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音楽で拡がる輪

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2025年12月

2025年12月29日 (月)

一年間お世話になりました。m(_ _)m

一年間お世話になりました。m(_ _)m
 

今日で、年内のブログアップはおしまいです。
我が家も、年末年始の体制になりました。笑
 
 

映画になかなかいけなかったのですが、『国宝』は二回いきましたよ。
もちろん、パンフレットも原作も買いました。
映画は、3時間近い長さということが、話題になってもいましたが、、
原作を読むと、この内容をよく3時間にまとめたなぁ、、と、感心しちゃいます。
芯の部分を残して、すっぱり切り捨てたって、感じですか。
互いに、それぞれの一番大事にしていたものを相手に奪われ、尚も芸に生きる。
まぁ、悪魔と約束したけれど、悪魔にならなくてよかったですよね。
 
 
そんな感じで、本もあまり読めなかったので、印象に残った本を二冊ほど、、(本当に積読タワーが高くなってる。。)
 

一冊は、北書店で買った新潟県村上市出身の高野麻衣 氏の「F ショパンとリスト」。
あくまで、小説なので2人の才能と友情がドラマチックに描かれております。
そして、リストの超イケメンぶりも堪能しました♪
 

もう一冊、知人の紹介で読んだ杉谷 藤樹 氏の「さきのもりひと ―古より日本を護る謎の肥前国交易一族の伝え」。
思っていたよりずっとずっと本格的な歴史小説でした。
時代の表舞台には立たず、国境の島を守ってきたひとたちの活躍のお話。
すごい視点だとおもいました。
 
 

最後にライブのこともちょっと。
 
 
クリポタさまって、まぢでレベチなんだと実感しました。
 
 
メルドーさま、やはり素敵なのだけど、マクブライド大将に持ってかれた感ありますわねぇ。

 
Julian Lage World's Fair 10-Year Anniversary Tour @ 高崎芸術劇場
 
凄いソロのライブでしたよ…ジュリアンさまは、、陳腐な言い方ですが、ギターの化身です!

 

今年も、大変にお世話になりました。m(_ _)m
 
来年もよろしくお願いいたします!!
 
★新年のご挨拶は、4日を予定しております。★

 

んじゃ、退散♪

2025年12月28日 (日)

★ すずっく2025 インスト 編 ★

★ すずっく2025 インスト 編 ★
 
 
『The Köln Concert / Keith Jarrett』発売50周年なんだそうですよ。
でで、、この流れで?アホみたいなアルバムがリリースされていてびっくりしましたよ。
たぶん、、このブログで初めての??悪口です。笑
 
そして、ジャズ・ラヴァーの聖地、新宿ピットインは60周年だそうです!
おめでとうございます!!
 
 
今年聴いたインストの1〜10です。
クリポタさまがいらっしゃらなくて、、残念!!
あと、メルドーさまをどうしようか、、ちょっと、悩んだかな。
 
 
 
Surrounding_green_20251227112101
 
 
Its_still_snowing_on_my_piano_20251227112101
 
By_all_means_20251227112201
 
 
 
 
 
 
 
 

次点は、
 
 


ええと、、秋にお孫ちゃんが、1人増えました♪
そして、クリスマス・シーズンに、、
このブログを始める前からの音楽のお仲間が、おひとりお亡くなりになりました。
心よりお悔やみを申し上げます。

諸行無常でございますね。
 
 
 
んじゃ、退散♪



2025年12月27日 (土)

★ すずっく2025 ヴォーカル 編 ★

★ すずっく2025 ヴォーカル 編 ★
 

今年も残りわずかになりましたね。
良いこと、驚いたこと、、本当に色々なことがありました…遠い目。。。

ブログは、4ヶ月近くもお休みしちゃったのですが、m(_ _)m
当然ですが、その間にも新作のリリース続いていましたので、
少し、反則な気もしますが、いつものように1〜10までならべてみました。
 
 
 
Shikiori_20251227103501
 
 
Its_magic_20251227103601
 
 
Winter_songs_vol_2_20251227103701
 
 
 

『Elemental / Dee Dee Bridgewater & Bill Charlap 』

『A Matter of Time / Laufey 』

『For Dinah / Ledisi 』

『Meguriyuku 巡りゆく /  ERIKA (ERIKA MATSUO)』

『When You Know / Ebba Åsman』
 
 

