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音楽で拡がる輪

A Merry Jazzmas

2024年12月25日 (水)

雪空、雪景色、冬の風物詩…真冬の光景 『Winter Stories / Jacob Karlzon』

Winter_tories


最近は、クリスマス当日には、その年の奇跡の1枚をあげていたのですけど…
今年は、「冬」をテーマにしたサウンドスケープ集にしてみました。
もちろん、クリスマスの曲も選曲されていますが、それは真冬という季節を象徴するイベントという感じでだからのようです。

スウェーデン出身のジャズ・ピアニストで作曲家、ヤコブ・カールソンの新作。
タイトルが示す通り、冬を表現した様々なサウンドスケープを集めた作品で、真冬仕様という感じ。
クリスマスの定番曲やトラディショナル、カールソンのオリジナル「Winterballad」などをソロで、全13曲。

オープナーは、テイラー・スイフトのバラッド「Evermore」、雪の景色を眺めているよう…透明感ある美しい白い景色。
彼のオリジナル「Winterballad」、少し仄暗く澄んだ冷たい空間。
クリスマス・キャロル「The First Noel」、知的で何処までもピュア。
「God Rest Ye Merry Gentlemen」、低音のアクセントが暗く印象的、高音の透明感は冷たく美しく。
スウェーデンの作曲家アリス・テグネールの「Gläns över sjö och strand」、厳かに穏やかに。
サド・ジョーンズの名曲「A Child Is Born」、美しいメロディを透徹に奏でる中低音の和音の静けさ。
スウェーデンの作曲家カール・ベルティル・アグネスティグの「Så mörk är natten i midvintertid」、12月13日の聖ルチア祭で人気の曲。
淡々とした演奏に、長い冬への気持ちがこもっている。
クリスマス・キャロル「O Come, O Come, Emmanuel 」、静粛な空気が張り詰める。
エモーショナルで躍動感ある、アイルランドのトラッド「Suantrai」。
スウェーデンの作曲家ルーベン・リリェフォシュ「När det lider mot jul」、優しく穏やかに。
ブルガリアのトラッド「Bel Veter Due」、降り注ぐ雪のよう。
スコットランドのクリスマス・キャロル「Taladh Chriosta 」、音数も少なくとても内省的。
 
終演は、深夜の教会に静かに響き渡るような「Silent Night」。
 
 
厳しい長い冬があるスウェーデンの出身ならではの仄暗く内省的であるけれど、彼の信念を感じる気概ある作品。
北欧の厳しい自然があるからこそ生まれた作品。
聴く者の気持ちを大きく揺さぶる真冬の光景が続く。
 
 
 
1. Evermore
2. Winterballad
3. The First Noel
4. God Rest Ye Merry Gentlemen
5. Gläns över sjö och strand (Shine Over Lakes and Shores)
6. A Child Is Born
7. Så mörk är natten i midvintertid (The Night Is Dark)
8. O Come, O Come, Emmanuel
9. Suantrai
10. När det lider mot jul (When Christmas Is Coming)
11. Bel Veter Due
12. Taladh Chriosta (Christ's Lullaby)
13. Silent Night
 
 
Jacob Karlzon (p)
 
 
今日のおまけは、ご本人があげていた「Silent Night 」。
 
 
 
 
 
んじゃ、退散♪

2024年12月24日 (火)

聖夜の煌めきはこれで… 『A Christmas Cwtch / Amanda Whiting』

A Merry Jazzmas ♪
 
A_christmas_cwtch


1600年代にイタリアからやってきたハープをこよなく愛し、ハープの故郷とも言えるウェールズ出身のジャズ・ハープ奏者アマンダ・ホワイティング。
UKジャズ・シーンの重要レーベルFirst Word Recordsを代表する人気ハープ奏者・コンポーザー。
その彼女の新作は、ハープ、ベース、ドラムで奏でられる、さまざまな愛に彩られたクリスマス・アルバム♪
 


