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音楽で拡がる輪

JAZZ(Far North )

2023年10月 7日 (土)

硬質で知的、そして、翳りのある抒情 「Aki Rissanen ソロ・ピアノ ライブ @ JAZZFlash (10/4)」

Aki Rissanen ソロ・ピアノ ライブ @ JAZZFlash (10/4)
Aki Rissanen (p)
 
Aki_rissanen
 
6年前!!2017年の10月にもジャズ・フラッシュでソロのライブを敢行したフィンランドのピアニスト、アキ・リッサネンが、再び、ジャズ・フラッシュに。
去年リリースになったソロのアルバム『Divided Horizon』を引っ提げてのツアーです♪
行きたいけど、、行けない。。悩んだのですが、、
直前になって、参加できることになって、、幸せ。
少し、お話ししてライブがはじまりました。。
ピアノの音を確かめるように、ゆっくりと、、でも、力強くはじまった。
次第に、彼自身がうちなる世界に入り込み、彼の中にある心象風景を私たちにわかるように表現してくれる。
 
フィンランドのグラミー賞をとった確かなテクニック。
右手と左手が別の生き物よう、、時折交差し、時折一体化し、
ミニマリズムの反復がもたらすスリリングな演奏を繰り返し、我々も高揚。
 
翳りのある音の配列で、不思議な音の世界。
知的な側面と、叙情的な側面の双方を持ち、切れ味抜群で一筋縄では行かない音風景。
クラシックの曲以外は、基本的に全て即興…基本、楽譜も見ない。
翳りのある音の配列。
 

スタンダードの「 I Hear a Rhapsody」もテーマをモチーフにしながらも、彼のオリジナルのよう。
躍動感のあるムーミンの曲を演奏しましたが、明るさというより、、
ムーミンの原作に詰まっているような少し暗めで哲学的な雰囲気。
最後まで、、硬質、知的、そして、翳りのある抒情。

 
新作は持っていたので、他の作品を購入し、サインもいただきました。
大沢さん、樋口さん、フラッシュのマスター&女将! ありがとうございました♪
 

んじゃ、退散♪

2023年5月21日 (日)

あらためて思う私の大切な人たち 「スウェーデン・オールスターズ (6/17) @ Cotton Club (6/17)」

スウェーデン・オールスターズ  @ Cotton Club (6/17)」

04_20230520112501


先週は、「スウェーデン・ジャズ・ウィーク2023」
都内のライブ・ハウスでは、ラーシュ・ヤンソン・トリオ、ウルフ・ワケーニウス・グループ、イザベラ・ラングレン&Her Trioの3組が、毎日ライブを行なっていました。
最後は、火曜日に浜離宮朝日ホールでイザベラ・ラングレン& Her Trioが「Seiko Presents “Seiko Starry Night Concert” Vol.28」に出演で、終わりのよう。

ジャズ・ミュージシャンも綺羅星の来日ラッシュなのですが、都内に住んでいたら一組づつじっくり聴きたいところ。。
と、いうわけにもいかず、コットン・クラブのスウェーデン・オールスターズ を聴きに行くことにした。珍しく、泊まりの観戦で2セット。
基本、両セットは、ほぼ同じ内容。

オープニングは、Ulf Wakenius Group。
Ulf Wakenius(g)  Björn Arkö(ts)  Hans Backenroth(b)  Calle Rasmusson(ds)

発表当初は、新潟在住のオーベ・インゲマールソンが、テナーで参加だったのが、札幌在住のビョーン・アルコに変わっていました。
とても、エキサイティングなブレッカー・ライクなサックス奏者で、そのせいか、速いフレーズのユニゾンなどを多く取り入れたパワフルな演奏が中心
1曲、かなり使いこんだ「弘法、筆を選ばず」的な愛用のギターの、ピックと弦の間にちぎった紙を挟んで、三味線風弾きをしてました。これって、日本へのサービス精神?
流石だな、、巧いけど、こういうのは好きではないのでm(_ _)m、、ちょっと、がっかり気分。
でも、紙を外せば、紙を外せば(しつこい?)、圧倒的テクニック、グルーヴ、メロディ・センスが、よくわかる。

ファースト・セットは、4曲演奏したきがするんだけど、、、
その後、メンバーが下がって、イザベラ・ラングレンが登場。
2人でデュオで「Smile」。
先ほどとは、一転して、、甘い音色でお得意のあの甘いフレーズ多用のワケニウスと、
その音に酔いしれるように感情たっぷりで歌うイザベラ。
もう、うっとりでしたね♪

