静謐さの中に緊張感も宿した思索的なピアノ・トリオ『Thus Have I Heard / Otoohito Fuse Trio』
恒例になってしまった、、去年買った新譜シリーズ。汗
布施 ⾳⼈さんの名前は、私の周りの方々には話題になっていたので、
セカンド・アルバムのリリースのタイミングで新譜を購入する予定でした。
ベーシストの方もドラマーの方も、別々ですけれど、生で聴いたことがありました。
そう、このトリオはメンバーもとても期待がもてますよね。
そんな時に、新潟出身のトランペッターの新譜の新潟でのリリース・ライブ(このアルバムも素敵です)に参加するとのことで、運良く生で拝聴し、アルバムもその時に購入。
タイトルは、仏教経典の「如是我聞」🟰「このように私は聞いた」の英訳だそう。
写真も含め、このアルバムのブックレットは充実してますです。
全8曲が彼のオリジナル。
オープナーは、「Tsutomete(つとめて)」、優雅でバラッド的なアプローチ。
静かな夜明け的なイメージ。美しいメロディ、美しいピアノタッチ。
冒頭のクラシカルなピアノのソロに聴き惚れる。
ドラム・ソロもエネルギッシュで3人で躍動感ある演奏の「「Northbound Journey」。
「White Lycoris」、タイトルそのまま白い彼岸花を眺めた風景からの思い。
陰影あって、柔らかいハーモニー美しく、ベース・ソロも素敵。
「Sado(佐渡)」、布施が心惹かれる佐渡。特に外海府海岸の壮大な光景の印象を綴ったバラッド。
私が聴いたライブでは、この曲をソロで演奏してくださったのですが、
途中から感動で胸がいっぱいになりました。
「B.A.S.D.」、アルファベット表記の抽象的タイトルだが、仏教の四苦の英語の頭をとったもの。とても緊張感の高い演奏。
抽象的、即興重視、終わりの見えない感覚の続く「Nyoze(如是)」。
「We Can Hardly See」、静と動を行ったり来たり、渡り歩くような繊細だけど濃密なやりとり。
終演は、「Ascending Shadow of the Mountain」。
山、、ここでは富士山らしいのだが、陽が沈む前後の自然が創り出す想像を超える絶景に想いを馳せたドラマチックな演奏で。
静謐さの中に確かな緊張感も宿した、非常に思索的なピアノ・トリオの作品。
風景や仏教的な視点が抽象化されており、3人が呼吸を共有し各人の技術も素晴らしい。
静かだが深く、聴くたびに聴く側の内側の感覚が無理変えられていく感覚。
1. Tsutomete
2. Northbound Journey
3. White Lycoris
4. Sado
5. B.A.S.D.
6. Nyoze
7. We Can Hardly See
8. Ascending Shadow of the Mountain
布施 ⾳⼈ (p)
⾼橋 陸 (b)
中村 海⽃ (ds)
今日のおまけは、ご本人があげていたアルバムのトレーラー。
んじゃ、退散♪






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