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音楽で拡がる輪

JAZZ(Far North )

2020年2月20日 (木)

北欧の名手、ヨン・クリステンセン(Jon Christensen)が、逝く…

Jon_christensen_20200220120701
2月12日、ライル・メイズの衝撃が広がっていたとき、Twitterで、「ノルウェーのドラマー、ヨン・クリステンセンが亡くなった!」という、誤情報が拡散されました。
そういう時には、検索をかけて、なるべく信憑性の高い記事を探すのですが、
この時は、発信源を特定できなかったにも関わらず、誤情報をRetweetしたばかりか、夕方にはブログに追悼記事を投稿してしまいました。
13日の朝、「亡くなったというのは、誤り。彼は事故で大怪我をし、予断は許されないものの徐々に回復している」と、指摘を受け、Tweetもブログの記事も削除。彼の回復を祈っていたのですが…
18日に、ノルウェーのECM系のミュージシャンたちが、彼の追悼をし始めたのです。
検索すると、地元のニュースにも取り上げられ、彼の亡くなったことが事実と確定されてしまいました。
現在、詳しい死因を取り上げている記事は見つからなかったのですが、兎に角、残念でしかたありません。
ノルウェーのオスロ生まれ、キャリアもオスロから始まった彼の功績の多くは、ECMに残されており
キース・ジャレット、ヤン・ガルバレク、ボボ・ステンソン、ラルフ・タウナー、トーマス・スタンコ、チャールズ・ロイド、ヤコブ・ヤング、ヤコブ・ブロ、、、
凄いメンバー、凄い数、本当にECMの顔中の顔、まさにレジェンド・ドラマーですよね。
ECMじゃないけど、我がいとしのラーシュ・ダニエルソンも、初期の『Live at Visiones』『Far North』を始め、ACTレーベルでも何枚か彼にお世話になっています。
facebookで、ダニエルソンが追悼のコメントの中に、彼との初めてのお仕事の時のエピソードをあげていました。
ダニエルソンが、演奏する曲の楽譜を彼に配ったところ、、、
「私は、アガサ・クリスティしか読まないんだ」
と、すぐに言ったそうです。
でも、演奏は完璧だったそうです。
参加した、その全てのアルバムで繊細で澄んだ音で、音楽を彩ってくれた天才。
研ぎ澄まされたシンバル・ワークは、世界中のドラマーの憧れですよね。
そして、パーカションを取り入れた色彩感覚は、私たちがイメージする北欧のドラマーの原型といっても過言ではないのでしょうか。
キース・ジャレットのヨーロピアン・カルテットで聴いた彼のしなやかなドラムは、澄んだ空気、香り、風景、まだ見たことのない北欧のエッセンスを感じさせてくれましたよね。
どうか、安らかにお眠りください。
好きなアルバムが、たくさんありすぎて、、
ここは、私も大好き、そして、人気も高いヨーロピアン・カルテットの『My Song』を聴きながら合掌。

 

 

んじゃ、退散♪

2020年2月10日 (月)

私的北欧三種の神器揃い踏み…『Taste Of Honey / Ulf Wakenius』

 

★Taste Of Honey / Ulf Wakeniu★

 

Taste_of_honey

Ulf Wakenius (g)
Lars Danielsson (b)
Magnus Öström (ds)

少し、先のことだけど(6月12日リリース予定)
ウルフ・ワケニウスがギター・トリオのアルバムをリリースする。
メンバーは、ラーシュ・ダニエルソン、マグヌス・オストロム!!
私的には、「北欧三種の神器」といっても過言でないメンバー。
楽器の明記が、まだ、ないのだけど、ダニエルソンはチェロも弾きそう。
オストロムは、きっと、パーカッションも演奏しますよね。

どうやら、「ポール・マッカートニー」へのトリュービュート、アルバムのようです、
はやく、試聴ができるようになるといいなぁ。

ご本人のFB

楽しみ過ぎる!

