2025年2月
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音楽で拡がる輪

JAZZ

2025年2月 8日 (土)

「Days of Delight」レーベルの『Tides of Blue』が面白そう…

日本ジャズに特化したレーベル「Days of Delight」が、2月26日にリリースする『Tides of Blue』。
 
なんと、栗林 すみれ、藤本 一馬、須川 崇志というメンバー。
うっ。。皆さんふぁんです。。。
 
 
★ Tides of Blue ★
Tides_of_blue
レーベルのインフォでは、

「日本ジャズ界屈指の個性を備える3 人が結成した新ユニットのデビュー作」

とあります。
 
それぞれかなり強烈な美学を持った御三方。
これは、聴いてみたくなりますよね。。
 
 
1. Tides of Blue
2. The Ways to Come Back Home Again
3. Let Me...
4. Dew
5. Here My Home
6. Pathway to Light
7. Road
 
 
栗林 すみれ (p)
藤本 一馬 (g)
須川 崇志 (b)
 
んじゃ、退散♪

2025年1月29日 (水)

2管のアンサンブルも美しく抒情的 『Spindrift / Benjamin Lackner』

Spindrift
 


ベルリンを拠点に活動するドイツ系アメリカ人ピアニスト、ベンジャミン・ラックナー。
ECM2枚目は、新たに結成したクインテットでの新作。
 

トランペッターのマティアス・アイクは、2022年のデビュー作『Last Decade』からの唯一のメンバー。
サックス奏者にマーク・ターナー、ベーシストにリンダ・メイ・ハン・オー、ドラマーにマチュー・シャザレンクという豪華なメンバー。
 

9曲がラックナーのオリジナルで、ECMデビュー前から一緒に活動しているシャザレンクのオリジナルが1曲、全10曲。
 

オープナーは、タイトル曲「Spindrift」、伸びやかなターナーのサックスが幕開けを宣言するよう。
透明感あるピアノとメンバーとの思索的なやりとり「Mosquito Flats」。
「More Mesa」静寂な流れからの大きな動きに目が離せない。
少しメランコリック…フロントの2管が印象的、ドラマーのシャザレンクの曲「Chambary」。
「See You Again My Friend」も、トランペットとサックスの響きが素晴らしい!
一層の哀愁と陰影をまとった「Murnau」、リンダ・オーのベース・ソロも素晴らしい。
次第に悲壮感・不安が大きくなっていく「Fair Warning」…。
「Anacapa」、抒情的な2管の響き、美しいピアノの旋律、繊細なシンバル音。
トランペット、サックス、ベース、ドラムが木霊のように響き合う「Ahwahnee」。
終演は、深遠な世界に誘う「Out of the Fog」。
 



彼のピアノの非常に音数は少なく、全体に内省的で仄暗く瞑想世界のよう。
トランペットとサックスの2管のアンサンブルも美しく抒情的。
仄暗くも透明感あってメロディアスでエレガントな世界。
 
 

1. Spindrift
2. Mosquito Flats
3. More Mesa
4. Chambary
5. See You Again My Friend
6. Murnau
7. Fair Warning
8. Anacapa
9. Ahwahnee
10. Out of the Fog
 

Benjamin Lackner (p)
Mathias Eick (tp)
Mark Turner (ts)
Linda May Han Oh (b)
Matthieu Chazarenc (ds)
 

今日のおまけは、ご本人があげていた「See You Again My Friend」。
 
 
 
 

んじゃ、退散♪

2025年1月18日 (土)

1月25日(土)は、「第45回新潟ジャズストリート」で〜す!!

Njs45
 

来週、1月25日(土)は、第45回新潟ジャズストリートです
 

去年の夏は、参加できなかったので楽しみにしています♪
 
2025年1月25日「第45回新潟ジャズストリート~デューク・エリントン・メモリアル~」
 

会 場 古町・駅周辺  28会場予定
 

料 金 ドリンク代付きワンデイ・フリーパス・チケット 
    各日 2000円(中学生以下無料)
 

時 間 12:00~23:00(演奏時間は会場により異なります)
 
 

市内は、雪も消えましたよね。
インフルエンザ警報鳴ってます!
感染対策もしつつ、思いっきり楽しみましょう♪

 
参加されるミュージシャンの皆さま、美味しいものをたくさん食べて、いい演奏♪
充実したジャズストリートにしてくださいね!
 

