2025年2月
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音楽で拡がる輪

JAZZ(Born In The U.S.A. )

2025年2月 2日 (日)

自在で流動的、即興に次ぐ即興 『Motion I / Out Of/Into』

Motion_i
 

去年リリースされていた凄いやつ。
「Out Of/Into」は、ブルーノート・レーベルが 85 周年を記念して、ブルーノート・クインテットとして誕生!
アルト奏者のイマニュエル・ウィルキンス、ヴィブラフォン奏者のジョエル・ロス、ピアニストのジェラルド・クレイトン、ベーシストのマット・ブリューワー、ドラマーのケンドリック・スコットといった年齢も近い実力派オール・スター揃い。
(最近、、やけにこのワードが多いけど 汗)
 

このメンバーで、随分多くのライブを行ったようです、来日すればいいのにね!
クレイトンのオリジナル4曲と、ロス、スコット、ブリュワーが1曲づつで全7曲。
 

オープナーから2曲クレイトンの曲。
誰の演奏を聴いても、熱量が半端なく唖然とする、クレイトンの「Ofafrii」、マリンバの硬質な音が攻撃的で好き。
アルトが同じフレージングを繰り返す「Gabaldon's Glide」。
ロスの曲「Radical」、スコットのドラムに煽られるように仲間が飛翔していく。

一転、ミステリアスで柔らかめなクレイトンの曲「Second Day」。
ベース・ソロで始まるブリュワーの曲「Aspiring to Normalcy」、甘さを排除してハード・ボイルド。
ドラム・ソロで始まるスコットの曲「Synchrony」、終始空間を支配しメンバーを鼓舞。
 

終演は、ひんやりと熱をさますような、クレイトンの曲「Bird's Luck」。
 
 

めちゃくちゃハード・ボイルドで好戦的。
熱く鼓舞するスコットを基盤に、どのソロも全員が熱い。
自在で流動的、即興に次ぐ即興。。
 


1. Ofafrii 
2. Gabaldon's Glide
3. Radical 
4. Second Day
5. Aspiring to Normalcy 
6. Synchrony 
7. Bird's Luck
 

Immanuel Wilkins (as)
Joel Ross (vib, marimba #1)
Gerald Clayton (p, el-p #2, 4)
Matt Brewer (b)
Kendrick Scott (ds)
 
 

今日のおまけは、彼らのトピックにあった「Ofafrii」。
 
 
 

んじゃ、退散♪

2025年2月 1日 (土)

ジョン・パティトゥッチの新譜は、再びコードレス・トリオ♪

 
スーパー・ベーシスト、ジョン・パティトゥッチの新譜が2月にリリースされま〜す!
今回も、クリス・ポッターとブライアン・ブレイドをフィーチャーしたあのコードレス・トリオ。
スタジオ録音で、エディション・レコードからです♪
ん?エディションからのリーダー・デビュー盤?


同じメンバーのライブ盤『Live in Italy / John Patitucci Trio』が、すごかったので期待しちゃいますよね。
 
★ Spirit Fall / John Patitucci ★
Spirit_fall
 


ウェイン・ショーターの「House of Jade」以外は、パティトゥッチのオリジナル。
なんつうか、ショーターふぁんでもあるので、クリポタさまの「House of Jade」は、楽しみ!
 
 
ストレートなジャズの醍醐味を期待しちゃいます♪
 

1. Think Fast
2. Pole Star
3. Deluge on 7th Ave
4. Thoughts and Dreams
5. Spirit Fall
6. Lipím
7. Silent Prayer
8. House of Jade
9. Light in the Darkness
10. Sonrisa
 

John Patitucci (ac-b, el-b)
Chris Potter (ss, ts, b-cl)
Brian Blade (ds, perc)
 
 
んじゃ、退散♪

2025年1月19日 (日)

1966年、白熱の一戦 『Forces of Nature  Live at Slugs / McCoy Tyner  Joe Henderson 』

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年末に話題になっていて、慌ててポチったアルバム。
 

ピアニストのマッコイ・タイナー、サックス奏者のジョー・ヘンダーソン、ベーシストのヘンリー・グライムス、ドラマーのジャック・ディジョネットが1966年に行ったライブ。
ニューヨークの今は亡きジャズの聖地、スラッグス・サルーンでのライヴ録音盤。
 

すでに、諸所名盤で共演をかさねているタイナーとヘンダーソンの怒涛のせめぎ合いが凄い!
 

