2022年9月
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音楽で拡がる輪

JAZZ

2022年9月18日 (日)

ディーター・イルグの新作はラヴェルがテーマ♪

 

ACTレーベルのドイツ人ベーシスト、ディーター・イルグが9月のおしまいに新作を出す。

★ Ravel / Dieter Ilg ★

 

Ravel

 

 

今までも、クラシックの巨匠の作品をヨーロピアン・ジャズとして発表してきたディーター・イルグ。
今回はラヴェルの曲で、ピアニストのライナー・ベームとドラマーのパトリス・ヘラルとともにインタープレイを聴かせてくれるようです。
もちろん、人気曲「Pavane Pour Une Infante Défunte」も入っていますよ。
秋に楽しみな一枚♪
 


1. Menuet sur le nom de Haydn
2. Quatuor
3. Trio
4. Pavane pour une infante defunte
5. Alborada del gracioso
6. Bolero
7. Valse II
8. Adagio assai
9. Sonatine I
10. Pavane de la Bel le au bois dormant
11. Le Jardin feerique

Dieter Ilg (b)
Rainer Böhm (p)
Patrice Héral (ds) 
 
んじゃ、退散♪

2022年9月17日 (土)

メルドー師匠のベンジャミン・ラックナー、ECMでアルバム・デヴュー!

 
チャーリー・ヘイデンに師事し、ブラッド・メルドーに学んだというドイツ系アメリカ人のピアニストで作曲家、ベンジャミン・ラックナーが、10月14日にECMからの初リーダー作をリリースする♪
 
★ Last Decade / Benjamin Lackner★
 
Last_decade

 


新作はトランペットのマティアス・アイク、ベースのジェローム・ルガーム、ドラムのマヌ・カッチェとのカルテット。

曲は、ラックナーのオリジナル8曲とルガームの曲で全9曲。

メンバー、個性的な面々だと思うし、アイクのトランペットが好きなので、ラックナーとの相性が楽しみ。

 
 
1. Where Do We Go from Here
2. Circular Confidence
3. Camino Cielo
4. Hung up on a Ghost
5. Last Decade
6. Remember This
7. Open Minds Now Close
8. Émile
9. My people

Benjamin Lackner (p)   
Mathias Eick  (tp, voice)
Jérôme Regard  (b)  
Manu Katché (ds)  
 
んじゃ、退散♪

2022年9月11日 (日)

時に、息を呑む美しさ 『The Song is You / Enrico Rava   Fred Hersch』

 

The_song_is_you_20220909160401

 
イタリア人トランペッター、フリューゲルホーン奏者のエンリコ・ラヴァと、米国人ピアニストのフレッド・ハーシュ、2人の偉大なマスターよるデュオ・アルバム。
ラヴァは、ほぼ半世紀にわたってECMのアーティスト、ハーシュはこのアルバムがレーベル・デビュー。
スタンダードやミュージシャン曲など5曲と、それぞれのオリジナル1曲ずつと即興で全8曲。
オープナーは、透明感ある美意識の高いピアノに導かれ、温かな音色のフリューゲルが奏でるカルロス・ジョビンの「Retrato em Branco e Preto(白と黒のポートレイト)」、情感溢れる哀愁の演奏に期待で胸がときめく。
「Improvisation」、研ぎ澄まされた感覚で互いの考えを愉しむ即興演奏。
ラヴァのアヴァンギャルドな部分をうまく取り込みながら、スタンダード「I'm Getting Sentimental Over You」。
2人のフリー魂を強く感じながらも、詩情豊かなスタンダード「The Song Is You」。
ハーシュのオリジナル「Child's Song」、穏やかなメロディがフリューゲルとよく似合う、そして、リズミカルなピアノと朗々としたラヴァのソロは大きな空間を創造する。
ダークだけれど軽快で歯切れのよいやりとり、ラヴァのオリジナル「The Trial」。
セロニアス・モンクの「Misterioso」、6度音程で昇降する一聴には単純なブルースを実に味わい深いウィットも効いた演奏に。
終演は、同じモンクの曲でも濃い感情に引摺られる「Round Midnight」、ハーシュのソロ。
独り対位法はもちろん、ダイナミクスを巧みにコントロールし、鍵盤をフル活用したドラマチックな演奏。
 
抒情性を大切に、即興の精神を重んじた、自由で言葉のいらない演奏が詰まっている。
う〜ん、このおおらかさは、、なんだろう。。そして、時にその美しさに息を呑む。
このデュオを日本で聴きたい。

1. Retrato em Branco e Preto
2. Improvisation
3. I'm Getting Sentimental Over You
4. The Song Is You
5. Child's Song
6. The Trial
7. Misterioso
8. Round Midnight