んじゃ、退散♪

2020年2月 8日 (土)

様々な想いが湧き上がる 『Stations / Viktoria Tolstoy』

Stations_20200207182501

 

 

スウェーデンのヴォーカル、ヴィクトリア・トルストイの新譜。ニルス・ラングレンのプロデュースで、ギター、ベース、ドラムは前作『Meet Me At At The Movies』と同じベテラン勢、ピアニストに新進気鋭の透明感あふれ叙情的な演奏を聴かせるピアニスト、ヨエル・リュサリデス。
楽曲は、メンバーと同じく、自分の音楽のルーツ、スカンジナビアとジャズ・スタンダードで。

 

オープナーは、軽やかなギターが気持ち良い「Should Run」。同国のヴォーカリスト、イダ・サンドのオリジナル。
タイトル曲は、スウェーデンのSSWスティーナ・ノルデンスタムの「Stations 」。アンニュイでポップに。
再び、イダ・サンドの曲で「The Mind Is Free 」、メロディアスなギターとピアノのフレーズにのって巧みに聴かせる。
スベンソンのベース・ソロが素晴らしい「Land of The Humble」。
腰の据わった、ボブ・ディランの「Million Miles」。
スカンジナビアを代表する歌姫シーネ・エイの「The Streets of Berlin」、交互にはいるギターとピアノが切なく美しい。ハスキーな掠れ声にドキドキ。
力強いベースとのデュオから始まる「The Old Countr」、ギター・リフのかっこいい「The Great City」は、大好きなナンシー・ウィルソンに刺激されて、思いっきりジャジーに!
哀愁のギター・ソロ、ピアノ・ソロに心奪われる「Where The Road Ends」。
アップテンポで、軽快なアマード・ジャマルでお馴染み「Poinciana」、トルストイの熱唱と流麗なピアノが聴ける。
終演は、シャーリー・ホーンで知られる「Here’s to Life 」をピアノとデュオで、淡々と歌い上げる。

 

タイトルの「Stations」は、彼女の人生を表現するキーワード。
そして、旅のスタイルはリスナーにお任せ。きっと、いろいろな想いが湧き上がってくるでしょう。
音楽を聴きながら、想い馳せてくださいね。

 

 

1. Should Run 
2. Stations
3. The Mind Is Free
4. Land of The Humble 
5. Million Miles 
6. The Streets of Berlin 
7. The Old Country 
8. The Great City 
9. Where The Road Ends 
10. Poinciana
11. Here’s to Life 

 

 

Viktoria Tolstoy (vo)
Joel Lyssarides (p)
Krister Jonsson (g)
Mattias Svensson (b)
Rasmus Kihlberg (ds)

 

今日のおまけは、ご本人があげていた「The Streets of Berlin」。

 

 

んじゃ、退散♪

 

2020年1月11日 (土)

自分を取り戻すための音楽 『Kristallen / Nils Landgren & Jan Lundgren』

Kristallen

 

ヒュッゲ(Hygge)って、デンマーク語で「人と人とのふれあいから生まれる、温かな居心地のよい雰囲気」という意味の、他の国の言語では置き換えられないデンマークの個性を形成している言葉だそうですが、まさにそんな感じの音楽。

 

ACTレーベルを代表するスウェーデンのミュージシャン、ニルス・ラングレンとヤン・ラングレンのデュオです!(えっ、スウェーデンかい!って、ツッコミは無視)
ご存知の方も多いと思いますが、ニルス・ラングレンは、トロンボーン演奏とヴォーカルの両刀使い。アレンジは、もちろん、他人のアルバムのプロデュースもしています。
片や、ヤン・ラングレンは、日本のレーベルからもアルバムをリリースしたこともある、人気のピアニスト。
アルバムは、スタンダード、トラディッショナル、ポップス、ミュージシャン曲、彼らのオリジナルも。

 

