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音楽で拡がる輪

JAZZ

2024年8月31日 (土)

『ジャズ批評 241号』が、、随分前にでてました〜 汗

241



特集は、ポール・デスモンドの生誕100周年ということで、、。



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 デイヴ・ブルーベック&ポール・デスモンド 


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セピア色の世界を持つデスモンドと名コンビを組んだデスモンド。
さまざまな角度から、彼の音楽を探ります。

 

いつもの「新譜紹介」は6枚でした。

「新譜紹介」

 


 


 

Were We Begin / Alex Kautz

 


 

Moondial / Pat Metheny

 

 

 


次号(242号)は、 「ジミー・スミス ~ジャズ・オルガンの先駆者(仮)」を特集します。

んじゃ、退散♪

2024年8月21日 (水)

眠れぬ夜の子守唄 『Sweet Caress / Franco Ambrosetti & Strings』

Sweet_caress
 

イタリア系スイス人トランペット奏者フランコ・アンブロゼッティの新作。
前作同様にストリングスが入った甘い囁き。
 

ピアニスト、アランブロード・ベンドが全面協力しており、演奏の他にアレンジも行っている。
ギタリストのジョンスコ・フィールド、ドラマーのピーター・アースキン、ベーシストのスコット・コリー、ヴァイオリン奏者のサラ・キャズウェルという豪華なメンバー。
アンブロゼッティのオリジナル4曲、カバー曲4曲で全8曲。
 

オープナーは、スコフィールドがフィーチャーされた「Soul Eyes」、アンブロゼッティの甘い囁きも聴きものだけれど、、
スコフィールドの甘い囁きも素敵。
名曲「Portrait of Jennie」、ブロードベンドの率いるピアノトリオの美しさとストリングスの優雅さでうっとり。
アメリカのヴァイオリニスト、キャズウェルをフィーチャーした「Sweet Caress」、タイトルそのまま甘く切ない。
「Habanera」、ゆったりとした空間で奏でられるスコフィールドのギターは優しい。
コリーの歌心あるベース・ソロにうっとり「「Nightfall」。
ストリングスとメンバーの絡みも◎、ブロードベンドの流麗なソロも◎「Old Friends」。
「Colors of the Wind」、風のようなストリングスの響きの中を朗々と。
 

終演は、「When the Sun Never Sets」、静かに余韻を残して。。

 

リラクゼーションたっぷりなバラッド集。
ひたすら穏やかで優雅なひとときでした。
眠れない夜の子守唄になりますね。
 
 
1. Soul Eyes
2. Portrait of Jennie
3. Sweet Caress
4. Habanera
5. Nightfall
6. Old Friends
7. Colors of the Wind
8. When the Sun Never Sets
 

Franco Ambrosetti (tp, flh)
Alan Broadbent (p, arr, cond)
John Scofield (g)
Peter Erskine (ds)
Scott Colley (b)
Sara Caswell (vln, concertmaster)
 
 
今日のおまけは、ご本人があげていた「Soul Eyes 」。
 
 
 
 
んじゃ、退散♪

2024年8月18日 (日)

透明感あってメロディアスでリリシズムたっぷり 『New Questions, Old Answers / Aron Tala Trio』

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ハンガリーの俊英ピアニスト、アーロン・ターラシュ。
3作目となる新作は、メンバーを一新したニュー・トリオで、全曲ターラシュのオリジナル。
 

オープナーの「New Questions, Old Answers」から、端正でクリアなタッチのピアノが全開。
メロディアスで叙情的な「Hargrove」。切れ味よく躍動感ある「Old Soul」。
 

ブラシの音も穏やかに清涼感あるバラッド「The Choice You Never Had」。
「Elastico」、エレガントで詩情豊か。
ビターで独創的な「Tevemenet」。「Rain」、歌心と哀愁。
 

ノリノリで「Cnile Kinlu」。「Afrosatie」、トリオの息もピッタリ。
「The Visitor」、流麗で華麗。
終演は、ロマンチックで説得力のある「To be Continued」。
 

クラシカルで、透明感あってメロディアスでリリシズムたっぷり。
まさに、欧州浪漫派、清涼感ある演奏♪
 


1. New Questions, Old Answers
2. Hargrove
3. Old Soul
4. The Choice You Never Had
5. Elastico
6. Tevemenet
7. Rain
8. Cnile Kinlu
9. Afrosatie
10. The Visitor
11. To be Continued
 

