2024年5月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  

音楽で拡がる輪

JAZZ(Born In The U.S.A. )

2024年5月15日 (水)

デヴィッド・サンボーンを偲んで…

デヴィッド・サンボーンが鬼籍に入ったそうです…


5月12日に、前立腺癌に伴う合併症により78歳でお亡くなりになったそうです。
エモーショナルで、官能的で、「泣きのサンボーン」とも呼ばれる米国出身のアルト・サックス奏者。
 

幼少期に小児麻痺にかかり、そのリハビリでアルト・サックスを医師に勧められたのが、
アルト・サックス奏者になるきっかけ、、というのは、ジャズ・ファンの間では有名なお話。
 

昔、ギル・エヴァンス・オーケストラが好きだったので、
あの不思議なハーモニーの中で個性的でキレッキレのソロを吹いていたサンボーンさまを聴こうと『Priestess / Gil Evans』をターン・テーブルに置きました。
A面を20分近いタイトル曲がしめるすっごいレコードなんだなぁ。
サンボーンさまはじめ、アーサー・ブライス、ジョージ・アダムス、ルー・ソロフ、我らがギルさまを敬愛するメンバーが勢揃い。
皆んなすごくて、なんだかサンボーンさまの追悼から外れてしまった気分。m(_ _)m
 

と、いうことで、良く観ている動画をあげますね。
ジミ・ヘンドリックスの「Little Wing」が好きなせいもあって、宅飲みで酔うとよく観てます。
エリック・クラプトンとシェリル・クロウが見守る?なかで、何かに憑かれたようにサックスを吹きまくるサンボーンさまをどうぞ。
 
 
 
 

2:23あたりから、クラプトンと掛け合いが始まり、次第にサンボーンさまの絶叫状態に!
クロウ姉さんとか、「どうしたの、デヴィッド?」って、感じで笑い出す始末。
でも、サンボーンさまの顔は真剣そのもの、周りは見えてなく渾身の演奏を続けます。
流石にその後、クラプトンたちが主導権を奪取し、(どこまで行くか聴いてみたかった気もしますが、、汗)
「アレっ?」みたいに天使の笑顔に戻るサンボーンさま。
 
ステージで何かが舞い降りた人、何かに取り憑かれた人、、でしたね。
素晴らしい演奏と笑顔をありがとうございました。m(_ _)m
 
長い闘病生活だったようです。
どうぞ、安らかにお眠りください。合掌

2024年5月 4日 (土)

スピリチュアルで幽玄な世界 『The Sky Will Still Be There Tomorrow / Charles Lloyd』

The_sky_will_be_there_tomorrow
 

今年86歳になったサックス界のレジェンド、チャールス・ロイドの新作。
ピアニストにジェイソン・モラン、ベーシストにラリー・グレナディア、ドラマーに初共演のブライアン・ブレイドをフィーチャーした新しいバンド。
 

新旧のロイドのオリジナル曲12曲と、黒人の国家と呼ばれる「Lift Every Voice And Sing 」を含む3曲で全15曲のスタジオ録音の2枚組。
管楽器とピアノ・トリオのオーソドックスなカルテットで挑む。
 

ディスク1のオープナー「Defiant, Tender Warrior」、あのロイドのふんわりしたテナーは吟遊詩人然として相変わらず唯一無二と感じる。
もちろん、持ち替えも行っていてディスク1の「Late Bloom」は、アルト・フルートとバス・フルートのオーヴァーダヴでのデュオ。
続く「Booker's Garden」でもアルト・フルートで、エネルギッシュでエモーショナル。
アルト・サックスで演奏するタイトル曲「The Sky Will Still Be There Tomorrow」は、フリーな展開で強面健在。
全体にゆったりと幽玄な雰囲気が多い中でも、切れ味のよさも聴かせながら、3人も信頼を裏切らない。
 

ディスク2は、表情豊かなアルト・フルートの「Beyond Darkness」で始まる。
牧歌的な「Sky Valley, Spirit of The Forest」に心和む。
テナーとピアノのデュオで演奏される「Lift Every Voice and Sing」は、怒涛の攻めの姿勢。
終演は「Defiant, Reprise; Homeward Dove」、終始リズム陣のきめ細かいサポートを受け、ロイドの吟遊詩人のような表情豊かな存在感は一層に増す。
 

