2022年9月
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音楽で拡がる輪

JAZZ(Far North )

2022年9月23日 (金)

エスビョルン・スベンソンの未発表ソロ・アルバムがでる!!

 
e.s.t.のリーダ、ピアニストで作曲家のエスビョルン・スベンソン。
人気急上昇大活躍中の、2008年の6月16日にアクア・ダイビング中の事故で亡くなってしまいました。
亡くなった後も、
2001年10月スウェーデンのイェーテボリで行なったコンサート、『e.s.t. live in gothenburg / Esbjörn Svensson Trio』。
2005年『Viaticum』リリース直後のツアー中のロンドンのライブを収録した2枚組、『e.s.t. live in london』
2007年のアジア・オーストラリアのツアーの折にシドニーの『スタジオ301』で録音した音源、『301 』
など、トリオでの未発表音源がリリースされ、高評価を得ている。
今回は、自宅録音のソロ・アルバムが、11月にでるようですね。。
 

 

★ HOME.S.  / Esbjörn Svensson ★
 
Homes

 

彼のパソコンに眠っていたこの音源を発見したのは、彼の奥さま。

しかも、確認したのは、亡くなった10年後!だそうです。
すぐに、スベンソンが信頼を寄せていたサウンド・エンジニアの アケ・リントンに会い、サウンドを聴き、公開することに踏み切ったようです。
そして、彼の協力を得て、その録音が自宅でスベンソンが独りで録ったことも確信。
彼にとっての、リハーサル、練習、作曲、など、、一連の家での音楽活動は、彼の日常であり、詳しい内容をその時々に確認することはなかったわけですが、、
この音源が開かれて、なくなる数週間前に、彼は独りピアノに向かって、ソロの音源を録音していた事実が見えてくるわけです。
曲のタイトルは、スベンソンが宇宙に想いを馳せることが好きだったことから、ギリシャ語のアルファベットにちなんで付けることを決めたとのこと。
もちろん、全曲スベンソンの作曲です。
 
でで、、この情報を見た時、、複雑な感情がわきあがりました。
ちょっと、心がざわついた感じでしたが、時間を置いてみたら、、その漣みたいなものが静まってきました。
逆に、素直にこの音源を聴いてみたい、気持ちが生まれてきました。
 
キャリアの最初の頃の作品ですが、『Close / Lina Nyberg   Esbjörn Svensson』のデュオでは、彼のピアノは、シンプルな輝きを放っていました。
ニルス・ラングレンとのデュオ、『Layers of Light / Nils Landgren Esbjörn Svensson』では、その叙情ににうたれました。
2008年のエスビョルン・スベンソン、、どんなピアノのソロになっているのか、、
考えると、心がときめきますよね。

 



1. Alpha 
2. Beta 
3. Gamma 
4. Delta 
5. Epsilon 
6. Zeta 
7. Eta 
8. Theta 
9. Iota 

Esbjörn Svensson (p)

 

 
んじゃ、退散♪
 



2022年9月21日 (水)

ヤン・ラングレンの新譜は、ベースとのデュオ♪

 
スウェーデンの人気ピアニスト、ヤン・ラングレン。
ホーム・グランドのACTレーベルから、ベースとのデュオを10月にリリース。
 
★ The Gallery Concerts II: Jazz Poetry / Jan Lundgren & Hans Backenroth  ★
 
The_gallery_concerts_ii
 

 

デュオのお相手は同郷のベーシストで、人気グループだったSweet Jazz Trioのレギュラー・ベーシストだったハンス・バッケンルート。
以外にも、初顔合わせだそう!
ピアノの詩人と呼ばれるラングレンと、オール・ラウンドの凄腕ベーシストの演奏。
秋の静かな夜のお楽しみになりそうですよね。

 



1. It Was Good While it Lasted 
2. The Unexpected Return
3. Polska No.1 
4 Gårdsjänta 
5. A Thousand Kisses Deep 
6. Lacrimosa 
7. Svante 
8. She's Leaving Home 
9. Tricotism 
10. Stella by Starlight 