次点は、今回唯一の男性ヴォーカル。
 
 
 
 

明日は、インストです。
 

んじゃ、退散♪

2025年12月26日 (金)

ジャズ批評249号がでました〜♪

ジャズ批評249号がでました〜
249
 

特集は、北欧ジャズ。
 
 
●●●●◎◎◎◎●●●●◎◎◎◎●●●●
 
  ★ 北欧ジャズ ★
 
●●●●◎◎◎◎●●●●◎◎◎◎●●●●
 


私は、全部で、102枚掲載 されている「北欧ジャズ ディスクガイド」の中の8枚をお手伝いしました。
 
 
スウェーデン
Jan Johansson / Jazz På Svenska
Palle Danielsson /  Contra Post
Bobo Stenson Trio / War Orphans
 
デンマーク
Jakob Bro / Returnings
 
ノルウェー
Jan Garbarek / Esoteric Circle
Helge Lien Trio / Hello Troll
 
フィンランド
Trio Töykeät / Jazzlantis
Art in Motion / Aki Rissanen

 

不思議な組み合わせだな?って、思う人もいらっしゃると思うのですが、
表があって、そこから可能な作品を選び、他の方との希望との調整があって決まります。

他にも、北欧のミュージシャンへのインタビューなどがのっています!

 

いつもの新譜紹介は、以下の6枚です。
 

It's still snowing on my piano Live / Bugge Wesseltoft
 

Scandinavian Christmas Bass / Hans Backenroth
 

MEMORIES OF HOME / John Scofield, Dave Holland
 

Meguriyuku / 巡りゆく /  ERIKA (ERIKA MATSUO)
 

Unfolding in Time / Kazuma Fujimoto & Masaki Hayashi
 

Straight Horn / FRANCOIS JEANNEAU & EMIL SPANYI
 
 
 


んじゃ、退散♪
 



2025年12月24日 (水)

聖夜にぴったりな癒しの時間 『It's still snowing on my piano Live / Bugge Wesseltoft』

Its_still_snowing_on_my_piano

 
ノルウェーのピアニストで音楽プロデューサー、ブッゲ・ヴェッセルトフト。
1997年の静かなる作品『It’s Snowing on My Piano』は、私的不滅の名作!
このアルバムは、2024年12月に、ノルウェー各地のホールや教会でのライブを録音したライブ盤。
 
 
オープナーは、音の間の揺らぎが祈りのようにも聴こえる「It’s Snowing on My Piano」、雪の降る静かな夜を思わせる…
ゆっくりゆっくち、柔らかな優しい光の中で歌われる「In Dulce Jubilo」。
静かに希望が滲み出るような「Det Kimer Nu Til Julefest」。

「Mitt Hjerte Alltid Vanker」、メランコリックで孤独感が滲む。
残響豊かに厳かに「Es Ist Ein Ros Entsprungen」。
「What Child Is This」哀愁のメロディが自然な響きでより深く。
 
高音の透明感が美しい「Kimer I Klokker」。
平和な世界を願うように「Deilig Er Jorden」

終演は、2つの曲をならべた「Stille Nacht / Into Eternal Silence」。
「Stille Nacht」メロディから自然に「Into Eternal Silence」移行し、
観客との「Stille Nacht」合唱とともに終演…拍手喝采。
 
 
あれから沢山の時間を重ねたヴェッセルトフトが、現在の気持ちを祈りのように表現したもの。
息づかいをそのままそっと写し取っている。
 
その音風景は、やはり静かで、穏やか…原曲の印象そのまま、即興の小さなゆらぎが雪のように静かに舞い落ちてくる。
小さな灯りをともすように…そっと寄り添ってくれる癒しの時間。
 
 
 
1. It’s Snowing on My Piano
2. In Dulci Jubilo
3. Det Kimer Nu Til Julefest
4. Mitt Hjerte Alltid Vanker
5. Es Ist Ein Ros Entsprungen
6. What Child Is This
7. Kimer I Klokker
8. Deilig Er Jorden
9. Stille Nacht / Into Eternal Silence
 
 

Bugge Wesseltoft (p)
 