その後は、Isabella Lundgren & Her Trio
Isabella Lundgren (vo)
Daniel Fredriksson (ds) Carl Bagge (p) Niklas Fernqvist (b)

情感たっぷりにスタンダードの名曲を3曲。
細くキュートな容姿ながら、全身を使って力一杯歌い上げる歌唱で魅了。
ピアノ・トリオとも息もぴったりで、バンドと掛け合いながら説得力ある演奏でした♪
リリカルなピアノ・フレーズが印象的な「Over the Rainbow」が素敵だったですぅ。

取りは、お待ちかね、、ラーシュ・ヤンソン・トリオ。
Lars Jansson (p) Thomas Fonnesbaek (b) Paul Svanberg (ds)

ラーシュ・ヤンソンは、私が北欧ジャズの新譜を漁るようになったきっかけになったピアニスト。
初めて聴いたレギュラー・トリオから、ベーシストとドラマーが一新された『What’s New』以来のメンバー。

自分の生徒だったベーシストと実の息子のドラマー、彼の愛情の深さが垣間見れます。
今回の来日で、22回目だそうで、ピアノの前に座ると、そのチャーミングな人柄ですぐに笑いをとってました。


でも、ピアノを弾き始めるとヤンソン・フレーズが触れだす。
ここから、3曲は夢の中。親しみやすいメロディ、優しいメロディなので、繊細で優しいイメージだけど、ピアニズムは意外と熱い。

躍動感もあるし、ドラマチックな展開。
グリッサンドなどもいれて、情感豊かな世界をつくりあげていきます。
一音一音、、そして、フレーズに説得力がある。
ベーシストもドラマーも、そんな彼の曲も演奏も、、性格もきっちりと把握していて、的確なサポート。
3人で創り上げる世界は、ヤンソンの香りが濃厚、1曲ごとに大きな歓声があがってました。
特に美メロ曲で幸せな気持ちになる「Hilda Smiles」が、聴けて本当に幸せでしたよ。

やはり、私にとってこの方は、別格中の別格、単独ライブにも行きたかったぞぉ…。


2セット目も、ほぼ内容は同じ。。ジョークも同じ?笑
ただ、ワケニウスのグループが、演奏曲を3曲にして、
ヤンソンのトリオの後に、アンコール的に各バンドからのメンバーで「Dear Old Stockholm」を演奏。

ウルフ・ワケニウス、イザベラ・ラングレン、トーマス・フォネスベック、ポール・スヴァンベリー、カール・バッゲ、ビョーン・アルコだったとおもいます。
ヤンソンがピアノ席を、立ったのでがっかりした記憶しかありません。。m(_ _)m

とはいえ、顔見せ的なライブではありましたが、3人のリーダーの個性もよくわかった、面白いライブでした。
メンバーも皆さんハイ・レベルで、それぞれをゆっくり聴いたら、、もっと、よかったのにな。

ラーシュさま、、皆さま、、また、いらしてください!
スウェーデン独立500周年、おめでとうございます!
あらためて思うのは、私の大切な人たちだということでした。。


そして、この無謀な企画にお付き合いくださいました中年音楽狂さま、ありがとうございました。
私は、まぢで呑みすぎました。。m(_ _)m

そう、ワケニウスさまが使っていた紙切れを捨てていったので拾ってきました。
ご笑納くださいませ。
Waste_paper



んじゃ、退散♪

2023年5月14日 (日)

エレガントなギター・トリオ 『Eventually / Jacob Young』

 
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ヤコブ・ヤングのECM4作目がリリースされましたね。
今回は、レーベルのデビュー作からの朋友のベーシスト、マッツ・アイレッツセンと、色彩豊かなドラマー、アウドゥン・クライヴとのギター・トリオ。
 
2014年の『Forever Young』以来9年ぶりで、全てが彼のオリジナル。
 
 
オープナーは、タイトル曲 「Eventually」、ソウルフルなベースと柔らかなギターの音色を裏表にメロディック、ドラムがアクセントを。
「I Told You in October」、リラックスしたギターと歌心あるベース。
叙情的なメロディをゆったり穏やかに「Moon Over Meno」。
軽妙洒脱なブルーズ「One for Louis」。
「Schönstedtstraße」、軽快で息のあった3人の演奏を堪能。
ゆっくり、ゆったり音数抑えた「Northbound」。
「The Dog Ate My Homework」、わくわく、いきいき、楽しい時間。
ギターとベースの会話に聴き入る「The Meaning of Joy」。
終演は、内性的で繊細な「Inside」。
 
