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音楽で拡がる輪

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2026年4月26日 (日)

詩的で、内性と余白の音楽 『Echomyr / Lars Danielsson Liberetto 』

Echomyr
 

ACTミュージックを代表するスウェーデンのベーシスト、ラーシュ・ダニエルソン。
彼による室内楽的ジャズ、北欧的叙情、即興性を融合させた独自のサウンドを追求するプロジェクト「Liberetto」の5枚目の新作がでています♪
 

メンバーには、ピアニストのグレゴリー・プリヴァ、ギタリストのジョン・パリチェ、ドラマーのマグヌス・ウストロムをはじめ、曲によってゲストが参加。
全10曲が、奏者を念頭にしたダニエルソンのオリジナルです!
 
 

オープナーは、「Pre」、チェロのソロとベースのロング・トーン、そして、ピアノによる短いプレリュード的な曲。
 

「Allan」、初めてのお孫さんへの曲。ベース・ソロも軽やかで温かく穏やかな気持ちに。
「Supreme」、なんと、ジョン・コルトレーンに捧げた曲らしい。アルヴェ・ヘンリクセンのトランペットが宙を飛ぶ。
 

「Glòr」、光を想像させる響き、北欧的旋律と透明感。
「Sensitiva」、歌心溢れるベース・ソロ、ロマンティックなピアノと感性豊かに歌い上げるベース・ソロ、私的白眉。
 

「Ascending」、打楽器と交響楽団の ための協奏曲の一楽章から生まれた曲をバンド用にアレンジ。反復されるフレーズん変化、マグナス・リンドグレンのフルートが効果的。
「Himlen Över Dig」、北欧的抒情たっぷり、静謐でひんやりした空気と美しい夜空が浮かび上がる。
 

タイトル曲「Echomyr」、イングリッシュ・ホーンでカロリーナ・グリンネが参加。
短いフレーズを繰り返すアルバムの象徴的な曲。
「Presto」、チェロと弦楽オーケストラのための曲にはじまり、直感的にこのアルバムのためにアレンジ。ベースとチェロの境を曖昧に。
 

終演は、非常に内省的なバラッド「Something She Said」。終始、消えゆく音が美しい。
ダニエルソンはピアノを弾き、パリチェのギターとデュオ、、
あとから、ダニエルソンが弾いたゲンブリという民族楽器をダビング。
 
 

ダニエルソンは、旋律楽器としての存在感を強く発揮。
ボーイングを含めた歌心あふれるラインは、チェロのような音色を帯び、楽曲に温もりと陰影を与え、多くの曲でベースとチェロの奏法の境界線をなくしチェロ的感性を貫いている。
極めて詩的で完成度の高い音空間は、内省と余白の音楽。
 
 

1. Pre
2. Allan
3. Supreme
4. Glòr
5. Sensitiva
6. Ascending
7. Himlen Över Dig
8. Echomyr
9. Presto
10. Something She Said
 

Lars Danielsson ( b, vc, gimbri #10, piano #10, el-g #6)
Gregory Privat (p)
John Parricelli (g)
Magnus Öström (ds, pec)
 

Guests
Arve Henriksen (tp) #3, 7,
Magnus Lindgren (fl, a-fl) #6,
Carolina Grinne (english horn)  #8
 

今日のおまけは、ご本人があげていた「Glòr」。
 
 
 
 
んじゃ、退散♪

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JAZZ(Far North )」カテゴリの記事

コメント

Lars Danielssonの最新作の登場ですね
Liberettoシリーズとしては、ちょっとマンネリ化してませんか、いやいやこれがこのシリーズの完成形だと・・・??
最初のTigranの頃の方が、ピアノの役割が多くて私は好きですが・・・、まあそれは余計な事として、
 最終曲"Something She Said"のピアノは誰か、どうも確かにDanielssonが弾いているのは確かのようですが、Privatは?全く参加していないのか?
この曲は戦争(ガザやウクライナ)と関係していて、触発されて書かれたのは確かで、従って個人的な曲とみるべきなのかも・・・それによってこのアルバムのプロジェクトというよりは個人の独白・意思の表明として演ずる必要があった・・・これはちょっと考えすぎかどうか、でも重要なポイントです。
ミュージシャンは、現在の世界の世情に敏感に反応している人も多いと言うことで。

風呂井戸さま、コメントをありがとうございます。m(_ _)m

う〜ん、、ダニエルソンに何を求めるかで違ってきますかね。
Liberettoシリーズ、ギタリストとピアノが想定された世界ですし、
ティグランは破格過ぎますからねぇ。。

終演曲は、ライナーによれば、マグナスとプリヴァが帰ったあとでの録音だそうです。
ダビングは、ゲンブリだけのようですが、、

そして、アーティストの方々は、この情勢に心痛めている方が多いですよね。
「Glórは、激動の時代に光と希望の感覚を呼び起こすことを目指しています。」
と、仰ってますし、そういう気持ちが各所に現れていると思っています。

Suzuckさん,おはようございます。

いやぁ,Lars Danielssonのアルバムははずれがないですねぇ。このバンド,自分の記事には書いていないのですが,実はJohn Parricelliのギターが効いていると思っていました。

ラストの"Something She Said"の美しいメロディ・ラインにも痺れてしまいましたが,全編,北欧的美学を大いに楽しみました。

ということで,当方記事のリンクを貼り付けさせて頂きます。
https://music-music.cocolog-wbs.com/blog/2026/04/post-85d426.html

閣下、コメントとリンクをありがとうございました。m(_ _)m

>Lars Danielssonのアルバムははずれがないですねぇ。

御意。
時々、なぜに、、と、思うこともあるのですが、
これは、ダニエルソン真っ只中でございました。
ダニエルソンのベースやチェロには、ギターはとても合うとおもってます。

終演曲も、音数を絞った勝利だとおもってます。
いや、マグナスはすごいんだけど。

再度のコメント失礼します
Suzuck様や中年音楽狂様方が注目しておられ、評価も良さそうですので、私もブログに登場させました。いずれにしても記録しておきたい価値あるアルバムですね。
相変わらず、最後の曲に聴き入り、又その内容に深入りしています。リンクよろしく御願いします。↓
https://osnogfloyd.cocolog-nifty.com/blog/2026/04/post-48954e.html

風呂井戸さま、コメントとリンクをありがとうございます。
そして、返事が遅くなってすみません。m(_ _)m

ダニエルソン、、いつかはライブを聴いてみたいと思いつつ、、
すでに、20年以上がたちました。。
来日しないかな。。

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