ふんわりとした音色でスピリチュアルなフレージングを混ぜ込みながら奥深く幽玄な世界を創り出す。
レジェンドたちへのリスペクトもあり、2枚組15曲で最後まで聴かせる、期待を裏切らない。

そう、まだまだ、森に帰らず私たちを驚かせてくださいね。
 

Disc 1
1. Defiant, Tender Warrior
2. The Lonely One
3. Monk's Dance
4. The Water is Rising
5. Late Bloom
6. Booker's Garden
7. The Ghost of Lady Day
8. The Sky Will Still Be There Tomorrow
 

Disc 2
1. Beyond Darkness
2. Sky Valley, Spirit of The Forest
3. Balm in Gilead
4. Lift Every Voice and Sing
5. When The Sun Comes Up, Darkness is Gone
6. Cape to Cairo
7. Defiant, Reprise; Homeward Dove
 

Charles Lloyd ( ts, as, b-fl, a-fl)
Jason Moran (p)
Larry Grenadier (b)
Brian Blade (ds, perc)
 

今日のおまけは、ご本人があげていた「Defiant, Reprise; Homeward Dove」。
 
 
んじゃ、退散♪

2024年4月21日 (日)

研ぎ澄まされた即興力が創造する世界 『Silent, Listening / Fred Hersch』

Silent_listening_20240420111701
 

2022年に、ECMからエンリコ・ラヴァと双頭のアルバム『The Song is You』を出したピアノ奏者、フレッド・ハーシュ。
ECMでのリーダー・デヴュー作はソロ・アルバムでしたぁ♪
 


ピアノの詩人と称され審美眼を持つハーシュが選んだ既存曲4曲とオリジナル7曲で全11曲。
 

オープナーは、ビリー・ストレイホーンの「Star-Crossed Lovers」、リリカルとロマンチシズムの極み。
 

「Night Tide Light」から「Little Song」まで、オリジナルが続きます。
一転、甘さを排した「Night Tide Light」、透徹で暗示的な「Akrasia」。
水滴の波紋のように心を静かに揺さぶる「Silent, Listening」、1音から無限の広がりを感じる「Starlight」。
暗く静かに何かを掲示するような「Aeon」、明るさと躍動感を持つ「Little Song」。
 


ピアニストのラス・フリーマンが書いた「The Wind」、ひんやりとした一つの美しい物語のよう。
ダークで影に包み込まれたような最後のオリジナル「Volon」。
 

ジークムント・ロンベルグの「Softly, as in a Morning Sunrise」、聴き慣れたあのテーマが洗練されて蘇る。
終演は、アレック・ワイルダーの「Winter of My Discontent」、哀愁と侘び寂びの世界。

 

既存の美しいメロディをより際立たせる音の選択…響き、心を映す即興、胸に沁みる11曲。
研ぎ澄まされた即興力が創造する世界。
 


1. Star-Crossed Lovers
2. Night Tide Light
3. Akrasia
4. Silent, Listening
5. Starlight
6. Aeon
7. Little Song
8. The Wind
9. Volon
10. Softly, as in a Morning Sunrise
11. Winter of My Discontent
 


 Fred Hersch (p)
 
今日のおまけは、ご本人があげていた「Little Song」。
 
 
 

んじゃ、退散♪

2024年4月13日 (土)

ご機嫌な休日に、ビール片手で 『Visions / Norah Jones』

Visions
 

4年ぶりとなるオリジナル・アルバム…え?って、感じでしたよ。
毎年のように、さまざまアクションを起こしていたし、
クリスマス・アルバムも作成していたし、、、
過去に、彼女のアルバムにサックスやパーカッションで参加していたリオン・マイケルズ(昔はレオン・ミッチェルズってなってた)がプロデュース、ほぼ2人でレコーディンしたんだそう。
実際、2人の共作がボーナス・トラックを含めて8曲もある。
 

