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音楽で拡がる輪

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2025年3月

2025年3月30日 (日)

コリアのピアノのソロが沢山聴けるっ! 『Trilogy 3 / Chick Corea   Brian Blade   Christian McBride』

Trilogy_3
 


精力的に音楽活動を行なっていたレジェンドのピアニスト、チック・コリアが鬼籍に入ったのは2021年2月9日でした。
その彼が、2010年くらいから定期的に演奏していたのがこのバンド。
ドラムにブライアン・ブレイド、ベースにクリスチャン・マクブライドというスーパー・バンド。
 

すでに、2013年に『Trilogy』、2018年に『Trilogy 2』をリリース♪
今回は、このトリオでの2019年から2020年のツアーのライブ録音で、未発表もの。
たぶん、最終作になりますよね。。
1曲、日本の静岡県の三島市での演奏も入ってます。
そして、このシリーズはコリア自身の名曲が並ぶのも魅力。
 

オープナーは、拍手とメンバー紹介ともに始まる「Humpty Dumpty」、とても自由度が高く、その自由な発想にもピタリと息の合った演奏。
さまざまな景色を観せてくれる「Windows」、カラフルな彩りのピアノが楽しい「Ask Me Now」。
冒頭フリーな展開を聴かせる「You'd Be So Easy to Love」、俊足のかけっこのような「Trinkle Tinkle」。
ドメニコ・スカルラッティの「Sonata in D Minor K. 9, L. 413: Allegro」、マクブライドがボーイングを巧みに使ってクラシカルな雰囲気に。
現代ジャズの中に現れる異国情緒「Spanish Song」。
 

終演は、三位一体の極みのような「Tempus Fugit」、日本での演奏で終演後にメンバー紹介のあとに「ありがと」と言う日本語が胸に沁みる。
 


まぁ、めちゃ変わり映えのあることしているわけではないのですが、、
やはり、この3人の演奏は凄いです。
息を付く暇もなく、次々と繰り広げられるインタープレイ。
そして、長尺の演奏が続いても飽きさせることなないスリリングな展開。
三位一体はもちろんですが、コリアのピアノのソロが沢山聴けます!
 
 



1. Humpty Dumpty
2. Windows
3. Ask Me Now
4. You'd Be So Easy to Love
5. Trinkle Tinkle
6. Sonata in D Minor K. 9, L. 413: Allegro
7. Spanish Song
8. Tempus Fugit
 
 

Chick Corea (p)
Brian Blade (ds)
Christian McBride (b)
 
 


今日のおまけは、ご本人のYouTubeチャンネルにあったアルバム・トレラー。
 
 
 

んじゃ、退散♪

2025年3月23日 (日)

全編漢気溢れるサックス・トリオ 『Tippin' /  Carl Allen』

Tippin
 

世界最高峰と信じて疑わないマルチ・サックス奏者、クリス・ポッター。
自身のリーダー作はもちろん、共演者としてひくて数多。
それは、共演した人たちが、彼の演奏に心動かされ、彼を念頭にしたアルバムを創りたくなるのが所以のよう。
 

80年代から活躍する米国のドラマー、カール・アレンもそのひとり。
『Kinds of Love / Renee Rosnes』で、クリポタさまと共演し、頭の中にソニー・ロリンズの『A Night at The Village Vanguard』が浮かび、クリポタさまと朋友であるマクブライドとのコードレスのサックス・トリオでアルバムを創りたくなったようです。はい。
 

アレンのオリジナル2曲、マクブライドのオリジナル1曲を含み、ミュージシャン曲などで全12曲。
「Song for Abdullah」だけ、ピアノが入っています。
 

オープナーは、大きな空間にクリポタさまのテナーが轟く「Parker's Mood」。
「Happy Times」、ハード・ドライビングにテナーが炸裂!
おおらかにアグレッシヴにテナーを鳴らす、マクブライド曲「A Morning Story」。

アレン曲「Hidden Agenda」、バスクラでブルース・フィーリングたっぷり。
ソプラノで歌いあげる「Alter Ego」。
同じくソプラノで、アグレッシヴで高速フレージング繰り出す「The Inchworm」。
 
 
「 L's Bop」、ハード・バップ・テナー!!
ピアニスト、ジョン・リーが入ってケニー・バロンの「Song for Abdullah」、ボーイングとバスクラの響きが優雅。
ロイ・ハーグローブの捧げたアレン曲「Roy's Joy」、躍動感溢れるテナー。
 