オープナーは、ソロで夢見るような「Santa Claus Is Coming to Town」。
 

クリスマス・キャロル「In the Bleak Midwinter」、ベースとドラム、そして、チェロも加わって厳かに…
軽快にスィンギーにヴィンス・ガラルディの「Christmas Is Coming」。
「Christmas Time Is Here」、静かに柔らかな幸福の風景。
少しミステリアスに「Sugarplum」。
ガラルディの「Happiness Theme」、優しく優しく溶けてしましそう。
オリジナル「Little Elfy」、モダンでポップ。
ガラルディの「Skating」、メロディアスでグルヴィー。
ビル・エヴァンスの「Peace Piece」、平和への願いを込めたソロの演奏。
讃美歌「Deck the Halls」、ウェールズへの愛を。
「The Christmas Song」、厳かにソロの演奏で。
モダンでスキンギーな「O Christmas Tree」。
「We Three Kings」、歌心たっぷり。
 

終演は、遠ざかるそりに手を振る…「Santa Claus Is Coming to Town」。
 
 

『A Christmas Cwtch』のCwtchは、ハグをイメージしていいようです。
お気づきの方も多いと思いますが、『Charlie Brown Christmas / Vince Guaraldi』をオマージュしていますよね。
なぁぁぁんて、可愛らしいジャケットなのでしょう!

メロディアスで牧歌的、平和を願ったクリスマス・アルバムで魔法にかかりましょう。
聖夜の煌めきにぴったりですね。
 
 

1. The Night Before (Santa Claus Is Coming to Town Intro )
2. In the Bleak Midwinter
3. Christmas Is Coming
4. Christmas Time Is Here
5. Sugarplum
6. Happiness Theme
7. Little Elfy
8. Skating
9. Peace Piece
10. Deck the Halls
11. The Christmas Song
12. O Christmas Tree
13. We Three Kings
14. Has He Been? (Santa Claus Is Coming to Town Outro)
 
 

Amanda Whiting (hp)
Aidan Thorne (b)
Mark O'Connor (ds, perc)
Lucia Capellaro (vc) #2
 

今日のおまけは、レーベルがあげていた「Christmas Time Is Here」。
 
 
 
 
温かな聖夜になりますように!
 
んじゃ、退散♪

2024年12月23日 (月)

包容力のある歌声で優しく語りかける 『Snow / Stella Cole』

Snow
 

ニューヨークを拠点に活動をしているヴォーカリスト、ステラ・コール。
インスタグラムで75万人フォロワーを誇る新世代ジャズ・ヴォーカリスト♪
 

レトロ・キュートなジャケットのクリスマス・アルバムは、ピアニストのアラン・ブロードベントのアレンジによるアルバム。
アラン・ブロードベントをはじめ、ギタリストのラリー・クーンス、ピアニストのランディ・ウォルドマン、ベン・パターソン…タイトル曲では、俳優でもあるダレン・クリスが甘い歌声を聴かせてくれています。
タイトルは、クリスマス寒波真っ最中の地方にはちょっと痛いけど…
 


オープナーは、ストリングスも入って優雅に幸福感いっぱいに「It’s Beginning to Look a Lot Like Christmas」。
ブロードベントのピアノがそっと寄り添う「That’s What I Want for Christmas」。
「White Christmas」、夢の中のできごとを語るように…。
ダレン・クリスの歌声が甘く微笑ましい「Snow」。
「Have Yourself a Merry Little Christmas」、おおらかに穏やかに。
情感たっぷりに「Next Christmas」、ピアノはランディ・ウォルドマン…。
終演は、ベン・パターソンのピアノ、テナー・サックスのオブリガードも優しい「Christmas Dreaming」。
 

包容力のある温かで優しい歌声で、心に優しく語りかけます。
クリスマス・シーズンのお気に入りの一枚に♪
 
 

1. It’s Beginning to Look a Lot Like Christmas
2. That’s What I Want for Christmas
3. White Christmas
4. Snow (featuring Darren Criss)
5. Have Yourself a Merry Little Christmas
6. Next Christmas
7. Christmas Dreaming
 
 

Stella Cole (vo)
Alan Broadbent (p)
Neal Miner (b)
Keith Balla (ds)
etc.
 