オープナーは、ヤン・ラングレンのオリジナルで「Blekinge」、トロンボーンの音色がゆったりした時間を創り出し、透明感あふれるピアノの美しい演奏にしみじみと酔う。
バイキングの船乗りたちの歌をアレンジし子守唄となっていたものを彼らがアレンジした「Byssan Lull」。トロンボーンとピアノの掛け合いもあるけど、哀愁たっぷりなブルースへ。
でた!キース・ジャレットのヨーロピアン・カルテェット『My Song』から「Country」。ノスタルジックな気分を誘いますよね。
SSW、ジミー・ウェッヴの「Didn't We」、情感豊かな歌入り。朗々と吹くトロンボーンとピアノの厳粛な響き「Hornlåtar」。
レノン&マッカートニー曲で可愛い「 I Will」、もちろん、ヴォーカル入り。ビートルズの曲は一緒に口ずさみたくなりますね。
2人のオリジナル「Why Did You Let Me Go 」、極上のラブ・バラッド。
スウェーデン出身のSSW、マイケル・サクセルとヤン・ラングレンの共作「Lovers Parade」、口笛が爽やか。
トロンボーンがテーマを吹くレノン&マッカートニー曲「Norwegian Wood」、ちょっとアグレッシブな2人の演奏が聴けます♪
ニルス・ラングレンの曲で、亡トーマス・スタンコとの演奏もある「Olu」、粛々と美しく誠実に。ラブ・バラッド「The Nearness Of You」、ニルス・ラングレンの少しハスキーな声は甘いメロディが良く似合うな。
スウェーデンのトラッドの「Värmlandsvisan」は、お国の人ならば誰もが知っている曲。粋にブルージーに聴かせます。この国は、本当に素敵なメロディの宝庫!
終演は、ダラー・ブランドの名前でも活躍した南アフリカのピアニスト、アブドゥーラ・イブラヒムの「The Wedding」。朴訥とした穏やかな演奏でおしまい。

 

2人の相乗効果は最高。ロマンティックで味わい深く、北欧のふんわりした温かさ静けさを感じます。

 

お正月休み明けで、必要以上に疲弊していらっしゃる方も多いですよね。
自分を取り戻す時間にかける音楽ですね!

 

1. Blekinge
2. Byssan Lull 
3. Country 
4. Didn't We 
5. Hornlåtar 
6. I Will 
7. Why Did You Let Me Go 
8. Lovers Parade 
9. Norwegian Wood 
10. Olu 
11. The Nearness Of You 
12. Värmlandsvisan 
13. The Wedding 

 

Nils Landgren (tb 1-6,8-13, vo 4,6,7,8,11)
Jan Lundgren (p)

 

今日のおまけは、ニルス・ラングレンがあげていた「Didn't We 」。

 

 

んじゃ、退散♪

2020年1月 5日 (日)

彼らの未来が詰まってる 『e.s.t. live in gothenburg / Esbjörn Svensson Trio』

Live_in_gothenburg

年末に家にとどいたCD。
今はなき、エスビョルン・スヴェンソン・トリオの、2001年10月スウェーデンのイェーテボリで行なったコンサートの未発表音源。
活動の当初は、アコースティックなピアノ・トリオとして活動してきた彼らが、1999年に『From Gagarin's Point of View』を発表し、>その後の彼らの方向性を示す転機となったのですが、、そのすぐ後のライブです。
ジャズという音楽と同様に、幅広く吸収していたポップスやロックのテイストを、ストレートに活かした演奏は、若者を中心に多くの人たちに支持されるようになったのは、ご存知ですよね。

ライブ演奏なので、比較的長尺な演奏が並びます。

ディスク1のオープナーは、『From Gagarin's Point of View』でも、オープニングを飾ったナンバー「Dating」から。
拍手で迎えられ、ちょっとした音出しのあとに、ピアノが踊り出し始める。
テクニカルだけど、メロディアスな演奏。北欧のチック・コリア。
優しくロマンチックな「Somewhere Else Before」。
冒頭のピアノのソロが印象的、次第にドラムン・ベース的なベース・ソロにトリオの勢いを感いる「The Rube Thing」、最後のドラム・ソロも高揚感大。
「From Gagarin's Point Of View」、美しいバラッド・ナンバーだけど、ベースのボーイングに、エフェクターをかけてちょっと実験的。ディスク1の終演は、3人の息のあった演奏に興奮する「The Wraith」。

