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音楽で拡がる輪

JAZZ

2019年12月13日 (金)

激熱っ! 『Pekka Pylkkänen quartet @ Jazz Flash (12/12)』

Pekka Pylkkänen quartet @ Jazz Flash (12/12)
Pekka Pylkkänen(as, ss)
Dennis Lambert (p)高橋 陸(b)Gene Jackson(ds)

Img_1866

以前に、スウェーデン在住のベーシスト、森 泰人さんと日本にいらしたのがきっかけで、お一人でも日本ツアーを組まれるフィンランド・ジャズ界をリードする気鋭のサックス奏者、ペッカ・ピルッカネンさん。
今回は、手練れのデニス・ランバートさん、ジーン・ジャクソンさん、そして、我が家の娘より若い!気鋭の高橋 陸さん。一見、多国籍軍…でも、ピアニストとドラマーは日本在住なんですよね。

オープナーは、ショーターの「Yes or No」。のっけから、飛ばして、メンバーのソロも激アツ。
中でも、高橋さんのベースの歌いっぷりびっくり。
次は、オリジナルで「Harajuku」、明るくおもちゃ箱をひっくりかえしたような雰囲気の曲で、熱く楽しい演奏。3曲めもオリジナルだったとおもうんだけど、のっけから高速で飛ばす。ドラムのスリリリングなロール音とシンバル音で煽られながら、全員全力疾走。
ソプラノに持ち替えて「Blue In Green」、今までハードドライビングに飛ばしてたピアノが、美しく思索的なイントロをつけて、、始まる。余分なものを削ぎ落としたバラッドの演奏も沁み入る。
1セットの最後は、マッコイ・タイナーの「Blues for Gwen」、バンドが一丸となった演奏!ど迫力のドラミングで唖然。力技なんだけど、一音一音がめちゃ綺麗で、重たいけど切れ味抜群。

と、休憩になって、ジャズ・フラッシュの新メニュー?スパイスの効いたホット・ワインを注文。
これは、なかなか美味しかったです。なんと、すでにホット・ワインが瓶詰めされて売ってるらしい。
と、いうことで、、家に帰ってネットで注文しちゃいました。笑

2セット目もペッカさんオリジナルと、既存曲にジョージ・コールマンの「Amsterdam After Dark」、バラッド「Never Let Me Go」を、まぜて演奏、拍手喝采!
アンコールには、マンシーニの「Days of Wine and Roses」で、ちょっと、鎮静効果…。

有名な既存曲に誰もが持つイメージを裏切ることのない、手練れのメンバーがエキサイティングな演奏。
サックスは、ひきしまった緊張感ある音で、長尺のフレーズなどなんのそのと吹きまくる。
アグレッシヴな曲では、ハードドライビングに弾きまくるピアノ、サックスと演奏のパートを分け合ってコリーダー的な感じ。
ベース・ソロの弾きっぷりが半端なく、エキセントリックなベース。
そして、サウンドを後ろから押し出す、重量級だけど超タイトなドラム!

北欧ジャズというより、ジャズの直球ど真ん中な感じで、基本、激熱ですわ。
でも、バラッド「Never Let Me Go」の説得力も素晴らしかったぁ!!

めっちゃ寒い日でしたが、フラッシュの中はムンムンでしたよ。
エネルギッシュな演奏で、終演が22時半を回っていたので、サインをいただいて、ダッシュで帰宅。
メンバーの皆さん、マスター&女将さん、ありがとうございました。m(_ _)m

んじゃ、退散♪

2019年12月11日 (水)

ピアノの持てる力を全部出したっ!『HIROMI JAPAN TOUR 2019 "SPECTRUM" @ 新潟県民会館 (12/10)』

HIROMI JAPAN TOUR 2019 "SPECTRUM" @ 新潟県民会館 (12/10)
上原ひろみ (p)

Hiromi

クリスマス・シーズンだけど、、クリスマスに関係ないライブばかりですね。汗
昨夜は、天才、上原ひろみのピアノ・ソロ・ライブに行ってきましたよ。新作『Spectrum』の日本ツアー、新潟は3年ぶり。
超絶なひろみさんは、演奏相手がいると、、その超絶ぶりに火がつく傾向がありますが、、
彼女のピアニズムにどっぷり浸かるなら、ソロのライブは見逃せません。
しかーも、新潟まで来ていただけるのですから。m(_ _)m

 

新潟のセットリストは、新譜の全曲と10年くらい前に出したソロアルバム『Place to Be』のタイトル曲で全10曲! 