 

今日のおまけは、ご本人があげていた「 It’s Beginning to Look a Lot Like Christmas」。
 
 

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んじゃ、退散♪

2024年12月22日 (日)

仲間との温かな繋がりを感じる 『Christmas in New York / Erika Matsuo』

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ニューヨーク在住24年のジャズ・ヴォーカリスト、ERIKAのクリスマス・アルバム。
ニューヨークの音楽仲間と日本の音楽仲間、そして、応援してくれる仲間と創り上げた待望のクリスマス・アルバム♪
 

ジャジーにアレンジされたお馴染みのクリスマス曲の他、マライア・キャリーのヒット曲やジョニ・ミッチェルの名曲から、ワムやドリカムまでと盛沢山の14曲。
それぞれの曲で、沢山のミュージシャンが参加、ヴォーカルとインストで楽しめるお得盤。
 

オープナーは、ベネズエラ出身のギタリスト、ホアンチョ・ヘレラ参加のダニー・ハサウェイの『This Christmas』、グルーヴィーで楽しいクリスマス!
アート・ヒラハラのピアノのにのせて、甘く切なく「All I Want for Christmas Is You」。
伊藤 ハルトシのチェロと林 正樹にピアノので抒情豊かに歌い上げる「Christmas Time Is Here」。
彼女のオリジナル「Two Sunsets」、スティーブ・ウィルソンのアルト・サックスをフューチャーしてエモーショナルに。
ワムの「Last Christmas」、藤本和馬のギターと林のピアノ、そして、伊藤のチェロも加わったモダンなサウンド。
ピアノ・トリオと歌い上げる「Grown-Up Christmas List」の表情豊かなこと。
ドリカムの「Winter Song」、藤本のギターと林のピアノの奏でる冬の光景の美しいこと。
百々 徹アレンジの「My Favorite Things」、アート・ヒラハラのジャージなピアノ・トリオ演奏と共に。
「I'll Be Home for Christmas」、ポール・ボーレンバックのギターとデュオでしっとりと。
そのボーレンバックのギターとピアノ・トリオのカルテットで躍動感溢れた「Winter Wonderland」。
映画「シ・ン・ラ・イ」の劇中歌、オリジナル「Far Away」、菊田 邦裕のフリューゲルが大空に響く。
「Have Yourself a Merry Little Christmas」、藤本と林と共にで奏でる優しい優しい穏やかな時間。
ジョニ・ミッチェルの「River」、ヒラハラのピアノ・トリオと共に、感情豊かに。
 

終演は、「The Christmas Song」。
このアルバムのコ・プロデューサーで、多くのアレンジを手がけたピアニスト、アート・ヒラハラとのデュオ。
洗練されたピアノの演奏と、温かで透明感のある歌声が心に沁みます。。
 

演奏やアレンジは、日米の彼女が信頼するアーティストを豪華にフィーチャー。
リズム隊には、ドラマーの小川 慶太、ベーシストのボリス・コズロブ、エシエット・オコン・エシエットが参加。
温かで伸びやかな歌声は、クリスマス・シーズンにぴったりですね。
仲間との温かな繋がりを感じるニューヨークから届け♪
 
 


1. This Christmas
2. All I Want for Christmas Is You
3. Christmas Time Is Here
4. Two Sunsets
5. Last Christmas
6. Grown-Up Christmas List
7. Winter Song
8. My Favorite Things
9. I'll Be Home for Christmas
10. Winter Wonderland
11. Far Away
12. Have Yourself a Merry Little Christmas
13. River
14. The Christmas Song
 
 

