裏表の移動もスムースな美しい驚愕な演奏 『Inner Spirit / Jan Lundgren & Yamandu Costa』
ブラジル出身の驚異のテクニックを持つ7弦ギタリスト、ヤマンドゥ・コスタ。
この2人のデュオがACTレーベルからリリースされました♪
私たちには意外な組み合わせですが、2019年に出会ってすぐに意気投合したそうです。
そして、2人の初めてのコンサートが、2023年にストックホルムで行われ、
2024年には、ベルリンでこの録音が行われたそうです。
2人のオリジナルを中心に14曲。
オープナーは、ブラジルの哀愁ともいうような「Para Aprender A Amar」。
穏やかな時が流れる「Galliano」。
ラングレンのオリジナルだけれど、、イタリアの哀愁に満ちた「Fresu」。
2人の高速のやり取りが面白い「Diplomata」。
ゆったり1音1音を奏でる「Nina」。
スムースに役割を交換しつつ会話を楽しむ、ジョビンの「Garoto」。
「Hannah」、短いけれどドラマチックで情熱的。
穏やかでゆったりと2人で歩みをあわせる「A Legrand」、「Habanera」。
コスタとラテン音楽のかかわりの深さが表れた「Choro Para Paquito」。
恋心と歌心が詰まった「Summer Kind of Love」は、ラングレンとパートナーのハンナ・スヴェンソンとの曲。
ルイス・ボンファの「Uma Prece」、淡い光に満ちている。。
次々と美しい調べが押し寄せてくる、、スウェーデンのSSWの「Nocturne」。
終演は、ルイス・ボンファの「Manhã De Carnaval」、押し寄せる哀愁に涙。
お互いに対等で、裏表の移動もスムースな美しい驚愕な演奏が詰まっています。
コード楽器同士のギターとピアノとうい楽器ですが、
共感…そして尊重し合う2人の演奏は、驚くほど親和性が高い。
テクニックはもの凄いのですが、、なにより心に穏やかで安らかな時間をもたらす1枚。
1. Para Aprender A Amar
2. Galliano
3. Fresu
4. Diplomata
5. Nina
6. Garoto
7. Hannah
8. A Legrand
9. Habanera
10. Choro Para Paquito
11. Summer Kind of Love
12. Uma Prece
13. Nocturne
14. Manhã De Carnaval
Jan Lundgren (p)
Yamandu Costa (g)
今日のおまけは、ラングレンがあげていた「Para Aprender A Amar」。
んじゃ、退散♪
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