人生の孤独を音楽的物語で紡ぐ 『Lost Pieces / Youn Sun Nah』
韓国出身でフランスを拠点に活動するジャズ・ヴォーカリスト、ユン・サン・ナによる新作。
全曲が彼女のオリジナルで、喪失や孤独…自己探求といった、非常に個人的で内省的な内容になっている。
基本は、ピアノ、ギター、ベース、ドラムが中心で、
曲によって、ブラスやマリンバ、ストリングスなどを効果的に配した緻密なアレンジ。
オープナーは、「Shell of Me」、印象的なギターの低音で始まり、力強く静かな語り口。
「Where’d You Hide?」、緊張感ある空間。
「Just the Same」、暗い中にもメロディ志向。
タイトル曲「Lost Pieces」、弦やブラス、マリンバなどが繊細に重なる密度の高いアレンジ。
胸を締め付けられる。
抑制された感情の震えが滲み出る、「A Map of Pain」。
「I Run. I Stay.」、相反する動きを音楽的に、ヴォーカルでも対比させて。
夜の孤独を強く感じる「I Can’t Sleep」。
「Collapse」、周りが音をたてて崩れ落ちる感覚。
幻想で抽象的、「We Never Were」、。
「My Home」、少し温かさをもち安堵感がある雰囲気。
終演は、「WTH Is Love!」。
オープナーから綴られてきた様々な問いかけ…
曇り空を見つめるような視線。
繊細で透明感のあるトーンから、感情を露わなパワフルな歌唱まで状況で使い分け、
人の普遍的な感情に寄り添い…深い共感と余韻。
心の痛みや遣り切れなさを、詩的に静かに語る…
1. Shell of Me
2. Where’d You Hide?
3. Just the Same
4. Lost Pieces
5. A Map of Pain
6. I Run. I Stay.
7. I Can’t Sleep
8. Collapse
9. We Never Were
10. My Home
11. WTH Is Love!
Youn Sun Nah (vo)
Matthis Pascaud (el-g, ac-g, lap steel, mandolin)
Laurent Vernerey (el-b, ac-b)
Raphaël Chassin (ds, perc. )
Tony Paeleman (p, wurlitzer, hammond organ, synthesizers )
今日のおまけは、ご本人があげていた「Lost Pieces」。
んじゃ、退散♪













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