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音楽で拡がる輪

JAZZ(Grazie Italia )

2021年10月17日 (日)

夜の中で…  『Notturno / Roberto Olzer Trio with Strings 』

Notturno
 
 
この秋は、「秋のピアノ・トリオ祭り」、、みたいな、ことになっていますよね。汗
 
澤野工房さんからは、メロウなイタリアのピアニスト、ロベルト・オルサーが、10曲中5曲にストリングスのはいったアルバムを出しました。
タイトルはイタリア語で「夜想曲」、夜からインスパイアされた作品集のようです。
澤野工房では、鉄板のメンバー、ベースはユーリ・ゴルベフ、ドラムはマウロ・ベッジオ。
 
オルサーのオリジナル5曲、ゴルベフ1曲、ショパンやメンデルスゾーンなどクラシックの曲も含めて、全10曲。録音とマスタリングは、ステファノ・アメリオ。
 
オープナーから思いっきり哀愁溢れ、情緒たっぷりなオルサー曲「 Images 」。
リリカルなピアノ、繊細に変化していく感情の機微を見事に拾い上げるベースとドラム。
感情の高まりを美しく表現したショパンの「Étude, Op. 10 No. 6」。
冒頭からストリングスの音色で引き込むメンデルスゾーンの「Andante con moto, from ʻItalianʼ Symphony 」、身の置き所がないくらい心を揺さぶられる、ベース・ソロが素晴らしい。
一転、リズミカルに始まった「My Funny Valentine 」は、メリハリと躍動感があり、部分的につかっているストリングスも効果的。
新世紀エヴァンゲリオンから綾波レイのテーマ「Rei I, from Neon Genesis Evangelion 」、ストリングスがしっとりと絡みつき、浮遊感あるメロディと相まってミステリアス。
ゴルベフ曲「Milano Rain」、濡れた石畳が浮かび上がるようなエレガントさ。
タイトル曲でオルサーのオリジナル「Notturno」、冒頭、銀河の中に投げ出されたような美しい音の数々、星々の間を漂うような感覚、ストリングスが入ってふと我に帰る。どこまでも、細やかに、優しく柔らかく。
ストリングが情感を誘うオルサー曲「Eveline」、アイルランドのジェイムズ・ジョイスの「ダブリンの市民」からエヴリンを想って。
オルサー曲「Touchdown」、少しサスペンス・タッチでスリリングに、流麗なピアノ、色彩豊かなドラム・ソロ。
終演は、ヘンリー・パーセルのオペラより「Dido's Lament, from ʻDido and Aeneasʼ」。重厚なベースのソロに導かれはじまる哀歌。死と暗闇の重さ、深遠なる心の闇。
 
「with Strings」と、ありますが、全編に使われているわけではなく、
要所要所に、感情の起伏を増幅するような感じで入っています。
基本は、この哀愁とロマンチシズムを持ったトリオの、繊細な感覚の美しい演奏。
夜にぴったりな落ち着いたアメリオの音色で、
オルサーたちの思い描く夜のひとコマひとコマを堪能してくださいね。
 
 
1. Images 
2. Étude, Op. 10 No. 6 
3. Andante con moto, from ʻItalianʼ Symphony 
4. My Funny Valentine 
5. Rei I, from Neon Genesis Evangelion 
6. Milano Rain 
7. Notturno 
8. Eveline 
9. Touchdown 
10. Dido's Lament, from ʻDido and Aeneasʼ

Roberto Olzer (p)
Yuri Goloubev (b)
Mauro Beggio (ds)

Strings  #03, 04, 05, 07, 08 
 Leonarddo Giovine (vin)
 Lucia Zazzaro (vla)
 Antonio Merici (vc)
 
今日のおまけは、ご本人があげていた「Notturno 」。
 
 
 
 
んじゃ、退散♪
 

2021年10月 9日 (土)

極北の空気も感じられる 『Skyness / Alessandro Galati Oslo Trio』

Skyness


 

『Cold Sand』をリリースする直前の2017年の1月の録音だそうですよ。

なぜに、リリースされなかったか、、それは、分かりませんが、、

 

宣伝文には、

「澤野工房がリリースを躊躇してしまった最高傑作にして熟成させていた未発表作品。」

と、あります。

そして、その音源を今年になって、澤野社長が寺島レコードに持ち込みリリースに至ったとのこと。

きっと、、私たちが知らなくても良い「大人の事情」があるのでしょう。。

 

ガラティのさまの新譜であれば聴いてみたいのが、ファン心。

そして、ヤン・エリック・コングスハウグをエンジニアに迎えレインボー・スタジオで録音、マスタリングは、ステファノ・アメリオ!!

