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音楽で拡がる輪

JAZZ(Far North )

2025年3月15日 (土)

フレス、ガリアーノ、ラングレンの『Mare Nostrum』の4枚目がリリース♪

3月25日に『Mare Nostrum』の4枚目がリリースされる♪
 


2007年に1枚目がリリースされたパオロ・フレス、リチャード・ガリアーノ、ヤン・ラングレンの哀愁トリオが『Mare Nostrum III』より6年ぶりにアルバムをリリース!
 

★ Mare Nostrum IV / Jan Lundgren Paolo Fresu  Richard Galliano ★

Mare_nostrum_4

 

当然、メロディアスで哀愁に満ちた曲と演奏のはず!
レーベルのHMページには、ガリアーノの楽器の記載にバンドネオンがないのですけど…
どうなんでしょ。間違いかな。
 
ジャンル・ボーダレスで哀愁に溢れた作品だろうなぁ。
 
まずは、リリースが楽しみです♪
 

1. Belle Ile En Mer
2. Alone For You
3. Hope
4. Hidden Truth
5. Colette
6. Eloquence
7. Daniels Farfars Lat
8. La Vie En Rose
9. Man In The Fog
10. Float
11. Life
12. Lullaby For Two
 

Paolo Fresu (tp, flh)
Richard Galliano (acco,  melowtone)
Jan Lundgren (p)
 

んじゃ、退散♪

2025年2月23日 (日)

唯一無二の音色 『Lullaby / Mathias Eick』

Lullaby
 


ノルウェーのトランペッター、マティアス・アイクの3年ぶりの新作はカルテット編成♪
ピアニストのクリスティアン・ランダル、ベーシストのオーレ・モーテン・ヴォーガン、そして、新加入のドラマーのハンス・ハルベックモ。
全8曲、全て彼のオリジナル!
 


オープナーは、アイクの物憂げなトランペットが心地よく響く「September」。
タイトル曲「Lullaby」、静寂な空気の中、、心静かなアイクとエモーショナルなランダルのピアノの陰陽が美しい。
「Partisan」、ベースとドラムにのって朗々と舞い上がるアイク。
軽やかで優しいメロディの「My Love」。
「May」、力強いアイクのトランペットが印象的。
ランダルの繊細な歌心が聴ける「 Hope」。
高らかなヴォイスが神聖な気持にさせる実験的で透明感のある「Free」。
 

終演は、抒情的にはじまって大きなウネリになる「Vejle (for Geir)」。


即興的な演奏はもちろん、メロディックな曲も多い。
アイクのメランコリックで美しい音色のトランペットと、
ランダルの繊細で叙情的なピアノの対比がとっても素敵。
そして、ベースもドラムも常に最適で魅力的♪
 



1. September
2. Lullaby
3. Partisan
4. My Love
5. May
6. Hope
7. Free
8. Vejle (for Geir)
 

Mathias Eick (tp,voice, keys)
Kristjan Randalu (p)
Ole Morten Vågan (b)
Hans Hulbækmo (ds)
 


今日のおまけは、ご本人のトピックにあった「Lullaby 」。
 
 
 
 
 
んじゃ、退散♪

2025年1月 8日 (水)

年齢を感じさせない創造力豊かな独創的な世界 『Landloper / Arild Andersen』

Landloper
 

恒例になってしまった、、去年買った新譜シリーズ。汗
 

現在79歳のアリルド・アンデルセンはノルウェーのジャズ・レジェンドで、50年以上にわたってECMで活躍するベーシスト。
その彼が、オスロのヴィクトリア・ナショナル・ジャズシーンでのライブ録音と、彼の自宅で録音した1曲で、初のソロアルバムをリリース。
 

コントラバスとエフェクターペダルのみを使用し、ループはすべて演奏中にライブで制作されたものということ。
メドレーなどもあるので、6トラックで9曲の収録。
 

オープナーは、ボブ・モーゼスが書いた 「Peace Universal」、唯一の自宅録音。
電子音楽とピチカートによるベース演奏の見事な融合。
牧歌的な雰囲気のオリジナル「Dreamhorse」。
アルバート・アイラーの「Ghosts」とノルウェーの伝統的なメロディー 「Old Stev」タイトル曲「Landloper」の3曲を組み合わせ、お得意の超絶演奏も入ったメドレー。
そこはかとなく、ふんわりと甘い…ロマンチックなスタンダード「A Nightingale Sang in Berkeley Square」。
オリジナル「Mira」、ゆったりと心地よい調べ。
終演は、オーネット・コールマンの「Lonely Woman」から、チャーリー・ヘイデンの「Song for Che」、楽器の素晴らしい音色に聞き惚れる。
 

