親密で静謐な世界 『Who We Are / Viktoria Tolstoy & Jacob Karlzon』
今回は、11曲中カールソンのオリジナルが8曲、カバー曲3曲。
なかなか、意味深いタイトルですね。
オープナーは、オリジナルで「Satellites」。
2人は、北欧アンビエント・ジャズの空気感で、アルバムの指標を示しつつ、ピアノとリヴァーヴ、ヴォーカルとの距離感で宇宙的浮遊感を。
タイトル曲「Who We Are」、長年積み上げてきた2人の対等な関係が、そのまま、演奏に。
ビリー・ジョエルの「And So It Goes」、囁くような歌と、その感情を掘り下げるようなピアノ…絶品。
リリカルな歌メロと浮遊するキーボード、心の揺れが伝わる、トーリ・エイモスの「Cloud on My Tongue」。
「The Great Escape」、テンポ感あってドラマティックな展開。
「Off-White」、歌も含めた多層な音の重なりが、スケール大きな世界に。
リズミックなピアノと語りかけるような歌で現代的な「Trigger Warning」。
「Stay」、2人の呼吸感が素晴らしい温かく親密なバラッド。
「Fallen Empire」、少しダークな曲調で抑制された内政的な世界。
ロマンティックで余白が魅力的な「Let There Be Love」。
終演は、レディオヘッドの「True Love Waits」、静かなピアノと透明な歌声で、余韻を残す。
とても親密なデュオ。
2人は対等で、演奏も一体化していて、いわゆる歌と歌伴のような関係ではない。
北欧アンビエント・ジャズの空気も感じられる静謐な世界。
1. Satellites
2. Who We Are
3. And So It Goes
4. Cloud on My Tongue
5. The Great Escape
6. Off-White
7. Trigger Warning
8 .Stay
9. Fallen Empire
10. Let There Be Love
11. True Love Waits
Viktoria Tolstoy (vo)
Jacob Karlzon (p, key, programming)
今日のおまけは、トルストイご本人があげていた「And So It Goes」。
雪でお疲れの皆さんの癒しになりますように。
んじゃ、退散♪
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コメント
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奇しくも同時に取り上げましたね
取り敢えずヴィクトリア・トルストイはマークしていますので早速聴いてますが、相変わらずのジャズを超越したヴォーカル、コンテンポラリーな世界と言えばそうなのかもしれませんが、ジャズがこうした世界に展開するのは私自身は歓迎です。
前回、カールソンとはお別れしたアルバムを聴いていましたが、やはり二人の関係は音楽的にも、合っているんでしょうね。このアルバムもカールソンの多芸がかなり訴えていましたが、私はちょっとエレクトロニックな世界は疑問でした。彼女の下手なアドリブのないヴォーカルは気持ちが良いので、逆にうまくカヴァーして、私としては高評価としました。
リンクさせてください ↓
https://osnogfloyd.cocolog-nifty.com/blog/2026/02/post-c15844.html
投稿: photofloyd(風呂井戸) | 2026年2月 9日 (月) 11時59分
風呂井戸さま、コメントとリンクをありがとうございます。
私もトルストイとACTミュージックが好きなので、
楽しみにしておりました。
>ジャズを超越したヴォーカル
ジャンルに関係なく好きなヴォーカルなのですが、
カールソンもずっと応援していますので、
この2人のデュオが出ると知って、感激ものでした。
抑制の効いた彼女のヴォーカルに耳を傾け、
静かに雪かきの疲れをいやしました。
投稿: Suzuck | 2026年2月10日 (火) 07時29分