しかも、「Oslo Trio」とあり、ベーシストが、私の好きなベーシストの一人、あのマッツ・アイレットセンではありませんか。。

ポチりましたよぉ♪

 

彼のオリジナルが7曲、即興が2曲、ジョン・レノンの1曲で全10曲。

 

オープナーは、美しくも緊張感を持つ「Rob as Pier」、哀愁あるメロディを3人で紡ぎあげていく。

柔らかで丸みのあるピアノの音で、余韻を大切にした演奏、ベースのソロも叙情的。

暗く少し重めな雰囲気の「In My Boots」、抽象的で大きな空間を持つ「 Balle Molle」。

2つある即興演奏のひとつ「Flight Scene #1」、タイトル「飛行」は自由に飛翔する3人のイメージからのよう。力強いベース・ソロから始まって、それぞれが即発されながら音の響きを確認しあっている感じ。

「Raw Food」、アルコやシンバル音が繊細に重なり合う中、とても内省的な演奏。

それぞれの音の響きと即答力を最大限に大切に、2つ目の即興「Flight scene #2」。

悲壮的なムードを大きく感じる「Entropy」、ベースとドラムの創造力を強く感じる。

昔から好きだったというジョン・レノンの「Jealous Guy」、冒頭はピアノで柔らかなにメロディを奏でる。叙情豊かなベース・ソロが、、また、泣ける。

終演はタイトル曲「Skyness」、彼が考えた新造語だそうです。北に向かう飛行機の中、空との一体感から生まれた言葉のよう。ノルウェーに広がる凍える広大な大地。そこから生まれる虚無感、、音楽家の彼はそれを音楽として残したかったのだとおもいます。

 

彼のピアノの音は、溶けかかった氷のような、、透明で濡れた美しさがあると思うのですが、、

本当に、その一音一音の余韻までを綺麗に再現しているので、ドキドキしちゃいます。

アイレットセンのベースは、重すぎず軽すぎず、理想的。

ドラムのヴィナッチャも、繊細且つ大胆な音選び。

3人で、ガラティの目指す、「ひとつひとつの音が響き合うことの結果が創り出すサウンド」を創り出してます♪

 

ガラティの叙情はそのまま、極北の空気も感じられる1枚。



1. Rob as Pier
2. Silky Sin
3. In My Boots
4. Balle Molle
5. Flight Scene #1
6. Raw Food
7. Flight scene #2
8. Entropy
9. Jealous Guy
10. Skyness

Alessandro Galati  (p)
Mats Eilertsen  (b)
Paolo Vinaccia  (ds)

 

今日は、ちょうど良い音源がみつかりませんでした。m(_ _)m

 

パオロ・ヴィナッチャは、イタリア出身でオスロに住んでいたドラマーです。

この録音の2年半後、2019年の7月に65歳で鬼籍に入っています。

このアルバムの立役者の一人である、録音エンジニアのヤン・エリック・コングスハウグも、2019年の11月に鬼籍に入っています。

もう少し、早く、リリースできたらよかったですね。

 

謹んで、ご冥福をお祈りいたします。

 

んじゃ、退散♪

2021年8月22日 (日)

モリコーネに捧げた 「Morricone Stories /  Stefano Di Battista」

Morricone_stories


 

イタリア出身のベテラン・サックス奏者ステファノ・ディ・パティスタの新作は、2020年7月に鬼籍に入った祖国イタリアの映画音楽の巨匠、エンニオ・モリコーネへのトリビュート作品。
誰もが知る有名曲から、世界発演奏の未発表曲「Flora」を含む知られざる名曲まで全13曲。

フランスの若手有望ピアニスト、フレッド・ナルディン、ベースは、ダニエーレ・ソレンティーノ、ドラムはフランスのベテラン・ドラマー、アンドレ・チェッカレリ。

バティスタは、フランスを中心に活動しているようで、仏伊混合チームですね。

 

オープナーは、映画 "What have you done to Solange?" から「Cosa avete fatto a Solange」、透明感のあるバティスタのサックスがメロディアスに踊り出す。