Aron Talas (p)
Istvan Toth (b)
Laszlo Csizi (ds)
 

今日のおまけは、ご本人があげていたタイトル曲「New Questions, Old Answers」。
 
 
 

んじゃ、退散♪

2024年8月 4日 (日)

真珠のような輝きを放つバラッド集 『TRUST / Akane Matsumoto Ayumi Koketsu』

Trust
 

デビュー以来、たゆまぬ向上心と前向きな姿勢で活動を続けてきた実力派ピアニスト、松本 茜。
同じく、地道に活動を重ねてきた正統派モダン・アルト・サックス奏者、纐纈 歩美。
 

2人はデュオを初めて12年、ともに歩んだ軌跡を7曲に思いをこめて。
 
 
オープナーは、リー・コニッツのバラッド「Stephanie」、2人で心を合わせるように、しっとりと。
ピアノのソロに誘われて優雅に始まるエンリコ・ピエラヌンツィの「Border Line」、力強くも美しい。
スタンダード「Spring is Here」、ゆったりとリラクゼーションたっぷりの時間が流れる…。
ピエラヌンツィの「Chet」、ピアノとアルト・サックスの深い会話。
スランダード「It's Easy to Remember」、繊細なニュアンスを大事に、互いの想いを大切にしたバラッド演奏。
トム・ハレルの名曲「Coral Sea」、優しさと穏やかさで美しい世界を歌い上げる。
 

終演は、丁寧に一音一音を大切に歌い上げた「Spartacus Love Theme」。
 


2人が積み重ねた時間が7曲の演奏に込められた真珠のような上品な輝きを放つバラッド集。
 


1. Stephanie
2. Border Line
3. Spring is Here
4. Chet
5. It's Easy to Remember
6. Coral Sea
7. Spartacus Love Theme
 

松本 茜 (p)  
纐纈 歩美 (as)  
 

今日のおまけは、Concept recordがあげていた「Stephanie」。
 
 
 
 
んじゃ、退散♪

2024年7月24日 (水)

異色の組み合わせ? 『A New Day /  Giovanni Guidi』

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イタリア人ピアニストのジョヴァンニ・グイディの5年ぶりの新作。
彼のレギュラー・トリオに、アメリカの気鋭のサックス奏者ジェームス・ブランドン・ルイスを迎えた注目盤。
 

4曲がグイディのオリジナル、トラッド、スタンダード、即興で全7曲。
 

オープナーは、カルターニャ地方の民謡「Cantos del ocells」、物悲しい空気をトリオで、サックで叙情的に。
オリジナル「To a Young Student」、ボーイングの暗い響きの中、3人の親密なやり取りが聴けるトリオ演奏。
実験的、試作的な静寂な空間「Means for a Rescue」もトリオ演奏。
 

「Only Sometimes」、4人でフリー・インプロヴィゼーション、ブランド・ルイス真骨頂。
 
 

オリジナル「Luigi (the boy who lost his name)」、柔らかで穏やか、、ウェットで叙情的。
スタンダード「My Funny Valentine」、トリオで甘く静かに美しく。。
終演は、オリジナル「Wonderland」、穏やかな前半、アグレッシヴで熱い後半と最後まで二色。

 

叙情的で静寂なジョヴァンニ・グイディのトリオと、
アヴァンギャルドな流れやフリー・ジャズを持っているブランド・ルイスとの対話は不思議な感覚…異色の組み合わせ。
曲によっての色使い、使い分けがはっきりしているとおもいます。
 



1. Cantos del ocells
2. To a Young Student
3. Means for a Rescue
4. Only Sometimes
5. Luigi (the boy who lost his name)
6. My Funny Valentine
7. Wonderland
 
 

Giovanni Guidi (p)
James Brandon Lewis (ts)
Thomas Morgan (b)
João Lobo (ds)
 

今日のおまけは、ご本人があげていた「Cantos del ocells」。
 
 
んじゃ、退散♪

2024年7月21日 (日)

