北欧的感性で、スタンダードを再解釈 『Ember / Ellas Kapell』
ヴォーカルのロヴィーサ・イェンネルヴァルを中心に活躍するスウェーデンのストックホルムのカルテット「エラス・カペル」。
4作目は、曲によりアルトサックス、コルネット、ペダル・スティール・ギターのゲストが参加。
今回もスタンダードに拘ったアルバム。
オープナーは、ビル・エヴァンスの「Very Early」、クールで清涼感のあるイェンネルヴァルの歌声にぴったりな浮遊感のある空間。
アルト・サックスとのリラックスした対話が入った、リチャード・ロジャースとロレンツ・ハートの「I Didn’t Know What Time It Was」。
ジェローム・カーンとオスカー・ハマースタイン2世の「All the Things You Are」、ゆったりとミステリアス。
ジョニー・グリーンの「I Cover the Waterfront」、シンプルで透明感が際立った美しいトラック。
アーヴィング・バーリンの「How Deep Is the Ocean」、スキャットも入った軽やかな演奏、ピアノ・ソロも素敵。
レイ・ノーブルの「The Very Thought of You」、しっとりとした歌とコルネットの柔らかな音色が溶け合う。
ビリー・ホリデーの「Don’t Explain」、内省的でタイトル「Ember(残火)」にぴったりな孤独感が漂う。
終演は、ジューリー・スタイン「I Fall in Love Too Easily」。
静かに繊細に余韻たっぷりで幕を閉じる…。
北欧的感性で、スタンダードを再解釈。
イェンネルヴァルが過度に感情を誇張せず、余白を活かした表現で旋律を丁寧に紡ぐ。
聴くほどに温かな余韻が残り、静かな魅力に満ちている。
1. Very Early
2. I Didn’t Know What Time It Was
3. All the Things You Are
4. I Cover the Waterfront
5. How Deep Is the Ocean
6. The Very Thought of You
7. Don’t Explain
8. I Fall in Love Too Easily
Ellas Kapell
Lovisa Jennerval (vo)
Manne Skafvenstedt (p, synth)
August Eriksson (b, el-b, vin)
Edvin Glänte (ds, perc.)
guests
Johan Christoffersson (as) #2
Tobias Wiklund (cornet ) #6
Gustav Alte (pedal steel ) #7
今日のおまけは、ご本人たちがあげていた「I Cover the Waterfront」。
あ、ホワイト・デーのぴったりな一枚かも。
んじゃ、退散♪
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コメント
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今作もなかなか良いですね
スタンダードの再解釈として別の曲のイメージまで作り上げているが、私的には、エレクトリック楽器が次第に幅をきかせてきたというところが少々気になります。北欧的な静謐さと広がりにはある意味寄与しているところもあって、取り敢えず今回の程度にしておいて欲しいです。
ヴォーカルは、相変わらずいいですね、透明感もあり、しかし冷たくないところが良い。ちょっと品格もあって、ジャジーなところの変な感情を誘うところが無くて良いです。
私も高評価にしています。
投稿: photofloyd(風呂井戸) | 2026年3月18日 (水) 22時35分
風呂井戸さま、コメントをありがとうございます。
風呂井戸さまの危惧するところはわかる気がします。
同じような題材で、比較的続けてリリースしているので、、
次の作品待ちでしょうか。。
>ヴォーカルは、相変わらずいいですね、透明感もあり、しかし冷たくないところが良い。ちょっと品格もあって、ジャジーなところの変な感情を誘うところが無くて良いです。
同意します♪
投稿: Suzuck | 2026年3月20日 (金) 07時32分