彼女曰く
「ほとんどの曲は、私がピアノかギターで、リオンがドラムを叩いて、ただジャムるというやり方で作っていったの。 その生々しさが好きで、ガレージっぽいけどソウルフルな感じになったと思う。それがリオンのサウンドの原点だし、完璧すぎないというのも魅力のひとつだしね。」
 

ちなみに、大好きなクリスマス・アルバムも彼のプロデュース。
2020年の『Pick Me Up Off The Floor』は、なかなか、重たい作品だったけどれど、2021年の『I Dream Of Christmas』は、温かく柔らかなな作品だった…きっと、気持ちが通じ合っているのですね♪
 

で、3月にリリースされたんだけど、、これが本当に素敵なアルバム。
 
 

オープナーの「All This Time」から、明るくポジティブな感情が伝わってくる。
コーラスがかさなり、胸がときめく。
懐かしい感覚「Staring at The Wall」、まるでスキップでもするような色彩豊かな「Paradise」。
リズム・ボックスから流れてきそうな「Queen of The Sea」。
心落ち着く「Visions」、ポップで爽やかな「Running」。
素直に気持ちを繰り返す「 I Just Wanna Dance」、「 I’m Awake」。
ブルージーな告白ソング「Swept Up in The Night」。
多幸感溢れる「On My Way」、じんわり胸に沁みる「Alone with My Thoughts」。
終演曲は、ポップでキャッチー「That's Life」。
 

ボーナス・トラックは去年シングルでリリースされた「Can You Believe」。
 

全体にリラックスしていて、どこかノスタルジックなサウンド、 そして、ポジティブな感情に溢れている。
背景のサウンドをあまりつくり込まず、彼女の歌声と曲や歌詞の力を押し出した感じ。

私的には、我が家の宝であるニール・ヤングの『Harvest』のように、心の奥をぽッと温めてくれる。
ご機嫌な休日に、ビール片手で聴きたいです♪
 


1. All This Time
2. Staring at The Wall
3. Paradise
4. Queen of The Sea
5. Visions
6. Running
7. I Just Wanna Dance
8. I’m Awake
9. Swept Up in The Night
10. On My Way
11. Alone with My Thoughts
12. That's Life
 

日本盤ボーナス・トラック
13. Can You Believe
 

Norah Jones (vo, g, p, org, key...)
Leon Michels (b, ds, g, tb, ts,...)
 


思い切って、「SHM-CD+DVD」って、買ったのですよ。
まだ、DVDに手をつけてないんですけれどぉ 汗
 

今日のおまけは、ご本人があげていた「Running
 
 
 
んじゃ、退散♪
 



2024年3月27日 (水)

アコースティックとエレキをうまく使い分けた 『Speak to Me / Julian Lage』

Speak_to_me_20240327172101
 

ジュリアン・ラージがブルーノートから4作目をリリースしました♪
ベースのホルヘ・ローダー、ドラムのデイヴ・キングとのレギューラー・トリオに、、
サックス奏者のレヴォン・ヘンリー、キーボーディストのパトリック・ウォーレン、ピアニストのクリス・デイヴィス といったゲストが参加。
 

そして、今回のプロデューサーは、シンガー・ソングライター、ジョー・ヘンリー。
ジュリアン・ラージのアメリカーナ路線との相性も良さそうだし、なにより、ラージは彼をとても信頼してるようだ。
そして、13曲、全てが彼のオリジナル!
 
 

オープナーの「Hymnal」から、ラージの美しいフレーズがめじおろし。
ライブの時にみた印象と同じように、こともなげに音色をコントロールして、、私の心を掴む。
ザクゼクしたカッティングが推進力と躍動感を生む「Northern Shuffle」。
「Omission」大空を飛翔する鳥のように自由で開放感のあるギターが素敵。
ロマンチックで夢見心地…タイトル「Serenade」、そのままの甘く柔らかなひと時。
 

ソロで演奏する「Myself Around You」は、まさにギターは小さなオーケストラ♪
 

旅情ムード漂う「South Mountain」、タイトル曲「Speak To Me」の奔放さ、痺れるっ!
力強い「Two and One」、ドラマチックが止まらない「Vanishing Points」。
「Tiburon」、ドラムの音の重なり、ギターの自在さが楽しいっ!
不思議な国に迷い込む「As It Were」、さまざまな国の音楽が聴こえてきそうな「76」。
 

