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音楽で拡がる輪

JAZZ(Far North )

2021年5月16日 (日)

清楚で表現力豊か 『Look For The Silver Lining / Isabella Lundgren』

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スウェーデンのヴォーカリスト、イサベラ・ラングレンが、2020年3月に録音したアメリカン・ソング・ブック。
カール・バゲのピアノ・トリオとストリングスも入って、「元気をだそう」をテーマにした内容。
 
オープナーは、タイトル曲「 Look for The Silver Lining(希望の兆し)」
ストリングスが加わって、よりエレガントに。
さぁ、元気を出していこう!「Pick Yourself Up」、ブルージーな「 Climb Ev'ry Mountain」。
しっとりと「Fly Me to The Moon」、軽快に「 It's A Good Day」、豊かな感性が伝わる「The Sound of Music」。
ストックホルム・ヴォイセズとのハーモニーにうっとりする「Dream」。
思わず踊り出したくなる「Singin' in The Rain」、透き通るような「The Folks Who Live on The Hill」、語りかけるような「Smile」。
終演は、光に包まれた「What a Wonderful World」。
 
 
清楚で、透明感ある歌声で、丁寧に切々と歌い上げていて、とても表現力豊か。
しっとりした時間が過ごせます。五月病なんて、ふっとばせ♪
 
 
1. Look For The Silver Lining
2. Pick Yourself Up
3. Climb Ev'ry Mountain
4. Fly Me To The Moon
5. It's A Good Day
6. The Sound Of Music
7. Dream
8. Singin' In The Rain
9. The Folks Who Live On The Hill
10. Smile
11. What a Wonderful World
 
Isabella Lundgren (vo)
Carl bagge (p)
Niklas Fernqvist (b)
Daniel Fernqvist (ds)
 
Strings
Hanna Helgegren (violin)
Damon Taheri (viola)
Henrik Naimark Meyers (violin)
Fred Lindberg (cello)
 
Stockholm Voices  (chorus) #7
 
今日のおまけは、ご本人があげていた「Smile」。
 
 
んじゃ、退散♪

2021年4月24日 (土)

限りなく透明でアンビエント 『Bayou / Thomas Strønen  Ayumi Tanaka  Marthe Lea』

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3人連名、ノルウェー在住のミュージシャン達によるアンビエントなサウンド。
ドラマーで作曲家のトーマス・ストレーネンは、日本では知名度は少ないけど、北欧の音楽シーンでは引く手数多。ECMでは、リーダー作を含め7作に参加。
 
今作は、2018年のストレーネンのアルバム『Lucas』に参加していたノルウェー在住の日本人ピアニスト田中 鮎美と、クラリネット奏者・ヴォーカリスト・パーカッショニストのマルテ・リーとのトリオ。
3人は、オスロの王立音楽アカデミーで、一緒に学んだ仲間。今回は、学生の時から切磋琢磨してきたトリオで満を持してのECMデビュー。
 
オープナーは、ノルウェーの古いトラッドでタイトル曲「Bayou 」。ドラムとピアノの静間か誘いからリーの歌が厳かに入る。どこまでも透明で心に沁み通る。
パーカッションとドラムから入る「Pasha」、ピアノ音、残響音?どこまでも静かな音と音の掛け合い。
暗い水中にいるようなピアノの誘い「Duryea」、クラリネットの響きと反応すると少し熱く。
水中を漂うような美しいピアノが印象的な「Nahla」。
「Varsha」は、深い淵から聴こえてくるようなクラリネットの響きが心に残る。
深い深い谷で交わすトロルの会話みたいな「Eyre」。
遠くへ遠くへ連れ去れそうになる「Dwyn」、深遠なる心の奥を覗き込むむ自分。
「Bayou II」、「Bayou」の別ヴァージョン、ほぼアカペラ。
「Como」、物悲しく3人の楽器の響きが重なる。
終演は、「Chantara」、抑えられた音が響きあって、器から水がこぼれ落ちるような緊張感。
 
全てにおいて、自然発生する流れを重要視した即興音楽。
少ない音数で、限りなく透明でアンビエントなコンテンポラリー・サウンド。
メロディは、ほぼ出てこなくても美しいサウンドでした…
 