ディスク1のオープナーは、ジョーヘンの「 In ‘N Out」、冒頭からハード・ドライヴィングに飛ばすジョーヘン。
パッショネイトに敷き詰められるピアノの音、畝るベース、煽るドラム、26分超えの攻防。
一転、ゆったりと歌うサックス、手数は多くも歌心を忘れないピアノ、スタンダード「We’ll Be Together Again」。
 

ディスク2は、メンバー全員の名前がクレジットされた「Taking Off」、硬派で猪突猛進の28分超え、超重量級。
ハードで苦味の効いたサックスに心奪われる、タイナーの「The Believer」。
終演は、ジョーヘンの「Isotope」、質実剛健なサックス、粋な音を敷き詰めるピアノ、最後まで爽快、胸踊る演奏。
 

ジョーヘンのダイナミックなテナーの咆哮、血気あふれるタイナーのパーカッシヴなピアノ。
太く畝るグライムスのベース、勢い溢れるディジョネットのドラム。
4人の白熱の一戦。
 


Disc 1
1. In ‘N Out
2. We’ll Be Together Again
Disc 2
1. Taking Off
2. The Believer
3. Isotope
 

McCoy Tyner (p)
Joe Henderson (ts)
Henry Grimes (b)
Jack DeJohnette (ds)
 

今日のおまけは、マッコイ・タイナーのトピックにあった「Isotope」。
 
 
 
 
んじゃ、退散♪

2025年1月13日 (月)

メロディアスと緊張を同居させた 『Lion Dance / Matt Slocum』

Lion_dance
 

去年買った新譜シリーズ。汗
 

ニューヨークを拠点とする気鋭の若手ジャズ・ドラマーで コンポーザーのマット・スロカム。
ブログにはあがってきていないのですけど、彼のリーダー作、いつも気になる…。
 
 
新作は、サニーサイド・レコードからで、テナー・サックス奏者のウォルター・スミス 3 世とベーシストのラリー・グレナディアという強力な布陣。
過去にも共演し、リスペクトしてきた現代ジャズの巨匠2 人と、念願のサックス・トリオでの録音。
 

彼の5つのオリジナル曲と、ジャズとアメリカン・ソングブックのスタンダード曲3曲で全8曲!
 

オープナーは、3人の軽快な演奏が素晴らしい「Consolation Prize」、このタイトルはなぜなんでしょ?
「Dettifoss」、スロカムのスミスやグレナディアに対する反応がかっこいい。
スタンダード「What Is There to Say」、ゆったりと歌心全開のバラッド演奏。
 

タイトル曲「Lion Dance」、陽動的でリズミカルな印象的な演奏。
ジャケットのように、3匹のライオンが戯れあっているよう。
 

スタンダード「This Is All I Ask」、歌心あるベース・ソロから始まって、スミスのサックスも歌いまくり。
「Castle Canyon」、シンプルで自由度が高い演奏、スミスの高速フレージングも、グレナディアの超絶ソロも堪能できる♪
各自、明るく大胆にはじけるセロニアス・モンクの「We See」。
 

終演は、「Persona」、少し瞑想的で遠くを見つめる目を感じる。
 


凄腕揃いですけれど、メロディー重視で、全体にバランスのいい聴きやすいサウンド。
奏者の自由度の高い、メロディアスと緊張の同居させた作品。
 

1. Consolation Prize
2. Dettifoss
3. What Is There to Say?
4. Lion Dance
5. This Is All I Ask
6. Castle Canyon
7. We See
8. Persona
 

Matt Slocum (ds)
Walter Smith III (ts)
Larry Grenadier (b)
 

今日のおまけは、ご本人があげていた「Lion Dance」。
 
 

んじゃ、退散♪

2025年1月12日 (日)

3月にクリポタさまが来日する♪

Bluenote_sfjazz_collective
 
(ブルーノート東京さんのお写真をお借りしてしましました。m(_ _)m)
 

3月にクリポタさまが来日するのですよ!!
 

3月の4、5、6日、ブルーノート東京に「SFJAZZ COLLECTIVE」がやってくる!
 
2023年の来日公演に行きましたよ。
ほんと、凄かったのよ。
絶対に行きたい…。
 

引き続き、音楽ディレクターを務めるのは、クリポタさまこと、クリス・ポッター!
メンバーは、2023年とほぼ同じようですね。
すでに、予約は始まっていますよ!!
 