Jan Lundgren (p)
Hans Backenroth (b)

 

 

んじゃ、退散♪

2022年9月 7日 (水)

北欧発、アルトも吹く女性ヴォーカル 『Alone Together / Johanna Linnea Jakobsson』

 
Alone_together
 
北欧のアルトサックス奏者でSSWでもある、ヨハンナ・リネア・ヤコブソンのデビュー・アルバム。
このアルバムでも、ヴォーカルとアルト・サックスの両方を聴くことができちゃいます。
彼女のオリジナルとカバーが半分ずつ。
1991年生まれの彼女と同世代の北欧のギター、ピアノ、ベース、ドラムとのクインテット。
 
 
 
オープナーは、お馴染み「Alone Together」、少しハスキー、どこか儚げなヴォーカルに孤独感が漂う。ブルージーなギター、色彩豊かなドラムでドラマチックで抒情豊か。
オリジナル「Itinerant 」、ゆったりとリラクゼーションたっぷりのアルト、郷愁あふれるフレーズのギターは異国に誘う。
優しい声で囁くようなヴォーカル、端正でハードバピッシュなピアノで聴かせるオリジナル「Anything」。
抑制の効いたアルトが落ち着いた雰囲気を醸し出すオリジナル「Opaque」、ベースのソロも渋い。
清涼感あふれるヴォーカルと軽快なアルトで、ビートルズ・ナンバー「She's Leaving Home」。
オリバー・ネルソンの「Stolen Moments」、歌心たっぷりのアルトやメンバーとのやりとりがクール。
デューク・エリントンの「The Single Petal of A Rose」、まろやかで穏やかなアルトの響きが心地よい。
終演は、オリジナル「Blue」、キュートなヴォーカルで軽やかなひととき、スキャットも清くインティメイトな雰囲気。
 
キュートで清涼感あふれるヴォーカル、まろやかでソフィスティケートされたアルト。
どちらもリラクゼーションたっぷり、そして透明感のある音風景。
 
1. Alone Together 
2. Itinerant 
3. Anything 
4. Opaque 
5. She's Leaving Home 
6. Stolen Moments 
7. The Single Petal of A Rose 
8. Blue 

Johanna Linnea Jakobsson (vo,exc #2, 4, 6, 7,   as #2, 4, 5, 6, 7)
Robin Petersson (g)
Gustaf Rosenberg (p)
Anders Fjeldsted (b)
John Fernold (ds)
 
 
今日のおまけは、ご本人があげていた「Alone Together 」。
 
 
 
 
んじゃ、退散♪



2022年8月21日 (日)

ミハイル・ウォルニーの新作は、『Weitentraum』と同メンバー

 
1978年にドイツ、シュヴァインフルトで生まれた、ACTレーベルの新世代スター、ピアニストのミハイル・ウォルニー。
もうすぐ、トリオの新作がリリースされる。
 
 
★ Ghosts / Michael Wollny Trio ★
 
Ghosts

 


メンバーは、『Weitentraum』と同じ。

ドイツのフランクフルト生まれのドラマー、エリック・シェーファー。
アメリカのベーシスト、ティム・ルフェーブル。
2人とも、ウォルニーと同様に、高い評価を受けている人たち。
 
「インプロヴァイザーとして、自分が演奏しているのは作品自体ではなく、自分自身の記憶であることに気付くことがよくあります。そして、これらの記憶がその瞬間にあなたに戻ってくると、それらは今ここに存在し続けることを主張します。 」
 