Enrico Rava  (flh)
Fred Hersch (p)

今日のおまけは、ラヴァがあげていた「Retrato em Branco e Preto」。
 
 
 
んじゃ、退散♪

2022年9月 4日 (日)

心地よさにヘビロテ 『The Parable of The Poet / Joel Ross』

 

The_parable_of_the_poet

 
天才ヴィブラフォン奏者で作曲家、ジョエル・ロスのブルーノート・レコードからの3枚目のアルバム。
4月にリリースされていたの見逃していて、ジャズ評論家の柳樂 光隆氏のTweetで、今更気がつきました。。汗
 
もともと、メンバー各自のソロよりもメンバー間のやり取りを重視した、アンサンブル志向が強いサウンドだったと思うのですが、その傾向がより顕著にななった感じ?
7つの楽章からなる組曲の各タイトルは、ロスの感情的な決断や経験を表したものだそうで、曲のタイトルから受けるイメージのように、スピリチュアルな感じもあるようです。
 
オープナーは、どこか儚げで夢の中のような「PRAYER」、ヴィブラフォンの軽やかな音色が心地よい。
ベースのソロから始る「GUILT」、物想い深く緊迫感漂う。
エッヂの効いたトランペットのソロが淡々とすすみ、主従なく様々な音が重なる「CHOICES」。
「WAIL」、アルトとテナーの雄叫びにトレーンの大きな影を感じるが、ロスを始めメンバーのクールな対応はぬるま湯のようで不思議なミックス。
トロンボーンでシームレスに始る「THE IMPETUS (To Be And Do Better)」、抒情的。
「DOXOLOGY (Hope)」、熱いサックス・ソロから始まり、バンド・サウンドは熱くグルーブ。
終演は、「BENEDICTION」、静かに厳かに。
 
ちょっと、不思議な掴みどころのない感じのアルバム。
曲のタイトルからも、教会の礼拝を中心に、構成された組曲、と、言っていいと思うんだけど、、
単にゴスペル風とかというのでなく、彼の感情を一連のイメージから音楽で現そうとしたのですかね。
メロディと即興の境を限りなく曖昧な感じにした、彼の音楽的理想を追求した音楽。
多才な人と創り上げた多彩な感じの音楽、繰り返し聴くのが気持ちいい。
 
 
1. PRAYER
2. GUILT
3. CHOICES
4. WAIL
5. THE IMPETUS (To Be And Do Better)
6. DOXOLOGY (Hope)
7. BENEDICTION
 
 
Joel Ross (vib)
Gabrielle Garo (fl) #2
Immanuel Wilkins (as)
Marquis Hill (tp)
Maria Grand (ts)
Kalia Vandever (tb)
Sean Mason (p)
Rick Rosato (b)
Craig Weinrib (ds) 

今日のおまけは、ご本人があげていた「PRAYER」。
 
 
んじゃ、退散♪

2022年8月31日 (水)

繊細な色彩感覚が魅力的 『The Next Door / Julia Hulsmann Quartet』

 
The_next_door

 


ドイツのピアニストでコンポーザー、ユリア・ヒュルスマンによるカルテット作。
2019年の『Not Far From Here』以来3年ぶりの新作です。
メンバーも前回と同じメンバーで、ベースのマーク・ミュールバウアー、ドラマーのハインリッヒ・ケッバーリング、、
そして、テナー・サックス奏者のウリ・ケンペンドルフ。
1曲、プリンスの曲が入っている他は、全てメンバーのオリジナル。


オープナーの「Empty Hands」、透明感あるピアノは、まるで水飛沫のよう。
そこから始るメンバーの演奏も、投げかけられた音を大切に紡いでいく。
「Made of Wood」は、ちょっとダークな色合い、そして、いっそうに倦怠感のあ「Polychrome」へ。
「Wasp at The Window」ベースからはじまる一連の動きに目が離せない。
「J etzt Noch Nicht」の緊張感、 「Lightcap」の開放感。
プリンスの「Sometimes It Snows in April」の美しさ。。切なさ。。
不思議な旋律「Open Up」、「Jetzt Noch Nicht」別ヴァージョン、より発展した形で。
異空間に運ぶ「Post Post Post」、自由で浮遊感のある「Fluid」。
終演は、「Valdemossa」、4人の豊かな表現力と深い相互作用に聴き惚れる。


透明感あるピアノと穏やかで柔らかなサックスの響きはよく似合う。
そして、ベースとドラムは、繊細な動きで、音風景を美しい色彩で彩る。
魅力的で快適な音の空間です。



1. Empty Hands
2. Made of Wood
3. Polychrome
4. Wasp at The Window
5.J etzt Noch Nicht
6. Lightcap
7. Sometimes It Snows in April
8. Open Up
9. Jetzt Noch Nicht (Var.)
10. Post Post Post
11. Fluid
12. Valdemossa


