唯一無二の音色 『Lullaby / Mathias Eick』
ノルウェーのトランペッター、マティアス・アイクの3年ぶりの新作はカルテット編成♪
ピアニストのクリスティアン・ランダル、ベーシストのオーレ・モーテン・ヴォーガン、そして、新加入のドラマーのハンス・ハルベックモ。
全8曲、全て彼のオリジナル!
オープナーは、アイクの物憂げなトランペットが心地よく響く「September」。
タイトル曲「Lullaby」、静寂な空気の中、、心静かなアイクとエモーショナルなランダルのピアノの陰陽が美しい。
「Partisan」、ベースとドラムにのって朗々と舞い上がるアイク。
軽やかで優しいメロディの「My Love」。
「May」、力強いアイクのトランペットが印象的。
ランダルの繊細な歌心が聴ける「 Hope」。
高らかなヴォイスが神聖な気持にさせる実験的で透明感のある「Free」。
終演は、抒情的にはじまって大きなウネリになる「Vejle (for Geir)」。
即興的な演奏はもちろん、メロディックな曲も多い。
アイクのメランコリックで美しい音色のトランペットと、
ランダルの繊細で叙情的なピアノの対比がとっても素敵。
そして、ベースもドラムも常に最適で魅力的♪
1. September
2. Lullaby
3. Partisan
4. My Love
5. May
6. Hope
7. Free
8. Vejle (for Geir)
Mathias Eick (tp,voice, keys)
Kristjan Randalu (p)
Ole Morten Vågan (b)
Hans Hulbækmo (ds)
今日のおまけは、ご本人のトピックにあった「Lullaby 」。
んじゃ、退散♪
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コメント
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Suzuckさん、こんにちは。
ピアニストの名前どっかで見たなと思いましたが、最近入手したギリシャのベーシスト ペトロス・クランパニスの新作「Latent Info」(ドラムス ジヴ・ラヴィッツとのトリオ)に参加していました。
まだ少し聴いただけですが、良い感じです。
このピアニストECMにリーダー作もありますね。(昨日配信で見つけ少し聴いていました)
ご紹介いただいたアルバムもこのピアニストを配信で検索したときに見かけたと思いますので、後で聴いてみます。
投稿: 象乃花 | 2025年3月 1日 (土) 11時03分
象乃花さま、コメントをありがとうございます!
> ペトロス・クランパニスの新作「Latent Info」
これは、未聴なんですよぉ。
少し、視聴しましたが、良さげなアルバムですね!
ピアニストは、とても叙情的で詩人だなぁと、、思いました。
素敵ですよね。
投稿: Suzuck | 2025年3月 1日 (土) 14時55分
Suzuckさん,こんばんは。先日はどうも(謎)。
大体において,この人のアルバムは抒情性に富むものだと思いますが,今回も静謐な中に痺れる音だったと思います。ピアノにKristjan Randaluを持ってきたのも正解でした。Mathias Eickのアルバムにははずれはないですね。素晴らしいです,
ということで当方記事のリンクを貼り付けさせて頂きます。
https://music-music.cocolog-wbs.com/blog/2025/02/post-3e4b51.html
投稿: 中年音楽狂 | 2025年3月 7日 (金) 17時52分
閣下、コメントとリンクをありがとうございます。
すっごく疲れた1日でしたが、、、ありがとうございました。m(_ _)m
そうなんですよね。
外れないのですが、ピアニストにクリスティアン・ランダルを持ってくるあたりのセンスが、
とっても、好きなのだと思います。
投稿: Suzuck | 2025年3月 8日 (土) 07時32分