ウォルニーの主張、「つまり、歌は幽霊のようなもの」ということからついたタイトルのよう。
 
面白い発想ですよね。
しかし、、ACTの推し推しのピアニストにしては、、
イマイチ、日本での知名度も人気もないような気がするのは、、思い過ごし??。。
 


1. I Loves You Porgy
2. Willow‘s Song
3. Hauntology
4. Hand of God
5. Ghosts
6. Monsters Never Breathe
7. Erlkönig
8. In a Sentimental Mood
9. She Moved Through the Fair
10. Beat the Drum Slowly

Michael Wollny (p)
Tim Lefebvre (b)
Eric Schaefer (ds)
 
んじゃ、退散♪

2022年8月 7日 (日)

即興重視でオーネット・コールマンを連想させる演奏 『Elastic Wave / Gard Nilssen Acoustic Unity』

Elastic_wave

 

 

アリルド・アンデルセンやマティアス・アイクに信頼されるノルウェーのドラマー、ガール・ニルセン。
マルチ奏者のアンドレ・ロリゲテンとは、同郷、たぶん、、初聴き。
そして、キット・ダウンズのアルバムでも活躍していたスウェーデン人のベーシストのペッター・エルドとは、ジャンゴ・ベイツが主宰する「若手音楽家のための北欧ラージ・アンサンブル」で知り合った。
2020年には、16人編成のビッグ・バンド『If You Listen Carefully The Music Is Yours / Gard Nilssen Supersonic Orchestra』で共演している流れがある。
 
オープナー「Altaret」は、スウェーデン語で「祭壇」を意味するとのこと。ロリゲテンのコルトレーン・スピリッツを感じるサックスが自由を謳歌する。
オーネット・コールマンの波動を感じる「Spending Time with Ludvig」。
クラリネットに持ち替えて優雅な演奏を聴かせる「Dreignau」、ニルセンのパーカッションが色彩豊か。
オーネットの熱さを感じる「Influx Delight」、ドラムの手数も多い!
ベース・ソロから始まる「Lokket Til Jon, Og Skjerfet Til Paul」は、ヨン・クリステンセンとポール・モチアンからのタイトル。
「The Other Village 」は、地中海のバグパイプの旋律からインスパイアされたもの、不思議な音は、テナーとソプラノを同時に演奏してるから。動画、、無いかな。。
躍動感満載、サックスのグルーブがかっこいい「Boogie」。
ソプラノ・サックスがエキゾチックな「Cercle 85」。
「Acoustic Dance Music」、高速フレージングで自在に踊る。
淡々と「Til Liv」。
終演は、バス・サックスで重厚な音世界「The Room Next to Her」。
 
シンプルなトリオで、アコースティックにこだわった演奏だけれど多彩、ヴァリエーション豊富。
楽器の特性をよく把握し、活用している。
オーネット・コールマンを連想させるサックスが印象的な即興重視のスリリングなトリオ。
 
 
1. Altaret
2. Spending Time with Ludvig
3. Dreignau
4. Influx Delight
5. Lokket Til Jon, Og Skjerfet Til Paul
6. The Other Village
7. Boogie
8. Cercle 85
9. Acoustic Dance Music
10. Til Liv
11. The Room Next to Her
 
Gard Nilssen (ds) 
Andre Roligheten (ts, ss, bs, cl) 
Petter Eldh (b)
 
今日のおまけは、レーベルがあげていた「Boogie」。
 
 
んじゃ、退散♪

2022年4月 9日 (土)

今まで以上に繊細な動きで、思慮深い演奏 『Opening / Tord Gustavsen』

 
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2003年の『Changing Places』以来、リリシズムあふれる旋律で、わたしたちを魅了してきたトルド・グスタフセン。
 
4年ぶりのアルバムは、『Changing Places』からのドラマー、ヤール・ヴェスペスタと、>新加入のノルウェーの実力派ベーシスト、スタイナー・ラクネスとのトリオ作。
ラクネスは、とてもテクニシャンで、歌心が満載のベーシストです。当然、リズムをキープするだけでなくて、真ん中の立ち位置も大好きな人だと思います。
でも、周囲への反応も的確で素早い!
グスタフセンのオリジナル10曲のほかに、ノルウェーの作曲家の曲を2曲で全12曲。
 