Uli Kempendorff (ts)
Julia Hulsmann (p)
Marc Muellbauer (b)
Heinrich Kobberling (ds)
 
今日のおまけは、レーベルがあげていた「Made of Wood」。
 
 
 
 
んじゃ、退散♪

2022年8月28日 (日)

ヴォルフェルト・ブレデローデが弦楽四重奏と新譜をだす♪

 
1974年生まれのオランダ人のピアニスト、ヴォルフェルト・ブレデローデ。
2007年に『Currents』で、ECMからリーダーデビュー、9月にでる新譜もECMから。
ブレデローデは、新潟に2回来たことがあり、新潟市のジャズ・フラッシュでも演奏したことがあるんです!
 
★ Ruins And Remains / Wolfert Brederode   Matangi Quartet   Joost Lijbaa ★
Ruins_and_remains

 


今回は、弦楽四重奏とパーカッショニスト&ドラマーとのコラボ。

第一次世界大戦終結 100 周年を記念して、2018 年にブレフェローデによって作曲された組曲を演奏しているようです。
瞑想的で詩情豊かなブレデローデの新譜が楽しみ♪


1. RUINS II
2. SWALLOW
3. REMAINS
4. CLOUDLESS
5. RUINS AND REMAINS
6. KA
7. RUINS I
8. DUHRA
9. RUINS III
10. RETROUVAILLES
11. NOTHING FOR GRANTED
12. DISSOLVE
13. MARCH
14. RUINS IV

Wolfert Brederode (p)  
Matangi Quartet  
Maria-Paula Majoor (vin)  
Daniel Torrico Menacho (vin)  
Karsten Kleijer   (vla)
Arno van der Vuurst   (vlc)
Joost Lijbaart  (ds,  perc)
 

 

んじゃ、退散♪

2022年8月27日 (土)

「ブラッド・メルドー in Japan 2022」の公演は来年の2月へ!!

Brad_mehldau

 「ブラッド・メルドー in Japan 2022」の振替、中止、新規公演が発表されましたね。

振替日程


2022年7月11日(月)19:00開演 紀尾井ホール【ピアノソロ】

2023年2月4日(土)15:00開演 紀尾井ホール【ピアノソロ】

 


中止公演・日程詳細

2022年7月8日(金)19:00開演 キャナルシティ劇場【ピアノソロ】
2022年7月10日(日)15:00開演 ザ・シンフォニーホール【ピアノソロ】
2022年7月14日(木)19:00開演サントリーホール 大ホール【with 東京フィルハーモニー交響楽団】
2022年7月15日(金)19:00開演 サントリーホール 大ホール【with 東京フィルハーモニー交響楽団】

 


新規公演・日程詳細

【東京】
2023年2月3日(金)19:00開演 東京オペラシティ コンサートホール【ピアノソロ】
2023年2月5日(日)15:00開演 東京オペラシティ コンサートホール【with 東京フィルハーモニー交響楽団】
2023年2月6日(月)19:00開演 東京オペラシティ コンサートホール【with 東京フィルハーモニー交響楽団】

【大阪】
2023年2月7日(火)19:00 開演 住友生命いずみホール【ピアノソロ】

 


新規公演のチケット販売は、2022年9月24日(土)だそうです!

詳細は、「ブラッド・メルドー in Japan 2022」へ。

さてさて、、いろいろと、、悩ましい。。。

んじゃ、退散♪

2022年8月24日 (水)

『ジャズ批評 229号』がでました〜♪

 
229
 
今回の特集は、「アニタ・オデイ/ジューン・クリスティ/クリス・コナー」です。
 
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「アニタ・オデイ/ジューン・クリスティ/クリス・コナー」 
 
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白人ジャズ・ヴォーカリストの草分け的存在となった、ケントン楽団出身の3人娘のご紹介♪ 
アニタ・オデイのバイオグラフィは、小針俊郎氏、ジューン・クリスティのバイオグラフィは、茂木 亮氏、クリス・コナーのバイオグラフィは、平井 清貴氏が担当。
もちろん、各人のディスク・ガイド付きです。
 
 
私はいつもの「新譜紹介」は、4枚と1プロジェクトでした。
 
 
 
 
 
 
「New Disc Pick Up」のコーナーに、話題のピアニスト、秩父 英里 さんの新譜も載っていました。
私も頼んでいるんです。楽しみ♪
 
 
 
んじゃ、退散♪

2022年8月20日 (土)