Erika Matsuo (vo)
Art Hirahara (p, fender rhodes) #1,2,4,6,8,10,11,13,14
Juancho Herrera (el-g) #1
Paul Bollenback (el-g) #9,10
Boris Kozlov (b) #1,2,4,6,8,10,11
Essiet Essiet (b) #13
Steve Wilson (as) #4
Keita Ogawa (ds, perc) #1,2,4,6,8,10,11,13
 

Kazuma Fujimoto (ac-g) #5,7,12
Masaki Hayashi (p) #3,5,7,12
Harutoshi Ito (vc) #3,5
Kunihiro Kikuta (flh) #11
 
 

今日のおまけは、ご本人があげていた「The Christmas Song」。
 
 
 
 

んじゃ、退散♪

2024年11月10日 (日)

厳かで美しいメロディに酔いしれます 『Veni Vemi Emmanuel / Trio X of Sweden』

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またまた、落穂拾いです。
2020年に録音されリリースされました。
全然、気が付かなかった。。。汗
 

Trio X of Swedenは、2002年にスウェーデンのウプサラで結成されました。
ウプサラは、ストックホルムより北にある古くからある街のようです。
 
メンバーは、ベースはペール・V・ユーハンソン、ピアノはレッナールト・シモンソン、ドラムはヨアキム・エークベリの3人。
この3人で、ウプサラと周辺地域の音楽文化を支援する「ウップランドの音」のグループとして活動しているようで、昔からトラッドやフォークといった地元の音楽をとりあげているピアノ・トリオです。
2003年の『In dulci jubilo』以来のクリスマス・アルバムです。
このアルバムも、スウェーデンの民謡や聖歌、讃美歌といった曲が並んでいます。
 

オープナーは、スウェーデンのトラッドで「Medeltida Mariavisa」、ふりしきる雪を思わせるような美しい演奏から始まり、そのメランコリックな世界に誘います。
「O du saliga, o du heliga」、スウェーデンの讃美歌集に入っているイタリアの讃美歌、ゆったりと心穏やかな時間。
ドラムの勇ましい音で始まった「O Holy Night」、明るく元気に。
ドイツのトラッド「Personent Hodie」は、緊張感あるピアノ・トリオの演奏。
 

タイトル曲「Veni Veni Emmanuel」は、中世の讃美歌。
弓引きの演奏も入って、不思議な世界を創り上げている。
 

短編アニメ映画の主題歌「Karl-Bertil Jonssons julafton」、柔らかなピアノの音がクリスマス・イブの慈愛を感じる。
「Julpolska」、クリスマスのポルカだそうで、明るくリズミカルな演奏。
ルシア祭に歌われる「 Stjarngossar」、きらきらと星の輝きと、優しさに溢れていて、歌心あるベース・ソロが素敵。
「Glad dig du Kristi brud 」、シリアスでダークに駆け抜ける。
 

終演は、北欧のクリスマス・アルバムによくはいっている「Es ist ein Ros entsprungen」。
「一輪のバラが咲いた」というタイトルそのままの美しいメロディと演奏。
 


美メロが目白押し。
厳かで美しいメロディに酔いしれます。
北欧ピアノ・トリオのお好きな方にどうぞ。
 

1. Medeltida Mariavisa / Medieval Mary's Song
2. O du saliga, o du heliga / Swedish Hymn No. 127
3. O Holy Night / O Helga Natt
4. Personent Hodie
5. Veni Veni Emmanuel
6. Karl-Bertil Jonssons julafton / Karl Bertill Jonsson's Christman Eve
7. Julpolska / Christmas Polska
8. Stjarngossar / Star Boys
9. Glad dig du Kristi brud / Swedish Hymn No. 104
10. Es ist ein Ros entsprungen / Det ar en ros utsprungen
 

Lennart Simonsson (p)
Per V Johansson (b)
Joakim Ekberg (ds)
 

今日のおまけは、ご本人たちがあげていた「Medeltida Mariavisa」。
 
 
 
