっす。
 
互いのインプロゼーションに刺激されながらどんどん会話が進んでいく感じ。
ミケーレのピアノがリリカルでロマンチックでなかったら、壮絶な雰囲気になっちゃったかもね。
深い信頼関係で、全編、叙情豊かな世界となっています!
 
 
1. Gentle Rain
2. B Minor Waltz
3. If I Should Lose You
4. You Don’t Know What Love Is
5. Nocturnal
6. What Are You Doing The Rest Of Your Life
7. ShwinGer
8. For All We Know
9. Darn That Dream
10. Like A Lover
 
Michele Di Toro (p) 
Yuri Goloubef (b)
 
今日のおまけは、ベーシストがあげていた「B Minor Waltz」
 
 
んじゃ、退散♪

 

2019年4月19日 (金)

イタリアの哀愁溢れる 『ITALIAN JAZZ NIGHT @ イタリア料理イッシモ(4/18)』

ITALIAN JAZZ NIGHT @ イタリア料理イッシモ(4/18)
Giuseppe Bassi (b)  Fabio Bottazzo (g)
 
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イタリアのベーシスト、ジュゼッペ・バッシさまと新潟在住のイタリア人ギタリスト、ファビオ・ボッタッツォさまのデュオ。
イタリア料理店が会場のイタリア尽くしのライブ!
ジュゼッペさまは、去年の12月に、新発田市のジャズ喫茶バードで栗林すみれさまとデュオのライブをしていて、新潟市から聴きにいったのです。
今回は、新潟市内の古町にある「イタリア料理店イッシモ」さんでのジャズ・ライブ。
コースのお料理と乾杯スプマンテもついてるおしゃれなプランです。
予約順に席が決まっているとのことで、着席したらお友達と一番前の席だった!
2人まで、1メートルね。
 
スプマンテで乾杯が終わると、演奏が始まりました。
オープナーの曲を演奏し始めると、景色がセピア色に。
そして、テーマが流れると、私たちのテーブルの人たちは「あぁ〜」って感じ。
そう、みんなが知ってるニノ・ロータの名曲「ゴッド・ファーザー」愛のテーマ。
ビタースィートで、小粋な演奏にドキドキ。
ジュゼッペさまは、温かみのある重さのある音だけど、スピードが上がっても1音1音がはっきりしてて、音程は正確だし、スピード感があって、しかも、歌心にあふれている。
ファビオさまも、いつも以上に真剣な表情、、ベースの音を1音も聴き逃すまいという心意気が伝わってくる。
2曲めは、ファビオ・オリジナルで「ドンドランド」。ゆらぎのある優しい曲、二人の優しさに包まれた演奏にうっとり。そして、時折入るベース・ソロの速さにびっくり。ギターの後ろでのベース・ラインの安定感にうっとり。
3曲めは終始アップテンポで、裏に表に素晴らしい展開。あの速さでベースのソロを弾いたら普通は、機械的になるんだけど、グルーヴ感はもちろん歌いたくなるような楽しさ。
4曲めは、ジュゼッペ・オリジナル「Cattiva's Lullaby」、天国の愛猫に捧げた曲だって。朴訥としたメロディに、ジュゼッペさまの人柄が表れますね。ギターの響きも優しい……。
1セット目の最後は、有名な「Volare」、情熱的だけどスリリングでクールな演奏!
 
休憩中に、お土産(ゴジラの手ぬぐい)を渡しましたよ!
ワクワクしながら、、皆さんと歓談して、2セット目に突入。
 
2セット目も、エンニオ・モリコーネの「ニューシネマパラダイス」より 愛のテーマに始まり、ファビオ・オリジナル「Remembering Nino Rota」、ジュゼッペ・オリジナル「In Loneliness of Godzilla」、そして、「ローマよ今夜はふざけない」など、など。。
 選曲も演奏もイタリアの哀愁あふれる素敵過ぎるデュオでした!
2人とも1音1音が温かで柔らかで感情豊か。
音楽、歌の国を祖国に持つ情熱的な気持ちが、空気を震わせて伝わってきました。
 
「今夜は最高!」って、3回は叫んだともう。笑
 
そして、もう一つの主役のお料理。とても、本格的なイタリア料理でびっくり。
二人の音楽にぴったりな、美味しくておしゃれなお料理、そして、美味しいワイン!
はっきりいって 東京だったら倍の値段だと思う……絶対に、また、行こうと思っています。
新潟に住んでいて幸せだな、って、感じた夜でした。
 
んじゃ、退散♪

2019年3月30日 (土)

クインテットでコントラストを強調 『Avec Le Temps / Giovanni Guidi』

Avec_le_temps

 
ECMからすでに3枚のアルバムをだしているイタリアの次世代ピアニスト、ジョヴァンニ・グイディ。1月にあったイタリア会館でのソロ・ライブは、素晴らしい集中力で、全曲繋げたステージは、優雅で柔らかな光に包まれており、ほのかに甘い香りを楽しめました…。
今回は、彼のレギュラー・トリオに、イタリア人のサックス、ギターの加わったクインティット。タイトル曲以外は、彼のオリジナル。
 