ディスク2のオープナーは、3人の息のあった演奏をみせる「Providence」。
ベースの歪んだ音で始まる「Good Morning Susie Soho」、ジャズという地平線から離陸しようとする研ぎ澄まされた感性に溢れてる。
透明感あふれリリカルで哀愁ある「The Chapel」。
ベースとピアノの楽しそうなユニゾンからのドラム・ソロ、濃密なトリオ演奏。
切ないほどに美しい「The Second Pag」。
終演は、エレクトリックな仕掛けもあり、スリリングにどこまでも飛翔しようとする「Dodge The Dodo」。彼らの名曲ですね。

e.s.t.が、ジャズというカテゴリーを飛びこえた瞬間を捉えたライブ盤。
若く、野心的なメンバーの心意気を感じ、彼らの素晴らしい未来を予感させる瞬間。
エスビョルン・スヴェンソン・トリオよ、永遠に。

ディスク 1
1. Dating 
2. Somewhere Else Before 
3. The Rube Thing 
4. From Gagarin's Point Of View 
5. The Wraith 

ディスク 2
1. Providence
2. Good Morning Susie Soho 
3. The Chapel 
4. Bowling 
5. The Second Page 
6. Dodge The Dodo 

Esbjörn Svensson (p)
Dan Berglund (b, el-b)
Magnus Öström (ds)

今日のおまけは、「Dodge The Dodo 」

んじゃ、退散♪

2019年5月 1日 (水)

トリオの今が詰まった2枚組み 『10 / Helge Lien Trio 』

10

 
ノルウェーの人気の高い個性派ピアニスト、ヘルゲ・リエン。
新レギュラー・トリオには、国際的にも評価の高い同国のベーシスト、マッツ・アイレットセンが加入。ドラマーは『Badgers and other beings』より一緒の北欧の名手、ペール・オッドヴァール・ヨハンセン。
長年、一緒に演奏してきたフローデ・バーグの抜けた後、気分一新、気持ちをリフレッシュしてスタートする為に、録音のスタジオをずっと使用してきたレインボー・スタジオではなく、スウェーデンのイェーテボリの郊外にあるNilento Studioを選んだようです。
ディスク1のオープナーは、3人名義の「Be Patient」。厳選した、、とても少ない音からできたた美しい世界。静謐で端麗なリエンのピアノが奏でる朴訥としたメロディ。そして、アイレットセンのベースの歌心。冒頭から絶妙な演奏で、相性の懸念を払拭!
ダークにフリーの世界を探求「Loose Gore」。硬質で端麗な味わい「Krystall 」、流麗なピアニズムも堪能。低音が効いたインプロゼーションの応酬「Falturill 」。
アイレットセンの曲「Before Now 」は、二胡のように響くベースのボーイングでのソロ。不思議な感覚。次曲はリエンの曲「Now」は、ピチカートのベース・ソロから。3人で創り出す妖気ただよう世界。次第にヒートアップし、スリリングにダイナミックに。そして、ヨハンセンの曲「And Then 」は、短いドラミング。そのタイトル通り、6、7、8は、ひとくくりですね。ディスク1の終演は、3人名義のフリーで「Crabs 」。
ディスク2のオープナーも、3人名義の「Please Stay」、内部演奏も入ったフリーのインプロゼーションでビターな始まり。クールに感情を抑えた「Jazzkoral」。リリカルで硬質な「Nipa」、繊細で息のあったトリオ。
氷の穴に落ちていくような感覚「Get Ready」。心の奥底から気持ちを煽る「Run」。感情の高まりを感じる「Roll」、アイレットセンのボーイングの使い方が巧み!
どこか懐かしさを感じるポップな曲「Crossing The Lake On A Kicksled」、こういう曲でのアイレットセンのソロが素敵すぎる。詩的な美しさに溢れたピアノ・ソロ「Kristall」。
アイレットセンの力強いベース・ソロ「Berlin Basement」。ゆったりとリズムに身を任せブルージーに展開していく「Berlin Basement」。ドラムのキメが心地よい。
終演は、大草原の風を感じるピアノ・ソロで「Popkoral」で、静かに静かにおしまい。
いやぁ、冒険しましたね。想像以上に素晴らしい。リエンの変幻自在なスタイルに2人とも難なく反応。互いに刺激を与え合い、硬質でリリカルな世界を創造。前作で聴かせたオノマトペをモチーフとしたような創作方法、抽象的で実験的なもの、北欧のひんやり感たっぷりの耽美な世界と幅広い。そして、いままで以上に深くフリーの世界に入り込んでいます。個人にスポットを当てた曲もあり、現在の彼らの全てを詰め込んだ渾身の2枚組み。
実は、ジャケットにボーナストラックのアドレスが書いてあります。
それは、なんと、エロル・ガーナーのミスティ!
スタンダードでも、北欧の空気のざっくりと混じったクリスタルな演奏でした。
Disc 1
1. Be Patient 
2. Popkoral 
3. Loose Gore 
4. Krystall 
5. Falturill 
6. Before Now 
7. Now 
8. And Then 
9. Crabs 