右手3本指を使った見事なベース演奏と、ライブと同時進行で作成されたループとの組み合わわせの相互作用によって、その創造力豊かな独創的世界に魅了される。
 


1. Peace Universal
2.  Dreamhorse
3. Ghosts / Old Stev / Landloper
4. A Nightingale Sang in Berkeley Square
5. Mira
6. Lonely Woman / Song for Che
 

Arild Andersen ( b, electronics )
 


今日のおまけは、ご本人があげていた「Mira」。
 
 

んじゃ、退散♪

2024年12月21日 (土)

オープンマインドな感性で繊細な演奏『Relations / Thomas Strønen Craig Taborn Chris Potter Sinikka Langeland Jorge Rossy』

Relations
 


2000年代以降の北欧ジャズを代表するノルウェーのドラマー、トーマス・ストレーネン。
多くの北欧のドラマーのようにパーカッションも自在。
ECMには、ノルウェー在住のピアニストで作曲家の田中 鮎美とのアルバムもリリースされていま〜す。
 

新作は、2018年から2022年の4年間にオスロ、ニューヨーク、バーゼル、ルガーノで、信頼できる共演者とのデュオと彼のソロという魅力的な内容。
共演者には、ピアニストのクレイグ・タボーン、マルチ奏者のクリス・ポッター、ヴォーカリストでカンテレ奏者のシニッカ・ランゲランド、そして、ビブラフォン奏者として知られているホルヘ・ロッシーがピアニストとして参加!
オープナーと10曲目がストロネンのソロ、他の10曲はデュオで全12曲。
 


オープナーは、彼のソロ「Confronting Silence」、ドラマーとして、目の前に立ちはだかる「沈黙」という壁と向き合う。
 

タボーンとのデュオ「The Axiom of Equality」、知的で硬質、ガラスの破片のようなフレーズの応酬。
クリポタさまとのデュオ「Weaving Loom」、畝るテナーと一騎打ち。
ランゲランドとの3曲が続く…
カンテレとパーカッションが絡み合う、ランゲランドとのデュオ「Koyasan」。
祈りのような叫びとパーカッションが誘う不思議な世界「Beginners Guide to Simplicity」。
3曲めは、カンテレをかき鳴らしとパーカッションの「Nemesis」。
「Nondualityl」、ロッシーのピアノとアンビエントな世界。
クリポタのソプラノが空気を切り裂く「Ephemeral」。
タボーンの抑制されたピアノが美しい「Pentagonal Garden」。
 

ソロで「Arc for Drums」、残響の美しさ。
 

ロッシーのピアノの低音が心に響く「Ishi」。
終演は、自在に形を変えるスイライムのような「KMJ」。
 


全く違った感性の持ち主たちとオープンマインドな感性で繊細な演奏を繰りひろげている。
ソロでは多才なインスピレーションを披露。
 
 


1. Confronting Silence
2. The Axiom of Equality
3. Weaving Loom
4. Koyasan
5. Beginners Guide to Simplicity
6. Nemesis
7. Nonduality
8. Ephemeral
9. Pentagonal Garden
10. Arc for Drums
11. Ishi
12. KMJ
 

Thomas Strønen (ds, perc)
Craig Taborn (p)
Chris Potter (ss,ts)
Sinikka Langeland (kantele, voice)
Jorge Rossy (p)
 
 

今日のおまけは、ご本人があげていた「Weaving Loom」。
 
 
 

んじゃ、退散♪

 

2024年12月15日 (日)

シンプルだけど、抒情的で美しいアンサブル…『Trio / Lars Danielsson』

Trio
 


スウェーデンのベーシスト&チェロ奏者、ラーシュ・ダニエルソンが、
フランス南西部のマルゴーにある著名なワイナリー、シャトー・パルメとACTのコラボ企画第2弾となる新作をリリースしました!
この企画のオファーをもらったダニエルソンは、イギリスのギタリストのジョン・パリチェッリ、そしてフィンランドのトランペッターのヴェルネリ・ポホヨラに声をかけ、変則トリオで録音に臨むことに。
この素晴らしいトリオは、4日間にわたって、シャトー・パルメのサロンの同室に3人で集い演奏、そして、、それを録音。
 