んじゃ、退散♪

2025年1月11日 (土)

奥深い心象風景を描き出す『Samares / Colin Vallon, Patrice Moret, Julian Sartorius』

Samares
 

恒例になってしまった、、去年買った新譜シリーズ。汗
 

スイスのピアニスト、コリン・ヴァロンの7年ぶりのトリオ作品。
メンバーは、7前の『Danse』と一緒、ベース奏者のパトリス・モレとドラマーのジュリアン・サルトリウス。
 

タイトルは、果実の型の1つで、果皮の一部が翼状のものを指し、日本だと翼果と呼ばれているよう。
ヴァロンは、この植物の翼のような羽ばたきの動きに注目したらしい。
全9曲、全て彼のオリジナル、録音はあのステーファノ・アメーリオ。
 

オープナーは、「Racine」、ざらつく音が印象的な不思議な世界、ヴァロンのリリシズムは健在。
動きのある「Mars」、メロディアスなピアノに聴き惚れる。
「Lou」、優しさ柔らかさそして、懐古的な印象。
スピードを後押しするパーカッション、次第に全体に螺旋の渦のようになっていく「Ronce」。
「Étincelle」、スピリチュアルな歌心のベース誘われ、ヴァロンのリリシズムに身を委ねる。
なんだか、線香花火みたい。
冷涼で、繊細に場面が展開する「Timo」。
タイトル曲「Samares」、ビタースイートな世界が広がっている。
「Souche」、どこか牧歌的な雰囲気でいながら、物憂げな世界。
終演は「Brin」、金属音が効果的、透明感と穏やかさが心地よい。
 

少しの仄暗さが気持ちに添う。
感情過多にならず、3人の関係も緊密だけれど追いかけすぎない。
さまざまな工夫で、広大で奥深い心象風景を描き出す…。
 

1. Racine
2. Mars
3. Lou
4. Ronce
5. Étincelle
6. Timo
7. Samares
8. Souche
9. Brin
 

Colin Vallon (p, electronics)
Patrice Moret (b)
Julian Sartorius (ds)
 

今日のおまけは、レーベルがあげていた「Mars」。
 
 

んじゃ、退散♪

2025年1月 5日 (日)

夢の饗宴を真空パック♪  『Step Into Paradise -LIVE IN TOKYO / 矢野顕子×上原ひろみ』を聴きながら「☆ 2025年 たった一つの願いこと☆」

2025年もよろしくお願いします。m(_ _)m
 
 ★今年は乙巳で〜す★ 
 
「努力を重ね、物事を安定させていく」という意味合いがあるそうです。
うん、頑張らねば♪
 


2025年の冒頭を飾るのは、去年にやってきて、ブログ・アップしそこなったアルバムです。
しかも、なかなかの意欲作でしたよ。汗
 
 
Step Into Paradise -LIVE IN TOKYO / 矢野顕子×上原ひろみ
Step_into_paradise

ふたりの出会いは、20年前の2004年。
テレビの音楽番組で初共演して意気投合した2人は、公私にわたっての交流がスタート。
 

2011年には『Get Together ~LIVE IN TOKYO~』、2017年には『ラーメンな女たち -LIVE IN TOKYO-』、、
そして、今回は3回目のレコーディング・ライヴを、9月24日25日の2日間、東京オペラシティ コンサートホールで行ったそうで、そのアルバムが年末にリリースされました。
ええと、2017年の東京文化会館のコンサートに行きましたよ!
 

彼女たちのオリジナル曲、日本や洋楽の名曲たちがつまってます。
2曲めを除き、上原 ひろみが全曲をアレンジ。
 

オープナーは「変わるし」、ブルージーなピアノにのせて、顕子節も軽やかに、グルーヴましまし。
童謡「げんこつ山のたぬきさん」からのハービー・ハンコックの「Cantaloupe Island」、即興に次ぐ即興。2人のアドリブ合戦。
成層圏をとびだせ!ピアノで表現する重力の世界「ドラゴンはのぼる」。
シームレスにはじまる「Polaris」、人類の歴史を眺めているような壮大で、心に響くバラッド。
グローヴァー・ワシントン・ジュニアの『Winelight』で大ヒットした「Just the Two of Us」、エモーショナルな歌と、ロマンチックに盛り上がるピアノ。
相反する感情を表現した物憂げなバラッド「Pendulum」。
笠置シズ子の歌った「ラッパと娘」の世界から、スティービー・ワンダーの「That Girl」へ、まったく違和感なく自在にシフト!2曲を行ったりきたっり!!最高!!!
 

終演は、毎回アレンジが違う「ラーメンたべたい」。
ピアノがひたすら同じ音を連打する硬質な響きが、なぜか歌詞を際立たせる。
力強い強いメッセージを感じる!
 