Disc 2
1. Please Stay 
2. Jazzkoral 
3. Nipa 
4. Get Ready 
5. Run 
6. Roll 
7. Crossing The Lake On A Kicksled 
8. Kristall 
9. Berlin Basement 
10. Berlin Blues 
11. Popkoral

Helge Lien (p)
Mats Eilertsen (b)
Per Oddvar Johansen (ds)
今日のおまけは、ご本人たちがあげていた「Popkoral 
3. Loose Gore」。
ディスク1のトリオ・ヴァージョンのほうですね。

令和元年最初の投稿でした。笑
んじゃ、退散♪

2019年4月13日 (土)

ますます意気投合! 『Free To Play / Espen Berg Trio』

Free_to_play
 
ノルウェーのピアニスト、エスペン・バルグのレギュラー・トリオでの新作。
キース・ジャレット、ブラッド・メルドー、エスビョルン・スヴェンソン等に影響を受け、フレッド・ハーシュに師事したという現代ジャズ・ピアニストの申し子。
全9作が彼のオリジナル。日本盤のみボーナス・トラックで「Body and Soul」が入る。
 
オープナーは、唯一、チェレスタを使用した「Monolitt」>。抽象画のようで幻想的で美しい。
スリリングにダイナミックに展開していく「Skrivarneset」。3人で疾走「Kestrel」ドラムが叩く出すリズムが尋常じゃなく速いっ!
美しいメロディが印象的な「Camillas Sang」。ダイナミックでアグレッシブ「Gossipel」。
激情的で大胆な「Episk-Aggressiv Syndrom」。抒情的なメロディに感情をのせていく「 ’Oumuamua」。
ティグラン・ハマシアンに影響されたという「Meanwhile in Armenia」、嵐のように様々に降り注ぐ。
終演は、感情豊かで思索的な「Furuberget」、アルコが効いていますね。
 
そして、日本盤にはスタンダードの「Body and Soul」が。
オリジナル曲とは、まったく違った優雅な演奏…。
 
リズムに特化し、複雑なリズムや高速の超絶演奏、、ますますトリオの一体感が増して独自の世界を切り開いている。
ピアノはもちろんですが、ドラムとベースもとても巧い! 特に、ドラムの詳細な音がすっごい。
クリアなタッチで透明感はあるけれど、北欧の朴訥なムードとは違いますよね。
 
 
1. Monolitt
2. Skrivarneset
3. Kestrel
4. Camillas Sang
5. Gossipel
6. Episk-Aggressiv Syndrom
7. ’Oumuamua
8. Meanwhile in Armenia
9. Furuberget
10. Body and Soul (Bonus track)
 
Espen Berg (p)
Barour Reinert Poulsen (b)
Simon Olderskog Albertsen (ds)
 