続いて "Fear over the City"からスリリングに「Peur sur la ville 」。

美しいピアノの演奏に誘われて切なく哀愁を纏った「La cosa buffa」、同タイトルの映画から。

同タイトルの映画から「Veruschka」、流麗なサックスのフレージング、流れるようなピアノのフレージング、息のあったピアノ・トリオのサポートを得て生き生きと泳ぐバティスタ。

"Once Upon a Time in America"から「Deborah's Theme 」、朗々と噴き上げる演奏、すぅ〜と、胸に染み込む。

 

スリリングにアップテンポに駆け抜ける「Metti, una sera a cena」も同タイトルの映画から。

"1900"から「Apertura della caccia 」、抒情豊かな爽やかな風が吹き抜ける。

秘めた情熱を吹き上げる"The Great Silence"からの「Il grande silenzio」での陰りある演奏。

世界初の演奏となる未発表曲「Flora」の伸びやかで美しいこと。。


スリリングでミステリアスな"Sunday Woman"からの「La donna della domenica」、シャープなピアノが◎。


"The Mission"からは、ソプラノでエモーショナルに「Gabriel's Oboe」。

終演は、同タイトルの映画から「The Good, the Bad and the Ugly」、情感込めて力強く。

 


 

ワンホーンのシンプルな編成で、透明感のあるサウンドが繰り広げられます。

モリコーネの映画音楽が中心で、難解なことはあまりしていないのですが、

モリコーネの音楽をジャズとして彩っていました。肩の凝らないサウンド。



1. Cosa avete fatto a Solange (from ""What have you done to Solange?"")
2. Peur sur la ville (from ""Fear over the City"")
3. La cosa buffa
4. Veruschka
5. Deborah's Theme (from ""Once Upon a Time in America"")
6. Metti, una sera a cena
7. Apertura della caccia (from ""1900"")
8. Il grande silenzio (from ""The Great Silence"")
9. Flora
10. La donna della domenica (from ""Sunday Woman"")
11. Gabriel's Oboe (from ""The Mission"")
12. The Good, the Bad and the Ugly

Stefano Di Battista ( as, ss )
Fred Nardin (p)
Daniele Sorrentino (b)
Andre Ceccarelli (ds)

 

 

今日のおまけは、ご本人があげていた「Deborah's Theme」。

 


 

んじゃ、退散♪



2021年8月 4日 (水)

ちょっと妖しくビターなテイスト 『Indaco Hanami /  Trio Kàla  ( Rita Marcotulli, Ares Tavolazzi, Alfredo Golino)』

Indaco_hanami
イタリアのベテラン・ピアニスト、リタ・マルコチュリの新譜。
「 Trio Kàla 」と名付けられたピアノ・トリオのメンバーは、ベーシストのアレス・タヴォラッツィと、イタリアのドラマーのアルフレード・ゴリノ、、全員が、ベテランの精鋭揃い。
オープナーは、叙情的に始まる「Indaco」、プログレッシブな激しさをみせ、冒頭から一筋縄ではいかない。

仄暗さと美しさを持った「Bobo's Code」。
シリアスなドラム・ソロから始まるレノン・マッカートニーの「Lady Madonna」、ファンクなアレンジ、弾けるビートが斬新。
イタリアのシンガー・ソングライター、ピーノ・ダニエレの「Napule È」、リリカルなピアノ、トリオはグルーヴィな演奏。
アメリカのシンガー・ソングライター、ランディ・ニューマンの「 I Think It's Going To Rain」、ゆったりとしっとりと。
3人の名義の「Dialogues」、個性のはっきりした対話が続く。
再び、ピーノ・ダニエレの曲「Quando」、ビターなサウンドでミステリアス。
ドラムのアルフレード・ゴリノはナポリ出身のようなので、同じナポリ出身のピーノ・ダニエレに思い入れがあるのでしょうか。。
繊細さとダイナミックな躍動感が同居する「Cose Da Dire」、ノリノリですね。

終演は、イタリアを代表する音楽家、ニノ・ロータの「Romeo And Juliet」、透明でリリカルで美しいピアノ・ソロで始まり、トリオで心象風景を投影する。

難解すぎず、凡庸でなく、欧州叙情派だなぁ、、と、しみじみ。
ちょっと、妖しいビターなところが好き。。
1. Indaco 
2. Bobo's Code 
3. Lady Madonna 
4. Napule È 
5. I Think It's Going To Rain 
6. Dialogues 
7. Quando 
8. Cose Da Dire 
9. Romeo And Juliet 