良い曲、引き当てましたね!! セットリストは、終演後に張り出されていたので、下に置いておきますね。

オープナーの「Kaleidoscope」から全力疾走。一気に HIROMI WORLD !
鍵盤の上から下まで、ひとときも休まず動き回る指! 
叩きつけるような爆発的な音に混じって、美しいメロディが遠く聴こえたり、、音の万華鏡。
高音を鳴らし続けたり、低音で足踏みしたりと、一気に「Yellow Wurlitzer Blues」まで駆け抜ける。ホールのライブには珍しく?客席から掛け声がかかる。(いいなぁ、私もやってみたかったな。。)

 

MCで、体のメンティナンスのことを「お伝え」してくれた。
ワールド・ツアーではならの、「マッサージ」のエピソードね。
新譜のジャケットと同じ衣装だけど、アレは旦那さまのデザインなのだろうか??

 

叙情的で雪の美しさが表現された「Whiteout」。あぁ、でも、雪国のホワイト・アウトは怖いんだよなぁ、、なんて、思ったけど、怖さも美に通じるところがありますものね。流麗、でも、しっとりと湿度があって美しかった。一転、チャップリンにインスパイアされた「Mr. C.C.」は、サイレント映画での独特のチャップリンの動きのような目まぐるしさ、明るさ。会場の?気持ちを沈めるように、ビートルズのカバー曲「Blackbird」。いや、自分の心に問いかけるようにかな。。
そして、1セットの最後はタイトル曲「Spectrum」、これが戦慄が走るくらいアヴァンギャルドで興奮する曲、演奏。肘打ちこそなかったけど、自分とピアノの持てる力を全部出す!!

 

20分の休憩。
休憩中、相棒のピアノさんをツアー専属調律師さんが、調律。退場の時に、一部から拍手が。。

 

青いスパンコールの衣装に着替えて登場。新・美の巨人たち」のエンディング・テーマ「Once in a Blue 」。再び、いきなり彼女の世界に引き込まれる。声をあげてピアノ叩く姿、迫力ありますよね。
超絶だけど、卓越した表現力も魅力が溢れた「Place to Be」、優しいメロディが心に染み入る。
終演曲は、「Rhapsody in Blue」に「Blue Train」を複合したという「Rhapsody in Various Shades of Blue」。アルバムでも20分超えの長尺の曲。寄せては返す波のように、終わることを知らぬがごとくの圧巻の演奏! 終わりが見えた時には、会場から拍手がわきあがり、スタンディングしてる人たちも。

 

一旦、楽屋に戻って、Tシャツ姿に早替りして、アンコールへ。

 

ライブの最後は、繊細で音のグラデーションみたいな「Sepia Effect」。
綺麗な音だけど紡いでくれました…。

全身がバネのような瞬発力で、憑依したような喜怒哀楽が詰まった弾きっぷりが凄い。全編、全力投球で、凄まじい勢いで駆け抜けてくれました。
ジャズとクラシックの間にあるようなタッチで、テクニカルでスピード感半端ない演奏。
ピアノからでる豊かな音色をとても大切にした表現力。
何をとっても、超人的なレベルでございました♪

 

かなり、アヴァンギャルドでフリーな演奏もあると思うのですが、会場では老若男女が惜しみない拍手をおくってた。

皆さん、普段どんな音楽を聴いてらっしゃるのか、、とても不思議だったわ。

 

新潟公演セットリスト(12/10)

 

1.Kaleidoscope
2.Yellow Wurlitzer Blues
3.Whiteout
4.Mr. C.C.
5.Blackbird
6.Spectrum

 

休憩

 

7.Once in a Blue Moon
8.Place to Be
9.Rhapsody in Various Shades of Blue

 

アンコール
10.Sepia Effect

 

今日のおまけは、レーベルがあげていたライブでの「Spectrum」。

 

 

 

Hiromi_spectrum

 

んじゃ、退散♪

 

2019年12月 9日 (月)

遠い世界へ誘う… 『佐藤 浩一ピアノ・ソロ@イワイ・ピアノ・スタジオ(12/8)』

 浩一ピアノ・ソロ@イワイ・ピアノ・スタジオ(12/8)
佐藤 浩一 (p)
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2年?ぶり3回めの佐藤 浩一さんの新潟市でのピアノ・ソロのライブ。
ピアノをヤマハのS3にグレードアップしたばかりの、イワイ・ピアノ・スタジオです!
ライブは、演奏者だけでなく、楽器、場所、観客、オーナーなど様々な要因で、できあがると思うのですが、この超プライベートな空間で美音が響く、ソロの演奏は格別ですよ。
新しいピアノは、高音部もキンキンせずに、コクがあって、円やかな音でした。
落ち着いた音色、イワイ・スタジオに来て6日め。。
この日は、照明をピアノ周辺にあて、それ以外は暗めの設定。
佐藤 浩一さんは、回を重ねる毎に、次元がグレードアップしている。