精霊たちの棲むところ 『Outpost of Dreams / Norma Winstone, Kit Downes』

Outpost_of_dreams
 

英国とECMを代表するヴォーカリストで作詞家、ノーマ・ウインストン。
近年、UKジャズ・シーンで話題の新進気鋭のピアニストでオルガニスト、キット・ダウンズ。
2人のデュオは、偶然の出来事からはじまったそうだが、
すぐに、お互いが再演を望む関係になったよう。
1941年生まれ82歳のウィンストンと1986年生まれ38歳のダウンズ。
40歳以上の歳の差も、ウィンストンの冒険心と、ジョン・テイラーを師と仰ぐダウンズにとっては、気になるものではなかったようです。
ちなみに、テイラーは、ウィンストンの公私のパートナー。
 

ダウンズが作曲し、ウィンストンが作詞した2人のオリジナルの他に、カーラ・ブレイ、ラルフ・タウナー、ジョン・テイラーの曲、そして、トラッド2曲で、全10曲。
 

オープナーは、2人のオリジナル「El」から。ダウンズの生まれたばかりの娘さんへの曲。
語るような歌も、柔らかなピアノも幼い子どもの幸せを願う想いがこもっていて神聖な気持ちに。
テイラーの「Wych Hazel」にウィンストンが歌詞をつけた「Fly The Wind」、軽やかでミニマルな伴奏に乗って舞い上がるウィンストンの魔法。
柔らかで美しいピアノに誘われて静かに力強く歌い上げるカーラ・ブレイの「Jesus Maria」。
タウナーの「Beneath an Evening Sky」、抒情的メロディの奥に秘められた物語。
スコットランドのフィドル奏者が同郷の画家の絵にインスパイアされた曲「Out of the Dancing Sea」、自然と一体になってその恩恵を被る。
2人のオリジナルが2曲続く、まずは「The Steppe」、風になって駆け抜ける心、自由と孤独。続いて「Nocturne」、深淵を描き出すピアノ。
スコットランド民謡「Black Is the Colour」、物悲しい哀愁のメロディと不安を誘うピアノの響き。
2人のオリジナル「In Search of Sleep」、仄暗い空間に届くポエトリーディング。
 

終演は、「Ro Hamåt」というスカンジナビアの民謡に歌詞をつけた「Rowing Home」。
たんたんとした中に、深い思いを感じる。

 

終始、静かで神秘的な雰囲気。
淡々と粛々と進みながら、心の中に深く染み込む。
精霊たちの棲むところ、というイメージかしら。。
 


1. El
2. Fly The Wind
3. Jesus Maria
4. Beneath an Evening Sky
5. Out of the Dancing Sea
6. The Steppe
7. Nocturne
8. Black Is the Colour
9. In Search of Sleep
10. Rowing Home
 

Norma Winstone (vo)
Kit Downes (p)
 

今日のおまけは、ウィストンのトピックにあがっていた「Black Is the Colour」。
 
 
 
 
んじゃ、退散♪

2024年7月17日 (水)

様々な風景を呼び起こしてくれる 『Somewhere,Somehow / the otherside quartet』

Somewhere_somehow
 

山梨在住のジャズ・ピアニスト・コンポーザー、古谷 淳。
彼を中心に2014年に結成されたカルテットの10周年あアルバム。
全8曲、彼のオリジナル。
 

オープナーは、サックスの躍動感、流麗なピアノ、息のあったリズム陣で疾走感たっぷりな「Memories of The Sea」。
アグレッシブで力強いなベース、パーカッシヴなドラムで効果的にはじまる「Outcry」。
「Summer Stories」、様々なな光景が浮かぶ息のあったスリリングな演奏。
 

「Mother,Son and The Holy Ghost」、ゆったりした優しいメロディ、穏やかで…どこか懐かしい気持ち。
「Glenoak Days」、サックスが素敵に歌い上げる穏やかで懐古的な風景。
スピリチュアルなムード満載「Night Vision」。
美しいバラッド「Ballad for Dawn」。
 

終演は、明るく自由自在な演奏で「Memoria」。

自分の中にある様々な風景を呼び起こしてくれる多様な音楽性。
素晴らしい演奏技術、自由な発想、ジャズ・ファンだったら絶対に楽しい時間。
 



1. Memories of The Sea
2. Outcry
3. Summer Stories
4. Mother,Son and The Holy Ghost
5. Glenoak Days
6. Night Vision
7. Ballad for Dawn
8. Memoria

 

古谷 淳 (p)
西口 明宏 (ts, ss)
千北 祐輔 (b)
服部 正嗣 (ds)
 

今日のおまけは、ご本人たちのあげていた「Memories of The Sea」。
 
 
んじゃ、退散♪

2024年7月15日 (月)

ヤン・ラングレンとヤマンドゥ・コスタのデュオ!