終演は「Nothing Happens Here」、ポップでキュートなメロディ、そして、ギターの表現力。
 

アコースティック・ギターとエレキ・ギターを曲によってうまく使い分けて、
本当に沢山の音楽のの要素を感じさせながら、新鮮な響きを感じる。
本当に素敵なコンポーザーで、優しいメロディや癒しのメロディに溢れている。
買ってよかったです♪
 
 
1. Hymnal
2. Northern Shuffle
3. Omission
4. Serenade
5. Myself Around You
6. South Mountain
7. Speak to Me
8. Two and One
9. Vanishing Points
10. Tiburon
11. As It Were
12. 76
13. Nothing Happens Here
 

Julian Lage (ac-g, el-g)
Jorge Roeder (b)
Dave King (ds)
Kris Davis (p)
Levon Henry (as, ts, cl, alto-cl)
Patrick Warren (p, keys)
 
今日のおまけは、ご本人があげていた「South Mountain」。
 
 
んじゃ、退散♪

2024年3月16日 (土)

知的でキレッキレ、そしてハード・ボイルド 『Eagles Point / Chris Potter』

Eagles_point_20240316105601
 

騒いでいたメンバーがブラッド・メルドー、ジョン・パティトゥッチ、ブライアン・ブレイドというドリーム・チームによるクリス・ポッターこと、愛しのクリポタさまの新譜が先週リリースされました〜。
私は日本盤なので、「All The Things You Are」のサックス・ソロのボーナス・トラック付き。
 

ボーナス・トラック以外の曲は、全てクリポタのオリジナル。
 

時を告げる鐘のように響くメルドーのピアノから始まる「Dream of Home」。
テナーでゆったりと入ってきて、メンバーのプッシュで一気に加速。
「Cloud Message」、惜しみなく熱いソロを繰り広げるクリポタ、そして、メルドー。
メルドーが熱くて嬉しいっ。からのクリポタ・ソロもハード・ボイルド。
来たぁ、バスクラ・ソロで始まりテナーに持ち変える「Indigo Ildikó」。
メルドーのバッキングの美しさ。メロディアスなパティトゥッチのあとのピアノ・ソロの透明感。
 

タイトル曲「Eagle's Point」、緊張感ある中4人の自在な動きがスリリング。
常にタイトでキレッキレのブレイドのソロ、素晴らしすぎる!
ソプラノ一本で歌い上げるクリポタの歌心が胸に沁みる「Aria for Anna」。そして、ロマンチックなメルドーのピアノ・ソロが美しすぎて…その後の2人のデュオでも流石のプレイ。
 

「Other Plans」、内省的な雰囲気を保ちつつ、各自のソロは情感豊かで情熱的な演奏。
冒頭アルコとピチカートのオーバーダヴ、スパニッシュなムードを持った「Málaga Moon」、ここでもメルドーとクリポタのソロは熱く長尺。
終演は、躍動的なサックス・ソロに始まり、互いにプッシュし合って加速度のつく「Horizon Dance」。まるで、豪華なメンバーを誇るようなソロが続き終演!
 

日本盤ボーナス・トラック「All The Things You Are」。
9分34秒の完全なテナー・サックス・ソロ。
現代最高峰のテナー・サックス奏者からのプレゼントは、テナー無双なお姿。
 
 

クリポタのソロは、もちろん、メルードーのソロが素晴らしい。
そして、彼らを乗せて推進力をパワーアップさせるパティトゥッチとブレイドが完璧です!
キレッキレで知的、そしてハード・ボイルドな一枚。
絶対に今年のベストに入ってきますよね!
 

1. Dream of Home
2. Cloud Message
3. Indigo Ildikó
4. Eagle's Point
5. Aria for Anna
6. Other Plans
7. Málaga Moon
8. Horizon Dance
 

日本盤ボーナス・トラック
All The Things You Are
 

Chris Potter (ts, ss, b-cl)
Brad Mehldau (p)
John Patitucci (b)
Brian Blade (ds)
 

今日のおまけは、ご本人があげていた「Cloud Message」。
 
 

んじゃ、退散♪

2024年2月12日 (月)

3月にジュリアン・ラージの新作がでる♪


ジュリアン・ラージがブルーノート4作目を3月にリリースしま〜す!
 