オープナーは、「Draw」。少しずつ変化をつけたミニマルフレーズの繰り返しが美しい。
力強く低音を鳴らし、美しく繊細なタッチで右手が踊る。
続けて「Draw Ⅱ」、1曲めより、もっと早い繰り返し、倍音や残響音からより弾いた音以上の音が聴こえてくる。それは、とても遠く、、ずっと彼方の深淵な淵の向こうから。物凄く心を掻き乱された。
胸をキュンとさせる異国情緒あるメロディを持った「May Song」。優しい音にうっとり、癒される、救われる。そして、天から星のかけらがこぼれ落ちてくるように美しいピアノのタッチ。
映画音楽のようにストーリー性のあるオリジナル「Transience」。小さなスタジオに居ることを忘れて、、遠く見知らぬ場所に飛ばされる。
大胆に左手が蠢く「タイトル失念」。力強いメッセージを、どんどん投げかけてくる。そこからの七変化の「All The Things You Are」、時折タップ音も入ってお腹のそこに響く。
鳴り響く低音、そこからのオリジナル「13夜の月?」。途切れることなく、衒うことなく溢れでる気持ちが鍵盤を走る。
1セット目の最後は、徹夜明けの7時と7拍がかかった「7in the Midnight」。なんだか、東欧の民族音楽みたいに思えた「7in the Midnight」。左手の音が大胆で、両手がほとんど鍵盤の左側で踊って、凄みがありました〜。


休憩タイム!


2セット目は、大好きなアルバム『Melancholy of a Journey』からオリジナル「The Railway Station」、「The Railway Station 2」を続けて。
変則セクステットのアルバムの核となる曲をソロで演奏。アンサンブル重視の作品の曲を、ピアノで思いっきり歌い空間が大きく広がる演奏。
敬愛するサックス奏者、橋爪亮督さんのピカソのギターの絵からインスパイアされた曲を情感豊かに。
オリジナル「Closing Waltz」、微妙に変化してくマイナーなミニマルなフレーズが絶妙な雰囲気。叙情豊かに、どこか切なく、深く心に響く。
低音を強く効かせながら、力強く迫り来る新曲で「タイトル未定」。重なり合う音に翻弄される。
この後、1曲、写真タイム!笑
セロニアス・モンクの「Blue Monk」をコードを変えて演奏。そうしたら、なんと、「Santa Claus Is Coming to Town」のメロディが現れて、ご本人もびっくり。笑 そして、あちこちで、写真の嵐。
オリジナルで「Monochrome」、左手の低い和音が時の流れのように感じ、ゆっくりと心の奥に入り込んでくる。
終演はオリジナルで「Long Winter and Hazy Moon」。物語性を感じさせ、ドラマのワンシーンのような情景が浮かび上がる。メロディの持つ叙情だけでなく、演奏で気持ちを高揚させる!
アンコールは、マンシーニの「Two For the Road」。
様々な感情の織り込まれたドラマチックな演奏となりました。。
自己としっかり向き合った演奏は、私にも直接に問いかけてくるようで、気持ちを大きく揺さぶって圧巻でした!
何曲か、ピアノのとの一体感が半端なく、ピアノの化身って感じだった〜!
左手の音が大胆で、繊細な右手とのバランスが絶妙。
新しいピアノも素晴らしく、小さな音から大きな音まで綺麗に響いて鳴っていました。
全員を幽玄の佐藤浩一の世界へ誘ってくれました。

小さなスタジオから、遠い世界へ飛ばされました

浩一さん!美子さん!本当にありがとうございました。
んじゃ、退散♪

2019年12月 6日 (金)

トリオで築く心象風景 『大村 亘トリオ @ Jazz FLASH (12/3)』

大村 亘トリオ @ Jazz FLASH (12/3)
大村 亘(ds, tabla) 古谷 淳(p) 吉田 豊(b)
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さて、、このライブも3日の火曜日のこと。
早く、「現在」に追いつきたい。。ぞぉ。