 
今日のおまけは、ご本人があげていた「Es Ist Ein Ros Entsprungen」。
 
 
 
 
★ Merry Christmas ★
 
         平和な世界を願っています

 


んじゃ、退散♪

2025年12月22日 (月)

クリスマスの心を伝える 『Scandinavian Christmas Bass / Hans Backenroth』

Scandinavian_christmas_bass 
 

スウェーデンの名ベーシス、ハンス・バッケンルートが、気心のしれたピアノ・トリオの編成で録音したクリスマス・アルバム。
サックス奏者のクラス・リンドクヴィストが1曲参加している。
 

オープナーは、ベースがピチカートでメロディを奏でる「Skal vi klippe vores julehjerter sammen?」。
 

スウェーデンの有名なクリスマス曲「Gläns över sjö och strand」、ゆっくりと、テンションを抑えて讃美歌的に。
静かで子守歌的な揺れのある「Barn Jesus i en krybbe lå」ピアノが美しい。
 

「Ej upplysta gårdar」、ちょっとモダンで陰影のあるインタープレイが北欧らしい雰囲気。
抑制されており、静粛なムード「Det kimer nu til julefest」。
「Jul, jul, strålande jul」、ベースが重ねどりされていて現代的な雰囲気ながら厳か。
 

温かな情景が浮かぶような「O Little Town of Bethlehem」。
「Det er noget i luften」、軽やかで親密な雰囲気ながら即興性の高い演奏。
 

テンポよくトリオの一体感のある演奏が楽しめる「Sneflekke kommer vrimlende」。
「Nu tändas tusen juleljus」、メロディとともに光景が浮かび上がる。
 
 
人気のない静かな教会に響く感じの「Julen har bragt velsignet bud」。
ドラムが超控えめでまるでピアノとベースのデュオのよう「Så mörk är natten i midvintertid」。
 

終演は「Karl-Bertil Jonssons Julafton」
唯一の管楽器のアルト・サックス入り。
まるで語りかけるようにサックスが、最後まで良い雰囲気。。。

 

伝統的なクリスマス曲や賛美歌を、深い低音とあたたかい歌心で演奏した「クリスマスの心」を伝えるアルバム。
シンプルな編成なのに、雪の夜に灯り灯る街の風景のような豊かな景色が広がる。
不勉強だったけどピアノもドラミも素晴らしく良いピアノ・トリオだとおもいました。
150枚を超える録音を重ねてきた確かな技術と北欧の郷愁が静かに滲む…。
 
 
 


1. Skal vi klippe vores julehjerter sammen?
2. Glas over sjo och strand
3. Barn Jesus in en krybe la
4. Ej upplysta gardar
5. Det kimer nu til julefest
6. Jul jul stralande jul
7. Oh Little Town of Betlehem
8. Det er noget i luften
9. Sneflekke kommer vrimlende
10. Nu tandes tusen juleljus
11. Julen har bragt velsignet bud
12. Sa mork ar natten i midvintertid
13. Karl-Bertil Jonssons julafton
 
 


Hans Backenroth (b)
Ole Kock Hansen (p)
Kristian Leth (ds)
Klas Lindquist (as) #13
 

今日のおまけは、ご本人があげていた「Barn Jesus i en krybbe l」。
 
 
 
 


出遅れてますが、、クリスマスまでに、、もう一枚、あげたいです!

んじゃ、退散♪

2025年12月20日 (土)

大人の耳で味わいたい! 『Winter Songs Vol. 2 / April Varner』

Winter_songs_vol_2
 

ニューヨーク・シーンで活躍するオハイオ州トレド育ちのヴォーカリスト、エイプリル・ヴァーナーの2枚目のクリスマス・アルバム。
 
2023年の「エラ・フィッツジェラルド・ジャズ・ボーカル・コンペティション」のウィナーという実力者。
今回は、ピアニストにルーサー・アリソン 、ベーシストに中村 泰士、ドラマーにユリシーズ・オーウェンズ・ジュニアのドラムスといった気鋭のメンバーでのサポートで!
 