んじゃ、退散♪

2024年11月 4日 (月)

静かな大人の空間にぴったり 『Christmas Time Is Here / Fay Claassen & Cor Bakker』

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恒例?、クリスマス・アルバムの落穂拾い第一弾。
と、いっても、、このアルバムは日本では、今年の年明けにリリースされていたようです。。
ええ、、なんで??って、ちょっと、不貞腐れる。。もったいなぁ。
 

フェイ・クラーセンは、1969年生まれのオランダのジャズ・ヴォーカリスト。
デュオのお相手は、1961年生まれのオランダのピアニスト、コー・バッカー。
コー・バッカーは、テレビの司会者でもあるそうです。
クラーセンは、聴いたことがあるのですが、バッカーは初めてです。
 

クリスマスの定番曲の他にSSWの曲などで、メドレーがあるので全13曲。
 

オープナーは、透明感あるピアノではじまる「Silent Night」、静かで穏やかな聖夜。
一転、ファンキーに「Have Yourself A Merry Little Christmas」。
「What A Wonderful World / Joy to The World」、アカペラで厳かに始まる「What A Wonderful World」と後半に力強くテンポよくはじまる「Joy to The World」のメドレー。
繊細で楽しいやりとりをしながら進む「Sleigh Ride」。
オランダのSSWフェイ・ブロスキーの曲「Tweedehands Sneeuw」は、悲哀ある表情豊かな1曲。
 

大胆で豪快なアレンジの「The Christmas Song」。
「A Child Is Born」、リリカルなピアノとハミングが印象的で美しい。
イングランドのSSWクリス・レアの「Driving Home for Christmas」、ポップで軽快。
タイトルになったヴィンス・ガラルディの名曲「Christmas Time Is Here」、穏やかなクリスマス・シーズンの光景が浮かび上がる丁寧な演奏。
 

静かにゆっくり大人の「Let It Snow」。
このアルバムでも何曲かアレンジを担当しているサックス・奏者パウル・ヘラーの「Good Times」は、ジャジーで力強く。
終演は、オランダの歌手でコメディアンだったトーン・ハーマンズの曲「Het Wonder」。
厳かに、奇跡の光景を歌い上げる。
 


クリスマスの定番曲や、彼らがふさわしいと思ったクリスマスの心情に寄り添った曲が、
淡々と演奏されていく。
クラーセンの大人の表現力とバッカーな優しい寄り添い。。
静かな大人の空間にぴったりなクリスマス・アルバム。
 
 

1. Silent Night
2. Have Yourself A Merry Little Christmas
3. What A Wonderful World / Joy to The World
4. Sleigh Ride
5. Tweedehands Sneeuw
6. The Christmas Song
7. A Child Is Born
8. Driving Home for Christmas
9. Christmas Time Is Here
10. Let It Snow
11. Good Times
12. Het Wonder
 

Fay Claassen (vo)
Cor Bakker (p)
 
 

今日のおまけは、ご本人があげていた「Het Wonder」。
 
 
 
 

んじゃ、退散♪

2023年12月24日 (日)

今年のクリスマス・イヴはこれっ♪ 『A Joyful Holiday / Samara Joy』

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今年も沢山のクリスマス・アルバムが出ましたね。
私も何枚か、お買い上げいたしましたが、
イヴのためのとっておいたのはサマラ・ジョイのホリデイEP♪
彼女のお気にいりのクリスマス・ソングが6曲!
 