Rita Marcotulli (p)
Ares Tavolazzi (b)
Alfredo Golino (ds)
今日のおまけは、ドラマーがあげていた「Quando」。
全国的に猛暑ですねぇ。
新潟も猛猛暑でございます。。
んじゃ、退散♪

2021年7月11日 (日)

誰かを笑顔に 『Una Notte Di Coprifuoco / Roberto Olzer  / Max De Aloe』

Una_notte_di_coprifuoco
 
イタリアのピアニスト、ロベルト・オルサー、日本でも人気のピアニストですよね。
新作は、同じイタリアのクロマティック・ハーモニカ奏者、マックス・デ・アロエのデュオ作。
コロナ禍にオルサーの自宅で録音されたそうで、500枚限定で手書きのシリアルナンバー入り。もちろん、サインも入っている。
ジャケットも一枚一枚違うそうで、私のは白地に爽やかな黄色で線が塗り重ねられている。
 二人のオリジナル4曲と、スタンダードやミュージシャン曲などで全10曲。
 
オープナーは、タイトルトラック、アロエの「 Una notte di coprifuoco」、透明感のあるピアノに誘われてハーモニカが歌う、哀愁を纏いながら、サラリとくどくならずに。
パット・メセニーの『Secret Story』から「Always and forever」、これがハーモニカとピアノにもぴったりくる。
ハーモニカをアコーディオンに持ちかえて、ビルフリの「Strange Meeting」、静寂な不思議な響き。
優しい穏やかな音風景「The nearness of you」。アリエル・ラミレスの「Alfonsina y el mar」、胸に沁みる美しさ。
フランスの作曲家、ガブリエル・フォーレの「Pavane, op. 50 」、淡々と。
オルサー曲「A ballad」、穏やかで柔らかな中に、希望の見えるような素敵な演奏。
フランシス・プーランクの「Andante, from Piano Concerto 」ゆったりゆっくり。
オルサーの「Epilogo」、ミステリアスな仄暗い時間がすぎていく、オルサーの「Epilogo」。
終演は、アコーディオンに持ち替えたアロエの「Ore giorni mesi」、二つの鍵盤が哀愁を奏でる…。
 
穏やかで優しい時間でした。
このアルバムには、それぞれ違ったメッセージが入っています。
私には、下のお手紙が入ってました。
このアルバムを聴いて、笑顔になってくれる人がたくさんいますように。
 
1. Una notte di coprifuoco 
2. Always and forever
3. Strange Meeting 
4. The nearness of you 
5. Alfonsina y el mar 
6. Pavane, op. 50 
7. A ballad 
8. Andante, from Piano Concerto 
9. Epilogo 
10. Ore giorni mesi 
 
 

Max De Aloe (chromatic harmonica, accordion)
Roberto Olzer (p) 
 
今日のおまけは、たぶん、マックス・デ・アロエがあげたと思われる「Una notte di coprifuoco 」。
 
 
これが、私のアルバムに入っていたお手紙。
 
Letter
 
 
「今日、誰かの笑顔の理由になってください ❤️」
 
って、感じらしいです。
頑張ります。笑
 
んじゃ、退散♪



2021年4月25日 (日)

ヤられたッ! 『Islands / Alboran Trio』

Islands
 
 
ブログを始めて間も無い頃、ブログ仲間に推薦されて、すぐに恋に落ちたアルバムがある。
それが、このトリオのデビュー作『Meltemi』
2006年リリースだけど、ブログにあげたのは2007だった。
この後、同じACTレーベルから1枚リリースし、ながらく音信不通だったのだが、、、
チェックの甘い私は、年末になって、ドラムが変わったAlboran Trioが、自主出版でアルバムをだしたのを某ジャズ批評の選考で知ったのだった。。汗
しかも、金賞とってしまった。。あぁ、、クリスマス・シーズンだったしねぇ。。(ぼやき)
 
気がついた頃には、手に入りにくくなってしまっていて、今頃、聴いているわけです。汗
録音は、ステファノ・アメリオ、各楽器の音が輪郭が綺麗に撮れていて、臨場感がありますよね。
 