矢野 顕子、上原 ひろみ…ジャンルも個性もまったく違う2人。
でも、お互いが大好きのようで、本当に楽しい演奏が続きます。

矢野 顕子の音楽でも、上原 ひろみ音楽でもない 矢野 顕子×上原 ひろみの音楽。
パラダイスです♪
 
 
 

1. 変わるし
2. げんこつアイランド (げんこつ山のたぬきさん~Cantaloupe Island)
3. ドラゴンはのぼる
4. Polaris
5. Just the Two of Us
6. Pendulum
7. ラッパとあの娘 (ラッパと娘~That Girl)
8. ラーメンたべたい
 
 
 

矢野 顕子 (vo, p)  左
上原 ひろみ (p)  右
 

今日のおまけは、あっこちゃんがあげていた「Polaris」。
 
 


最後に、
 
☆ 2025年 たった一つの願いこと☆
 
世界の平和です。
 

コロナが5類に以降した現在、私が切に願うことは「平和」です。
その為に、自分は何ができるか、考えて行動できる人になりたいです。
 


今年も皆さまが、安全であることを祈ってます。
どなた様も、どうか健康でご無事であられますように!
 

今年もどうぞよろしくお願いいたします!m(_ _)m
んじゃ、退散♪

2024年12月29日 (日)

一年間お世話になりました。m(_ _)m

一年間お世話になりました。m(_ _)m
 


なんと、今年の映画とライブのベストをアップしそこなってました。汗
本当に、今年の最後のアップです。
 


映画
年末に観た映画「はたらく細胞」が、予想以上に面白かったで〜す。
映画館に行った回数が少なかったです。印象深い2本。
 
 


ライブ
10月にコットン・クラブで聴いたMarcin Wasilewski Trioは、前回につづき最高でした!
印象に残った4ライブ。
 
Image_20241226180801
 
 
 
 
 
 
 
今年も、大変にお世話になりました。m(_ _)m
 
来年もよろしくお願いいたします!!
 
★新年のご挨拶は、5日を予定しております。★
 
 



んじゃ、退散♪

2024年12月28日 (土)

★ すずっく2024 インスト 編 ★

★ すずっく2024 インスト 編 ★
 
 
 
いよいよ、押し詰まりましたね。
恒例の今年聴いたインストのアルバムのベストです。
昨日も書きましたが、ブログにアップしていいないアルバムもあります。m(_ _)m
私的独断の順位を1位から10位まで並べてみました。
 
 
Eagles_point_20241226134301
 
Seeing_20241226134301
 
Trio_20241226134401
 
 
 
 
 
 
 
 


次点
 

独り言…
今年も、配信の波はどんどんと進みました。
配信だけで、CDもレコードも制作されないアルバムが増えてきました。
アーティストの皆さんは、どうおもっているのでしょうねぇ。
寂しさを感じるお年頃です。。

んじゃ、退散♪

2024年12月27日 (金)

★ すずっく2024 ヴォーカル 編 ★

★ すずっく2024 ヴォーカル 編 ★
 
今年は、ブログの更新回数がずいぶん減ってしまいました。
それに伴って、購入しているのにブログに上げなかった作品が沢山でてしましました。m(_ _)m
なので、このブログでは初お目見え、タイトルだけのものがあります。
でも、1位から10位まで、並べてみました。
 
Image
 
Outpost_of_dreams_20241226131501
 
Visions_20241226131601
 
 
 
 
 
 
 
 
 



次点
 
 
 


明日は、インストのアルバムのベストです。
 

んじゃ、退散♪

2024年12月26日 (木)

『ジャズ批評 243号』がでました〜♪

243
『ジャズ批評 243号』がでました〜♪
 
特集は、スタンダードならこれを聴け!。
 
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   スタンダードならこれを聴け! 
 
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自身のスタンダードを3曲選ぶアンケートの他に、対談やエッセイなど盛りだくさん。

私の3曲は、映画に関係した曲になりました。
私的哀愁の御三家♪
 
「Love Theme from Spartacus」
『It Takes Two / Kenny Wheeler』
 
「Theme from Rosemary’s Baby」
『Summerwind / Lars Danielsson  Paolo Fresu』
 
「Love Theme Nuovo Cinema Paradiso」『Beyond
 The Missouri Sky / Charlie Haden & Pat Metheny』
 

新譜紹介は、5枚と1シリーズです。
 
Lion Dance / Matt Slocum

Landloper / Arild Andersen

Relations / Thomas Strønen, Craig Taborn, Chris Potter, Sinikka

Langeland, Jorge Rossy

Trio / Lars Danielsson

Winter Stories / Jacob Karlzon
 

Plays Standards vol.1, 2, 3  / Alessandro Galati

 
244号は、お馴染み「マイ・ベスト・ジャズ・アルバム2024」です!