力強くおおらかでエキサイティングなテナーが楽しい「James」。
スタンダード「They Say It's Wonderful」、歌心と漢気にうっとり…。
終演は、ミュージカル映画より「Put on A Happy Face」、ジェントル・テナー♪
 

すみません、なんか、超偏った内容で。。m(_ _)m
リーダーのドラムは、シャープで漢気溢れてます。
ベースもタフでエネルギッシュ!
この2人の作り出す極上のリズムにのって、吹きまくるハード・バップ・テナーのクリポタさま壮快!極まりない!!
漢気溢れるサックス・トリオの演奏が全開でっす♪

と、、言うわけで、、クリポタさまは、最高でっす!
 
 
1. Parker's Mood
2. Happy Times
3. A Morning Story
4. Hidden Agenda
5. Alter Ego
6. The Inchworm
7. L's Bop
8. Song for Abdullah
9. Roy's Joy
10. James
11. They Say It's Wonderful
12. Put on A Happy Face
 

Carl Allen (ds)
Christian McBride (b)
Chris Potter (ts, b-cl, ss)
John Lee (p) #8
 

今日のおまけは、ご本人があげていた「Parker's Mood」。
 
 
 

んじゃ、退散♪

2025年3月22日 (土)

繊細で透明感溢れる音風景 『Tides of Blue  /  栗林 すみれ   藤本 一馬   須川 崇志』

Tides_of_blue_20250321214901

 
このアルバムのリリース情報を知った時、
「わぁ〜、すみれさんと一馬さんだぁ〜」って、興奮したのだけれど、
栗林さんと藤本さんは、『星を漕ぐもの』でも共演していてとても良い相性でしたよね。
そこに、多彩な表現力と歌心を持つベーシスト須川さん。
一人ひとりが、とても個性的&独創的な御三方♪
 

栗林さんのオリジナルが4曲、藤本さんのオリジナルが3曲、全7曲。
 

オープナーは、タイトル曲で栗林曲「Tides of Blue」、透明感が溢れ出るように美しいフレーズが次々と続く。ピアノとギターで作り出す美しい空間に映える存在感のあるベース。
 
栗林曲「The Ways to Come Back Home Again」、郷愁溢れるメロディと憂いあるギター、温もりある3人のハーモニー。
藤本曲「Let Me...」、優しく抱擁力あるギター、爽やかで透明感あるピアノ、悠然と進むベース、息の合ったインティメイトな演奏。
藤本曲「Dew」、骨太なオーラを放つベース・プレイから一転繊細なアンサンブルを優雅にキメる3人。
 
栗林曲「Here My Home」、柔らかでハートウォーミングな時間が続く…。
藤本曲「Pathway to Light」、温かな日差しに包まれているような美しくメロウ。
終演は、栗林曲「Road」、周りに溶け込むような静かで穏やか…時折熱をもちながらも…穏やかな面持ちを崩さず…
 
 
繊細で透明感溢れる音風景だけれども、冷たさはなく温もりのある穏やかな時間。
ハートウォーミングでリラクゼーションたっぷり♪
 

1. Tides of Blue
2. The Ways to Come Back Home Again
3. Let Me...
4. Dew
5. Here My Home
6. Pathway to Light
7. Road
 

栗林 すみれ (p)
藤本 一馬 (ac-g)
須川 崇志 (b)
 

今日のおまけは、レーベルがあげていたトレーラー。
 
 
 
 
んじゃ、退散♪

2025年3月16日 (日)

洗練された3人のロマンチックな会話 『Safe Place / Julian & Roman Wasserfuhr with Jörg Brinkmann』

Safe_place
 
 
ピアノとトランペットのロマンチックなドイツの兄弟ジュリアン&ローマン・ヴァッサーフールの新作!

ゲストは、2018年リリースの『Relaxin' in Ireland』でも共演しているチェロ奏者のイェルク・ブリンクマン(?)。
 
 
10曲中9曲が兄弟のオリジナルで、1曲スティングの曲。
オープナーは、ピアノとチェロが優しく会話し、ジュリアンのトランペットが魅力的に加わる「Vent Chaud」、柔らかで爽やかな空気。
どこか懐古的な雰囲気「Dodo」。甘く香る「Dancing Windmills」。
「Movimiento」、チェロのボーイングがクラシカルで哀愁漂う。
高揚するトランペットが物語を深める、スティングの「Fields of Gold」。

 