少し、早く行って、カウンターの端っこのいつも席へ。
リハ後に、大村亘さんが、タブラの練習をしてましたね。得しちゃったな。

オープニングは、「素晴らしすぎたヒマラヤの景色を忘れないために」とか、MCしてた「ULS(未確認景色」。
この世には、いろんな景色があるわけですが、まだ見ぬ景色に思いを馳せることができる綺麗な音の連続。
続いて、超アップテンポで、スリリングな演奏へ。ピアノと対等するようにドラムが歌い、ドラムに呼応するようにピアノが歌い、ふたりから次々にくる変化球をがっしり受け止めるベース。
次が「孤独の眼鏡」、タイトルから超痺れる。ピアノが、ベースが、眼鏡が一緒に見てきた「彼」の人生を映し出す。毎日、毎日、、繰り返されてきた日常がシネマのように流れていく。その風景は更新されなくなったけど、、。繊細な問題ね。
自在で大きなドラミングで、ピアノがどんどん自由になっていく。ドラマチック♪

と、めちゃ息のあったトリオですねぇ。。と、ため息がでそう。
タブラでの演奏になりました。
冒頭は、タブラとベース。これがぴったりハマってる。思索的な感じのミステリアスなピアノが加わって、まさに「異国の旅人」。
後から、皆さんが、タブラの音に魅せられていたことがわかった。民族楽器のもつ奥深さを、教えてもらう。
タブラを中心にピアノ、ベースの見事なアンサンブルで、タイトルは環境活動家の名前とって「グレタ」。
で、ファーストセット最後の曲は、ドラムに戻って、三位一体と呼ぶにふさわしいエキサイティング&ドラマチックな演奏、そして、ドラム・ソロ!

20分?くらいの休憩が終わって、

新曲を演奏するって、まずは「溶けた生地」。って、タイトルだったけど、ずっとドラムがプッシュを続けるエキサイティングな演奏。
ぐるぐるまわってバターになった虎を思い出したのはなぜでしょ。
時間の流れが、行きつ戻りつ、宙にういてるような気分になった「思考停止?」。低音中心のベースのソロがいい響き。
「Subconscious Partner」、ピアノとベースをおもいっきりフィーチャーして。
ベースのソロの時にはいる、ピアノのバッキングがめちゃかっこいい!そして、名曲ですね。
リムショット?を、かっこよく使ったドラム・ソロから入った「認知された不協和」。
不安感を煽りまくる、ちょっと抽象的で自由度の高いカオスな演奏、、「これは自信を持ってサビがないぞ!」と、仰ってましたです。笑
2回めのタブラの入った演奏は、「Unimagined Virtues」。ピアノの美しいハーモニーにうっとり。ベースの温かな音色にうっとり。タブラの不思議な魅力にうっとり。3つの世界が自然にかさなる。超すてき。
終演曲は、「Benign Strangers」。これまであった、見知らぬ優しい人たちへ感謝を込めて。
美しいメロディ、各自のソロ、素晴らしいアンサンブル、即興の数々、お見事!
やんやの拍手!!

 

アンコールは、スタンダードのバラッドで「Touch Her Soft Lips and Part」。
私たちの高揚した気持ちを、そっと沈めてくれるような優しい優しい演奏。。
やっぱり、皆さん、巧いなぁ。。

 

大村 亘さんの個性&感性豊かで好奇心旺盛な思索的な世界。
それを共有するメンバーと創造する音風景に痺れた。
彼の内なる世界をとおした心象風景に、メンバーと一緒にどこまでもどこまでも繋がっていく。
様々な背景を持つ彼の内なる世界は、私たちを多元的な宇宙の中のいくつかの空間に導いてくれる。
SF小説のように、瞬間トランスポートしてくれる!
2曲に入ったタブラの刻むリズムと音は、自分の身体の中心から聴こえてくるようで不思議だったな。

 

タイトで美しく多彩なドラミングで歌いあげるドラムが大きな空間を創り上げる。
クリアなタッチ、美しい音で流麗、熱く知的でいて攻撃的なピアノ。
やりた放題、駄々っ子のような2人の様々な超変化球を柔軟に受けとめてくれる頼もしいベース。
冒頭のMCで、「僕たちの音楽にはサビがない」って脅かされたけど、それはそれはドラマチックな展開が続きました。
いやいや、曲が素敵だよねぇ。

 

あぁ、世の中って、こんなに面白いんだね。。目の前の目に見える光景には、目に見えない違う物語を持ってるんだね。
私はぼんやり生きてるわ…って、その一瞬一瞬に、心に映った光景を忘れたくないとおもったんだけどな。
大変、好評でした!!

