Brad Mehldau Trio @ 紀尾井ホール (5/10)
Brad Mehldau (p) Christian McBride (b) Marcus Gilmore (ds)
(前方に行って撮ってきました)
前日の紀尾井ホールに行きたかったのですが、諸事情で土曜の昼公演。
滑り込んだ割には(向かって左端)、鍵盤もしっかりみえる良い席だったと思います。
このトリオのツアーを知った時、レギュラー・トリオじゃないんだ…
って、思ったのと、このメンバーの相性ってどうなんだろ?って、思ったのですが、
メルドーは、様々アルバムにゲストで呼ばれ、その場で最善の演奏なので楽しみにしてました!
ほぼ定刻、向かって左に観客に背中を向けるようにピアノが配置されており、
真ん中はベース、右側にドラム。
小さめなホールなので、各自の顔の表情もわかる距離感。
オープナーは、「Old Devil Moon」、メルドーから始まって、ベース、ドラムとソロ回し!をして、最後の方ではちょっとマクブライドと顔をニヤリと顔を見合わせたり…後半は結構熱く盛り上がる。
この後、メルドーのオリジナルを「Angst」、「Squirrels」と2曲つづけ、
クールで仄暗いメルドーの世界観の中、、彼の対位法による捻れや、マクブライドのグルービィでアクロバティックなプレイ、ギルモアの空間を熟知したダイナミクスのコントロールと、、どんどん惹き込まれました。
ここまで、一気にきて、、
初めて。。MC、メルドーがメンバーを紹介し、曲名を言ってた…
で、ショーターの「Mahjong」、ベースとドラムが後押しする中、あの東洋的なメロディを何度も繰り返し魔法にかけた…痺れますね。
ひぇ〜って、思っていると…
マクブライドの低音魅惑ヴォイスで、ショーターの「Miyako」を紹介!
彼の美しいボーイングでメロディを奏で、これまた、聴衆を魅了。
メルドーのピアノも美しかった…2人が溶け合って…最高♪
「I concentrate on you」、ラテンのリズムでバラッドにブルーズを入れ込んで。
続いては、オリジナル「Codex」、マクブライドの高速フレーズがとまらない中ギルモアのリムショット?が鳴り響き、
メルドーがスリリングにピアノを鳴らす…これも痺れた。
終演は、ゆったりと歌心たっぷりな「Come Rain or Come Shine」。。
もちろん、アンコール!!
MCで、ちょっと笑いながら「ショーター・ナイト」って、、、
ショーターの「Angola」をアップテンポでスリリングに、全員気合がはいってましたよ!
そして、、なんと、ダブル・アンコールに応えてくださいました。
「You and the Night and the Music」、観客の興奮を鎮めるように…
休憩なし、約120分。
個性も実力も凄い3人、各自のソロも沢山聴けました!
そして、それぞれがそのままなのに、いつの間にかギュッと収束して一体感あるサウンドに。
毎回、セット・リストが違ったようですが、この回は、ショーターさまの曲が3曲やスタンダードが4曲。
今、ジャズって定義はとても幅広くなっていますが、今回のトリオの演奏は原点回帰とでもいうような、、とってもジャズよりの演奏。
私的に、、肝は、懐が深く包容力あるマクブライドのベースでしょうか。
すでに、ずいぶんたってしまいました、今回はセット・リストが発表されていて、助かりました♪
なので、曲名と曲順は間違いありません。感想は。。ねっ。笑
しかし、全部とはいいませんが、、もう1日くらい聴きたかったですね。
んじゃ、退散♪
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