メンバーも豪華、当初はギターのパスクァーレ・グラッソが全面参加しているような情報がありましたが、今回は彼の参加1曲だったとおもいます。
ピアニストのサリヴァン・フォートナーは全面参加、ベーシストはデイヴィット・ウォン、ドラマーはケニー・ワシントン。
 

オープナーは、「Warm In December」、粋なピアノ・トリオにのせてしっかりと歌詞の持つ温かな世界を伝えます。
スティーヴィー・ワンダーの「Twinkle Twinkle Little Me」は、フォートナーとしっとりとデュオ。
メル・トーメの名曲「The Christmas Song」、そのオーセンティックなスタイルで気持ちのこもった唄い。
グラッソのギターが踊る「Have Yourself A Merry Little Christmas」、師弟にそて互いに実力を認め合う2人の共演は、情感豊か。
フォートナーがハモンド・オルガンを弾く「O Holy Night 」、父親のゴスペル歌手アントニオ・マクレンドンをはじめ、、彼女の音楽一家が参加しハーモニー豊かに荘厳に歌い上げる。
 

終演は、父親と一緒の「The Christmas Song」、2人の幸せいっぱいなデュエットは絶品。
 

高い技術と類稀なる表現力で歌詞を丁寧に伝えるクリスマス・アルバム。
父親とのデュオのライブが、本当に素敵!
今年のクリスマス・イヴはこれっ♪
 


1. Warm In December
2. Twinkle Twinkle Little Me (feat. Sullivan Fortner)
3. The Christmas Song
4. Have Yourself A Merry Little Christmas (feat. Pasquale Grasso)
5. O Holy Night (feat. The McLendon Family)
6. The Christmas Song  (Live Duet with Antonio McLendon)
 

Samara Joy (vo)
Sullivan Fortner (p #1, 2, 3  org #5)
David Wong (b) exc #2
Kenny Washington (ds) exc #2
 

Pasquale Grasso (g) #4
McLendon Family (cho) #5
Antonio McLendon (vo) #6
 


今日のおまけは、ご本人があげていた父親と一緒の「The Christmas Song (Live)」。
 
 
 
★ Merry Jazzmas  ★
 
んじゃ、退散♪

2023年12月23日 (土)

各曲で奏者の個性が活かされている♪  『Christmas With My Friends VIII / Nils Landgren』

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2006年からはじまった、スウエーデンの歌うトロンボーン奏者ニルス・ラングレンのクリスマス・シリーズ。
2年に一回リリースされていて、今回で8枚目です!

今回も定番のクリスマス・ソングと普段はあまり聴いたことのないクリスマス・ソングが聴けちゃいます。

オープナーは、イダ・サンドが歌うカントリー調の「Blue Christmas」、サックスとトロンボーンの掛け合いもまた楽し。
サックス奏者でラングレンと共同のプロデュサーでもあるヨハン・ノルベリのオリジナル「That's How I Picture Christmas Eve」、ふんわりと柔らかなラングレンの歌声と曲調がぴったり。
フィンガー・クラップも入って小悪魔風にジェシカ・ピルナスが歌う「Santa Baby」。
一転、フィリップ・ストップフォードの「Lully, Lulla, Lullay」は、ジャネッテ・ケーンが荘厳に。
シャロン・ダイヤルのオリジナル「Most of All」、コーラスも華やかで温かムード。
スウエーデンの歌手スティーナ・ノルデンスタムの「Soon After Christmas」、ラングレンとピルナスのデュオ、そして、ノルベリのギターでシンプルに。
そのピルナスのオリジナル「Bells Are Ringing」も、温かな2人のデュオ♪

「Little Town of Bethlehem」、イダ・サンドとベース、ギター、そして、トロンボーンの真摯な演奏。
ニューオリンズ風に賑やかに「 O Tannenbaum」!!
ノルベリのオリジナル「Julganglat」、女性の合唱とサックスで伝承曲みたい。
カール・ニールセンの宗教曲「Forunderligt och nara」、4人の合唱で敬虔に。
クリスマス・キャロル「In Dulce Jubilo」、ケーンの美しく伸びる高音にうっとり。
終演は、エドワード ポーラとジョージ ワイルの「 It's the Most Wonderful Time of the Year」。
ダイヤルとサンドが楽器と掛け合いながら楽しく明るく♪

各曲で、奏者の個性を活かした、明るく楽しいクリスマス!