オープナー、タイトル曲「Avec le temps」はトリオ。フランスのシャンソンの名手レオ・フェレの虚無感に満ちた美しい旋律を流れる水のごとく弾き続けます。空間を大きく使うギターの入った「15th of August」。追いかけるように重なるようにゆったりしたサックスの登場。一気に密度の濃い空間に。サックスが空間を切り裂くフリーキーな雄叫びを続ける「Postludium and a Kiss」。よーいドンで即興「No Taxi」。
サックスの奏でる憂鬱な調べ、不穏な雰囲気「Caino」。ピアノトリオで創り出す暗く不穏な空間「Johnny the Liar」の美しさ。長閑なギターの音色が美しい「Ti stimo」、サックスも朴訥に加わりゆったりと。
終演は、ポーランドを代表するトランペッターで、去年の7月に鬼籍に入ったECMの大先輩のトマシュ・スタンコに捧げた「Tomasz」。美しく、甘く切ないピアノ・トリオの演奏で。
 
アルペジオを多用した不思議な美しさを持ったグイディのピアノ。
オリジナルも多彩。いつもの安定のメンバーに、イタリアの俊英サックス奏者、フランセスコ・ベアルザッティと、イタリアの重鎮ギタリスト、ロベルト・セチェートが加わってコントラストをつけています。
 
1. Avec le temps
2. 15th of August
3. Postludium and a Kiss
4. No Taxi
5. Caino
6. Johnny the Liar
7. Ti stimo
8. Tomasz
 
Giovanni Guidi (p)  
Francesco Bearzatti  (ts)  
Roberto Cecchetto (g)  
Thomas Morgan (b)  
João Lobo (ds)
 
今日のおまけは「Avec le temps」。
 

 
そちらは、桜が咲いていますか?
この週末は横浜です。満開の桜が観れるかしら。。
 
んじゃ、退散♪

2019年3月 2日 (土)

まさに、春到来 『Carpe Diem / Paolo Fresu Devil Quartet』

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パオロ・フレスのデヴィル・カルティット。
『Stanley Music!』『Desertico』、と、2枚投稿していますが、、
このユニットの1枚目のアルバムは、2006年リリースの「すべての道はローマに通ず。(戯言編)」にあるように、Jazzitaliano Live2006の02番です。
投稿に、なんども「私的オールスター」と書いていながら、、去年の春にリリースされたこのアルバムを見逃していました…。つうことで、一年遅れての投稿。
最後の「Un posto al sole」をのぞいて、メンバーのオリジナル。

オープナーはギターのベボ・フェラの「Home 」、暗くひんやりした空間にフレスの美しいトランペットの音色が響き渡る。繊細にドラム、ベース、ギターが寄り添う。タイトル曲「Carpe diem」も、ベボ・フェラのオリジナル。フリューゲルとトランペットの多重録音、後ろに流れるカッティング、ドラムさばきがイカしてる。
フレス曲「In minore」、同じくトランペットとフリューゲルの多重録音がおいかけっこになっており、ベースソロも哀愁をただよわせる。哀愁の権化のような「Enero」、作曲者ベボ・フェラのギターが泣ける。
抽象的で実験的な音が続き緊張感ある「Dum loquimur, fugerit invida aetas 」。「Lines」は、ベースのダラ・ポルタの曲。ウォーキングベースにのって軽快なフレス。ダラ・ポルタのバラッド「Secret love」は、思いっきりスィートに。ドラムのステファノ・バニョーリの「Ballata per Rimbaud」、トランペットとギターの2つのラインが美しい。ダラ・ポルタの「Ottobre」、ブラシ中心のドラミングが活躍する穏やかな曲。アップテンポで疾走感のある「Un tema per Roma」は、フレス曲、一転、静かで穏やかにギターソロからはじまる「Human requiem」もフレス曲、朗々と歌い上げます。4人名義の「Quam minimum credula postero 」は、短いけれど即興の緊張感に満ちている。ステファノ曲「Giulio Libano」は、ラテンの哀愁たっぷり。
終演は、「Un posto al sole」、イタリアのドラマの主題歌らしい。ポジティブな感じの良い曲。ゆったりと肩の力の抜けた感じの演奏が素敵。

デヴィルの名前は、エンジェルとの比較ででてきたのだと思うのだけれど、、エレクトリック・サウンドとアコースティック・サウンドの塩梅がよくかっこよかったのです。
今回は、完全にアコースティック路線になっており、ちょっと寂しい気もします。
でも、ここから聴く人にとっては、、哀愁と郷愁の溢れる素敵な音楽だと思いま〜す。
そして、録音はあのステファノ・アメリオ、素晴らしい音源となっています♪
なので、このメンバーで来日してくださいな。

1. Home
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7. Secret love
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13. Giulio Libano
14. Un posto al sole

Paolo Fresu (tp, flh)
Bebo Ferra (g)
Paolino Dalla Porta b)
Stefano Bagnoli (ds)

今日のおまけは、ご本人があげていた「Ballata per Rimbaud」。

んじゃ、退散♪

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