1.Bayou
2.Pasha
3.Duryea
4.Nahla
5.Varsha
6.Eyre
7.Dwyn
8.Bayou II
9.Como
10.Chantara
 
 
Thomas Strønen (ds,perc)
Ayumi Tanaka (p)
Marthe Lea (cl,vo,perc)
 
 
今日のおまけはは、ご本人があげていた「Varsha」。
 
 
んじゃ、退散♪

2021年4月10日 (土)

自然体でリラックスした表情が素敵 『You Should Have Told Me / Ellen Andersson』

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「トゥシェ」という北欧のヴォーカル・グループでも活動しているスウェーデンの女性ジャズボーカリスト、エレン・アンデションの4年振りのアルバム。
4年前のアルバムは持ってないのですが、ジャズ批評の「ジャズオーディオ・ディスク大賞2020」ヴォーカル部門の銀賞でした。
最終選考で1票いれたけれど、アルバムを持っていなかったので、購入、やっと、きました。
 
オープナーは、タイトル曲「You Should Have Told Me」、ピーター・アスプルンドのトランペットも決まってクールで小粋。
ストリングも入って、しっとりと丁寧に「Once Upon A Summertime」。
口笛も入ってインティメイトな語り口調「You've Got A Friend In Me」。
少し妖艶に艶っぽく「Just Squeeze Me」、ミュート・トランペットが味わい深い。
ヴォーカルの独奏で始まる「 Too Young」、ギターの寄り添いがロマンチック。
少し掠れた声に滲む感情表現がお見事「The Thrill Is Gone」。
「'deed I Do」、軽快にスキャットを飛ばす。独特のアレンジでキュートに「Blackbird」。
 
終演は、感情をしっかり込めて、静かに静かに「 I Get Along With You Very Well」。
 
曲によって、キュートで瑞々しい可憐な少女と、艶やかな妖艶さを表現。
全曲、リラックスした自然体の歌唱が、素敵です!
 
1. You Should Have Told Me
2. Once Upon A Summertime
3. You've Got A Friend In Me
4. Just Squeeze Me
5. Too Young
6. The Thrill Is Gone
7. 'deed I Do
8. Blackbird
9. I Get Along With You Very Well
 
Ellen Andersson(vo)
 
Joel Lyssarides (p) #1,2,6,7,8,9
Anton Forberg (g) #4, 5, 8, 9
Niklas Ferngvist (b)
Johan Lotcrantz Ramsay (ds)
Peter Asplund (tp) #1, 4
Johanna Tafvelin (vn) #2, 6, 8
Nina Soderberg (vn) #2, 6, 8
Jenny Augustinsson (vla) #2, 6, 8
Florian Erpelding (cello) #2, 6, 8
 
 
今日のおまけは、ご本人があげていた「 You've Got A Friend In Me」。
 
 
 
 
好きな声なんだなぁ。。今後も楽しみ!
んじゃ、退散♪

2021年4月 4日 (日)

ECMから田中 鮎美が参加するアルバムが!

ノルウェーの重要ドラマーのトーマス・ストレーネンが4月に新譜をだすのですが、

2018年のトーマス・ストレーネンのアルバム『Lucas』に参加していたノルウェー在住の日本人ピアニスト田中 鮎美と、クラリネット奏者・シンガー・パーカッショニストのマルテ・リーとのトリオ作品なのです。

 

3人は、オスロのオスロの王立音楽アカデミーで、ともに学んだ仲間だそうで、今回は、そのトリオで満を持してのECMデビュー。

 

★ Bayou / Thomas Stronen ★

 

Bayou

 

1. Bayou
2. Pasha
3. Duryea
4. Nahla
5. Varsha
6. Eyre
7. Dwyn
8. Bayou II
9. Como
10.Chantara

 

Thomas Strønen (ds,perc)
Ayumi Tanaka (p)
Marthe Lea (cl,vo,perc)

 

トーマス・ストレーネンが、2曲あげていたのですが、そのうちの「Varsha」。

 

 

どうでしょ?
透明でアンビエントなコンテンポラリー・サウンド?
って、感じでしょうか?