オープナーは、「Jingle Bells」。
陽気なホリデー・ナンバーを、若手ジャズ・ヴォーカル・トリオのサンハウス・シンガーズとの掛け合いエネルギッシュで躍動感がある。

「It’s Beginning to Look a Lot Like Christmas」、ルパートからはじまり変化のあるアレンジで。
原曲の楽しさを残しつつ、ジャズのアレンジで即興も楽しめる「Holly Jolly Christmas」。
 

「Rockin’ Around the Christmas Tree」、ウィットに富んでいてスキャットも豪快な大人のジャズ・ヴォーカル。
ゲストを含めた豊かなハーモニーによって荘厳で幻想的な雰囲気の「Hallelujah」。
 

「Run, Run Rudolph」、ドラムとの掛け合いがかっこいい男前の歌唱!
一転、バラッドはしっとしっとりと「Christmas Time Is Here」。
 

「Christmas Waltz」、ギターが入ってブラジル風で軽快に。
サンハウス・シンガーズと共に、スキャットや掛け合い、、さまざま楽しい冬の光景「Sleigh Ride」。
しっとりとワルツ調でコーラスも美しい「It’s the Most Wonderful Time of the Year」。
 

終演は、「Winter Wonderland」。
親しみある冬の歌の定番を軽快なアレンジで。
 
 

本格的な歌唱力で、一語一語に情感を込めたハートフルでインティメイトな内容。
粋なピアノ・トリオの演奏も、ホリデー・シーズンにぴったり。
そして、サンハウス・シンガーズのコーラスが華やかな雰囲気を演出。
大人の耳で味わいたい!ウィンター・ジャズの決定版♪
 
 

1. Jingle Bells
2. It’s Beginning to Look a Lot Like Christmas
3. Holly Jolly Christmas
4. Rockin’ Around the Christmas Tree
5. Hallelujah
6. Run, Run Rudolph
7. Christmas Time Is Here
8. Christmas Waltz
9. Sleigh Ride
10. It’s the Most Wonderful Time of Year
11. Winter Wonderland
 

April Varner (vo)
Luther Allison (p)
Yasushi Nakamura (b)
Ulysses Owens Jr. (ds)
 

The Sunhouse Singers
June Cavlan (cho)
Kate Kortum (cho)
Joie Bianco (cho)
 

Theo Bleckmann (cho)
Leandro Pellegrino (g)
 


今日のおまけは、ご本人があげていた「Christmas Time Is Here 」。
 
 
 
 

やっと、クリスマス・アルバムが投稿できました。。
 

んじゃ、退散♪

2025年12月14日 (日)

間に宿る気配が深いストレイホーンとエリントン集 『Straight Horn / Francois Jeanneau Emil Spanyi 』

The_straight_horn
 

フランスのジャズの重鎮サックス・フルート奏者のフランソワ・ジャノーと、ハンガリー出身のピアニスト・作曲家のエミル・スパニによるデュオ。
ビリー・ストレイホーンとデューク・エリントンのスタンダードを、ソプラノ・サックスとピアノやシンセという最小限の編成で再構築し、曲の美しさを実に鮮やかに表現している。
ストレイホーンの曲が多めに、綺羅星のごとくの15曲。
 

オープナーは、エリントンのバラッド「Come Sunday」。
サックスがゆったりと歌い出し、ピアノが光と陰を描くような対話から。
 

「Day Dream」、柔らかな夢想的ムード。
アルバムで一番長尺な「A Flower Is A Lovesome Thing」、美しさが立ち現れるような。
「Isfahan」、抒情と空間の余韻が印象的。
軽やかで洒脱な「Johnny Come Lately」。
「Blood Count」、感情の奥底に沈み込んでいくような濃密さ。
 

叙情詩的な「Lush Life」、静かに心に残る。
柔らかで軽やかで落ち着いた色調「My Little Brown Book」。
「Chelsea Bridge」、間合いと空間が際立つ演奏。
即興感が楽しめる「Rain Check」。
 

スタンダード中のスタンダード「Take the A Train」、ゆったりとはじめ最後は軽やかに♪
瞑想的なバラッド「Lotus Blossom」、余韻が長く心に留まる。
「The Star-Crossed Lovers」、哀愁あるサックスに切なさが募る。
「U.M.M.G:」、ストレートに音を楽しむ感じ。
 