 
オープナー「The Circle」から、自在なベース・ラインと繊細なスティック・ワークが、透明感あるピアノとぴったりとはまり、幽玄な世界に誘う。
抽象的で即興重視の実験的な響きを感じる「Findings / Visa fran Rattvik」。
タイトル曲「Opening」、静かに静かに始まって、少しずつ変化し、音が重なり、次第に幕が開き、心が開放されていく。3人のだすさまざまな音色が柔らかい。
「The Longing」、グスタフセン特有の何処か懐かしさを秘めたメロディ、ベースとピアノで織りなす美しくロマンチックな世界に、ドラムが色彩をたす。
ゆったりとピアノがメロディを奏で、澄んだシンバル音が空気をふるわす「Shepherd Song」、後半はベースも積極的に絡んで動きのある演奏に。
「Helensburgh Tango」、エレクトロニクスを効果的につかった、メランコリックな曲、とても深いところに連れていかれる。
3人で小さなきっかけで繊細に変化しながら作り上げる「Re-Opening」、思慮深くお互いに反応。
透明で硬質な世界を広げていく「Findings II」。
「Stream」、ゆったりとした空間でインタープレイを繰り広げ、郷愁、そしてリリシズムあふれる世界を楽しめる。
「Ritual」、エレクトロニクスを使い、実験的な響きを重視した抽象的な演奏。
終演に向かっての2曲は、ノルウェーの作曲家の曲。
「Floytelat / The Flute」、厳粛な雰囲気の中、少し重く暗い雰囲気、口笛のような音はミステリアス。
「Varsterk,min sjel」、「強くなれ、私の魂よ」というタイトルのようですね。
朴訥でメランコリックなメロディ、静かなる感情の発露。胸が締め付けられる思い。
開放感があり、ゆったりとしたインプロヴィゼーションと、美しいメロディ。
繊細でリリカルな表現が満載、思慮深くとても自由な即興を重視。
3人のピッタリと息の合った異次元の演奏は、今回も聴き逃せません。
私は、ラクネスの参加は大成功だと思います♪
 
1. The Circle
2. Findings / Visa fran Rattvik
3. Opening
4. The Longing
5. Shepherd Song
6. Helensburgh Tango
7. Re-Opening
8. Findings II
9. Stream
10. Ritual
11. Floytelat / The Flute
12. Varsterk,min sjel
Tord Gustavsen (p, electronics)
Steinar Raknes (b, electronics)
Jarle Vespestad (ds)
 
 
今日のおまけは、ご本人のトピックにあがっていた「Stream」。
 
 
 
 
皆さんのところは、桜は咲きましたか?
我が家の桜は、今年もちっとも花がつきません。。。
 
んじゃ、退散♪

2022年3月30日 (水)

知性と感情の間で大きく揺れる個性的な演奏 『Potsdam / Iiro Rantala』

Potsdam

 

フィンランドを代表するピアニスト&コンポーザーで、ACTレーベルの看板アーティスト、イーロ・ランタラの新譜。

エスビョルン・スベンソンと所縁の深いACTミュージックから、スウェーデンに本拠地を置く、「ロイヤル・ストックホルム・フィルハーモニー管弦楽団」とACTの精鋭たちとのコラボによるスベンソン・ソング・ブック『E.S.T. SYMPHONY 』で、ピアノを弾くという大役を任せれていたランタラ。
その彼が、2021年11月27日に、ドイツのポツダムでのソロ・コンサートの録音盤、9曲中6曲が彼のオリジナル。