オープナーから4曲ダニエルソンの曲が続く!
「Le Calme au Château」、「Cattusella」と、、アコースティックな弦の響きと哀愁たっぷりにトランペットが奏でるメロディに胸がきゅんとなる。
ベース・ソロから始まる朴訥とした「Morgonpsalm」、一転、アップ・テンポな「Playing with the Groove」。
映画音楽「Chanson D'Helene 」は、ボーイングも入って、切なさ満載。
ダニエルソンの「L'Epoque」、重厚。
表現豊かに、ロン・セクスミスの「Gold in Them Hills」。
3人での即興は小さな空間に居るとは思えない大きな広がりを持った「Improvisado」。
エリントン作といわれてる「Mood Indigo」、おしゃれな曲を丁寧に優しく。
郷愁や哀愁が木漏れ日のように降り注ぐ、ダニエルソンの「Étude Bleue」。
パリチェッリの「Lacour」、穏やかな音風景。
終演は、ポホヨラの「Peu D'amour」、少しふわりと明るい色彩が心地よい。
 

3人が生み出す親密な音楽は、アコースティック感が満載。
残響感に人の温もりを感じ、木で作られた楽器の柔らかな空気感はもちろん、
ポホヨラのざっくりと空気を含んだトランペットの音は、予想以上にこのシュチュエーションにぴったり!
とてもプライベートで親密な空間。
シンプルだけど、抒情的で美しいアンサブル、その美しさの虜になる。
 
 

1. Le Calme au Château
2. Cattusella
3. Morgonpsalm
4. Playing with the Groove
5. Chanson D'Helene
6. L'Epoque
7. Gold in Them Hills
8. Improvisado
9. Mood Indigo
10. Étude Bleue
11. Lacour
12. Peu D'amour
 

Lars Danielsson (b, vc)
Verneri Pohjola (tp)
John Parricelli (g)
 

今日のおまけは、ご本人があげていた「Le Calme au Château 」。
 
 
 

んじゃ、退散♪

2024年10月13日 (日)

祈りにも似た深淵で内省的な世界 『Seeing / Tord Gustavsen Trio』

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北欧を代表するノルウェーのピアニスト、トルド・グスタフセン。
ECMレコードでの記念すべき10枚目は、トリオで完全アコースティックの演奏。
 

美メロ界の代表のような彼にとって大切な同郷の朋友であるドラマーのヤーレ・ヴェスペスタ、ベーシストのステイナー・ラクネスが参加。
彼のオリジナル5曲、バッハの合唱曲やノルウェーの伝統的な教会賛美歌など、全10曲。
 

オープナーは、繊細なシンバル音が効果的なノルウェーの教会音楽「Jesus, gjør meg stille」。
厳かな中に情感のこもったオリジナル「The Old Church」、タイトル曲「Seeing」、内省的な世界。
静謐なピアノ・トリオの演奏としても秀逸。
 

バッハが作曲した教会の合唱曲「 Christ lag in Todesbanden」、重く厳か。
同じく「Auf meinen lieben Gott」、比較的躍動感がありエネルギッシュ。
 

哀愁ある美メロ演奏「Extended Circle」、透明感あるピアノと、ベースのソロが素敵。
「Piano Interlude - Meditation」、タイトルそのままのピアノ・ソロ。
ビターで深淵な世界「Beneath Your Wisdom」。
賛美歌「Nearer My God, to Thee」、一音一音、祈りを捧げるように。
 

終演は、「Seattle Song」、アルバムの締めにぴったりの思索的で静かな音風景。
 


ジャズ、ブルース、ゴスペル、スカンジナビアの民族音楽、教会音楽を融合した独自の世界観は、静謐で思索的な非常に内省的な音風景。
グスタフセンの美しい音色のピアノと、、双璧をなすクラクネスの温かでふくよかな音色のベースが素晴らしい。
 

濃密だけれど3者が鬩ぎ合うような演奏ではなく、
抑制されたトリオの阿吽の演奏には、祈りにも似た厳かな気持ちになる。
深淵で哲学的な世界。
 


1. Jesus, gjør meg stille
2. The Old Church
3. Seeing
4. Christ lag in Todesbanden
5. Auf meinen lieben Gott
6. Extended Circle
7. Piano Interlude - Meditation
8. Beneath Your Wisdom
9. Nearer My God, to Thee
10. Seattle Song
 


Tord Gustavsen (p)
Steinar Raknes (b)
Jarle Vespestad (ds)
 

今日のおまけは、トリオのトピックにあった「Beneath Your Wisdom」。
 
 

んじゃ、退散♪

2024年9月15日 (日)

裏表の移動もスムースな美しい驚愕な演奏 『Inner Spirit / Jan Lundgren & Yamandu Costa』

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スウェーデンの人気ピアニスト、ヤン・ラングレン。
ブラジル出身の驚異のテクニックを持つ7弦ギタリスト、ヤマンドゥ・コスタ。
この2人のデュオがACTレーベルからリリースされました♪
 