 
2人の非常に優秀なリズム・セクションを得て、挑んだトリオ作。
ベースが全体に力強い印象を与え、 ドラマーがしっかりとグルーヴを与え空間を彩る。
ヤングは、常にエレガントにギターを鳴らす。。



1. Eventually
2. I Told You in October
3. Moon Over Meno
4. One for Louis
5. Schönstedtstraße
6. Northbound
7. The Dog Ate My Homework
8. The Meaning of Joy
9. Inside

Jacob Young (g)
Mats Eilertsen (b)
Audun Kleive (ds)

 
今日のおまけは、ご本人のトピックにあった「Moon Over Meno」。
 
 
んじゃ、 退散♪

2023年4月19日 (水)

ヤコブ・ヤングのECM4作目はギター・トリオ

 
ノルウェー出身で、ジム・ホールやジョン・アバークロンビーに師事したギタリスト、ヤコブ・ヤング。
5月12日に2014年の『Forever Young』以来、9年ぶりにECMからリーダー作をリリース!
今回は、ギター・トリオというシンプルな編成です。
 
★ Eventually / Jacob Young ★
 
Eventually
 
 
ベーシストは、2004年の『Evening Falls』と2007年の『Sideways』にも参加したマッツ・アイレッツセン、
ドラマーは、マティアス・アイクのECMデビュー作のドラマーだったアウドゥン・クライヴ。
2人の非常に優秀なリズム・セクションを得て、挑むトリオ作。
 
 
このアルバムも楽しみ過ぎますよね!
 
 
1. Eventually
2. I Told You in October
3. Moon Over Meno
4. One for Louis
5. Schönstedtstraße
6. Northbound
7. The Dog Ate My Homework
8. The Meaning of Joy
9. Inside

Jacob Young (g)
Mats Eilertsen (b)
Audun Kleive (ds)

んじゃ、退散♪

 

2023年4月16日 (日)

『While We Wait For A Brand New Day 』リリースツアー Oddgeir Berg Trio @ jazz Flash (4/13)

Oddgeir Berg Trio @ jazz Flash (4/13)
Oddgeir Berg (p) Audun Ramo (b) Lars Berntsen  (ds)
Oddgeir_berg_trio
ノルウェーのピニスト、オッドガイ・バルグは、2019年の10月にトリオで来日して、新潟ではジャズ・フラッシュでライブを行なってくれました♪
2021年には、静寂せ荘厳な『Christmas Came Early』というクリスマス・アルバムをリリースして、前回のライブとの印象のギャップにびっくり!
 
そんな彼らが、ノルウェーがロックダウンする寸前に録音した『While We Wait For A Brand New Day 』を携えて来日。
再び、ジャズ・フラッシュで演奏するとのことで、行ってきましたぁ。
 
今回は、新加入のアウドゥン・ラモがベース。
そして、演奏曲は新作からが多く、もちろん、ピアニストのオッドガイ・バルグの曲中心。
 
1セット目のオープナーは、ドラムのビートで一気に観衆を惹きつけた1作目の曲から。
そこから、新作に入っている5歳の息子さんの夢のをテーマにした優しい曲へとなり、新作からの演奏が多くなる。

アップテンポで、3人で駆け抜ける感じのスリリングな演奏は前回と同じ。
エフェクターなども使って独自の世界…アコースティックな部分も大事にした、ダイナミックな三位一体の演奏。
癖があって個性的だけれど、曲がメロディアス。
曲順の静と動の配置もいい感じ。なにより、日常の感情の機微を取り込んだ曲が親しみやすい。
ピアノにエフェクターも、e.s.t.風なものもあるが、ちょっとアンビエントな響きをいれたフューチャー・ジャズ風のものもあって、多彩。
彼のピアノも、流麗華麗、そして、左右の手をうまく使った躍動感も素晴らしい。
一番体の大きかったドラマーのラーシュ・バンツェン、欧州や北欧のドラマーによくあるパーカッション系の音や手打ちは一切なく、スティック、ブラシ、マレットで色彩豊かに彩っていた。
新加入のベーシスト、アウドゥン・ラモ、ソロに聴き惚れる。すでに、トリオにバッチリ馴染んでました。
 
ライブの終演は、新作にもある「Post Mortem」、エフェクターもかかった暗く少し重たい演奏。ぐっと、沈んでアンコール。
アンコールも、ピアノが物静かに語る瞑想的な演奏、たぶん、1作目のラストの曲のテーマ。
 
でも、全体にはとても明るい印象で、ハッピーな雰囲気、これはピアニストのお人柄なのだろうか。
しかし、曲の説明を聞いていると、ただハッピーってことではなくて、
そこには、相反する気持ちも存在する、、って、感じもあって、北欧の人たちなんだなぁ、、
と、勝手に思いました。
今回も、素敵な時間を過ごせました!
 