終演は、季節にぴったりな「A Christmas Surprise」。
温かさとノスタルジアを含んだ演奏、デュオの親密さがよくわかる。
 

過剰な装飾を排した抑制の美学と密度の高いインタープレイが曲本来の情感を浮かび上がらせる。
サックスとピアノが静かに向き合い、ストレイホーンの旋律をそっと撫でていく。
音は多くを語らないが、間に宿る気配が深い。
 


1. Come Sunday
2. Day Dream
3. A Flower Is A Lovesome Thing
4. Isfahan
5. Johnny Come Lately
6. Blood Count
7. Lush Life
8. My Little Brown Book
9. Chelsea Bridge
10. Rain Check
11. Tahe The A Train
12. Lotus Blossom
13. The Star-Crossed Lovers
14. U.M.M.G:
15. A Christmas Surprise
 

Francois Jeanneau (ss)
Emil Spanyi (p)
 
 

今日のおまけはジャノーがあげていた「A Christmas Surprise」。
 
 
 
んじゃ、退散♪

2025年12月13日 (土)

静謐と深い情感が胸に残る 『Unfolding in Time / Kazuma Fujimoto   Masaki Hayashi』

Unfolding_in_time
  

メロディアスで詩的、自然や人生の風景をそっと描くようなギタリスト、藤本 一馬。
多様なジャンルを消化していて柔らかさと静けさと強さが同居しているピアニスト、林 正樹。
2人の10年にわたる共演経験と信頼関係が結晶した、親密で静謐なアコースティック・デュオ。
 
その2人の対等な関係を示すように収録曲は互いのオリジナル曲5曲づつで全10曲。
 
オープナーは、タイトル曲「Unfolding in Time」。
ギターとピアノがゆっくりと呼吸を合わせ、旅路へと誘うような幕開け。

「Values」、思索的で穏やかで深みのある一曲。
「Rebirth」、静けさの中からゆっくりと立ち上がるような明るさや希望の兆し…そんな新しい始まりを感じさせる。
 
少し歪ませたギターの音に緊張感を感じ、感情の深みや複雑さを感じさせる「Cage」。
「Beyond Eyes」、少し瞑想的で抽象的な空気が拡がる。
 
「First Glimmer」、夜明け前の光のような、、何かが始まるな兆しのように繊細な時間。
「Trail of Time」、時の流れの中で静かに積み重なっていく風景か。
 
「Ai」、爽やかで温か、、とても親密な雰囲気のある対話…「愛?」
郷愁を感じる黄昏ソング「Vespera Glow」。

終演は、「Stately Presence」。
余白が重く存在感があり、静かだけど深みと重みのある幕じめ。
 

静謐な抒情と淡い光が、時間の揺らぎとともに立ち上がる一枚。
ギターとピアノが呼吸を重ね、時の流れそのものを静かに写し取るデュオ。
余白に漂う光と影が、聴くたびに異なる風景を描き出し、深い静謐と情感がそっと胸に残る。
 
 
 
1. Unfolding in Time
2. Values
3. Rebirth
4. Cage
5. Beyond Eyes
6. First Glimmer
7. Trail of Time
8. Ai
9. Vespera Glow
10. Stately Presence
 
 

藤本 一馬 (g)
林 正樹 (p)
 
 
 

今日のおまけは、「Unfolding in Time」オフィシャル・ビデオです。
 
 
 
 
んじゃ、退散♪

2025年12月10日 (水)

静寂の中に詩情をたたえた 『Tokyo / Wolfgang Muthspiel Scott Colley Brian Blade』

Tokyo
 
 
ECMを代表するギタリスト、ウォルフガング・ムースピールが、ベーシストのスコット・コリー、ドラマーのブライアン・ブレイドによるスーパー・トリオで、2年ぶりとなるアルバムをリリースしました。
 
タイトルの『TOKYO 』が示すとおり、東京でのレコーディング。
ここ数年、ムースピールは、彼らとヨーロッパ、アメリカ、日本など数々のツアーをこなして絆を深めている。
その流れで、2020年の『Angular Blues』、2023年『Dance of the Elders』と同じメンバー。
 