1. Blue Christmas
2. That's How I Picture Christmas Eve
3. Santa Baby
4. Lully, Lulla, Lullay
5. Most of All
6. Soon After Christmas
7. Bells Are Ringing
8. Little Town of Bethlehem
9. O Tannenbaum
10. Julganglat
11. Forunderligt och nara
12. In Dulce Jubilo
13. It's the Most Wonderful Time of the Year
 

Nils Landgren (tb, vo)
Sharon Dyall (vo), Jeanette Köhn (vo), Jessica Pilnäs (vo)
Ida Sand (vo, p)
Jonas Knutsson (sax)
Johan Norberg (g)
Clas Lassbo (b)
 


今日のおまけは、レーベルがあげていた太っ腹の動画…アルバム・フルカバー!
 
 
 
イブイヴで土曜日!
楽しご予定の方も多そうですね。
 
んじゃ、退散♪

2023年12月22日 (金)

来年も絶対行きたいっ! 「TOKU Christmas Live @ Largo (12/21)」

 
Tuku
TOKU Christmas Live @ Largo (12/21)
TOKU (vo,flh)
佐藤 アルト (key) 宮村 日向 (b) 山本 悠 (ds)
 

TOKUさまの素敵なヴォーカルとフリューゲルでクリスマス・ソングが聴けるなんて!
と、いうことで、、師走の雪降る夜にいそいそとお出かけしました。
ラルゴはイタリアン・レストラン、ライブ・メニューですが、フードもお値段お手頃で美味しいので、
前菜とパスタと白ワインで、最前列で待機!! 笑
 

ファースト・セットのオープナーは、アカペラではじまった「White Christmas」。
途中、フリューゲルの演奏も入って、いきなり心を持っていかれます。
ここから、新潟の若いミュージシャンのWakage Trioのメンバー紹介。
可愛らしいアレンジの「It's Beginning to Look a Lot Like Christmas」。
歌も素敵だけれど、フリューゲル・ホーンの温かな音色はクリスマス・ソングにぴったり。
きゃぁ!大好きな「The Christmas Waltz」!バックのトリオの色彩色豊かな演奏も素敵♪
 
ここまで、しっとりした感じでしたが、一転、ファンキーのりのり「Winter Wonderland」。
バンドにプッシュされて、フリューゲルが踊る、踊る♪
わぉ、最高!
 
スキャットからフリーな感じではじまった「Have Yourself a Merry Little Christmas」。
こんなアレンジ、初めてっす!
フリューゲルを挟みながら歌詞を歌いはじめたら、、その美しいメロディを改めて感じて涙がでそう。
そして、ファースト・セットの最後は、ダニー・ハザウェイの「This Christmas」、ソウルフルにダンサンブルに。いやぁ、もう、何も言うことないです♪
 

2杯目の白ワイン飲みながら休憩。 笑
 

2セット目のオープナーは、まずオリジナルを2曲。メロウで綺麗な曲…(すみません、タイトル失念)
と、クリスマスに戻って、、
メル・トーメの「The Christmas Song」、ゆったりとしたバラッドで。
TOKUさまもお気に入りだそうで、もちろん、私もお気に入り!!
歌もフリューゲルも絶品でした!
 
M Cからオリジナルでみんな歌で歌われた曲でバンドと遊び、、
そこから某ビール・メーカーのCMソングになった「Dream A Dream」、ポジティヴな温かな曲ですよね。
バンドとともにドラマチックに!拍手喝采!!
鼻歌からはじまる「Fly Me to the Moon」、観客も巻き込んで盛り上がるぅ!
オリジナル「Kiss of Life」、ベースが刻むリズムが心臓の鼓動のようだぜ。

で、アンコール!
あんまり降っても困るんだけどね、、って、、
「Let it Snow! Let it Snow! Let is Snow!」
新潟市内の今日の大雪は、これが原因ですね♪
 