で、新作とクリスマス・アルバムにサインをいただきました。m(_ _)m
クリスマスはね、、本当にめっちゃスローな静かな世界。

ツアーを主催している大沢さん、新潟のサポートの樋口さん、そして、ジャズ・フラッシュのマスターと女将さん、、いつも、ありがとうございます。m(_ _)m
 
ついでに、新作情報も。
 

 

★ While We Wait For A Brand New Day / Oddgeir Berg Trio ★

 

While_we_wait_for_a_brand_new_day
 
一番違うことは、ベーシストがカールヨアキム・ウィスロフだとういうこと。
そして、3曲目に、ボルゲ・アーレ・ハルヴォルセンのファンキーなサックスが加わって、めちゃ楽しい。
改めて、聴いてみると、キャッチーな曲が多いかな。
スタジオ録音なので、ライブより全体の音にバランスがいいで〜す。
ライブの時は、ドラムスの音がちょっと大きかったかも。


1. The Dream 0f Adam
2. Dancing Through The Storm
3. Lucky be Happy (feat. Borge-Are Halvorsen)
4. Happy Morning
5. Psalmish
6. Sunday Mood
7. Scenes from A Movie
8. Bring on The Night
9. Post Mortem

Oddgeir Berg (p, keys)
Karl-Joakim Wisløff (b)
Lars Berntsen (ds)
Borge-Are Halvorsen (sax) #3
 
今日のおまけは、ご本人があげていた「The Dream 0f Adam 」。
 
 
んじゃ、退散♪

2023年4月 9日 (日)

穏やかで希望という光に暖められる 『Be Am / Bugge Wesseltoft』

 

Be_am
 
落穂拾いをしてしまった。汗ノルウェーのピアニスト、コンポーザー、そして、Jazzlandを主宰するブッゲ・ヴェッセルトフト。
 
最近は、元e.s.t.のリズム隊と組んだトリオRYMDENで2枚のアルバムもだしている。
私的には、いわゆるフューチャー・ジャズ、、というより、ソロ・アルバムで素晴らしいクリスマス・アルバムを出している大事なお方。
その彼が、2017年の『Everybody Loves Angels』以来、、久しぶりにソロのアルバムを出していました。汗
レーベルが、自身のJazzlandというところもあって、ピアノだけではなく、ローズ、カリンバ、エフェクターを使ってますし、テナー・サックス奏者のホーコン・コーンスタも一役買っている。
そして、ご多分に漏れずコロナ禍の副産物でもあるようです。
 
 
オープナーは、序章のような「Resonate」。
目の前に自然の光景が広がっていく「Tide」は、歌うようなポップな感覚。
「State」、少し陰りのあるブッケ節が胸に沁みる。
 
 
内部奏法から始まってサックスの実験的な音が印象的な「Emerging」。
「Roads」は、サックスもしっかり歌い、心を貫く。
 
 
ソロに戻って、「Messenger」一音一音が心の奥に届くように丁寧に
優しく静かに「Green」、タイトル曲「Be am」は微かに感じる不安。
カリンバが小鳥の声の囀りを奏で、自然との一体感を感じる「Life」、繊細。
一転、力強さを感じる「Gonna be OK 」、そして、強くもっと強く「Deeper」。
終演は、サティのように時を忘れそうになる「Sunbeams through leaves softly rustling」。
 
 
 
まいったな。。優美で音数の少ないピアノのソロをメインにしながら、
それぞれの心情にあったサウンドスケープを創りだしている…。
改めて、彼の曲がメロディアスで歌心があると思った。
コロナ禍での不安や怒りなどの感情表現もしながらも、
全体には穏やかで希望という光に暖められたじんわりくるアルバム。
 