 

んじゃ、退散♪

2020年10月 3日 (土)

説得力ある歌唱に磨きがかかった 『Come In From The Rain / Solveig Slettahjell 』

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ノルウェーの歌手、スールヴァイグ・シュレッタイェルの5年ぶりの新作。
私は、彼女がトルド・グスタフセンのピアノで歌っている『Natt I Bethlehem』というクリスマス・アルバムが大変お気に入りです。
 
言葉少なめに、事の真実をズバとついてくる人に似ている気がしてます。
そう、某米国の大統領とは真逆な感じね。爆
 
前作から、前のバンドと離れ、全員がノルウェー人の今作のメンバーと演奏を始めたようです。
で、3年をかけて繋がりを深めたきた、メンバーとリリースしたアルバムがこの新作。
アンドレス・ウルボの透明感あるピアノ、ポール・ハウスケンの必要最小限のドラム、安定感と遊び心のあるトリグヴェ・ヴァルデマー・フィスケのベースで、北欧の独特の空気感を醸し出してます。
 
オープナーでタイトル曲「Come In From The Rain」、いきなり4人の滋味深い世界、強い吸引力で、見事に彼女たちの魔術にハマります。
一転、「On The Street Where You Live」は、テンポよくエネルギッシュに。
「You're Driving Me Crazy」では、スインギーに、スキャットも披露。
問いかけているようにエモーショナルに「Since I Fell For You」、ピアノとのコントラストも素敵。
悲壮感に溢れる「So I Borrow Your Smile」は、アルバム唯一の彼女の曲。
切なさが滲み出る「How Deep Is The Ocean」は、バンドとの一体感も聴きもの。
「Now or Never」は、ソウルフルにビートにのって。
「I Lost My Sugar In Salt Lake City」、ソウルフルで思いっきりジャジーに。
情景濃く歌い上げる、トム・ウェイツの「Johnsburg, Illinois」。
クリスタルな響きのピアノで始まる「'Round Midnight」、荘厳さ、深さに心を奪われる。
 
目新しさのない曲も、彼女たちの演奏で蘇る!説得力ある歌唱に磨きがかかっています。
ピアノをはじめメンバーと彼女の曲の解釈の一体感が素晴らしい!
 
 
1.Come In From The Rain
2.On The Street Where You Live
3.You're Driving Me Crazy
4.Since I Fell For You
5.So I Borrow Your Smile
6.How Deep Is The Ocean
7.Now Or Never
8.I Lost My Sugar In Salt Lake City
9.Johnsburg, Illinois
10.'Round Midnight
 
 
Solveig Slettahjell (vo)
Andreas Ulvo (p)
Trygve Waldemar Fiske (b)
Pal Hausken (ds)
 
 
今日のおまけは、レーベルのあげていた「Come In From The Rain」。
 
 
 
 
少し前に、彼岸花がやっと咲きました。
綺麗だけど、なんだか、、ドッキリしますよね。
 
んじゃ、退散♪

2020年8月30日 (日)

ロマンチックで哀愁たっぷり 『Taste of Honey / Ulf Wakenius』

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スウェーデンの大好きな3人のアーティストが新譜を出しましたぁ。
ニールス・ペデルセン、レイ・ブラウンに注目され、オスカー・ピーターソンのレギュラー・ギタリストも務めあげたスウェーデンが誇る世界的なギタリスト、ウルフ・ワケニウス。新作は、ポール・マッカートニーに捧げたアルバム!
このプロジェクトの為に、結成されたギター・トリオのベーシスト、ラーシュ・ダニエルソンは、過去にキース・ジャレット集エスビョルン・スヴェンソン集をリリースしていまっす。
ドラマーのマグヌス・オストロムは、伝説のバンドe.s.t.の高度なテクニックを持つドラマー。
わ〜い、ドリーム・チームだぁ!
 