ピアノとベースのユニゾンから始まる「Les Voix S’En Vont」。叙情的な中にも明るさがある。
パーカッションの音に遠くアフリカを感じる「Human」。
ブラシで引き締まる「Canto Quantico」。
「Earth Breath」疾走感あるパーカッション、空を泳ぐピアノ、ベース。
哀愁浮遊系「Puerto Natales」。
3人の強い個性が綺麗にまとまった「Multiple Frames」。
少しダークでアヴァンギャルドな「In Un Altrove」、これ、かっこいいです。
どうなんでしょ、Alboran Trioのイメージとは少し違うのかもしれませんが、こういう曲でそれぞれのレベルの高さがよくわかる気がします。
「Frug」、スティック音も素晴らしい。ドラマーのフェルディナンド・ファラオは、欧州のドラマーらしくドラムとパーカッションの両刀使いなのですが、どの曲でも創造力豊かな素晴らしい叩きっぷり。そして、歪ませたアルコが入って先鋭的。
ベース・ソロから始まる「L'origine E’La Meta」は、叙情的トリオ演奏。
どこか東洋的な調を感じる「Due Passi Nel Mare」、日本で人気があるわけですよねぇ。
ピアノとベースの掛け合いがお見事「Triodiversity」。
抽象的な美しさ「Essential Is No Longer Visible」。ミステリアスで疾走感ある「Willywaw」。
終演は、不思議な雰囲気を持った「Arriva Entre Los Picos 」、3人の個性全開、白眉。
 
 
久しぶりに聴いたのですが、やっぱり、日本人の感性にあった情緒を持ってる気がします。
特に、ピアノが。。リリカル&叙情的で片付けられそうなのですが、
かなり芯の強い個性的なトリオかと…ヤられた。。
 
 
1. Les Voix S’En Vont
2. Human
3. Canto Quantico
4. Earth Breath
5. Puerto Natales
6. Multiple Frames
7. In Un Altrove
8. Frug
9. L'origine E’La Meta
10. Due Passi Nel Mare
11. Triodiversity
12. Essential Is No Longer Visible
13. Willywaw
14. Arriva Entre Los Picos 
 
Paolo Paliaga (p)
Dino Contenti (b)
Ferdinando Farao (ds)
 
今日のおまけは、ご本人たちがあげていたオープナーの「Les Voix S’En Vont」。
 
 
んじゃ、退散♪

2021年3月13日 (土)

春光うららか、パオロ・フレスの詩心 『Tempo Di Chet / Paolo Fresu』

Tempo_di_chet
 
イタリアン・チェットことパオロ・フレスのチェット・ベイカー・トリビュートで〜す。
2018年にリリースされたものなのですが、今年になって日本盤だけCDでリリース。
なんと、初国内版だそうです。驚
 
 
ピアノは、らっぱ吹きでもあるディノ・ルビーノ。ベースは、マルコ・バルドスチア。
どうなんだろう。。?
共通点は、イタリア人、そして、ロマンチシズムだろうか。。
基本は、ドラムレスで、3曲目と12曲目には、フレスのデヴィル・カルテットのドラマー、ステファノ・バニョーリが参加♪
 
 
フレスは、イタリアで制作された演劇「Tempo Di Chet」の音楽監督だった。
そして、これはそのサウンド・トラック。
チェット由縁の曲もあるけど、彼らの粋なオリジナルが、なんというかチェットの面影が濃厚で素敵だ。
 
 
オプナーの「But Not For Me 」から終演の「When I Fall In Love」まで、フレスの肉声を通して、チェットが語りかけてくる。
その柔らかな音色、空間を大きく使い、朗々と時に囁くように語る詩人、フレス。
メンバーとのやりとりも、大らかでロマンチシズムに溢れている。
 
 
気を衒わず、高いスキルを持ったアーティストたちが、詩心満載で、チェットをオマージュする。
春光うららか、踊り出したくなるような一時間強だった。
トランペット好き、チェット好き、是非、どうぞ。
 
 
 
1. But Not For Me
2. The Silence Of Your Heart
3. Palfium
4. Postcard From Home
5. The Beatniks
6. Fresing
7. Everything Happens To Me
8. Chat With Chet
9. Hotel Universo
10. My Funny Valentine
11. Hermosa Beach
12. Jetrium
13. Catalina
14. When I Fall In Love 
 
 
 
Paolo Fresu (tp, flh)
Dino Rubino (p)
Marco Bardoscia (b)
Stefano Bagnoli (ds) #3 #12
 
 
 
今日のおまけは、ご本人があげていあた「The Silence of Your Heart」。
沁みるぅ〜♪
 
 
 