私たちには意外な組み合わせですが、2019年に出会ってすぐに意気投合したそうです。
そして、2人の初めてのコンサートが、2023年にストックホルムで行われ、
2024年には、ベルリンでこの録音が行われたそうです。
 

2人のオリジナルを中心に14曲。
 

オープナーは、ブラジルの哀愁ともいうような「Para Aprender A Amar」。
穏やかな時が流れる「Galliano」。
ラングレンのオリジナルだけれど、、イタリアの哀愁に満ちた「Fresu」。
2人の高速のやり取りが面白い「Diplomata」。
ゆったり1音1音を奏でる「Nina」。
 

スムースに役割を交換しつつ会話を楽しむ、ジョビンの「Garoto」。
「Hannah」、短いけれどドラマチックで情熱的。
穏やかでゆったりと2人で歩みをあわせる「A Legrand」、「Habanera」。
 

コスタとラテン音楽のかかわりの深さが表れた「Choro Para Paquito」。
恋心と歌心が詰まった「Summer Kind of Love」は、ラングレンとパートナーのハンナ・スヴェンソンとの曲。
ルイス・ボンファの「Uma Prece」、淡い光に満ちている。。
次々と美しい調べが押し寄せてくる、、スウェーデンのSSWの「Nocturne」。
 

終演は、ルイス・ボンファの「Manhã De Carnaval」、押し寄せる哀愁に涙。
 

お互いに対等で、裏表の移動もスムースな美しい驚愕な演奏が詰まっています。
コード楽器同士のギターとピアノとうい楽器ですが、
共感…そして尊重し合う2人の演奏は、驚くほど親和性が高い。
テクニックはもの凄いのですが、、なにより心に穏やかで安らかな時間をもたらす1枚。
 

1. Para Aprender A Amar
2. Galliano
3. Fresu
4. Diplomata
5. Nina
6. Garoto
7. Hannah
8. A Legrand
9. Habanera
10. Choro Para Paquito
11. Summer Kind of Love
12. Uma Prece
13. Nocturne
14. Manhã De Carnaval
 

Jan Lundgren (p)
Yamandu Costa (g)
 


今日のおまけは、ラングレンがあげていた「Para Aprender A Amar」。
 
 


んじゃ、退散♪

2024年9月14日 (土)

もうすぐ、、トルド・グスタフセンが新譜をだします!

もうすぐ、、ノルウェー、、というか北欧を代表するピアニスト、トルド・グスタフセンが新譜をだします!

彼にとって、ECMレコードでの記念すべき10枚目。
美メロの代表のような彼の新作は、ピアノ・トリオ…楽しみですね♪
 
★ Seeing / Tord Gustavsen Trio ★
 
 
Seeing
 

彼のオリジナル5曲、バッハの合唱曲やノルウェーの伝統的な教会賛美歌、、など、全10曲。

同郷の朋友であるドラマーのヤーレ・ヴェスペスタ、ベーシストのステイナー・ラクネスが参加!
 
 
楽しみ凄ますね!
 

1. Jesus, gjør meg stille
2. The Old Church
3. Seeing
4. Christ lag in Todesbanden
5. Auf meinen lieben Gott
6. Extended Circle
7. Piano Interlude - Meditation
8. Beneath Your Wisdom
9. Nearer My God, to Thee
10. Seattle Song

 

Tord Gustavsen (p)
Steinar Raknes (b)
Jarle Vespestad (ds)
 
 
んじゃ、退散♪

2024年6月16日 (日)

新たなる静謐な祈り 『e.s.t. 30 /  Magnus Ostrom  & Dan Berglund』

Est_30

 
スウェーデンの伝説的な人気バンドe.s.t. のピアニストだったエスビョルン・スヴェンソンが不慮の事故で亡くなってからも、残されたレギュラー・メンバーのドラマーのマグナス・オストロムとベーシストのダン・ベルグルンドは、さまざまなタイミングでe.s.t. に因んだアルバムを発表し続けてきました。

今回は、e.s.t. 結成 30 周年を記念し、ピアニストのジョエル・リュサリデス、サックス奏者のマグナス・リンドグレン、トランペット奏者のヴェルネリ・ポホヨラ、ギタリストのウルフ・ヴァケニウスと共に、コルナー・フィルハーモニーとストックホルムのフィラデルフィア教会で 2023年10月にコンサートを開催したコンサートからの作品。
もちろん、全曲が時代を超越し愛されててきたe.s.t. のレパートリーから代表的な曲ばかり。
 