今作もアコースティック・ギターとエレキ・ギターを流暢に弾き分けている。
キース・ジャレットの曲とポール・モチアンの曲以外は、8曲が彼のオリジナル。
 
 
オープナーは、ジャレットの「 Lisbon Stomp」。
明るく軽快リズミカルな原曲の躍動感を残しつつ、ムースピールの繊細なフレージングとコリーのベースで骨格を作り、ブレイドが色彩を加える。
 
2曲目から9曲目まで彼のオリジナル。
 
「Pradela」、ムースピールがよく歌う叙情的なバラッド。
飛翔感があり、即興の展開が素晴らしい「Flight」。
「Roll」、切れ味のあるロック的な匂いのある短い曲。
 
「Christa's Dream」、リバーブを効果的な夢想的で内省的なトラック。
一転、高速のフレージングでモダンでスリリングな「Diminished and Augmented」。
「Traversia」、スペインの巡礼路で作ったそうで、ベースとの二人三脚も素敵…静謐でゆったりとした歌心を持つ。
 
「Strumming」、ムースピールのカッティング、コリーのボーイング、ブレイドのドラミングも素晴らしい。かっこいい!
ドイツ出身の作曲家 クルト・ヴァイルにオマージュした「Weill You Wait」。
ゆったりとしたテンポで、憂愁ただよう儚げなトラック。
 
 
終演は、ポール・モチアンの「Abacus」。
モチアンらしい空間とリズムの余白を残す原曲の精神を尊重しつつ、このトリオの色がしっかりと乗せされて、、穏やかに幕を閉じる。
 

静寂の中に詩情をたたえたギター・アルバム。
アコースティックの木の香り、エレクトリックの青い光。
都会の静けさの中で、時間が止まり、呼吸だけが響いている。
夜の東京に差し込む淡い月明かりのよう。
 

1. Lisbon Stomp
2. Pradela
3. Flight
4. Roll
5. Christa's Dream
6. Diminished and Augmented
7. Traversia
8. Strumming
9. Weill You Wait
10. Abacus
 
Wolfgang Muthspiel (g)
Scott Colley (b)
Brian Blade (ds)
 

今日のおまけは、ご本人があげていた「Strumming」。
 
 
 
 
このアルバムは、ジャズ批評248号の新譜紹介で紹介させていただきました。
 
んじゃ、退散♪

2025年12月 7日 (日)

光と影を追求し、メルドーの世界に 『Ride Into The Sun / Brad Mehldau』

Ride_into_the_sun
 

現代ジャズ・ピアニストの鬼才、ブラッド・メルドー。
ジャンルを超え、音楽への探究心でさまざまなアルバムを誕生させてきた。
今回は、米国のカリスマ的SSW、故エリオット・スミスの曲を独自の解釈でアレンジしたソング・ブック的な作品。
 

メルドーは、スミスの音楽のマイナーとメジャーを交錯させる独特のハーモニー感覚に惹かれたそう。
明るさと暗さが混じるコード進行が、スミス独自の感情の揺らぎを作っていると感じていると言っていて、スミスへの思いれが深い。
 
 
今回は、スミスの曲の本質はそのままに、メルドー流の表現で演奏し、室内オーケストラも参加させいている。
スミスの曲10曲、スミスにインスピレーションを受たというメルドーのオリジナル4曲、その他で16曲。
 

オープナーは、メルドーのピアノと室内オケーケストラが感情豊かに重なる「Better Be Quiet No」、この旅の始まり。
「Everything Means Nothing to Me」、スミス独特の揺れをメルドーがピアノで再構築、室内オケのその後押し。
ダニエル・ロッセンのギターと歌声心を震わせる「Tomorrow Tomorrow」。
 
「Sweet Adeline」そして「Sweet Adeline Fantasy」とピアノ主体の2曲。
特に、後者はオリジナルで、メルドーならではのジャズ〜クラシックといった空間の扱いが光る。
 

中略(すみません)
 

クリス・シーリーがマンドリンとヴォーカルで参加する「Colorbars」。
マンドリン、ピアノ、ベース、ドラム、室内オーケストラなどで、別の世界に塗り替える 。
ニック・ドレイクの「Sunday」、室内オーケストラを背景にピアノで、静かで透明感のある音世界を。
 