ワケニウスの思い出に重なるビートルズ時代の曲、ウィング時代のあまり知られて無い曲など、12曲が彼らの世界となって並ぶ。
 
オープナーは、哀愁の権化、ノスタルジックな響きが遠い過去の思い出を誘う「A Taste of Honey」。
ポールが奥さまのナンシーの為に書いた愛の歌「My Valentine」、ギターとベースの静かな会話が素敵。
哀しい詩のついたバラッド「You Never Give Me Your Money」、抒情的にたんたんと。
こちらは、ポールの最初の奥さまリンダへの愛の歌「Maybe I’m Amazed 」、メロディアスなベースの演奏がとても良い感じ。
チェロのボーイングで始まった「Blackbird」、テーマもダニエルソンがピチカートで爪弾き、ギターのしっとり柔らかな演奏、裏表で素敵な演奏。
ダニエルソンがピアノで誘導する彼のオリジナル「Yes To You」、ギターとのユニゾンも曲も木訥で優しくロマンチック。
詩情豊かに甘く歌いあげる「And I Love Her 」、ドラムレスで繊細に弦が響き合う。
エレキギターをかき鳴らしアグレッシヴに攻める「Jet 」、高速のチェロのピチカート・ソロも素晴らしい。
チェロとギターのアンサンブルが美しい「She’s Leaving Home 」、ワケニウス節が満載。
再びダニエルソンがピアノで寄り添う「 Our Lives 」、ワケニウスの物憂げな曲。
ロマンチシズム満載の「Bésame Mucho」、初期のビートルズは、この曲をエンディングに持ってくることがあったそう。
終演は、アグレッシヴで高速で攻めあげる「Eleanor Rigby 」、3人の息もぴったり。
 
ワケニウスの思い出に重なるビートルズ時代の曲、ウィング時代のあまり知られて無い曲など、12曲が彼らの世界となって並ぶ。
ギターがエモーショナルでメロディアスに歌い上げ声の代わりとなり、彼らの独自の世界を築き上げていまっす。
 
 
1. A Taste of Honey 
2. My Valentine
3. You Never Give Me Your Money 
4. Maybe I’m Amazed 
5. Blackbird 
6. Yes To You 
7 .And I Love Her
8 .Jet 
9. She’s Leaving Home
10. Our Lives 
11 .Bésame Mucho 
12. Eleanor Rigby 
 
 
↓ACTのHPからコピペしました。m(_ _)m
 
Ulf Wakenius (acoustic folk guitar, acoustic classical guitar) (electric guitar on 08)
Lars Danielsson (bass except 11) (cello on 05, 08, 09) (piano on 06, 10)
Magnus Ostrom (drums except 06, 07, 08, 10, 11)
 
 
今日のおまけは、ご本人があげていた「You Never Give Me Your Money 」
 
 
 
 
お疲れの心に必ず響くはず。。
んじゃ、退散♪

2020年2月20日 (木)

北欧の名手、ヨン・クリステンセン(Jon Christensen)が、逝く…

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2月12日、ライル・メイズの衝撃が広がっていたとき、Twitterで、「ノルウェーのドラマー、ヨン・クリステンセンが亡くなった!」という、誤情報が拡散されました。
そういう時には、検索をかけて、なるべく信憑性の高い記事を探すのですが、
この時は、発信源を特定できなかったにも関わらず、誤情報をRetweetしたばかりか、夕方にはブログに追悼記事を投稿してしまいました。
13日の朝、「亡くなったというのは、誤り。彼は事故で大怪我をし、予断は許されないものの徐々に回復している」と、指摘を受け、Tweetもブログの記事も削除。彼の回復を祈っていたのですが…
18日に、ノルウェーのECM系のミュージシャンたちが、彼の追悼をし始めたのです。
検索すると、地元のニュースにも取り上げられ、彼の亡くなったことが事実と確定されてしまいました。
現在、詳しい死因を取り上げている記事は見つからなかったのですが、兎に角、残念でしかたありません。
ノルウェーのオスロ生まれ、キャリアもオスロから始まった彼の功績の多くは、ECMに残されており
キース・ジャレット、ヤン・ガルバレク、ボボ・ステンソン、ラルフ・タウナー、トーマス・スタンコ、チャールズ・ロイド、ヤコブ・ヤング、ヤコブ・ブロ、、、
凄いメンバー、凄い数、本当にECMの顔中の顔、まさにレジェンド・ドラマーですよね。
ECMじゃないけど、我がいとしのラーシュ・ダニエルソンも、初期の『Live at Visiones』『Far North』を始め、ACTレーベルでも何枚か彼にお世話になっています。
facebookで、ダニエルソンが追悼のコメントの中に、彼との初めてのお仕事の時のエピソードをあげていました。
ダニエルソンが、演奏する曲の楽譜を彼に配ったところ、、、
「私は、アガサ・クリスティしか読まないんだ」
と、すぐに言ったそうです。
でも、演奏は完璧だったそうです。
参加した、その全てのアルバムで繊細で澄んだ音で、音楽を彩ってくれた天才。
研ぎ澄まされたシンバル・ワークは、世界中のドラマーの憧れですよね。
そして、パーカションを取り入れた色彩感覚は、私たちがイメージする北欧のドラマーの原型といっても過言ではないのでしょうか。
キース・ジャレットのヨーロピアン・カルテットで聴いた彼のしなやかなドラムは、澄んだ空気、香り、風景、まだ見たことのない北欧のエッセンスを感じさせてくれましたよね。
どうか、安らかにお眠りください。
好きなアルバムが、たくさんありすぎて、、
ここは、私も大好き、そして、人気も高いヨーロピアン・カルテットの『My Song』を聴きながら合掌。