不思議不思議…心落ち着く 『Nearness / Lynn Adib   Marc Buronfosse』

 


Nearness

シリア出身のヴォーカリストで作曲家、リン・アディブ。


滋味深い、落ち着いた声で、聴くものを静かに包みあげる。

今回は、フランスのベーシスト、マーク・ブロンフォスとのデュオ。

パリ国立音楽院のジャズ教師、日本では、ジョルジュ・パッチンスキー・トリオのベーシストとして知っている人も多いかもしれません。

ここ数年、共演を重ねてきた2人のデュオ作品。

サブスクで見つけて以来、時々、聴いています。

 

オープナーは、ご存じ「The Nearness of You」、歌詞の一部をアラビア語?にし、シリアの音楽エッセンスをふりかけたこの曲は、いきなり心を遠くに飛ばしてくれる。

プロンフォスは6弦ベースbass VIを使用し、まるで、ギターのように寄りそう…

バリトン・ギターのような深みのある落ち着いた響きが、彼女の声とよく似合う。

ヴィオラ・ダモーレをフィーチャリングした彼女のオリジナル「Qalb」、ぐっとアラビア色が強くなる。

緩急つけヴォーカルを重ねた民族音楽のような「Autruche」も、彼女のオリジナル。

共作「ADEEB」には、啓蒙されたシリアの詩人、ナジフ・アブ・アファチの詩のガジ・アディブの朗読も入る。

「Sou'al」の荘厳さは、礼拝のよう。

レディオヘッドのトム・ヨークの「Present Tense」にのせた情感の素晴らしさ。

共作「So Far So Near」、タブラとバーンスリーが入って魅惑的な時間。

伝統音楽「Tawnimar Toubo」、ヴィオラ・ダモーレとコーラスで神聖な世界に。


説得力のある「I Loves You Porgy」、ダブル・ベースとのデュオで、ジャズ・ヴォーカルとしての実力発揮。

コーラスとヴィオラ・ダモーレの加わった「Adagio Choral」は、アラブの世界。

プロフォンスのオリジナル「Naoussa Kampos」、バーンスリーの音色が抒情的。

曲の持つ力をうまく表現したジョニ・ミッチェルの「A Case of You」。

伝統音楽「Megalinaria」、ヴィオラ・ダモーレとコーーラスが入ってアラブの世界へ。

終演は、再び、「The Nearness of You」、ヴィオラ・ダモーレが入ってアラブと西洋の2つの世界を結ぶ。

 

生まれそだったシリアの伝統的な音楽と西洋の音楽を結びつけた魅惑的な音楽。

伝統的な音楽の色が強いはずなのですが、日本人の私も不思議と心落ち着く作品ですよ。

私の心にスマッシュ・ヒット♪

 

1. The Nearness of You
2. Qalb
3. Autruche
4. ADEEB
5. Sou'al
6. Present Tense
7. So Far So Near
8. Tawnimar Toubo
9. I Loves You Porgy
10 .Adagio Choral
11. Naoussa Kampos
12. A Case of You
13. Megalinaria
14. The Nearness of You

Lynn Adib (vo)
Marc Buronfosse (bass VI, b)

guests

Jasser Haj Youssef  (viola d'amore)
Antifoniko Melos (choir)
Rishab Prasanna (bansouri flute)
Mosin Kawa (tablas)

 

今日のおまけは、ご本人のトピックにあった「Present Tense」。

 


 

んじゃ、退散♪

2022年8月17日 (水)

歓喜に沸いたブタペストの夜の3日後のキース・ジャレットの演奏がリリースされる。


2度の脳梗塞の後遺症で左半身に麻痺が残り、現状ではピアニストとしての再起は考えられない、という衝撃が公表されたのは2020年。
その情報のすぐ後にリリースされた2016年録音の『Budapest Concert』は、その年の私のベスト1になりました。

9月の終わりに、その3日後に録音されたフランス、ボルドーで行った ソロ・コンサートのライヴ録音がリリースされます。。

いまでも、演奏に復帰できないキース・ジャレットのことを考えると、、とても複雑な気持ちなのですが、、



★ Bordeaux Concert / Keith Jarrett ★

 

Bordeaux_concertjpg

今回は、全て即興。
再び、フランスのボルドーの会場にいる1,400人の聴衆と同じ感動を味わいたい!
そして、現在、彼はどんな暮らしをしているのでしょうか。。

1. Part I
2. Part II
3. Part III
4. Part IV
5. Part V
6. Part VI
7. Part VII
8. Part VIII
9. Part IX
10. Part X
11. Part XI
12. Part XII
13. Part XIII

Keith Jarrett (p)

 

んじゃ、退散♪

 

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