終演は、約10分近い大曲、、オリジナル「Ride into the Sun: Conclusion」。
この音楽による旅の終着として、、アルバム全体の感情と物語を締めくくり、静かな余韻を。
 


スミスは、「言葉とメロディ」で孤独や揺らぎを描き、
メルドーは、「和声と間」でその深さを追求、響きを広げた。
ふたりの世界がゆっくり溶け合いながら、メルドーらしい輝きを放っている…そんな音の風景。
 

1. Better Be Quiet Now
2. Everything Means Nothing to Me
3. Tomorrow Tomorrow (feat. Daniel Rossen)
4. Sweet Adeline
5. Sweet Adeline Fantasy
6. Between the Bars
7. The White Lady Loves You More
8. Ride into the Sun: Part I
9. Thirteen
10. Everybody Cares, Everybody Understands
11. Somebody Cares, Somebody Understands
12. Southern Belle (feat. Daniel Rossen)
13. Satellite
14. Colorbars (feat. Chris Thile)
15. Sunday
16. Ride into the Sun: Conclusion
 

Brad Mehldau (p)
Daniel Rossen (ac-g, el-g, vo)
Chris Thile (mand., vo)
Felix Moseholm (b)
John Davis (b, el-b)
Matt Chamberlain (ds, pec.)
 

with chamber orchestra
 


今日のおまけは、ご本人があげていた「Colorbars 」。
 
 
 

このアルバムは、ジャズ批評247号の『新譜紹介』に載せていただきました。
 
 
 
 
んじゃ、退散♪

2025年12月 6日 (土)

深呼吸するように心をほどいてくれる 『It's Magic / Stella Cole』

Its_magic
 

新世代ヴォーカリストのシンデレレラ、ステラ・コールはアメリカ出身の26歳。
去年リリースした『Snow / Stella Cole』は、心が温かかくなるクリスマス・アルバムでした。
 

クラシックなポピュラー・ソングをはじめ、昔懐かしいスタンダードを、、
ストリングス入りのレトロな雰囲気のアレンジで歌っています。
 

SNSで絶大な人気を誇る彼女の新作のプロデューサーは、去年と同じマット・ピアソン。
名門デッカ・レコードからリリースで、アレンジはピアノの演奏でも参加しているアランブロード・ベンド。
アメリカン・ソング・ブックのような10曲を選曲。
 

オープナーは、彼女の柔らかい声と見つめ合うようなロマンチックな「Till There Was You」。
「Say It」、語りかけるような愛の言葉にうっとり。
タイトル曲「It's Magic」、ストリングスの響きで夢見るような柔らかな仕上がり。
 

「Stairway to the Stars」、夢の世界に誘われるように。
人生や愛に対する問いかけを落ち着いたアレンジで深く問いかける「Alfie」。
 

「As Time Goes By」、ゆったりとした歌唱で時が経っても変わらない想いがしっかり伝わってくる。
呟くように始まりストリングスが情感を盛り上げる「The Touch of Your Lips」。
 

ピアノとの親密性がはっきりわかる「Imagination」。
「My Ideal」、まるで、自身の心の奥の願いを歌い上げているよう。
 

終演の「Fools Rush In」、甘く切ないバラッド仕立て。
 

まるで、、深呼吸するように心をほどいてくれる。
気品高く夢のような時間が流れる…
 
 

1. Till There Was You
2. Say It
3. It's Magic
4. Stairway to the Stars
5. Alfie
6. As Time Goes By
7. The Touch of Your Lips
8. Imagination
9. My Ideal
10. Fools Rush In
 

Stella Cole (vo)
Alan Broadbent  (p, arr.)
Michael Migliore (b)
Hank Allen-Barfield (ds)
 

with string orchestra
 
今日のおまけは、ご本人のあげていた「Till There Was You 」。
 
 
 
 

このアルバムは、ジャズ批評247号の『New Disc Pick Up』に載せていただきました。
真夏のレビューでしたが、こうやって雪降る景色にもぴったりですね。
新潟は雪景色がおおくなってきました…
 

んじゃ、退散♪

2025年12月 3日 (水)

伝統の継承と革新が同時進行 『By All Means  / Aaron Parks』

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アーロン・パークスのブルーノート移籍後3作目は、フロントにコルトレーンに強い影響をうけたテナー・サックス奏者ベン・ソロモンが参加したカルテット。
 