 

と、いうことで、、ジャズフラッシュさんで、打ち上げました。
なので、とても酔っ払いました。m(_ _)m
ミュージシャンの皆さん、マスター、あっこ女将、ありがとうございました。
そして、足元の悪い中をご来場くださった皆さん。本当にありがとうございます。m(_ _)m

 

んじゃ、退散♪

2019年12月 4日 (水)

極みを求めあう 『外山安樹子&関口宗之新潟デュオツアー@MONK'S MOOD (11/29)』

外山安樹子&関口宗之新潟デュオツアー@MONK'S MOOD (11/29)
外山安樹子(p) 関口宗之(b)

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なんと、先週の金曜日のライブ投稿です。汗
なので、、ちょっとだけ。。

「デュオでは初めての新潟です。トリオよりピアノの細かい音色やニュアンスまでじっくりお聴きいただける、そしてピアノソロよりも一人増えて大きく世界も広がる…デュオは大好きなフォーマットです。自分のファーストアルバムの組み合わせでもありますので、ぜひ新潟の皆様にこの機会に聴いていただけたらうれしいです」

と、外山安樹子さんからアナウンスがあったので、いそいそとお出かけしてきました。

セットの始まりは、「Mystic Cathedral 」。
クリスタルな雰囲気を持つ彼女にぴったりな曲、そして、演奏。
もう、がっつり1曲めから弾きこんでくれました。
両手を目一杯使って、華やかで煌びやかなフレーズが続きます。
そして、時折、ベースが前にでて、別の景色を描きます。
ガラスに映り込んだ景色のようで、面白かった。

バックにまわったときの、彼女のバッキングもとても素晴らしく、ちょっとした音に反応して、相手の演奏に呼応する。
スタンダードの「Stella by Starlight」を演奏した時に、それを強く思いました。
関口さんのベースがよく歌っていると思えば、それに応える演奏。
互いに遠慮することなく、相手の小さなきっかけや意図することを見逃さず、
それは、阿吽というものを越したものですね。


もう、彼女の名曲がオンパレドード。心の機微を曲に仕上げる天才だわ。

そして、ベースで降る雪を表現してくれた「Snowing Town」やクリスマス・アルバムにも収められてた「I'll be Home for Christmas」を演奏してくれたので、プチ・クリスマス気分でしたよ。

安樹子さんのキャリアの初めから、演奏してきたベースの関口さんとのデュオは極上でした。
互いに尊敬し合い、刺激を受けあってここまできたことがよくわかりました。
互いの長所を認め合って、どこまでも極みをもとめていく素敵な演奏で、とても満たされた気分となりました。

トリオの演奏とは、また、違った親密感がありましたね。

打ち上げも、いつものように楽しくて、、
なんだか、飲み過ぎ。って、最近、いつもですけどね。。

んじゃ、退散♪

2019年12月 1日 (日)

超絶だけど人間味溢れる『JOH YAMADA TRIO @ Jazz FLASH(11/27)』

JOH YAMADA TRIO @ Jazz FLASH(11/27)
山田 穣 (as, ss) 千北 祐輔 (b) 高橋 徹 (ds)

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サックス トリオ万歳!!
コードレスのサックス・トリオほどスリリングなものはないのじゃないかなぁ。
このトリオが、ジャズ・フラッシュでライブをするって聞いてとても行きたかった。
が、、いろいろあったので、参加は難しいかな?って、思っていたら、、なんと、行けることに!
すでに、3日前で、セットリストとか頭からとんでいるのですが。m(_ _)m

オープナーは、アルトでスィンギーに始まり、あっとうまに満席の観客を興奮させる。
2曲めは、サド・ジョーンズの「A Child Is Born」。
あ、クリスマスが近いしな、、なんて、思った私は、ヤマジョー初心者だった。。
ソプラノ・サックスに持ちかえると、ちょっと想像つかないイントロが始まって、、そこからシームレスにテーマに。そこからも、かなりアグレッシブで、クリスマス的情緒はない。笑
でも、痛快!!
アルトに持ち替えて、スタンダードを吹くんだけど、コードレスなので、イントロから始まってテーマ、即興と全てサックスが主役。
まぁ、吹くこと吹くこと、、。

これで、終わりか?とう想像するところから、三倍は吹くのだ。

熱かった〜!火傷しそうなほど熱く、雄叫びのごとく激しく噴き上げてくる即興の数々。
雄叫びは、全く途切れることなく、追随するベースとドラムの力強く石つぶてのような音と一体化し、ガンガン我々に襲いかかってくる!
もう、観客もやんやですよ。