去年も行きたかったんですけど、この時季いろいろあるんですよね。。
今年は、参加できてよかったぁ。。
王道のクリスマス・ソングを、、めちゃかっこいいジャズの演奏で思う存分聴けて幸せです!
ええとね、こういうのって、なかなか、ないんですよ。
私は、ディナー・ショーを希望してるわけじゃないんで。。
クリスマス・ソングをたくさん、かっこいい演奏できけるライブがいいのだ。
まぁ、多くの人が営業ソングだと思ってるますからね。。
TOKUさまは、クリスマス・ソングを愛してることがわかる温かな演奏ばかり。
ありがとうございました。m(_ _)m

Wakage Trioの演奏も初めてございました。m(_ _)m
洗練されていて華麗なタッチの鍵盤、ノリがよく多彩歌心あるベース、繊細でカラフルな音を奏でるドラム。
ヴォーカルとの演奏に細心の注意を払いつつも遊び心も忘れない素晴らしいトリオでした。
 

なんだか、不思議な気分。。クリスマスの魔法にかかったかな。笑
来年も行きたいとと願いながら、、
 
 
んじゃ、退散♪

2023年12月21日 (木)

メロウなギターが奏でるクリスマス 『What Christmas Means to Me / Adam Hawley』

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アース・ウインド・ファイヤーのモーリス・ブラウンに見出されたスムース・ジャズ界の人気ギタリスト、アダム・ホーリーの初クリスマス・アルバム。
ビルボード・チャートにチャート・インするなどし、レイラ・ハサウェイ、ジェニファー・ロペスとも共演するギタリスト。
スムース・ジャズの人気ものブライアン・カルバートソン、デイヴ・コズといった人たちとの共演でも知られてま〜す。
 

オープナーの「Jingle-Bells」から、リズミカルにファンキーに弾けます♪ ワォ!
ベーシストのジュリアン・ヴォーンをフィーチャーした「God Rest Ye Merry Gentlemen」、まるでツイン・ギターのように縦横無尽のヴォーン。
ゴスペル出身のエル・ヤングが加わった「What Christmas Means to Me」。
ホーン・センクション、ストリングスを効果的に加えてギターを鳴らす聴かせる「Christmas Time is Here」。
「Mary Did You Know」、パートナー、キャット・ホーリーの情感豊なヴォーカルにはアコギで伴奏。
シンプルにメロウにスムースに「Have Yourself A Merry Little Christmas」。
「O Come All Ye Faithful」、軽快でラテン・フレイバー、明るく楽しっ。
サックス奏者マーカス・アンダーソンが入ってアーバンな「Do You Hear What I Hear」。
「A Child is Born」も、ホーン・センクション、ストリングスが加わってギターを響かせる。
終演は、R&Bのヴォーカリスト、マット・クッソンが穏やかな歌声で「Celebrate Me Home」を歌い上げる。
 

R&Bテイストが爽快、ノリが良くメロウなギターが心地よい極上のスムース・ジャズ。
カリンバ時代の朋友もかけつけて、ノリのよい演奏が続きます。
 

1. Jingle-Bells
2. God Rest Ye Merry Gentlemen feat. Julian Vaughn
3. What Christmas Means to Me Feat. L Young
4. Christmas Time is Here
5. Mary Did You Know Feat. Kat Hawley
6. Have Yourself A Merry Little Christmas
7. O Come All Ye Faithful
8. Do You Hear What I Hear Feat. Marcus Anderson
9. A Child is Born
10. Celebrate Me Home feat. Matt Cusson
 
 

Adam Hawley (g, synths, programming)
Camell Harrell (keys, )
Mel Bown (b)
Eric Valentine (ds)
Ramon Yslas (perc)
 

Julian Vaughn (b)
L Young (vo)
Kat Hawley (vo)
Marcus Anderson (sax, fl)
Matt Cusson (vo)
 

今日のおまけは、ご本人のトピックにあった「Christmas Time is Here」。
 
 
んじゃ、退散♪

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