「Solitude」、ポール・ヘラーのサックスが音の広がりと色彩を加える。
「 El Caballo Valiente」、叙情的でトランペットとサックスの絡みが素晴らしい。

 
穏やかななかにどこか悲しみを秘めた、「Luzifer」。
タイトル曲「Safe Place」、親しみやすいメロディ、柔らかな響き、ホッとひと息。
終演は「Perfect Tiny Moment」、美しいチェロのボーイングにうっとり、その後もジュリアン、ローマンのロマンチシズム溢れる繊細な演奏…。
 

リラクゼーションたっぷり、叙情的で洗練された3人のロマンチックな会話。

 

1. Vent Chaud
2. Dodo
3. Dancing Windmills
4. Movimiento
5. Fields of Gold
6. Solitude
7. El Caballo Valiente
8. Luzifer
9. Safe Place
10. Perfect Tiny Moment

 

Julian Wasserfuhr (tp, flh)
Roman Wasserfuhr (p)
Jörg Brinkmann (vc)
Paul Heller (sax) #6, 7

 

今日のおまけは、ご本人たちがあげていた「Dancing Windmills」。

 

 

んじゃ、退散♪

2025年3月15日 (土)

フレス、ガリアーノ、ラングレンの『Mare Nostrum』の4枚目がリリース♪

3月25日に『Mare Nostrum』の4枚目がリリースされる♪
 


2007年に1枚目がリリースされたパオロ・フレス、リチャード・ガリアーノ、ヤン・ラングレンの哀愁トリオが『Mare Nostrum III』より6年ぶりにアルバムをリリース!
 

★ Mare Nostrum IV / Jan Lundgren Paolo Fresu  Richard Galliano ★

Mare_nostrum_4

 

当然、メロディアスで哀愁に満ちた曲と演奏のはず!
レーベルのHMページには、ガリアーノの楽器の記載にバンドネオンがないのですけど…
どうなんでしょ。間違いかな。
 
ジャンル・ボーダレスで哀愁に溢れた作品だろうなぁ。
 
まずは、リリースが楽しみです♪
 

1. Belle Ile En Mer
2. Alone For You
3. Hope
4. Hidden Truth
5. Colette
6. Eloquence
7. Daniels Farfars Lat
8. La Vie En Rose
9. Man In The Fog
10. Float
11. Life
12. Lullaby For Two
 

Paolo Fresu (tp, flh)
Richard Galliano (acco,  melowtone)
Jan Lundgren (p)
 

んじゃ、退散♪

2025年3月 9日 (日)

アンサンブル重視、ソロのスペースも大きくもうけた即興も重視のハイレベルな演奏ばかり「SF Jazz Collective @ Blue Note東京 ( 3/6 2nd)」

 
SF Jazz Collective @ Blue Note東京 ( 3/6 2nd)
 
Sf_jazz1
 

Chris Potter (music director, ts, ss, b-cl)
David Sánchez (ts, conga)
Mike Rodriguez (tp,flh)
Warren Wolf (vib, voice)
Edward Simon (p)
Matt Brewer (b)
Kendrick Scott (ds)
 
 

クリポタさまがミュージック・ディレクターを務めるSF Jazz Collectiveが一年半ぶりに、来日するということで、、前回同様に、通しで聴こうと思いいさんでお出かけしました!
お昼過ぎに新潟を出発したのですが、大宮と上野の間での東北新幹線の車両事故のための運転見合わせに巻き込まれてしまいました。
その後、順繰りに動き始めたのですが、、過密ダイヤの新幹線…見合わせ中だった新幹線がとても多くて、
東京到着予定を過ぎても、高崎にすらつきません。
車内で、在来線のすすめのアナウンスもはじまりました…。
やっと、16時半くらいに高崎駅に到着、新幹線をあきらめて在来線で上野を目指すことに。
と、いうことで、約6時間かかって上野に、そこから銀座線で表参道を目指しました。
ということで、1stは聴けなかったのですよ。。。。
なので、最終日の2ndだけの参戦です。
 

今回も前置きが長くなりました。。m(_ _)m
向かって右側、デヴィット・サンチェス前、斜め前にクリポタさまを拝む位置。
 

定刻、メンバーが定位置につくとクリポタさまが、中央でMC。
どうやら、サンフランシスコの「デ・ヤング美術館」で開催中の、ベイ・エリアの芸術家たちの作品にインスピレーションを受けた書き下ろしの曲の演奏。
 