そうかと思えば、バッラド「My One and Only Love」にみせる歌心。
胸にせまってくる、情景。。痺れましたね。
アルトは、人間の声に近い楽器と聞いたことがあるけど、本当に楽器で歌うって感じですね。

1セット目も、2セット目も、面白くて、楽しくて、あっという間にすぎちゃった。

フリーキーな音になっても、味わい深さが増すサックス。
がっちりとボトムを支えて、低音のぶっとい音をぶつけて来るベースの演奏は尋常じゃない。
力強く重たい音だけど、音の一つ一つがクリアで、様々なドラミングを聴かせるドラム。
「3人とも、それぞれの楽器の限界の際まで頑張る。」すごい。
状況が、やばいと思っても、それをきちんとジャズ的な形にする。素晴らしい。

高揚感があり、3人のジャズへの熱い気持ちがストレートに伝わって来る。

めちゃ、超絶なんだけど、機械的な感じが全くなくて、人間味に溢れている。

ジャズのど真ん中を、体の中心で体感する衝撃的なライブ、面白かったぁ!


ミュージシャンの皆さん、フラッシュのマスター、あっこ女将、そして、岩井美子さん!
いつも、ありがとうございます。m(_ _)m

 

んじゃ、退散♪

2019年11月26日 (火)

ピュアな音風景「Walter Lang Trio Japan Tour 2019 @ jazz FLASH (11/25)」

Walter Lang Trio Japan Tour 2019 @ jazz FLASH (11/25)
Walter Lang (p)  Thomas Markusson (b) Magnus Öström (ds,perc)
Img_1578
昨夜は、ドラムがe.s.t.のドラマー、マグナス・オストロムに変わった新生ウォルター・ラング・トリオの『Pure』リリースライブに。

ウォルター・ラングは、ミュンヘン在住のピアニストで、澤野工房からたくさんのアルバムをリリースしているし、ECMでの録音もあります。

ベースは、ラングが絶大な信頼を寄せているスウェーデンのベーシスト、トーマス・マークソン。ドラムのマグナス・オストロムもスウェーデンの人ですね。

昨夜、ゲットしたCDを聴くと、ライブは新しいアルバムの曲が中心。
ファーストセットの圧巻は、叙情あふれる「You Must Believe in Spring」。
続く、パット・メセニーの「Always and Forever」の解釈も素晴らしかった!
そして、セカンドのオープナーでは、キースの「Country」にも驚いた。

こう書くと、オリジナルはどうなの?と、言われそうですが、、オリジナルの素晴らしさも群をぬきますね。日本的情緒を感じます。人気あるのわかります。

透明感あふれるエモーショナルなピアノと、良く歌う超メロディアスなトーマス・マークソンのベースは、双頭の如く裏に表に演奏を紡いでいく。そこに、しなやかに軽やかに彩り豊かに色づけしてくマグナス・オストロムにも目を奪われました。たぶん、2種類のブラシとロッズという細いスティックを束にしたもので、エキサイティングな場面もオッケ、手で叩いていた曲もありました。ダイナミクス素晴らしい!

静と動のバランスも良く、ヒートアップして爆破状態になったときのトリオの一体感も半端なかった!
ちょっと打ち上げにお邪魔して、サインも写真もげっと!
1st
1.Branduardi
2.Little Brother
3.You Must Believe in Spring
4.Always and Forever
5.Snow Castle
6.2 You
2nd
1.Country
2.I wonder
3.Julia
4.I Loves You, Porgy
5.Full Blast
encore
When the Day is Done

 

今日の東京を始め、全国でツアーです!

 

Walter Lang Trio Japan Tour 2019
11月25日(月)新潟 Jazz FLASH
11月26日(火)東京 赤坂 B flat
11月27日(水)大阪 ロイヤルホース
11月28日(木)岡山 蔭凉寺
11月29日(金)福井県坂井市 ハウス・アム・メーア
11月30日(土)宮城県大崎市 JazzSpot 花の館
12月1日(日)福島県いわき市 いわき湯本温泉 旅館こいと
12月2日(月)島根県益田市 jazz & kitchen マルフク
12月3日(火)京都府福知山市 STUDIO FARM
12月4日(水)栃木県小山市 Fellows
12月5日(木)山梨県甲府市 コットンクラブ

ぜひ、「Pure」なラングの音風景に酔いしれてください。

Walterlang
んじゃ、退散♪

2019年11月16日 (土)

