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音楽で拡がる輪

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2026年2月22日 (日)

人生は、何がきっかけで変わるかわからない…   映画『ペンギン・レッスン』(The Penguin Lessons)

The_penguin_lessons
 

映画『ペンギン・レッスン』(The Penguin Lessons)
監督 ピーター・カッタネオ
主演 スティーヴ・クーガン : トム
 

少し前に、シネウインドで観た映画、去年の年末に公開されていたらしい。
世界22カ国で刊行されたベストセラーノンフィクション「人生を変えてくれたペンギン 海辺で君を見つけた日」を 映画化したもの。

1976年の軍事政権下のアルゼンチン。
愛娘を理不尽な事故によって失った英国人の英語教師トム。
喪失感を抱えたまま、醒めた人生を送ってきた。
新しい職場は、名門寄宿舎学校。
高圧的な校長、学習意欲のない生徒、変わった同僚…ハウス・キーパーまで敵対心いっぱい。。
そんな彼が、美しい女性をナンパしたいが為に助けた一羽のペンギン。
なぜか、彼と同居生活をすることになり、そこから始まる心の雪解けの物語。
 

ペンギンとの同居生活を余儀なくされたが、寄宿舎の決まりでペットはダメ!
見つかったら、ペンギンだけでなくトムも追い出されてしまうかも。。
 

ところが、ペンギンの「サルバドール」は、その愛らしさ?で、、
ハウス・キーパーや同僚、、なんと、生徒までも手中に収めてしまい、最後は校長まで懐柔。。。
誰もが、誰にも言えない心の問題。。そこからの余波で凝り固まっている心。
言葉を喋れないペンギン。
だけれど、ただ側にいるだけで、その人の心の問題に寄り添ってくれる。
ペンギンに向かって、皆んなが色々な悩みを打ち明けている様子は、、
誰もが持つ孤独や闇について、考えさせられる。
 
 
スティーヴ・クーガンの抑制された演技も好ましい。
過剰な感動演出もほとんどなく、じわりじわりと心の温度をあげていく。
 
トムは、街で知り合いの女性が軍事政権に拉致されても、何も声を上げることができなかった。
女性の「助けて、トム」の声が忘れられない…でも、軍人は怖い…。
遂に勇気をだして、軍事政権の悪に物申したトム。
勾留され、殴られて釈放になるのだけれど、いわゆる殴られ損。
でも、この映画では、、彼が、ここでヒーローにならないところがいい。
小さな波紋が、見えないところで少しづつ広がっていく。。

サルバドールのおかげで、様々、好転していってハッピー・エンドか?
って、思っていると、、サルバドールの寿命がつきちゃう!

トムが、学校の敷地内に穴を掘って埋めるのだけれど、
生徒が集まってきて、最後のお別れをする場面。
生徒の1人がトムに言った言葉が印象的。

私の頭の中での回想
「ペンギンは生涯を番で過ごします。重油の事故でパートナーを失ってしまったサルバドールは自然に返しても生きていけなかったとおもいます。彼はここで、幸せな人生(鳥生きる?)だったと思います。」
的な、、、汗
 
最後は、拉致された女性も釈放され、家族と再会、言葉なくエンドロールに。

劇的な展開はないけれど、観終わったあとに静かな余韻が残る映画。
ペンギン・レッスンは、ペンギンを調教することではなく、
ペンギンに人生を教えられる、という、ことでした。
人生は、何がきっかけで変わるかわからないな…  

そうだ、官邸でペンギンを飼ったら良いのではないかしら。

んじゃ、退散♪

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