 
日本語版なので、神谷ハヤト氏の書いたライナー・ノーツも楽しみにしていた。
フレスは、ネットに繋がったミレニアムの頃に、ジャズ友たちに教えられたアーティスト。
考えてみたら、イタリア語はチンプンカンプンだし、英語はいまいちな私には、日本語で読むフレスの経歴に頷きっぱなし。笑
そう、彼の生まれ故郷なので、サルディーニャ島に行ってみたいのよねぇ。
そして、あのCD持ってる、このCDないかも、、と、一喜一憂。笑
 
 
「チェットの全てが大好きだ」
 
 
と、語る、フレスからのお手紙も付いている。。
私も、、語ろう・・。
 
 
「フレスの全てが大好きだ」
 
ステファノ・アメリオの録音は、良い音というか…温かでハートフルな音。
なぜか、生演奏を拝んだことのない。
次回、来日したら、絶対にライブに行きたいぞぉ!
 
 
んじゃ、退散♪
 

2020年12月25日 (金)

パオロ・フレスの歌心がたまりません… 『L’equilibrio di Nash / Roberto Cipelli with Paolo Fresu』

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今日は、クリスマスなので、静かで、穏やかなアルバムをかけたいとおもいます。
 
パオロ・フレスは、大好きなイタリアのトランペッター&フリューゲル奏者。
35年続いている彼バンドのピアニスト、ロベルト・シッペリとデュオのアルバムがこのアルバムです。
二人は、チェット・ベイカーとポール・ブレイのデュオ『Diane』を念頭にアルバムを作成。
 
必要最小限のピアノとフリューゲルの音色に癒される「Donna dona 」が、オープナー。
「Alfonsina y el Mar」の哀愁は、ミュート・トランペットで奏でる。
シッペリのオリジナル「Il momento perfetto」、軽快な丁々発止のやりとり。
ストレートに、チェットとブレイへの敬愛を感じる「Little Girl Blue」。
少しダークな空気での即興「Strategia 1 」。
軽快なやりとりが楽しい「Parlami d’amore Mariù 」、後半に現れる「But not for me」のメロディも楽し!
スティングの名曲「Practical Arrangement 」、シッペリはローズを奏で、フレスの多重録音…響きが胸に沁みる。
シッペリのオリジナル「L’uomo ironico」、ユニゾンも入る軽快さ。
沈んだ空気、少しシリアスな雰囲気の即興「Strategia 2」。
嘆きが浮かび上がる「Lasciatemi morire」。
シッペリのオリジナル「Stillness」、ローズの音色が異世界に運ぶ。
カエターノ・ヴェローゾの「Coraçao Vagabundo」を朗々と。
自由度の高い即興「Strategia 3」。
再び、クラウディオ・モンテヴェルディの曲で「Lamento della ninfa 」しんみり美しい。
タイトル曲でシッペリのオリジナル「L’equilibrio di Nash (Per Moni) 」二人の均衡がお楽しみ。
夢見るような「Pure Imagination」。
終演は、穏やかで美しい「Can’t Help Singing 」
 
終演後、1分半ほどそのまま待ちましょう。
彼らからのクリスマス・プレゼント?、ショパンの「Preludio n° 20 in do min op. 28」が淡々と始まりますから。
 
二人のストレートな歌心が素晴らしい。フレスの歌心がたまりません…。
嫌なことが多かった年ですが、年の瀬はこんなゆったりした音楽で過ごしたいですね。
 
 
1.Donna dona 
2.Alfonsina y el Mar 
3.Il momento perfetto 
4.Little Girl Blue 
5.Strategia, pt. 1 
6.Parlami d’amore Mariù 
7.Practical Arrangement 
8.L’uomo ironico
9.Strategia, pt. 2 
10.Lasciatemi morire 
11.Stillness 
12.Coraçao Vagabundo 
13.Strategia, pt. 3
14.Lamento della ninfa 
15.L’equilibrio di Nash (Per Moni) 
16.Pure Imagination 
17.Can’t Help Singing 
 bonus track
 Preludio n° 20 in do min op. 28 
 
Roberto Cipelli (p, fender rhodes)
Paolo Fresu (tp, flh)
 
 
今日のおまけは、シッペリご本人があげていた「Donna dona 」
 
 
これは、買わずにいられませんでしょ?
 