天の川からこぼれ落ちてきた音 『Short Stories / Michel Reis』

Short_stories
ルクセンブルク出身の人気ピアニスト、ミシェル・ルイス。
高校時代からのメンバーと続く「Reis / Demuth / Wiltgen」のトリオや、ドイツ人と組んだ「Michel Reis Quartet」、日本の気鋭のメンバーと組んだ「Michel Reis Japan Quartet」など、精力的に活動。
今回は、第二の故郷水戸で録音された『Mito - Solo Piano Improvisations』にに続く、CAM JAZZからのピアノ・ソロのスタジオ録音盤。
そして、エンジニアはCAM JAZZの誇る名コンビ、ステファノ・アメリオとダニーロ・ロッシ。楽しみが倍増ね♪
オープナーは、選び抜かれた音を、なおも一音一音確認するように弾く「 Sunae II」。
川の流れ、時の流れ、優雅で華麗な「 From The Eyes of Old」。
優しいメロディ、柔らかなピアノのタッチ、心休まる「How It All Began(The Story of Mr.Potes)」。
可憐なメロディと、美しい「間」が心に沁みる「Monologue」。
溢れ出る気持ちがそのままメロディになったような「Could I See You Again」。
じんわりと温かなものが気持ちに満ちてくる「Gratitude」。
ダイナミクスを制した叙情豊かな演奏「Road to Dilijan」。
フリーのアプローチでスパイスを効かせた「Gravity and Lightness」。
儚さを思い描いてしまう「Tales of Oleander」。
ドラマチックな展開「 Eugene and Valentina Main Theme」。揺れ動く「Awakening」。
ギリシャの作曲家の名前がつけられた「Eleni (For Eleni Karaindrou)」、静かに風が吹くよう。想像力を掻き立てられるメロディと演奏。流麗で大胆な演奏「Bells」。
終演は、子守唄のように優しく柔らかな「Goodnight」。
内省的な演奏が続く。
ソロの演奏は、自己との対話。しっかり、その対話が聴こえてきます。
何曲も、即興があるようなのですが、とても、美しい調べばかりです。
音の良さも相まって、目の前で演奏会を聴いているよう。
天の川からこぼれ落ちてきた音のよう。
1. Sunae II
2. From The Eyes of Old
3. How It All Began (The Story of Mr.Potes)
4. Monologue
5. Could I See You Again
6. Gratitude
7. Road to Dilijan
8. Gravity and Lightness
9. Tales of Oleander
10. Eugene and Valentina Main Theme
11. Awakening
12. Eleni (For Eleni Karaindrou)
13. Bells
14. Goodnight
Michel Reis (p)
今日のおまけは、ご本人があげていた「How It All Began (The Story of Mr.Potes)」
寒くなりましたね。。
んじゃ、退散♪

2019年11月 4日 (月)

ハレルのフリューゲルに泣ける…『Common Practice /  Ethan Iverson Quartet with Tom Harrell』

Common_practice

 

あなたは、ECMレーベルにどんなイメージをもっていますか?
「沈黙の次に最も美しい音」というコンセプトのもとに、、
メランコリー、繊細、知的な個性的なサウンドの多くが、クラシックや現代音楽にも近く欧州的な特徴があると思うのだけど…。
最近、随分と多種多様にになってきた気がするのだけど…。
内容が悪いということではなく、この作品は、ちょっと、ECMの作品群の中では浮いている気がしますです。
人気バンド、The Bad Plusのピアニストだったイーサン・アイヴァーソン。
ニューヨークのヴィレッジヴァンガードでのライブ盤。
アイヴェーソンのオリジナル2曲、スタンダード9曲。

 

オープナーは、ミステリアスなピアノ演奏が誘う「The Man I Love」、そして、トム・ハレルが哀愁たっぷりにフリューゲルを吹く。もう、沁みるとしか言いようがない。クレジットは、トランペットだけど、プロモをみても吹いているのはフリューゲル。
ブルージーなアイヴァーソンのオリジナル「Philadelphia Creamer」、アグレッシヴなハレルの演奏と、ベン・ストリートのウォーキング・ベースにジャズ心が踊る。
ドラムのエリック・マクファーソンが活躍するビバップ曲「Wee」。会場は、やんやです。
オープナーのように、冒頭のピアノの演奏がミステリアスな「I Can't I Get Started」。待ってました、バラッドのハレルの演奏は染み渡りますね。
ちょっと分解しそうなアレンジの「Sentimental Journey」。軽快に「Out of Nowhere」、皆んなでソロを回すオーソドックスな演奏が続く。
この状況での「Polka Dots And Moonbeams」が、悪いわけない。メロディが優しく吹かれると胸がドキドキ。遊び心全開で「All The Things You Are」。
オリジナル「Jed From Teaneck」も、ジャジーでアメリカの街を闊歩しているような爽快さ。
「I'm Getting Sentimental Over You」、ソロを高音で軽快に決めるハレルの演奏に萌え。
終演は、「I Remember You」、ハレルのソロを支えるベース、ドラムの安定感、ピアノの端麗で躍動感あるソロ。