今日のおまけは、ちょうど良いのがみつからなかったので、、
オフィシャル動画から。
 
 
桜も散って春爛漫。
 
んじゃ、退散♪

2019年2月21日 (木)

ディープでエモーショナル 「Splashgirl @ Jazz Flash (2/20)」

Splashgirl @ Jazz Flash (2/20)

Splashgirl

Andreas Stensland Lowe ( p, key , electronics)
Jo Berger Myhre (b, electronics)
Andreas Lenmo Knudsrod ( ds , perc. )

昨夜は、ノルウェーの気鋭なピアノ・トリオ、スプラッシュガールのライブでした。
すでに、母国のレーベルから5枚?のアルバムをだしていて、今回は新譜『Sixth Sense』の日本ツアー。
会場時間に到着すると、ステージはなにやらたくさんの機材で埋まっています。笑
どんなサウンドになるのか、ワクワクです。

演奏がはじまると、思ったよりアコースティックなサウンドだと思いました。
ライブということもあってかもしれませんが、、
印象は、各自がとても楽器の巧いクールなコンテンポラリーなピアノ・トリオで、そこにエレクトロニクスな音が加えられた、独自なサウンド。抽象的、神秘的な世界。
ピアノ奏者は、ピアノと一緒にキーボードやエレクトロニクスを操り、ベース奏者もエフェクターを使って変化に富んだ音を提供、ボウイングもしてましたが、、やはり、巧いですよね!
そして、ドラマーは、通常のドラミングだけでなく、チェーンや鈴?を使って、いわゆる北欧系のドラマーらしく色彩色豊かな色付け。各自、素晴らしかったです。
音数はすくなくとも伸ばした音が重なり響き合って、雄大で荘厳なサウンドになっていました。
1曲が30分くらいなので、ライブヴァージョンなのか、、あるいはシームレスに曲をつなげたのか、、
たぶん、、1曲がライブヴァージョンで長尺だったのでは?って、思ってます。。

ディープでエモーショナルな 演奏に高揚!
ノルウェーのジャズシーンは、本当に面白い!

とりとめもない投稿になってしまいましたが、、備忘録のために。m(_ _)m
ツアーは、まだ、続きます。
今日21日は東京の楽屋。
22日は金沢もっきりや、23日は柏Nardis、24日は稲毛Candy。
興味持った方は、お近くのライブハウスへ!

んじゃ、退散♪

2019年2月17日 (日)

北欧的ファンタジー 『And Then Comes The Night / Mats Eilertsen』

And_then_comes_the_night_2


先週の月曜日に、「春の陽射しが……」、、なんて、書いたら、、とても寒くなり雪がふりました。。
週末くらいから、少しずつ暖かくなった感じはしますが。
と、いうことで、、またまた、懲りずに早春譜のような??アルバム。笑

ノルウェージャズの牽引者で、確信的で洗練されたベーシストのマッツ・アイレットセン。
今回の新譜は、ピアノ・トリオ。
ピアニストは、前作『Rubicon』でも、透明感のあるピアノを弾いていたHarmen Fraanje(読み方がわからない) 。お師匠さんが、ケニー・ワーナーとフレッド・ハーシュだけあって、1音の可能性を非常に大事にしているリリカルなピアノ。
ドラマーは、ノルウェー在住の日本人のピアニスト、田中 鮎美が参加した『Lucus』も好評だった、これまた1音を大事にするトーマス・ストレーネン。
Hubroレーベルから出ている『Elegy』と同じメンバーですね。
タイトルは、アイスランドの作家の小説からで、全て彼らのオリジナル曲。