★ Happy Holidays ★
 
 
今年も、オタクのクリスマスにお付き合いくださってありがとうございました。m(_ _)m
そして、zawinulさま、教えてくださってありがとうございました!
イタリアのレーベルから飛ばしたので、年内間に合わないか?って、おもいましたが、とどきました。
 
んじゃ、退散♪

2020年11月18日 (水)

静かに、深く、胸に響きます…『Jazz Vs Corona Vol.1 / Bebo Ferra』

Jazz_vs_corona_vol1
 
イタリアの伊達男のお一人で、イタリアのラルフ・タウナーとも呼ばれるギタリス、ベボ・フェラ。
なんと、コロナ禍の最中に自宅録音で、アコースティック・ギターのソロ演奏のアルバムを出していました。(1曲だけ、パオロ・フレスやリタ・マッコチュリといったメンバーの演奏あり)
もう、「しまった、しまった」を、なんど言っても後悔の嵐ですわ。
サブスクでも、全曲聴けるのですが、彼の好きなビル・エヴァンス 由来の曲も多く曲名眺めただけでも購入意欲倍増、その上彼好きなキング・クリムゾンの「Moonchild」も演奏してて、音源を聴いたら一発でノック・アウト。それはそれは、秀逸な彼のオリジナルも3曲入っていて、「僕の好きな曲弾いてみました」状態。
って、ことで、我が家に4ヶ月遅れでやってきました。m(_ _)m
 
オープナーの「Gran Torino」の深く胸に響き渡るギターの音色が素晴らしい。
その後も、繊細な陰影ある表現で魅了していく。
「Moonchild」の静謐な流れに聴き惚れていると「Very early」に人肌を 感じる。
イタリア曲「Bella ciao」は、フレスのフリューゲル、マッコチュリのピアノ、マルコ・デシーモのチェロに、朗読・歌も重なる豪華トラック。
気持ちが優しくなる「I fall in love too easily 」経て、オリジナルで哀愁たっぷり「Luna di mezzogiorno 」になると、懐かしさでいっぱいになる。ダラ・ポルタとのデュオ『Bagatelle』で沢山聴いたよなぁ。しみじみ。。
ハビエル・ジロットとのデュオ『Kaleidoscopic Arabesque』にもあった「Paoletta 」、ソロのメランコリック度も最高。
もう1曲のオリジナルは新曲だろうか?少しアグレッシブで強さを感じる「A nice day」。
終演はボーナストラックとのことで、タイトルそのものに強い願いを込めて「You must believe in spring 」。
 
静かに、深く、胸に響きます。
 
1.Gran Torino
2.Waltz for Debby 
3.Isfahan 
4.Moonchild 
5.Very early 
6.Bella ciao 
7.I fall in love too easily 
8.Luna di mezzogiorno 
9.Paoletta 
10.E se domani 
11.A diosa – No potho reposare 
12.Prelude to a kiss 
13.A nice day 
14.Body and soul 
15.You must believe in spring 
 
Bebo Ferra (g)
with
Paolo Fresu (flh) #6
Rita Marcotulli (p) #6
Marco Decimo (cello) #6
Sergio Sgrilli (reciting voice) #6
 
今日のおまけは、ご本人があげていた「Waltz for Debby」。
 
 
 
 
 
もう、疲れた心に癒しまくりなので、感染拡大の中疲れ切ったあなたに全部どうぞ。
 
 
 
 
ええとね、友人がオープンさせるカフェ「Pöllö(ポロ)」の試食会に、ベボ・フェラの新譜を持ち込んじゃいました。
ウッディな空間に響く深いギターの音色に酔いまくりましたね。
 
んじゃ、退散♪

2020年11月12日 (木)

しまったぁ!! パオロ・フレスのデュオが。。

しまったぁ!! パオロ・フレスのデュオが。。

L’equilibrio di Nash / Roberto Cipelli with Paolo Fresu

 

Lequilibrio_di_nash

イタリアのピアニスト、ロベルト・シッペリと、愛しのパオロ・フレスがデュオの作品をだしていた…
ストーリーミングなどで聴くと悶絶するほど、哀愁たっぷり、素晴らしい。
だって、チェットとポール・ブレイに捧げた1枚だもの。。

う〜ん、、ブツがない。。仕方ないので、遠くから飛ばさせることにしました。汗。
年内に届きますように。

zawinulさま、教えてくださって、どうも、ありがとうございました。m(_ _)m
届いたら、ぜひとも、ブログアップしますね♪

 

最近、しまったぁ、、って、多すぎる。泣

 

んじゃ、退散♪

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