 

 

んじゃ、退散♪

2020年2月10日 (月)

私的北欧三種の神器揃い踏み…『Taste Of Honey / Ulf Wakenius』

 

★Taste Of Honey / Ulf Wakeniu★

 

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Ulf Wakenius (g)
Lars Danielsson (b)
Magnus Öström (ds)

少し、先のことだけど(6月12日リリース予定)
ウルフ・ワケニウスがギター・トリオのアルバムをリリースする。
メンバーは、ラーシュ・ダニエルソン、マグヌス・オストロム!!
私的には、「北欧三種の神器」といっても過言でないメンバー。
楽器の明記が、まだ、ないのだけど、ダニエルソンはチェロも弾きそう。
オストロムは、きっと、パーカッションも演奏しますよね。

どうやら、「ポール・マッカートニー」へのトリュービュート、アルバムのようです、
はやく、試聴ができるようになるといいなぁ。

ご本人のFB

楽しみ過ぎる!

んじゃ、退散♪

2020年2月 8日 (土)

様々な想いが湧き上がる 『Stations / Viktoria Tolstoy』

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スウェーデンのヴォーカル、ヴィクトリア・トルストイの新譜。ニルス・ラングレンのプロデュースで、ギター、ベース、ドラムは前作『Meet Me At At The Movies』と同じベテラン勢、ピアニストに新進気鋭の透明感あふれ叙情的な演奏を聴かせるピアニスト、ヨエル・リュサリデス。
楽曲は、メンバーと同じく、自分の音楽のルーツ、スカンジナビアとジャズ・スタンダードで。

 

オープナーは、軽やかなギターが気持ち良い「Should Run」。同国のヴォーカリスト、イダ・サンドのオリジナル。
タイトル曲は、スウェーデンのSSWスティーナ・ノルデンスタムの「Stations 」。アンニュイでポップに。
再び、イダ・サンドの曲で「The Mind Is Free 」、メロディアスなギターとピアノのフレーズにのって巧みに聴かせる。
スベンソンのベース・ソロが素晴らしい「Land of The Humble」。
腰の据わった、ボブ・ディランの「Million Miles」。
スカンジナビアを代表する歌姫シーネ・エイの「The Streets of Berlin」、交互にはいるギターとピアノが切なく美しい。ハスキーな掠れ声にドキドキ。
力強いベースとのデュオから始まる「The Old Countr」、ギター・リフのかっこいい「The Great City」は、大好きなナンシー・ウィルソンに刺激されて、思いっきりジャジーに!
哀愁のギター・ソロ、ピアノ・ソロに心奪われる「Where The Road Ends」。
アップテンポで、軽快なアマード・ジャマルでお馴染み「Poinciana」、トルストイの熱唱と流麗なピアノが聴ける。
終演は、シャーリー・ホーンで知られる「Here’s to Life 」をピアノとデュオで、淡々と歌い上げる。

 

タイトルの「Stations」は、彼女の人生を表現するキーワード。
そして、旅のスタイルはリスナーにお任せ。きっと、いろいろな想いが湧き上がってくるでしょう。
音楽を聴きながら、想い馳せてくださいね。

 

 

1. Should Run 
2. Stations
3. The Mind Is Free
4. Land of The Humble 
5. Million Miles 
6. The Streets of Berlin 
7. The Old Country 
8. The Great City 
9. Where The Road Ends 
10. Poinciana
11. Here’s to Life 