今年、、一回目のお願いをしてしまう予感です。笑
 

んじゃ、退散♪

2024年11月 3日 (日)

気鋭の若手メンバーと創り上げた待望の一枚 『Portrait / Samara Joy』

Portrait
 

圧倒的な歌唱力と表現力で、新旧のジャズ・ラヴァーを魅了するジ ャズ・ヴォーカリスト、サマラ・ジョイ。
メジャー2 作目のアルバムがリリースされましたぁ。
今作は彼女のツアー・バンドのメンバーとの作品で、グラミー賞受賞経歴のあるランペット奏者、ブライアン・リンチとサマラによる共同プロデュース。
バンド・メンバーに過去の作品のようなベテランの名手たちはいませんが、若手の新進気鋭の実力者揃い。
ミュージシャン曲、スタンダード、オリジナルで、メドレーがあるので全9曲。
日本盤には、ボーナス・トラックが1曲ついてます♪
 

オープナーは、ジャズ・ボッサに仕上げられた「You Stepped Out of a Dream」、5本目の管楽器のようなスキャットも軽やか。
ミンガス曲にジョイが歌詞をつけた「Reincarnation of a Lovebird」、冒頭の2分超えのアカペラに圧倒される。バンドが入ってきてからも、その存在感は圧倒的、ドラマチックな展開。
「Autumn Nocturne」、まさに心を秋風が吹き抜けていくようなバラッドを堂々と。
オリジナルとサン・ラの曲をメドレーにした「Peace of Mind / Dreams Come True」、畳み掛けるように歌い上げるオリジナルに続いて、サン・ラの曲でも大きく飛翔、まるでビッグ・バンドをバックに背負っているよう。
バンド・メンバーのオリジナル「A Fool in Love (Is Called a Clown)」、心に染み入る切ないトーチ・ソング。
中盤サルサのリズムもでてくる賑やかな「 No More Blues」は、ご存知カルロス・ジョビンの曲。
バリー・ハリスの曲に彼女が歌詞をつけた「Now and Then (In Remembrance of...)」、美しくも悲しみを湛えた表現が切ない。
終演は、ジャズの聴きはじめのころから親しんだ「Day By Day」、アップ・テンポでバンドを駆け抜ける。
 

ボーナス・トラックは、ライブでも幾度もとりあげてきたという「Three Little Words」、気負いのなく楽しくバンドとやりとりするワン・トラック♪
 


多くの人が語るように、エラ・フィッツジェラルドやサラ・ボーンの大器を感じさせる。
その歌声は、成熟したバローロのように深い味わい深さ。
どの場面でも存在感たっぷりなのに、終盤のたたみかけるようにどっかん、どっかんと花火をあげて圧倒!
気鋭のバンド・メンバーと創り上げた待望の一枚。
 


1. You Stepped Out of a Dream
2. Reincarnation of a Lovebird
3. Autumn Nocturne
4. Peace of Mind / Dreams Come True
5. A Fool in Love (Is Called a Clown)
6. No More Blues
7. Now and Then (In Remembrance of...)
8. Day By Day
 

日本盤ボーナス・トラック
9. Three Little Words
 

Samara Joy (vo)
Jason Charos (tp, flh)
David Mason (as, fl)
Kendric McCallister (ts)
Donavan Austin (tb)
Connor Rohrer (p)
Felix Moseholm (b)
Evan Sherman(ds)
 

今日のおまけは、ご本人があげていた「You Stepped Out of a Dream」の録音?風景。
 
 
 
 

んじゃ、退散♪

2024年10月20日 (日)

14年ぶりにブルーノート・レコードからリリースされたアーロン・パークスの新作『Little Big III / Aaron Parks』

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2008年の名作『Invisible Cinema』は衝撃的でしたよねぇ。。
 

以来、多くの話題作で演奏し、ECMレコードでは、ソロ・アルバムデビューし、トリオ作もリリースしてきた時代の寵児。
鍵盤とギターのアンサンブルに目覚めており、ずっと探求を続けているようです。
その流れが、2018年にリリースしたジョン・クロウリーの小説「Little Big」をタイトルにしたプロジェクト『Little Big 』。
1作目、2作目と、オーバー・ダヴやエレクトロニクスを多用した作品でしたが、
今作は、オーバー・ダヴは控えめで、ライブの感覚に近いシンプルなつくり。
 

メンバーは、1作目からのパートナーで共同リーダーのギタリスト、グレッグ・テューイ、ベーシストにデイヴィッド・ギンヤード Jr.、そして、韓国最強のドラマーのJK キムが参加。
パークスが5曲、テューイ3曲、ギンヤード Jr.1曲で、全9曲、日本盤にはボーナス・トラックが1曲追加。
 