オープナーは、アルコの響きが深淵に誘い込む「From Gagarin’s Point of View」。
無重力のような空間で、ゆっくりと静かに静かに進んでいく中で、美しいメロディが奏でられつつ、さまざまな光景が浮かび上がる。
「Seven Days of Falling」、甘く切ないギターのトーンがメロディを浮かび上がらお洒落でメロウなサウンドに。
静かに心を揺さぶり続ける「Eighthundred Streets by Feet」、次第に加わる高揚感も素晴らしい。
「Tuesday Wonderland」、効果的び再び深く激しく心を揺さぶり続ける。
繰り返すたびに高揚感が高まる「Elevation of Love」、熱演に拍手も湧く!とまらない!!
終演は、名バラッド「Believe, Beleft, Below」、穏やかに美しく。
 



ファンに、常に彼らの大事なピアニストの記憶を更新し続けていく感じですかね。
6人のミュージシャンは、オリジナルのメロディーに愛情を持って接し、互いに反応し、聴衆を魅了…再び感動を呼び起こしています。
オープナーから終演まで観衆は再び夢の中、新たなる静謐な祈り。。
 


1. From Gagarin’s Point of View
2. Seven Days of Falling
3. Eighthundred Streets by Feet
4. Tuesday Wonderland
5. Elevation of Love
6. Believe, Beleft, Below
 

Magnus Öström (ds)
Dan Berglund (b)
Joel Lyssarides (p)
Ulf Wakenius (el-g)
Magnus Lindgren (ts, fl)
Verneri Pohjola (tp)
 

今日のおまけは、マグナス・オストロムがあげていた「Seven Days of Falling」。
 
 

2008年6月14日が命日です。
この録音時には、亡くなって15年だったようです。
心より、ご冥福をお祈りするとともに、、素敵な音楽を沢山残してくれたことに感謝します。
 
合掌!
 

2024年3月30日 (土)

自分の内側と向かい合って正直に素直に表現 「坂田 尚子ソロピアノの世界」@ JazzFLASH (3/29)」

森泰人スカンジナビアン・コネクション 第46回記念ツアー
坂田 尚子ソロピアノの世界」@ JazzFLASH (3/29)
Naoko_sakata

スウェーデン在住のピアニスト、坂田 尚子さんのソロ・ピアノによる完全即興演奏ライブを聴きにいきました。
バッチリメイクして、青く染めた髪、ふわっとした衣装、踵の高い靴、、印象はかなり孤高な感じ。
しかし、話してみると可愛らしい声で、親しみやすいキャラでした。
ソロ・ピアノのライブ、、全即興か否かは別として、奏者の皆さん、、その集中力は半端ない。
そして、大体のかたは、集中するための儀式なようなものがありますよね。
内部奏法でピアノと一体感を探ったり、目を閉じて精神統一したり、、
彼女の場合は、体を震わせることでした。
体と震わせ、何かと共鳴・共振してるような感覚?
そこからは、既成概念をとりはずした、ダイナミックな演奏。
心の奥から湧き上がるエネルギーが音となって、低音、中音、高音と綺麗にピアノを鳴らす。
そして、情感がヴォイスになってピアノと同調する。
彼女のうちなる宇宙を感じる壮大、雄大な世界。
それは、演劇でも観ているような場面展開、メリハリ、立体感も感じられる演奏!
演劇の舞台のように、横にも奥にも上にも大きな空間を感じる神がかった演奏。

細い体から驚くほどのパワーをいただきました。
芝居がかった演出のような感じではなく、、
自分の内側と向かい合って正直に素直に表現した結果。


で、『Dancing Spirits』のCDにサインも。
演奏時と演奏してない時との印象のギャプが凄くて、、ギャップ萌えでござった。笑
土屋さん、マスター&女将、ありがとうございました。m(_ _)m
あ、打ち上げもいっちゃったぁ〜
最近、よく使うあのお店、、お部屋空いててよかった〜!
 
 
さて、ここからはいつも以上の戯言です。(きっぱり)
 
彼女は、スウェーデンの行く前に、彼女の演奏を他人にかなり否定されたようです。
スウェーデンにいったら、自分は何も変わっていないのに、すぐに、、評価され、賞までいただいて、、
って、少し、複雑な気分だったようです。
演奏を否定され続け、ダメ出しされ続けた彼女のトラウマをかなり大きいようでした。
たとえ、彼女のためを思って老婆心として言った言葉でも、状況によってはイジメと同じことなのですよね。
自分が知ってる型にハマっていないと、自分の頭で理解できないと、相手を否定するという行為は、絶対にヤメたいものだと心から思いました。
特に、年長者がすることではありません。
んじゃ、退散♪

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