オープナーは、いきなり涙目になりそうな抒情的で美しいメロディを持つ「Twentytwentyone」。会場の人たちはさまざまな思いを馳せて聴きいったに違いない。盛大な拍手がなりやまぬまに始まった「Time for Rag」、アップテンポで陽気で明るく駆け抜ける。
一転、厳かに祈るような気持ちのこもった「Peace」、硬質なピアノ音色がピュアの心持ちのよう。
再びテンポをあげて「Can You Be Bob? 」、高速でトリッキーな演奏。
「Freedom」、多分、プリペイドを施されたピアノでの、スケールの大きな演奏、片時も止まらぬ強い想い。

ジョン・レノンの「Woman」、ポップに軽快に感情の高揚がはっきり伝わってくる。
「November」、陰影ある演奏、親しみやすいメロディ。

終演に向かっては、レナード・バーンスタインの手がけたミュージカルから2曲。

まずは、『Candide』から「Overture」、快活に高らかに。
そして、『West Side Story」から「Somewhere」、美しく気高く理想の世界。

 

その知性と、深い感情の間で大きく揺れながら個性的な演奏。

緩急をつけ、ユーモアも交え、観客を一瞬たりと離さない鮮烈な印象。

 

 

1. Twentytwentyone 
2. Time for Rag
3. Peace 
4. Can You Be Bob? 
5. Freedom 
6. Woman 
7. November 
8. Candide Overture 
9. Somewhere 

Iiro Rantala (p)

 

 

今日のおまけは、ご本人のトピックから「Twentytwentyone」。

 

 

 

 

んじゃ、退散♪

 

 

2022年3月23日 (水)

毎回、聴き逃せないトルド・グスタフセンの新譜が出る!

 
ECMを代表するノルウェーのピアニスト、トルド・グスタフセンが4年ぶりのトリオ作品を4月にリリースします!!
 
★ Opening / Tord Gustavsen Trio ★
Opening
 
2003年の『Changing Places』以来、リリシズムあふれる旋律で、わたしたちを魅了してきたトルド・グスタフセン。
4年ぶりのアルバムは、『Changing Places』からのドラマー、ヤール・ヴェスペスタと、
新加入のノルウェーの実力派ベーシスト、スタイナー・ラクネスが参加。
ラクネスは、2017年にトーレ・ブルンボルグと新潟で、春と秋の2回演奏しています♪
今度は、トルド・グスタフセンと新潟にいらしてくださいね!

  
すでに、1曲「Stream」が、ネット上にあげられていますが、、
3人のピッタリと息の合った美音の連続で、、ため息がでそうです。。。
 
彼の演奏には、静音、清音、、、抑音の極み、選りすぐられてでて来た音と音の間には、
五感で感じるだけではない特別な音が存在している気がします!

 
1. The Circle
2. Findings / Visa fran Rattvik
3. Opening
4. The Longing
5. Shepherd Song
6. Helensburgh Tango
7. Re-Opening
8. Findings II
9. Stream
10. Ritual
11. Floytelat / The Flute
12. Varsterk,min sjel
 
Tord Gustavsen (p, electronics)
Steinar Raknes (b, electronics)
Jarle Vespestad (ds)
 
んじゃ、退散♪ 

2022年3月12日 (土)

過去20年を振り返る 『Revisited / Helge Lien Trio』

Revisited
 
ノルウェー、、いやいや、北欧を代表するピアニスト、ヘルゲ・リエン。
日本語のタイトルや擬音をテーマにしたアルバムを出しているくらい親日家。
なんと、新潟のジャズ・フラッシュでも3回演奏をしています!
目の前で聴くヘルゲ・リエンは、ピアノの魔術師でした♪
 
2019年の『10』では、メンバーを一新していたのですが、
今回は、初期の頃から一緒にキャリアを積み上げてきたドラマーのクヌート・オーレフィアールと、マティアス・アイクのお兄さんのベテランのベーシスト、ヨハン・エイク。
過去にリリースしたアルバムからの曲を9曲、セルフ・カヴァー集ですね。
 
