まさに、ECM的美学の1枚 『Memento / Marilyn Crispell Anders Jormin』
マリリン・クリスペルとアンデルス・ヨルミン。
2人のレジェンドが、ECMからデュオのアルバムをリリースしました。
共演した時のオリジナル曲や共同名義の曲などで11曲。
オープナーは、厳かな「For the Children」、ヨルミンのボーイング、クリスペルの音数少ない単音のピアノ。彼らの世界への導入口。
対話というよりそれぞれの気持ちが一緒に投影されているような「Dialogue」。
「Embracing the Otherness」、ボーイングの長音とピアノの断片的な単音でのアプローチが共存する世界。
薄暗く思索的な、「Contemplation in D」。
「Three Shades of a House - Morning」、透明感あるクリスペルのピアノが美しい。。
「Three Shades of a House - Evening」、ヨルミンのピチカート、ボーイングが中心、最小限の変化で情景が変わる。
「Three Shades of a House - Evening」、ヨルミンのピチカート、ボーイングが中心、最小限の変化で情景が変わる。
終始浮遊感がありつつも抑制された感覚の「Song」。
タイトル曲「Memento」、ピアノのソロ演奏、儚い世界。
タイトル曲「Memento」、ピアノのソロ演奏、儚い世界。
この地の風景の持つイメージが美しく表現された「Beach at Newquay」。
「The Dark Light」、北欧的な静かな緊張感。。
「The Dark Light」、北欧的な静かな緊張感。。
終演は、ゲーリー・ピーコックへの追悼曲「Dragonfly」。
ピーコックと共演してきたクリスペルの余韻を多く使った演奏がとても美しい…。
非常に非常にに内省的なデュオ作品。
ひとつひとつの音が生まれ、空間に溶けていく過程そのものが重要視されている。
余韻の中に聴き手の感情を求め、深い思索を促す。
まさに、ECM的美学の1枚。
1. For the Children
2. Dialogue
3. Embracing the Otherness
4. Contemplation in D
5. Three Shades of a House - Morning
6.T hree Shades of a House - Evening
7. Song
8. Memento
9. Beach at Newquay
10. The Dark Light
11. Dragonfly
Marilyn Crispell (p)
Anders Jormin (b)
今日のおまけは、ご本人があげていた「For the Children」。
んじゃ、退散♪
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コメント
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Suzuckさん,こんにちは。
これはいいですねぇ。特に最後の"Dragonfly"。沁みました。まさに典型的ECMのアルバムでしたが,本作を聞いてMarilyn Crispellのアルバムも聞き直さねばと思った私でした。
私も記事にしましたので,URLを貼り付けさせて頂きます。
https://music-music.cocolog-wbs.com/blog/2026/04/post-fbbd5d.html
投稿: 中年音楽狂 | 2026年4月13日 (月) 17時47分
閣下、コメントとリンクをありがとうございます。
そして、投稿記事のの中で、私の投稿にも言及くださり、ありがとうございます。
このアルバム、沁みますよねぇ。
アルバムの前半、後半でも違和感なく、
最後まで深い思考を促してくれました。
少し、、慌ただしいのですが、それでも隙間に聴くと最高です。
投稿: Suzuck | 2026年4月14日 (火) 07時40分