★ Speak to Me / Julian Lage ★
 
Speak_to_me
 

ベースのホルヘ・ローダー、ドラムのデイヴ・キングとのレギューラー・トリオに、、
サックス奏者のレヴォン・ヘンリー、キーボーディストのパトリック・ウォーレン、ピアニストのクリス・デイヴィス といったゲストが参加。
 
 
13曲、全てが彼のオリジナルだそうです。
3月も、楽しみなリリースが続きますね♪
 
 
1. Hymnal
2. Northern Shuffle
3. Omission
4. Serenade
5. Myself Around You
6. South Mountain
7. Speak To Me
8. Two And One
9. Vanishing Points
10. Tiburon
11. As It Were
12. 76
13. Nothing Happens Here
 

Julian Lage (ac-g, el-g)
Jorge Roeder (b, vibes)  
Dave King (ds)  
Kris Davis (p)
Levon Henry (as, ts, cl, alto-cl)  
Patrick Warren (p, keys)
 
 
んじゃ、退散♪

2024年2月10日 (土)

自在で活力に満ちた3人のインタープレイ! 『Compassion / Vijay Iyer Linda May Han Oh Tyshawn Sorey』

Compassion_20240210130001
 

天才ピアニストでコンポーザーのヴィジェイ・アイヤー。
新作は、新機軸を打ち出した前作『Uneasy』に続き、ベースにリンダ・メイ・ハン・オー、ドラムにタイショーン・ソーリーの布陣。
 

アイヤーの2人対する評価は非常に高く、2人から多くのインスピレーションを受けとっていると書いており、このトリオによる第2作目もECMからのリリース。
9曲のオリジナルの他に、レジェンドたちの曲も4曲選曲で、全12曲。
 

オープナーは、シンバルの音から始まるタイトル曲「Compassion」。静かな幕開けは、ドラマチックな展開を感じさせ、ベース・ソロの素晴らしい「Arch」、そして、情熱的なピアノとの三位一体の展開。
スティービー・ワンダーの「Overjoyed」、チック・コリアの残したピアノで彼に敬意を込めて、明るく躍動感あふれる演奏、オーの縦横無尽の歌心が披露され、3人のやりとりに圧倒される。
4、6、7は、パンデミックの犠牲者のイベントのために書かれた曲。
冒頭から嵐のように駆け抜け美しいピアノで終わる「Maelstrom」。
一転、はるか遠くを見つめる視線「Prelude: Orison」。
再びリズミカルで流麗なピアノが踊る「Tempest」、ドラムのプッシュでベースもエキサイティング、瞬間瞬間が胸に刺さる。
「Panegyric」、凄腕3人の落ち着いた会話は深く厚いサウンド。
ロスコー・ミッチェルの「Nonaah」、フリーでアヴァンギャルド。
シカゴの詩人イブ・L・ユーイングにインスパイアされたプロジェクトで創った3曲が続く。
試作的なタイトル「Where I Am」、真摯なやり取り。
メロディックでリズミカル生き生きとした「Ghostrumental」。
ピアノ・ソロで奏でられるバラッド「It Goes」、美しく心地よく心に響く。
 

終演は、ジョン・スタブルフィールドとジュリ・アレンの曲を繋げた「Free Spirits / Drummer’s Song」。リズミカルで高揚感あるグルーブがカッコい!
 


前作より更に強い信頼関係に基づき、自在で活力に満ちた3人のインタープレイが聴けます!
今まで同様の快活なリズムはもちろん、今まで以上にメロディアスで歌心があふれる楽曲演奏、今後のさらなる飛躍が期待しちゃう1枚。
来日してくださいね♪
 

1. Compassion
2. Arch
3. Overjoyed
4. Maelstrom
5. Prelude: Orison
6. Tempest
7. Panegyric
8. Nonaah
9. Where I Am
10. Ghostrumental
11.  It Goes
12. Free Spirits / Drummer’s Song
 

Vijay Iyer (p)
Linda My Han Oh (b)
Tyshawn Sorey (ds)
 

