私も・・『Sail Away / Tom Harrell』
今日は、paolo fresuのアルバムではじまっって、SUENOSって、furio di castriの曲の事書くつもりだったんですが・・
リンクさせていただいてるVENTO AZULさんの日記にTOM HARRELLの文字を発見してしまった。
今日の運命だな~、って素直に、タイトル変更!
彼の書いてるアルバムとは別なSail Away / Tom Harrellをかけました。
>青白い炎がめらめらと持続性を持って燃えている様なスタイル(略)
決して饒舌なスタイルでもないし、超絶技巧を誇るテクニックを誇るプレイヤーでもないが、一流の個性と聴衆を納得させる音楽性、
これは、VENTO AZULさんが日記にかいていたのですが、
そうなんです、彼のトランペットのスタイルは革新的なものでもなく、
ボッソのようにワンフレーズで周りをぱっと明るくするというのとも違う。
ピンと張りつめた中でのスリリングな演奏も
バラード等でのハートウォームな音色のときにも、
たんたんと吹く、ってイメージがつきまといます。
内省的、っていうのか、感情を外に向かって放つ人ではなくて、
自己の中心に向かって解放してる、っていう感じかな・・。
外にが~ん、と感情を出せないのかもしれませんね。
なんだか、聴いていてこちらで逆に爆発しそうになることもありますよね。
こうに書くと、スケールの小さな感じがしますが、
己の中っていう空間は、彼にとっては無限大であって、
したがって、彼のソロはダイナミックでスケールが大きい。
その素敵なオリジナルのせいもあるのでしょうが、
得もしれぬ不思議な情感があって、
聴いている人間の頭の中にハッキリした情景を浮かび上がらせるのです。
私の持ってる1989年録音のSail Awayは、リーブマンやロバーノが参加してます。
ハレルのスリリングなソロではじまるEONSから始まり、彼のオリジナル堪能できるのですが、曲によっては2管+ギターですから、この後、彼がおいかけていくアンサンブルへの芽を少し観るようなきがします。ふくよかに音が重なりますよね。
大好きなSail Awayは、フロントはこれまた大好きなJOHN ABERCROMBIEが参加・・と、ハレル。
このボサノヴァ調の高揚感、期待感がいっぱいある幸せな曲想とJOHN ABERCROMBIEの揺れるサウンド、ハレルの遠くを見つめるように、幸せってこんな音、って感じの柔らか音は不思議な感覚で混じり合って、私は涙がでるほど気持ち良かったです。
二人で、何処か遠くの国に行っちゃってるんだろうなぁ・・
リーブマンやロバーノが少しフリーキーな音をたてても、
彼のソロはそこにぶつける、っていうより、
相手の感情を飲み込んで、進んでいく、って感じがします。
このアルバムが、ハレルのアルバムでどんな位置になるのかは、私には全然わかりませんが、ハレル自身の調子は良いとおもいます。はい♪
Dave Liebman(ss)
Joe Lovano(ts)
Cheryl Pyle(fl)
James Williams(p)
John Abercrombie (g,g-synth)
Ray Drummond(b)
Adam Nussbaum(ds)
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