オープナーから3曲パークスのオリジナル。
「Flyways」、ミニマルな響きで飛翔感あり。低音が不気味な「Locked Down」。
繊細で美しいメロディが印象的な「Heart Stories」、ピアノとギターのぴあったり息あった演奏にうっとり。
ポップで楽しいやりとりが続く、テューイ作「Sports」。
ギンヤード Jr.作「Little Beginnings」、全編でキムの繊細で多彩なドラムが心地よい。
そのキムのドラムにリバース・ディレイをかけた幻想的な「The Machines Say No」。
ウードのようなエキゾチックな響きではじまる「Willamina」は、テューイ作。
終演にむけて2曲パークスの曲、「Delusions」は、混沌とした中で4人がスリリング。
終演「Ashé」、メロディアスで叙情的なパークスを堪能。
 


ボーナス・トラックは、「Heart Stories」の別テイク♪
 

バンド・サウンドを生々しく捉え、即興音楽をエレクトロニカ、ヒップホップなどのさまざまなジャンルとシームレスに融合させている。
美しく繊細なメロディと卓越したサウンド・メイキングで創り出す世界は、幻想的で真摯。
 

1. Flyways
2. Locked Down
3. Heart Stories
4. Sports
5. Little Beginnings
6. The Machines Say No
7. Willamina
8. Delusions
9. Ashé
 

Aaron Parks (p, key)
Greg Tuohey (g)
David Ginyard Jr. (b)
Jongkuk Kim (ds)
 

今日のおまけは、ご本人があげていた「Flyways」。
 
 


んじゃ、退散♪

2024年9月 1日 (日)

孤高を感じる、仄暗く冷んやりした空気…捨て曲なし! 『Moondial / Pat Metheny』

Moondial
 

現代最高峰のギタリストのひとり、パット・メセニーの新作は、リンダ・マンザーのバリトン・ギターにアルゼンチンで製造された新しいナイロン弦を使うという組み合わせの演奏をスタジオ録音したアルバム。
 

2023年末のドリーム ボックスツアーの初めにこの新しい音色のパレットを手に入れたメセニーは、ツアーの中で次第にそのギターを使用する割合を増やしていき、、短い休止期間中の冬の夜に録音したそうです。
彼が厳選したオリジナル7曲、その他7曲で全14曲(カップリングしたトラックがあるので13トラック)。
 

オープナーのタイトル曲「Moondial」から、その音色と哀愁に魅せられます。
心落ち着く穏やかな時間は、「La Crosse」でも続きます。
チック・コリアの「You're Everything」でも、美しさと静寂を保ちます。。
 

ロマンチシズムあふれるレノン&マカートニーの「Here, There and Everywhere」。
「We Can't See It, But It's There」、心の動きをみつめるような流れ。
再び静かに穏やかに「Falcon Love」。
スタンダードを柔らかに2曲続けて「Everything Happens to Me / Somewhere」。
 

アイルランドの民謡「Londonderry Air」の音と音のはざまが美しく胸に沁みる。
「This Belongs to You」、聴きなれたテーマが私の心を過去に飛ばす。
ここでは珍しく躍動的にかき鳴らして「Shoga」。
 

再び静かに柔らかに「My Love and I」。
スタンダード「Angel Eyes」、深く沈み込んだ孤独の香り。
終演は、旅立つ者の背中がみえる「MoonDial (Epilogue)」。
 


わぁ、、参ったぁ〜
『One Quiet Night』や『What's It All About』を彷彿とさせる静寂な時間。

メセニーが奏でるビートルズの名曲も、終盤の「Angel Eyes」も心に沁みます。
孤高を感じる仄暗く冷んやりした空気。。捨て曲なしですよ、癒されてくださいね。
 



1. MoonDial
2. La Crosse
3. You're Everything
4. Here, There and Everywhere
5. We Can't See It, But It's There
6. Falcon Love
7. Everything Happens to Me / Somewhere
8. Londonderry Air
9. This Belongs to You
10. Shoga
11. My Love and I
12. Angel Eyes
13. MoonDial (Epilogue)
 

Pat Metheny (g)
 

今日のおまけは、ご本人があげていた「This Belongs to You」。
 
 
なぜか、、入院とか引退のフェイク・ニュースが飛び込んできましたよね。
メセニーさまも人間なので、病気はするかもしれませんが、、
ギタリストとしても、音楽家としても、やりたいことが沢山ありそうなので、自ら引退ってない気がしますよね。

んじゃ、退散♪

2024年8月24日 (土)

自由に飛翔するスリリングな白熱の演奏が満載! 『Celebration, Volume 1 / Wayne Shorter』

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伝説のサックス奏者・コンポーザーのウェイン・ショーター。
彼が亡くなる直前までリリースに向けて時間を費やしていた4部作のアーカイブ音源シリーズの第一弾がリリースされました!
 