んじゃ、退散♪

2024年11月24日 (日)

互いのつながりを大切にし、そこからのつながりにもひろがる 「ECM創立55周年コンサート(2部) @  有楽町 I’M A SHOW (11/21)」

ECM創立55周年コンサート(2部) @  有楽町 I’M A SHOW (11/21)
Anders Jormin (b), Jon Fält (ds, pec.) Seigo Matsunaga (b)
 
 
Ecm_artist_in_concert_tokyo_2
 
(演奏前の休憩中にとりました)
 

2部は、多くの音楽家にリスペクトされている北欧を代表するコントラバス奏者のアンダーシュ・ヤーミンと、
福岡の古民家SHIKIORIを拠点に様々な活躍をするコントラバス奏者の松永 誠剛によるベース2本による新たなプロジェクト。
 
松永さんは、オダギリ・ジョー氏の初の長編監督作品「ある船頭の話」で、ティグラン・ハマシアンが音楽を担当することになった繋がりなども持っている人。
ドラムとパーカッションは、ボボ・ステンソン・トリオで、名手ヨン・クリステンセンの後継者となったヨン・フェルト。
私は2人の演奏は、2016年の安養院 瑠璃講堂のボボ・ステンソン・トリオのライブ以来です。
 

真ん中に、フェルト、向かって左にヤーミーン、右に松永 誠剛。
なんと、1曲づつヤーミーンが曲の紹介と解説、それを、松永さんが日本語に翻訳。
いたせりつくせり。
 

今回のコンセプトは、音楽で世界一周。。
自分たちが、好きなメロディで、、大急ぎで世界を巡る、って、感じ。
って、それは、、それは、、、可愛らしい発想、でも、演奏はエグい!
 

まずは、ポーランドのクシシュトフ・コメダの映画音楽、「Theme from Rosemary’s Baby ( Sleep Safe and Warm )」。
ヤーミーンの両手タッピングのようなピチカート、松永さんの大地を揺さぶるようなボーイング。
不安の中に立ちあがる美しいメロディ。もう、一気に誘い込まれます。
そして、キューバ、西アフリカ、日本、アルゼンチン、イスタンブール、、こんな感じだったとおもうんですが。(後半記憶曖昧)
 

印象的だったのは、西アフリカでドン・チェリーが書いた「Don’s Kora Song」。
3人の熱がどどんと伝わってきて、会場も暑くなってましたよ。
それから、日本の宮沢賢治作詞作曲の「星めぐりの歌」…この抒情は、世界共通なのでしょうか。
 

面白かったのは、質問コーナーで、、「スウェーデンの歌」について聞かれたこと。
そう、スウェーデンの曲、、というより、北欧の曲が1曲も入っていなかったのですねぇ。。
ヤーミーンは、、さすがにちょっと、困った顔になって、、「スウェーデンの曲は3拍子が多い…」みたいなことでうやむむや。。
すかさず、松永さんが「次回」って、言ってました。 さすが主催者。
私は、北欧のクリスマス・アルバムによく選曲される「Det hev ei rose sprunge(一輪のバラが咲いた)」が好きでっす♪
 

久しぶりに生で聴いたヤーミーンは、ピチカートもボーイングも独特。
フリーやジャンルを超えた演奏が多いせいか、比較的軽い感じの動きのある音の気がします。
松永さんも、同じようにジャンルを超えているひとですが、ジャズに近い方の活躍の場が多いからか、、
深く大らかにに共鳴するするような感じで、その低音がとても心地よかったです。
そして、音の見本市みたなフェルトは、唸りや叫び、、自分の体を叩く音まで効果音にしていました。
 
ヤーミーンとフェルトの関係は、ボボ・ステンソン・トリオの時と同じで強い絆で結ばれていると思いました。
演奏中、ずっと、アイコンタクト、、というか、見つめ合ってる。
そして、ヤーミーンと松永さんの2人も、互いにピチカートとボーイングで、スームースに裏表になって、
深い信頼関係と友情があるんだなぁ、、と、思いました。
うん、音楽って互いのつながりを大切にし、そこからのつながりにもひろがる、本当に前向きな芸術なんですね♪
 

で、アンコールはウェイン・ショーターの「Footprints」。
ドラムに専念する時のフェルトは強烈なグルーブで、素晴らしい!
当然、盛りあがって、終演。
 

やっぱり、行けてよかったですよ。
予想外の面白さ、ベースという楽器もますます好きになったわ。
東京では、常にこういう催しが開催されてるけれど、、
なるべく、こういうチャンスを逃さないで、ぼちぼち生きていきたい…。
 

ええと、終演後に、1部で素晴らしい演奏を聴かせてくれたグイディさまをお見かけしたのですが、、
なにせ、最終の新幹線に間に合わないと、痛い目にあうので、、
後ろ髪ひかれつつ、、エレベーターの順番の列にならびました。。

んじゃ、退散♪

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