1. Resonate 
2. Tide 
3. State 
4. Emerging
5. Roads
6. Messenger
7. Green
8. Be am
9. Life
10. Gonna be OK
11. Deeper
12. Sunbeams through leaves softly rustling
 
 
Bugge Wesseltoft (p, rhodes, kalimba, effects)
Håkon Kornstad (ts) #4,5
 
 
今日のおまけは、ご本人のトピックから「Sunbeams through leaves softly rustling」。
 
 
 
 
んじゃ、退散♪

2023年3月25日 (土)

あくなき探求心 『Sphere / Bobo Stenson Trio』

 
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スウェーデンのピアノの巨匠、ボボ・ステンソン。
前作『Contra La Indecision』より、6年ぶりの新作です!
メンバーは、朋友のベーシスト、アンデルシュ・ヨルミン、2008年の『Cantando』より一緒のドラマー、ヨン・フェルト。
 
 
オープナーは、ピート・ハインの詩から創られた「You shall plant a tree」。丁寧なフレーズ、静かに交わす仲間との会話。ピアノとベースのアブストラクトなやりとり、それを色付けるドラム。
ヨルミン作「Unquestioned answer - Charles Ives in memoriam」、即興から即興へと続く暗く抽象的実験的な時間。
深淵を覗き込むような、スウェーデンの作曲家スヴェン・エリック・ベックの「Spring」。
ボーイングの音が不安を煽るヨルミン作「Kingdom of coldness」、流麗で透明感あるピアノ演奏の美しいこと。。
再びスヴェン・エリック・ベック作「Communion psalm」、大きなスペースで穏やかで濃い会話。
爽やかにスウィングする「The red flower」。
ノルウェーのピアニスト、アルフレッド・ヤンソン作「Ky and beautiful madame Ky」、各人が独立していながら一体化。
フィンランドの国民的作曲家シベリウス作「Valsette op. 40-1」、前衛的、実験的、幻想的。
終演は、オープニングと同じ「You shall plant a tree」、一回り。。
 
 
ボボ・ステンソンのクリアで柔らかなタッチに合わせてインタープレイを繰り広げる3人。
あくなき探求心、既成の音楽はやらないという信念の塊。
お歳をめしても、創造力の翼は力強く羽ばたいています♪
 
 
1. You shall plant a tree
2. Unquestioned answer - Charles Ives in memoriam
3. Spring
4. Kingdom of coldness
5. Communion psalm
6. The red flower
7. Ky and beautiful madame Ky
8. Valsette op. 40-1
9. You shall plant a tree (var.)


Bobo Stenson (p)
Anders Jormin (double bass)
Jon Falt (ds) 
 
 
 
んじゃ、退散♪

2023年3月19日 (日)

5月に「スウェーデン・ジャズ・ウィーク2023」開催される❣️

 
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5月に「スウェーデン・ジャズ・ウィーク2023」開催される!!!
スウェーデンのジャズに多く携わってきたスパイス・オブ・ライフとスウェーデン大使館の共催で、「スウェーデン・ジャズ・ウィーク2023」が開催される!
スウェーデンでは、毎年6月6日をナショナルデーと呼び、国民の祝日。
1523年のこの日、建国の父とも言われるグスタフ・ヴァーサがスウェーデン国王に就任したことから始まったようですが、今年はそこから数えて500年!ということで、日本でもお祝いとしてこの企画がなされたようです。
 
 
スウェーデン独立500周年、おめでとうございます!
 
 
★ スウェーデン・ジャズ・ウィーク2023 ★

5月16日(火)〜5月23日(火)に一週間、都内のライブハウスで、
以下の3組のスウェーデンのバンドが演奏しますよ。

 
Lars Jansson Trio(ラーシュ・ヤンソン・トリオ)
 
 
Lars Jansson(p)  Thomas Fonnesbaek(b)  Paul Svanberg(ds)

5月17日(水)Cotton Club スウェーデン・オールスターズ
5月18日(木)Sometime (吉祥寺)
5月19日(金)Body & Soul (渋谷)
5月20日(土)Satin Doll (六本木)
 

 
Isabella Lundgren & Her Trio(イザベラ・ラングレン・トリオ)
 

Isabella Lundgren(vo)  Daniel Fredriksson(ds)  Carl Bagge(p)  Niklas Fernqvist(b)