第一弾は、今世紀の始まりに始め、病で活動を中止せざるをえなかった2018年まで活動を続けたショーターの晩年のお気に入りのカルテット。
ピアニストはダニロ ペレス、ベーシストはジョン パティトゥッチ、ドラマーはブライアン ブレイドという無敵の布陣。
 

内容は、2014年10月18日のスウェーデンのスットックホルム・ジャズ・フェスティバルでの演奏。
この前の年にリリースされた、私的超名作『Without a Net』がリリースされて、本買う的な世界ツアーだったのではないかと思われます。
ええと、前年の2013年に来日しているですが、その時はドラマーがジョナサン・ピンソンでした。
2014年の4月に再び来日した時は、このレギュラーメンバーでした。。興奮しましたよぉ。。
その感動を再び!って、ことで、期待マックスですよぉ!
 

ディスク1は、「Zero Gravity to the 15th Dimension」から。
儀式への導入のような不穏な雰囲気のピアノ・トリオの演奏から始まって、1分半を超えたあたりからショーターが入ってくる。
緊張感あふれる瞬間瞬間がつながって、気がつけば11分を超えている。
続く「Smilin' Through」、空中浮遊のようなショーターが美しい。
「Zero Gravity to the 11th Dimension」、「Zero Gravity to the 12th Dimension」、「Z ero Gravity - Unbound」ともに、2、3分ほどの短い即興が続く。
ショーターの絶叫も入る「Orbit」。
ディスク1の終演は、桃源郷のような「Edge of the World (End Title)」。
 

ディスク2は、アルバムの収録時に名付けられた神秘的な「Zero Gravity to the 90th Dimension」。
「Lotus」、サックスのカデンツァで始まり、魂を揺さぶり続ける凄い20分弱の大作。
ディスク2の終演は、アイルランド民謡「She Moves Through The Fair」。
ショーターは、タイトルを「She Flew Through The Fair」に、したかったそうですが、
確かに彼らは20分間、、歩き回るを超えて飛び回っていますよね。

 

期待通り! 好きだぁ!!
場を突き抜けて、自由に飛翔するスリリングな白熱の演奏が満載!
世界遺産に認定したくなるショーターのカルテットです♪
 
 

Disc 1
1. Zero Gravity to the 15th Dimension
2. Smilin' Through
3. Zero Gravity to the 11th Dimension
4. Zero Gravity to the 12th Dimension
5. Z ero Gravity - Unbound
6. Orbit
7. Edge of the World (End Title)
 

Disc 2
1. Zero Gravity to the 90th Dimension
2. Lotus
3. She Moves Through The Fair
 
 

Wayne Shorter(ts, ss)
Danilo Perez(p)
John Patitucci (b)
Brian Blade(ds)
 

今日のおまけは、彼のトピックにあった「Orbit」。
 
 

んじゃ、退散♪

2024年8月17日 (土)

アーロン・パークスの新譜がブルーノート・レコードからでる!


2008年の『Invisible Cinema』デビュー以来14年ぶりに、
名門ブルーノート・レコードから10月に新譜をリリースする♪
 

リリース・ツアーで日本でもコンサートをするようですよ!
 
★ Little Big III / Aaron Parks ★
 
Little_big_iii

ジョン・クロウリーの小説「Little Big」をタイトルにしたプロジェクトの第3弾!
1作目からのパートナー、ギタリストのグレッグ・テューイも参加。
 

今作も、繊細なメロディと卓越したサウンド・メイキングで幻想的な世界が待っているのだろうか。。
日本盤には、ボーナス・トラックとして「Heart Stories」の別テイクが収録されているとのこと。
 

いずれにしても、、楽しみです!
 

1. Flyways
2. Locked Down
3. Heart Stories
4. Sports
5. Little Beginnings
6. The Machines Say No
7. Willamina
8. Delusions
9. Ashé
 

Aaron Parks (p)
Greg Tuohey (g)
David Ginyard Jr. (b)
Jongkuk Kim (ds)
 
んじゃ、退散♪

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