オープナーから、クリポタさまのテナー・ソロが炸裂する。
無駄に吠えず、洗練されたフレージングを繰り出す。いぇーい!
(この瞬間に到着まで約7時間の苦労が報われます♪)
その後の、ウォーレン・ウルフの2本もちエキサイティングなソロも胸が躍りました!
もう、笑いがとまらん!
ミステリアスな雰囲気で、美しいハーモニーに酔いしれる2曲目。
エドワード・サイモンの硬質でアグレッシブなソロ、マイク・ロドリゲス、クリポタさまをフューチャー。
サティのようなピアノで始まった3曲目、哀愁のメロディ、クリポタさまのバスクラが美しかった…「Walking in Rainbow Rain」。
 

ウルフのMC。
ウォーレン・ウルフの語りが入る「FBI Drawings: Legal Ritual」、語りと演奏が相まってとても印象深い。もちろん、ウルフの渾身のソロも。
ウルフの声って、深みがある美声でしたよ。歌も好きそ。
ちょっと不穏な雰囲気から、超ハードな演奏に傾れ込む5曲目、全員がテンション・マックスな感じでめちゃ凄かった。
マット・ブリューワーの指は壊れないのだろうか心配…。
 

少し、テンポのゆったりした6曲目「Te Quiero Inti」、心配していたブリューワーのソロが確認できて一安心。笑
そして、ハーモニーの美しさにうっとり。
 

サンチェスがMCの時にケンドリック・スコットの作曲した曲名が出てこなくなって可愛かった。
「The Child Opens Its Eyes to the Earth」、クリポタさまの長尺なソロに身を委ねる。
各自のソロが、演奏が熱い…あぁ…終わりが近い…。

拍手喝采。
 
 
アンコールは、再びジョビンの曲でクール・ダウンでした。
終演後、残ったワインを飲んでいると、スコットがステージに現れました。
やったぁ〜、、と、握手だけ、してもらいました〜♪
 

7人編成、アンサンブル重視、されど、各曲に各自のソロのスペースを大きくもうけた即興も重視のハイレベルな演奏ばかり、
もう、まぢで全員凄腕!!

ですが、その中でもクリス・ポッターは断トツ巧く凄い…この人の現役時代に生きててよかった!
全編でハード・ドライビングに攻めるケンドリック・スコットは、神さま。
そして、完璧なパフォーマンスに聴き惚れ、見惚れたウォーレン・ウルフは最高でした。
えこ贔屓といわれても、ええです。
 

今度は、クリポタさまのバンドで来日してください!
 

んじゃ、退散♪

2025年3月 2日 (日)

随分まえに、、『ジャズ批評 244号』がでました〜 汗

随分まえに、、『ジャズ批評 244号』がでました〜 汗
244
 

特集は、二本立て!。
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 第19回ジャズオーディオ・ディスク大賞2024 
 
 マイ・ベスト・ジャズ・アルバム2024 
 
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まずは、ジャズオーディオ・ディスク大賞2024のインストから
 
金 『Plays Standards vol.1, 2, 3  / Alessandro Galati』
 
銀 『Aurora / Roberto Olzer Trio』
 
銅 『Melodies. The Magic Mountain / Mateusz Palka Trio』
 
 

次は、ヴォーカル
 
金 『Midnight Sun / Haewon Moon with 山本 剛』
 
銀 『Dreams Lost And Found / Halie Loren』』
 
銅 『For All We Know / Adonis Rose Trio & Gabrielle Cavassa』
 

Suzuck  各賞
 
メロディ賞 「Echo」『Echo / 西山 瞳』
 
ジャケット賞 『Winter Stories / Jacob Karlzon』
 
特別賞 『Celebration, Volume 1 / Wayne Shorter』
 


マイ・ベスト・ジャズ・アルバムにも参加しました。
 

1. 『Eagle's Point / Chris Potter』
2. 『Seeing / Tord Gustavsen Trio』
3. 『Elles / Youn Sun Nah』
4. 『Trio / Lars Danielsson 』
5. 『Outpost of Dreams / Norma Winstone, Kit Downes』

次点は、
『Compassion / Vijay Iyer Linda May Han OhTyshawn Sorey』。
 



いつもの新譜紹介。
 

『The Word / Davy Mooney & 大村 亘』
 
『Motion I / Out Of/Into』
 
『Spirit Fall / John Patitucci』
 
『Dust / Romain Collin』
 
『Spindrift / Benjamin Lackner』

 

245号は、「ミルト・ジャクソン」と「追悼 中平 穂積 氏」です!
 

んじゃ、退散♪

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