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音楽で拡がる輪

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2025年6月 1日 (日)

ビター・テイストで深遠な世界 『Homage / Joe Lovano with Marcin Wasilewski Trio』

Homage
 

サックス界の生きるレジェンド、ジョー・ロヴァーノが、ポーランドのマルチン・ボシレフスキ・トリオと2作目の共演作をリリースしました〜。
 
1作目『Arctic Riff / Marcin Wasilewski Trio with Joe Lovano 』は、ボシレフスキのトリオにロヴァーノが参加するという形でしたが、
フリーからリリカルな演奏まで意外な相性の良さに驚きました。
 
今回は、ロヴァーノがリーダーのようで、1曲目を除いて5曲が彼のオリジナル。
10分超えの大作が2曲もあります!
 

オープナーは、夭折したポーランドのジャズ・バイオリン奏者、ズビグニェフ・セイフェルトの「Love In The Garden」。
抒情的なメロディを静かにテナーで吹き上げる中、繊細なピアノ・トリオの共演で静謐で美しい演奏に。
様々な音が混じり合って熱も帯びる「Golden Horn」は10分超えの不思議な世界。
 

タイトル曲「Homage」、フリーに近い内容で4者が自在にインタープレイを披露。
「Giving Thanks」、レイジーでスモーキーなテナーのソロ!
アグレッシブでビターテイストな「This Side - Catville」、12分超えの大作。
 

終演は、ゴングが運命の鐘ののように鳴り響く「Projection」、ゴングのソロ?
 
 

ロヴァーノとボシレフスキ・トリオとの親和性の高さを改めて感じました。
ボシレフスキ・トリオは、ロヴァーノの深遠な世界を見事に一緒に創造しています。
やっぱり、好きだわぁ。。

でも、、、なんでゴングで終わるんだよ、、って、思ったことは内緒です。。
 

1. Love In The Garden
2. Golden Horn
3. Homage
4. Giving Thanks
5. This Side - Catville
6. Projection
 
 
Joe Lovano  (ts, tarogato, gongs)
Marcin Wasilewski  (p)
Slawomir Kurkiewicz  (b)
Michal Miskiewicz  (ds)
 


今日のおまけは、ご本人があげていた「Golden Horn」。
 
 
 

んじゃ、退散♪

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コメント

なにはともあれ私はジョー・ロヴァーノというのでなく、ポーランドのマルチン・ボシレフスキ・トリオと言う事で聴きました(笑)
もともと管モノはあまり聴かない私ですが、このロヴァーノのソフトにして哀感のあるTSならOKデス。しかしここでのボシレフスキのピアノも見事ですね。サックスとの反応やインプロでもジャズを見事に演じつつ哀感もそそっています。さすがですね。
最後の"projection"のロヴァーノによる打楽器だけのソロには驚きましたが・・・、こりゃ3枚目のアルバムもありそうだと思いました。リンクよろしく(↓)御願いします。
http://osnogfloyd.cocolog-nifty.com/blog/2025/05/post-12e719.html

風呂井戸さま、コメントとリンクをありがとうございます。m(_ _)m

>ポーランドのマルチン・ボシレフスキ・トリオと言う事で聴きました(笑)

まぁ、そうなのですが、、ロヴァーノも流石でした。
マルチン・ボシレフスキ・トリオの皆さんも、彼のことを気に入っているようですし、、
これは、3度目もあるでしょうね!!!

Suzuckさん,こんにちは。

最後の締めくくり方には私も違和感はあるものの,それに先立つ演奏を聞いてしまってはまぁ文句も出ないですよねぇ。Marcin Wasilewski Trioの演奏よりは自由度が高いのが特徴とは思いますが,私は前作"Arctic Riff"よりはこちらの方がいいと思いました。

まぁMarcin Wasilewskiのやることですので,全幅の信頼を置いているんですけどね。

ということで当方記事のリンクを貼り付けさせて頂きます。
https://music-music.cocolog-wbs.com/blog/2025/05/post-53125e.html

閣下、コメントとリンクをありがとうございます。m(_ _)m

>私は前作"Arctic Riff"よりはこちらの方がいいと思いました。

私もですよ。
なんか、やっぱり、馴染んでる感じですよね。
レジェンドたちのお気にいりになってしまうマルチン・ボシレフスキ・トリオ。
やっぱり、今後も目が離せませんね。

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