 

いやぁ〜、ハレルのフュルーゲルが心に沁みる。その歌心に泣ける!!
申し訳ないけど、ハレルのリーダー作のようですわ。
アイヴァーソンの端正なピアノが寄り添い、ベースとドラムと3人でレジェンドを支えています!

 

1. The Man I Love 
2. Philadelphia Creamer 
3. Wee 
4. I Can't I Get Started 
5. Sentimental Journey 
6. Out of Nowhere 
7. Polka Dots and Moonbeams 
8. All The Things You Are 
9. Jed From Teaneck 
10. I'm Getting Sentimental Over You 
11. I Remember You

 

Tom Harrell (flh)
Ethan Iverson (p)
Ben Street (b)
Eric McPherson (ds)

 

今日のおまけは、レーベルのプロモビデオで、「The Man I Love」から。

 

んじゃ、退散♪

2019年11月 2日 (土)

益々精力的! 『New Visions / Enrico Pieranunzi Trio』

New_visions

この12月で70歳になろうとするイタリアの至宝、エンリコ・ピエラヌンツィ。
新譜のメンバーは、ベース大国デンマークのファーストコールとなったトーマス・フォネスベックと、米国の売れっ子ドラマー、ユリシズ・オーウェンズ Jr. 。
40代、30代の若いミュージシャンとの新トリオと、コペンハーゲンで録音したスタジオ盤。
「Free Visions」と名付けられた即興曲が4曲、ピエラヌンツィのオリジナル5曲、フォネスベックのオリジナル2曲、「My Funny Valentine」のコードを利用した曲で全12曲。

オープナーは、スラップ・ベースが印象的、短いながらも3人の流儀が確立されてる「Free Visions 1」。哀愁のワルツを、ベース、ピアノとつなぎ欧州の香り高い演奏にした「Night Walt」。 
明るく親しみやすいメロディ、テクニカルで歌心あるベース、感情の極まったピアノとドラムとのやりとりも素晴らしい「Anne Blomster Sang」。エレガントでロマンチックな「You Know」。
スリリングなやりとりがクールな「Free Visions 2」。抽象的でひんやりした「Free Visions 3」。
「Alt Kan ske (more Valentines) 」「My Funny Valentine」を下地にしながらも、アップテンポで駆け抜ける演奏に。
ぐっとフリー度、即興度が高い「Free Visions 4」。
冒頭のベースとピアノの音の追いかけっこが印象的な「Brown Fields」、フォネスベックの曲、超絶なベース・ソロが聴ける。リリシズム溢れる「Dreams and the morning」。
米国出身のドラマーの健闘をたたえたと思われる「One for Ulysses」、明るくリズミックな演奏。
終演は、光と陰が入り混じったようなフォネスベックの曲「Orphanes」。

最後まで、力強く鍵盤を叩き続けるピアノからは、まったく歳を感じさせない。ピエラヌンツィ・ワールド全開。
それに応える超絶ベーシスト、繊細な音からダイナミックなドラミングまで、欧州の超実力派2人を相手に、彼らの流儀によりそった素晴らしい演奏だったドラム。
三位一体の熱血トラックから、優雅で哀愁のこもったトラックまで、変幻自在なピエラヌンツィ・ワールド全開。

1. Free Visions 1 
2. Night Waltz
3. Anne Blomster Sang 
4. You Know
5. Free Visions 2 
6. Free Visions 3 
7. Alt Kan ske (more Valentines)
8. Free Visions 4 
9. Brown Fields
10. Dreams and the morning 
11. One for Ulysses 
12. Orphanes 

Enrico Pieranunzi (p)
Thomas Fonnesbæk (b)
Ulysses Owens Jr. (ds)

今日のおまけは、ご本人があげていた「Brown Fields」

なんと、昨日から11月に入りました!
と、、、いうことは、今年もあと2月ですね。(恐)

んじゃ、退散♪

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