 

 

Viktoria Tolstoy (vo)
Joel Lyssarides (p)
Krister Jonsson (g)
Mattias Svensson (b)
Rasmus Kihlberg (ds)

 

今日のおまけは、ご本人があげていた「The Streets of Berlin」。

 

 

んじゃ、退散♪

 

2020年1月11日 (土)

自分を取り戻すための音楽 『Kristallen / Nils Landgren & Jan Lundgren』

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ヒュッゲ(Hygge)って、デンマーク語で「人と人とのふれあいから生まれる、温かな居心地のよい雰囲気」という意味の、他の国の言語では置き換えられないデンマークの個性を形成している言葉だそうですが、まさにそんな感じの音楽。

 

ACTレーベルを代表するスウェーデンのミュージシャン、ニルス・ラングレンとヤン・ラングレンのデュオです!(えっ、スウェーデンかい!って、ツッコミは無視)
ご存知の方も多いと思いますが、ニルス・ラングレンは、トロンボーン演奏とヴォーカルの両刀使い。アレンジは、もちろん、他人のアルバムのプロデュースもしています。
片や、ヤン・ラングレンは、日本のレーベルからもアルバムをリリースしたこともある、人気のピアニスト。
アルバムは、スタンダード、トラディッショナル、ポップス、ミュージシャン曲、彼らのオリジナルも。

 

オープナーは、ヤン・ラングレンのオリジナルで「Blekinge」、トロンボーンの音色がゆったりした時間を創り出し、透明感あふれるピアノの美しい演奏にしみじみと酔う。
バイキングの船乗りたちの歌をアレンジし子守唄となっていたものを彼らがアレンジした「Byssan Lull」。トロンボーンとピアノの掛け合いもあるけど、哀愁たっぷりなブルースへ。
でた!キース・ジャレットのヨーロピアン・カルテェット『My Song』から「Country」。ノスタルジックな気分を誘いますよね。
SSW、ジミー・ウェッヴの「Didn't We」、情感豊かな歌入り。朗々と吹くトロンボーンとピアノの厳粛な響き「Hornlåtar」。
レノン&マッカートニー曲で可愛い「 I Will」、もちろん、ヴォーカル入り。ビートルズの曲は一緒に口ずさみたくなりますね。
2人のオリジナル「Why Did You Let Me Go 」、極上のラブ・バラッド。
スウェーデン出身のSSW、マイケル・サクセルとヤン・ラングレンの共作「Lovers Parade」、口笛が爽やか。
トロンボーンがテーマを吹くレノン&マッカートニー曲「Norwegian Wood」、ちょっとアグレッシブな2人の演奏が聴けます♪
ニルス・ラングレンの曲で、亡トーマス・スタンコとの演奏もある「Olu」、粛々と美しく誠実に。ラブ・バラッド「The Nearness Of You」、ニルス・ラングレンの少しハスキーな声は甘いメロディが良く似合うな。
スウェーデンのトラッドの「Värmlandsvisan」は、お国の人ならば誰もが知っている曲。粋にブルージーに聴かせます。この国は、本当に素敵なメロディの宝庫!
終演は、ダラー・ブランドの名前でも活躍した南アフリカのピアニスト、アブドゥーラ・イブラヒムの「The Wedding」。朴訥とした穏やかな演奏でおしまい。

 

2人の相乗効果は最高。ロマンティックで味わい深く、北欧のふんわりした温かさ静けさを感じます。

 

お正月休み明けで、必要以上に疲弊していらっしゃる方も多いですよね。
自分を取り戻す時間にかける音楽ですね!

 

1. Blekinge
2. Byssan Lull 
3. Country 
4. Didn't We 
5. Hornlåtar 
6. I Will 
7. Why Did You Let Me Go 
8. Lovers Parade 
9. Norwegian Wood 
10. Olu 
11. The Nearness Of You 
12. Värmlandsvisan 
13. The Wedding 

 

Nils Landgren (tb 1-6,8-13, vo 4,6,7,8,11)
Jan Lundgren (p)

 

今日のおまけは、ニルス・ラングレンがあげていた「Didn't We 」。

 

 

んじゃ、退散♪

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