スウェーデンのリリスズム溢れる人気ピアニスト、ヤン・ラングレン。
ブラジル出身の驚異のテクニックを持つ7弦ギタリスト、ヤマンドゥ・コスタ。

なんと!!2人のデュオ作品が、8月の終わりにリリースされる♪
 
★ Inner Spirits / Jan Lundgren & Yamandu Costa ★
Inner_spirits
 
なんとなく、意外な組み合わせ。
でも、出会ってすぐに、意気投合したそうです。
 
2人のオリジナルを中心に14曲。
ギターとピアノの素晴らしいデュオを期待しちゃいますよね!

1. Para Aprender A Amar
2. Galliano
3. Fresu
4. Diplomata
5. Nina
6. Garoto
7. Hannah
8. A Legrand
9. Habanera
10. Choro Para Paquito
11. Summer Kind of Love
12. Uma Prece
13. Nocturne
14. Manhã De Carnaval

Jan Lundgren (p)
Yamandu Costa (g)

んじゃ、退散♪
 



2024年7月13日 (土)

今日7月13日(土)と明日14日(日)は、第44回新潟ジャズストリートで〜す♪

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今日明日、7月13日(土)・14日(日)は、第44回新潟ジャズストリートです!
 

残念ながら、、私は2日とも予定があり参加できません。。
 
2024年7月13日・14日「第44回新潟ジャズストリート~デューク・エリントン・メモリアル~」
 


会 場 古町・駅周辺  29会場予定
 

料 金 ドリンク代付きワンデイ・フリーパス・チケット 
    各日 2000円(中学生以下無料)
 

時 間 12:00~23:00(演奏時間は会場により異なります)
 
 
詳細、スケジュールなど ↓
 
 


感染対策もしつつ、思いっきり楽しみましょう!

新潟の夏は、暑くて蒸し蒸ししますよ!
雪国のイメージは、ふっとびます。
くれぐれも、熱中症対策も、お忘れなく!!

参加されるミュージシャンの皆さま、
いい演奏して、美味しいものをたくさん食べて、、
充実したジャズストリートにしてください!
 

んじゃ、退散♪

2024年7月 6日 (土)

亡くなっていることが嘘のような生き生きした内容  『September Night / Tomasz Stanko Quartet』

September_night
 

2018年の7月29日に、享年76歳で鬼籍に入ったポーランドを代表するトランペッター、トーマス・スタンコ。
彼が晩年大切にしていた同じポーランド出身のマルチン・ボシレフスキのトリオとのカルテットでのライブ録音です。
なんと、『Suspended Night』がリリースされた2004年のライブ!
この年は、ヨーロッパで大々的にツアーを行った重要な年。
すでにこのカルテットでアルバムもリリースしており、ミュンヘンでの演奏も素晴らしい予感しかない…
 

オープナーは、「Hermento’s Mood」、内省的で個性的なスタンコのトランペット炸裂。
抒情と哀愁の「Song for Sarah」、スタンコのトランペットとピアノ・トリオのコントラストが美しくうっとりとしてしまう…
ベース・ソロから始まる「Euforia」、スタンコのスリリングな雄叫びにメンバーが追走。
ゆったりと静かに気持ちを高揚させていく「Elegant Piece」。
「Kaetano」、朗々としたトランペットのソロから始まり、軽快に感情を高まらせていく。
歌心あるトランペット・ソロに心を奪われる「Celina」、ピアノ・トリオも躍動感あって美しい。
終演は「Theatrical」、最後まで緊張感の途切れることなく、個性豊かで美しい。

 

カリスマのみせる美学が満載。
スリリングで緊張感があり、胸を打つ。
亡くなっていることが嘘のような生き生きした内容
20年前のライブとは思えないほど、リアルな充実感がありました…。
 


1. Hermento’s Mood
2. Song for Sarah
3. Euforia
4. Elegant Piece
5. Kaetano
6. Celina
7. Theatrical
 

Tomasz Stanko (tp)
Marcin Wasilewski (p)
Slawomir Kurkiewicz (b)
Michal Miskiewicz (ds)
 

今日のおまけは、ご本人のトピックにあった「Song for Sarah」。
 
 

んじゃ、退散♪

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