オープナーは、しっとりとどこか寂しさをたたえた「Hymne」、オーレファイヤールがドラマチックに盛り上げる。
「Liten Jazzballong」、まさに「滴るリリシズムの雫」。「Spiral Circle」、エイクのソロが染み渡る。
「Gamut Warning」、インプロビゼーションと躍動感!
優しいメロディ、流麗でリリカルなプレイ「Meles Meles」。
思索的で動きを感じる力強い「Folkmost」。神秘的で深淵な「Jasmine」。
硬質で端麗な味わい「Krystall 」。終演は、リリカルで硬質な「Nipa」。
リエンのピアノは硬質で透明感があってリリカル。安定感と歌心のあるベース、そして、彩豊かなオーレフィアールのドラムは必須。3人で心一つにした演奏が続く。
 
で、オープナーから終演までの選曲のアルバムが年代順に並んでいる。
20年間、、その本質は変わってませんよね。相変わらず、静寂な空間使いの名手。
 
 

1. Hymne (from What Are You Doing The Rest of Your Life)
2. Liten Jazzballong (from Spiral Circle)
3. Spiral Circle (from Asymmetrics)
4. Gamut Warning (from Hello Troll)
5. Meles Meles (from Natsukashii)
6. Folkmost (from Badgers and Other Beings)
7. Jasmine (from Guzuguzu)
8. Krystall (from 10)
9. Nipa (from 10)

 
Helge Lien (p)
Johannes Eick (b)
Knut Aalefjaer (ds)
 
今日のおまけは、このトリオのトピックスから「Hymne」。
 
 
んじゃ、退散♪

2022年3月 5日 (土)

透明感と陰影のある北欧叙情 『Stay Now / Joel Lyssarides』

Stay_now
 
スウェーデンのストックホルム出身のピアニスト、ヨエル・リュサリデスのリーダー作3枚目。
1992年に生まれの彼は、すでにスウェーデンの国内での知名度は、高いピアニストだそうです。
今回、ACTレーベルでのデビューで、世界的に名前を知られるピアニストの一人に躍り出たわけで〜す。
メンバーは、過去の2作と一緒で、ベースにニクラス・ファーンクヴィスト、ドラムスにラスムス・ブリクストのレギューラー・トリオ。
1曲がファーンクヴィスト、他11曲はリュサリデスのオリジナル。
 
オープナーは、透明感ある音色で一音一音を丁寧に奏でた「As Night Let Down Its Curtain」。
優しさに包まれた「Sommarsno」。
流麗なピアノ、息のあった3人のインタープレイ「Cloudberry Hill 」。
「Is There a Way」、メランコリックに心象風景を綴る。
スリリングにダイナミックに3人で駆け抜ける「Gowns of Dark」。
「Procession」、静かに静かに物語をかたるように。
流れ動く中で美しさとサスペンスタッチを共存する「Chimera」。
流麗に少しづつモチーフを変化させるタイトル曲「Stay Now」。
「Echoes」、静かに優しく互いに呼応し合う。
哀愁と陰りを持った「Down and Out 」。
唯一のファーンクヴィスト曲「St Joseph」、しっかりとリズムを強調しながら、穏やかに進む、ベース・ソロとピアノ・ソロのバトンタッチが素敵。
終演は、「The Last Verse」、優しく牧歌的なメロディが心に残る。。
 
端正で陰影があり、透明感にあふれた北欧叙情に富んだ作品。
美しいメロディも沢山あるけど、演奏にスリリングなメリハリもあって素敵。

1. As Night Let Down Its Curtain 
2. Sommarsno 
3. Cloudberry Hill 
4. Is There a Way 
5. Gowns of Dark 
6. Procession 
7. Chimera 
8. Stay Now 
9. Echoes 
10. Down and Out 
11. St Joseph 
12. The Last Verse


Joel Lyssarides (p)
Niklas Fernqvist (b)
Rasmus  Blixt (ds)
 
今日のおまけは、レーベルがあげていた「Stay Now」。
 
 
 
 

んじゃ、退散♪

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