オープナーは、硬質で透明感あるピアノがしっとりと弾く美しいメロディが印象的。ゆったりと、間を生かした演奏の「22」。
3人名義の即興「Perpetum」、アイレットセンの弓引きも入ってミステリアス。
ピアニストの曲「Albatross」、静かな美しい曲をひたすら美しく。
煌めくようなピアノのフレーズとベースの響き、かすかに聴こえるスティック音が軽やかな「After The Rain」。
暗く不穏な音を叩き出すドラム、練り響かせるベース、その中を単音を静かに響かせるピアノ。大きな空間に引き込まれていく「The Void」。ピアノとベースのデュオで穏やかな道行き「Solace」。
金属音で空間を切り裂きながら美しくも哀愁のある「Sirens」。タイトル曲「Then Comes The Night」は3人名義で、物語性を感じる力強い即興。低音と高音が絶妙に混じり合うミニマムなピアニストの曲「Soften」。
終演は、オープナーと同じ「22」の別ヴァージョン。キャッチーなメロディが頭の中を巡ります。

個性豊かな3人が、美しさを追求しながらも、オーソドックスな表現ではあきたらないクリエイティヴな発想で創り上げた世界は、リリカルで静寂な中にも、、底深いところに力強さを感じる幻想的な世界。


1. 22
2. Perpetum
3. Albatross
4. After The Rain
5. The Void
6. Solace
7. Sirens
8. Then Comes The Night
9. Soften
10. 22

Mats Eilertsen (b)
Harmen Fraanje (p)
Thomas Strønen (ds)

今日のおまけは、ご本人があげていたコペンハーゲンでのこのトリオのライブ。
アイレットセン、、お姿もセクシー♪ また、新潟に来ないかなぁ。。

んじゃ、退散♪

2018年11月 3日 (土)

穏やかな晩秋に 『Last Things / Siril Malmedal Hauge / Jacob Young 』

Last_things


ノルウェーのベテラン・ギタリスト(に、なりましたよねぇ。。)ヤコブ・ヤング。
私を北欧ジャズの虜にしたミュージシャンの一人です。
今回のお相手は、ノルウェーのヴォーカリスト、シーリル・マルメダール・ハウゲ。
彼が、「若手の中で際立った才能を持つシンガー」と絶賛している女性です。

スタンダード、ポップス、ロック、ヤコブ・ヤングのオリジナルと幅広い選曲。
好きな曲がならんでいて、とても嬉しい。

オープナーは、オリジナル「Bounce With Me」。フォーキーでナチュラルな歌声が素敵。アコースティックギターで寄り添うギターとしっくり、ぴったり。語りかけるように歌う「 I Will」。ギターもシンプルなフレーズで応える温かな時間。躍動感あるカッティングで歌い上げる、ジミ・ヘンドリックスの「 Little Wing」では、スキャットも披露。柔らかで伸びやかな歌声でしっとり歌う「Skylark」。
ヤコブ・ヤングの優しい歌声から始まる、オリジナル「Last Things」。多重録音での自然な響が美しい。声の相性もぴったりかな。
ギターとのユニゾンが印象的な、ノルウェーのサックス奏者の曲「Deep River」。スタンダード「So In Love」、ギターの繊細な響と歌の繊細な感情表現にうっとり。可憐。
ギターと丁々発止、スキャットでキメる「No Moon At All」。
ギターの響も余韻をひく、ジェームズ・シェルトンの「Lilac Wine」は、情感たっぷりに。
終演は、囁き呟くような「Ballad of The Sad Young Men」。ギターも最小限の音で寄り添う。

日本盤、ボーナストラック「Still Crazy After All These Year」、温かで穏やかな空気をそのまま、この名曲にのせて。ノルウェーからふわりと風を感じる。

優しく柔らかな声、ナチュラルな歌い方で、澄んだ空気を運んでくるヴォーカル。
そして、温かく寄り添うギター。穏やかなで静かな静かな時間が流れます。
大懐メロ大会みたいになったけど、やっぱり、いい曲はいいな。

1. Bounce With Me
2. I Will
3. Little Wing
4. Skylark
5. Last Things
6. Deep River
7. So In Love
8. No Moon At All
9. Lilac Wine
10. Ballad of The Sad Young Men
11. Still Crazy After All These Years (Bonus track)

Siril Malmedal Hauge (vo)
Jacob Young (g , vo)

今日のおまけは「I Will」。

穏やかな秋の休日をお過ごしください。
んじゃ、退散♪

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