パークスは、2017年のECMでの作品『Find The Way』 以来、再びこのメンバーで演奏をしたいと、思い続けた願いが叶ったとのこと。
全7曲、パークスの書き下ろしという気合いの入った作品。
 

オープナーは、アルバムの扉を開くにふさわしい、静けさと希望が同居するミッドテンポの「A Way」。パークスの叙情に胸がキュンと。
「Parks Lope」、跳ねるビートと軽快なメロディが魅力、軽やかに歩くように。
ソロモンのコルトレーンへの敬愛の詰まったサックスがストレートに鳴る。
 

奥様に捧げたバラッド「For Maria Jose」、パークスの語りかけるようなフレージングはリリシズムに溢れている。
抽象的で霧中を彷徨うような「Dense Phantasy」。
 

「Anywhere Together」、明るく穏やかな曲調で、、テナーの歌心が際立つ。
流れる水のように流麗な「 Little River」。
 

終演は、余韻の残る「Raincoat」。
少しウェットで温もりを感じ、内省的な曲調だが、
柔らかく包み込むような、、人に寄り添うような、、美しさ。
パークスの透明度の高いピアノは健在…非常に美しい。
彼自身が語るように、、古典回帰ではなく、
ジャズの伝統の継承と革新が同時進行する現在進行形のジャズ。
あっという間の41分。
 
 

1. A Way
2. Parks Lope
3. For Maria Jose
4. Dense Phantasy
5. Anywhere Together
6. Little River
7. Raincoat
 

Aaron Parks (p)
Ben Solomon (ts)
Ben Street (b)
Billy Hart (ds)
 
 

小さい声で、、やっぱり、ビリー・ハートは得意ではないわ。。
 
ええと、このアルバムの紹介文は、先月に発刊したジャズ批評248号の新譜紹介にのせていただきました。
 

んじゃ、退散♪

2025年12月 1日 (月)

心の奥の郷愁と哀感を誘い出す 『Memories of Home / John Scofield  Dave Holland』

Memories_of_home

なんと、なんと、、ギタリストのジョンスコ・フィールドさまとベーシストのデイブ・ホランド閣下が、ECMレコードからデュオ!作品をリリースしました!!

えっ!!って、感じだったのですが、ご本人たちはパンデミックの頃にツアーを予定したということで、やっとツアーもアルバムのリリースもできた、って、感じのよう。

9曲中、5曲がジョンスコのオリジナルで、4曲がホランド閣下のオリジナル。
 

オープナーは、「Icons at The Fair」、マイルスやハンコックの影を色濃く感じる空気の中、鋭い2人の対話で幕開け。

「Meant to Be」、ゆったりしたリズムの中2人が寄り添う。
切れ味よい短いフレージングで語り合う「Mine Are Blues」。
 

「Memorette」、余韻が郷愁を誘う。
伝説のベーシスト、レイ・ブラウンに捧げた「Mr. B (Dedicated to Ray Brown)」、ブルース・フーリングとスィング感が素敵♪
「Not for Nothin’」、2人の瞬発力が素晴らしい。
 
「Easy for You」、柔らかで温かなひと時。
息がぴったりあった「You I Love」。
 
終演は、タイトル曲「Memories of Home」。
郷愁ただようメロディ、間を活かした演奏で黄昏れる。
 
 
2人の即興的会話、、余白を活かした静かな対話が中心となった演奏が続く。
歳を重ねた2人の穏やかな描写は、しみじみと味わい深い。
2人が紡ぐ空間の美しさと静寂が、心の奥の郷愁と哀感を誘う
 

1. Icons at The Fair
2. Meant to Be
3. Mine Are Blues
4. Memorette
5. Mr. B (Dedicated to Ray Brown)
6. Not for Nothin’
7. Easy for You
8. You I Love
9. Memories of Home

John Scofield (g)
Dave Holland (b)
 

8月3日以来の更新となりました。。
ブログは、続けるつもりなのでよろしくお願いします。
 

えっと、、既に、クリスマス・シーズンですよね。
何枚か、仕入れています。。クリスマスに、、間に合うかな。
 

んじゃ、退散♪

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