今日のおまけは、ご本人があげていた「Compassion」。
 
 

んじゃ、退散♪

2024年1月28日 (日)

オリジナル曲を封印しても、メセニー・ワールドが全開 「Pat Metheny & Ron Carter with Joe Dyson (1/27 2nd) @ ブルー・ノート東京」

Pat Metheny & Ron Carter with Joe Dyson (1/27 2nd) @ ブルー・ノート東京
Pat Metheny (g) Ron Carter (b) Joe Dyson (ds)
 

423478943_2931007880370000_2943208417137

 
定刻、3人がステージに現れ、、いきなり「All Blues」で、始まった。
あの印象的なフレーズが、、比較的、ゆったりと、、
そして、3人で確かめ合うように息を合わせて進んでいく。
そこから、ウィットの効いた「Bye Bye Blackbird」、ロン・カーターのベースがグルービィ、そして、ソロもクール♪
ジョー・ダイソン、ダイナミクスのコントロールもよくて、安定感たっぷり。
「81」、「Milestones」が始まると、歓声がわく。
緊張と緩和、そして、見事な3人のコンビネーション。
スリリングな演奏に、聴き入る。
 
一転、ソロで始まったバラッドは、ロマンチシズムに溢れていて…うっとり。
かと思えば、、ブルージーに始まった「Sunny」、テーマを弾き終えると、
ソロは、転調、リフレイン、拡張、、まるで、PMGのようなパット・メセニーの世界。
思わず、のけぞる!
 
そして、ロン・カーターのベース・ソロは、「荒城の月」のフレーズに始まって、さまざまなメロディが降りてきたメドレー…最後は、再び「荒城の月」の月に戻って、10分?近い渾身のソロに拍手喝采。
 
ポツポツと始まったミステリアスな「All The Things You Are」、、
その後の、スタンダードでの、ロン・カーターのソロは絶好調だったんじゃないでしょうか?
終演では、ジョー・ダイソンのダイナミックなソロを聴けました!
 
噂通り、オリジナル曲は封印、そして、マイルス・デイヴィスへのトリュビュート演奏ってことで、、
めちゃ、かっこいい曲が並びました。
いや、、オリジナルを封印しても、メセニー・ワールドは全開!
そして、ロン・カーターへのリスペクトも満載、ロン・カーターを見つめる嬉しそうなお顔は忘れられません。
また、若手のジョー・ダイソンは、レジェンド2人の温かな眼差しの中、その逸材ぶりを発揮してました。
 
幸せ、そして、痺れたブルー・ノートの夜!
先日のDream Box Solo Tourに続いて、恐るべしパット・メセニー、と、なって…出来上がりました。汗
いろいろと、意味不明ではありますが、m(_ _)m めちゃくちゃ感動したことだけは間違いありません。

んじゃ、退散♪

2024年1月21日 (日)

2月にヴィジェイ・アイヤーが新作を出す!


天才ピアニスト、コンポーザーのヴィジェイ・アイヤー。
 
前作『Uneasy』に続き、ベースにはリンダ・メイ・ハン・オー、ドラムにはタイショーン・ソーリーを迎え、
このトリオによる第2作目をECMからリリースします♪
 
★ COMPASSION / Vijay Iyer, Linda May Han Oh, Tyshawn Sorey ★
 
Compassion

前作は、アイヤーのイメージを随分変えたと思うんですよ。
打楽器的なフレーズが少なくなって、叙情的な部分が多くなった気がしました。
 
 
今回、アルバム・タイトル『COMPASSION』は、『思いやり』。
アイヤーのメロディックな魅力に期待しちゃってもいいのだろうか。
これまた、楽しみな一枚。
 
 

1. Compassion
2. Arch
3. Overjoyed
4. Maelstrom
5. Prelude: Orison
6. Tempest
7. Panegyric
8. Nonaah
9. Where I Am
10. Ghostrumental
11.  It Goes
12. Free Spirits / Drummer’s Song
 

Vijay Iyer (p)
Linda My Han Oh (b)
Tyshawn Sorey (ds)
 
 
んじゃ、退散♪

より以前の記事一覧

無料ブログはココログ