5月16日(火)宝生能楽堂 「能とスウェーデン・ジャズの邂逅」
5月17日(水)Cotton Club スウェーデン・オールスターズ
5月18日(木)Satin Doll (六本木) 
5月19日(金)Sometime (吉祥寺) 
5月20日(土) Body & Soul (渋谷)
5月23日(火)浜離宮朝日ホール   Seiko Presents “Seiko Starry Night Concert” Vol.28
 
 
Ulf Wakenius Group(ウルフ・ワケーニウス・グループ )

Ulf Wakenius(g)  Ove Ingemarsson(ts)  Hans Backenroth(b)  Calle Rasmusson(ds)

5月17日(水)Cotton Club スウェーデン・オールスターズ
5月18日(木)Body & Soul (渋谷)
5月19日(金)Satin Doll (六本木)
5月22日(月)Sometime(吉祥寺
 

ななんとぉ、、ウルフ・ワケニウスのバンドに、現在は新潟在住のオーべさまがいらっしゃる!
古巣での演奏、、って、感じですかねぇ。
いきたいなぁ。。。でも、難しいだろうなぁ。。

とりあえず、全スウェーデン・ジャズのファンの方々へ❣️

んじゃ、退散♪

2023年2月25日 (土)

ボボ・ステンソンが、5年ぶりの新作を出す!

 
北欧の雄、スウェーデンのピアニスト、ボボ・ステンソン。
3月17日に、『Contra la indecisión』以来実に5年ぶりに、ECMレコードから新譜をリリース。
 
★ Sphere / Bobo Stenson Trio ★
 
Sphere
 
3月、、今、どうしてるのかなぁ?
と、思っている大切な人たちが、久しぶりに新譜を出すニュースが相次いで嬉しい。
その1人が、ソロ・ピアノを聴いて感動したボボ・ステンソン。
 
メンバーは、『Cantando』以来のお馴染みの、ベーシストのアンデルス・ヨルミン、ドラマーのヨン・フェルト。
ずっと、、アンダーシュ・ヤーミンって、言ってたので、、なんだか、、慣れないけど。汗
 
「長い即興のフレーズでそれは塊となり、生きているよう」
と、ありましたが、東京で聴いたソロの演奏で、それは、実感できました。
 
今回も、楽しみです!
 

1. Cancion Contra La Indecision
2. Doubt Thou The Stars
3. Wedding Song From Poniky
4. Three Shades Of A House
5. Elegie
6. Cancion Y Danza VI
7. Alice
8. Oktoberhavet
9. Kalimba Impressions
10. Stilla
11.  Hemingway Intonations

Bobo Stenson (p)
Anders Jormin (double bass)
Jon Falt (ds) 
 
んじゃ、退散♪

2023年2月19日 (日)

ラーシュ・ダニエルソンの率いるカルテット、リベレットが新譜をだす!

 
スウェーデンが誇るベーシスト、チェロ奏者、作曲家、ラーシュ・ダニエルソン。
彼が率いるクラシックとジャズを融合させたジャンルへの挑戦をつづけているカルテット、リベレットが、3月のおしまいに、新譜を出します。
 
★ Symphonized / Lars Danielsson ★
 
 
Symphonized
 
リベレット名義で、ACTレーベルより5枚目。
ラーシュ・ダニエルソン、グレゴリー・プリヴァ、マグヌス・オストロム、ジョン・パリチェッリのお馴染みの凄腕メンバーに、
アルヴェ・ヘンリクセンとパオロ・フレスの2人のトランペッターをゲストに招き、それぞれ、2曲づつ。
そして、彼の音楽学院時代の学友もいるイェーテボリ交響楽団が参加。
リベレットの作品をオーケストラで演奏するプロジェクト。
自らの2つの柱を融合させた2枚組のようですね。
 


ディスク 1
1. Liberetto 
2. Passacaglia 
3. Africa 
4. Sacred Mind 
5. Lviv 
6. Nikita‘s Dream 
7. The Fifth Grade 
8. Yes to You 

ディスク 2
1. I Affettuoso 
2. Ii Elegi 
3. Intermedium 
4. Iii Le Bagatelle 
5. Iv Scherzo 


Lars Danielsson (b, vc)
Grégory Privat (p)
Magnus Öström (ds, perc)
John Parricelli (g)

Gothenburg Symphony Orchestra (conducted by Peter Nordahl)
Carol ina Grinne (english horn, oboe d´amore)

Guests:
Arve Henriksen (tp)  1- #6, 1- #8
Paolo Fresu (tp) 1- #3, 2- #5
 
んじゃ、退散♪
 
 

 

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