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音楽で拡がる輪

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2025年2月

2025年2月23日 (日)

唯一無二の音色 『Lullaby / Mathias Eick』

Lullaby
 


ノルウェーのトランペッター、マティアス・アイクの3年ぶりの新作はカルテット編成♪
ピアニストのクリスティアン・ランダル、ベーシストのオーレ・モーテン・ヴォーガン、そして、新加入のドラマーのハンス・ハルベックモ。
全8曲、全て彼のオリジナル!
 


オープナーは、アイクの物憂げなトランペットが心地よく響く「September」。
タイトル曲「Lullaby」、静寂な空気の中、、心静かなアイクとエモーショナルなランダルのピアノの陰陽が美しい。
「Partisan」、ベースとドラムにのって朗々と舞い上がるアイク。
軽やかで優しいメロディの「My Love」。
「May」、力強いアイクのトランペットが印象的。
ランダルの繊細な歌心が聴ける「 Hope」。
高らかなヴォイスが神聖な気持にさせる実験的で透明感のある「Free」。
 

終演は、抒情的にはじまって大きなウネリになる「Vejle (for Geir)」。


即興的な演奏はもちろん、メロディックな曲も多い。
アイクのメランコリックで美しい音色のトランペットと、
ランダルの繊細で叙情的なピアノの対比がとっても素敵。
そして、ベースもドラムも常に最適で魅力的♪
 



1. September
2. Lullaby
3. Partisan
4. My Love
5. May
6. Hope
7. Free
8. Vejle (for Geir)
 

Mathias Eick (tp,voice, keys)
Kristjan Randalu (p)
Ole Morten Vågan (b)
Hans Hulbækmo (ds)
 


今日のおまけは、ご本人のトピックにあった「Lullaby 」。
 
 
 
 
 
んじゃ、退散♪

2025年2月16日 (日)

パティトゥッチのキャリアが為せるアルバム 『Spirit Fall / John Patitucci』

Spirit_fall_20250215093901
 

アコースティック・ベースとエレクトリック・ベースの二刀流…米国のスーパー・ベーシスト、ジョン・パティトゥッチ。

Edition Recordsのリーダー・デヴュー作ともなる新譜は、マルチ奏者のクリス・ポッターとドラマーでパーカッション奏者のブライアン・ブレイドをフィーチャーした強力なコードレス・トリオ。
私的神が、3人集まってしまったユニットです!!
 

同じメンバーのライブ盤だった『Live in Italy / John Patitucci Trio』が、ジャズの醍醐味がつまった白熱の演奏でしたので、このアルバムも楽しみにしてました!
ウェイン・ショーターの「House of Jade」以外は、パティトゥッチのオリジナルで、全10曲。
 

オープナー「Think Fast」から、軽やかにパンチをいれてくるドラム、畝るベース、クリポタの咆哮。
クリポタがおおらかに伸びやかに歌い上げる「Pole Star」。
「Deluge on 7th Ave」、クリポタの自由奔放でカラフルな歌い、シャープでドライブ感あるベース・ソロ。
エレベ・ソロで始まってパーカッションの彩も鮮やか「Thoughts and Dreams」。
 

ソプラノの尖った音色が心に刺さるタイトル曲「Spirit Fall」。
「Lipim」、エレベでファンク・グルーヴ全開、ノリノリに、サックスもドラムも開放感満載。
哀愁も感じるエモーショナルな「Silent Prayer」。
 

ショーターさまの名盤『JuJu』に入っていた「House of Jade」、クリポタの歌心全開の伸びやかなテナーに聴き惚れる。
バスクラの響きが温かい「Light in the Darkness」。
 

終演は、ラテン・フレーバーで軽快な「Sonrisa」、最後まで楽しい♪
 

複雑なメロディーとダイナミックなリズムをシームレスに融合させ、卓越した技術で圧巻な世界を創り上げている。
圧倒的な存在感が満載の頂点3人組の演奏は、無敵!
 

パティトゥッチのキャリアが為せるアルバム♪
 


1. Think Fast
2. Pole Star
3. Deluge on 7th Ave
4. Thoughts and Dreams
5. Spirit Fall
6. Lipim
7. Silent Prayer
8. House of Jade
9. Light in the Darkness
10. Sonrisa
 

John Patitucci (ac-b, el-b)
Chris Potter (ss, ts, b-cl)
Brian Blade (ds, perc)
 

今日のおまけは、ご本人があげていた「Lipim」。
 
 

んじゃ、退散♪

2025年2月 9日 (日)

やっと…CDリリース 『Wildflowers, Vol. 1 / Kurt Elling 、Sullivan Fortner』

Wildflowers_vol1
 

去年の8月にリリースされたカート・エリングの新作。
チャーリー・ハンターとのプロジェクト『SuperBlue』で、ファンキーなスタイルを堪能させてくれたカート・エリング。
 
今回は、シンプルでナチュラルなサウンドを求めて、ピアニストとのデュオ。
お相手は、ロイ・ハーグローヴのバンドにも参加していたサリバン・フォートナー。
4曲目には、フォートナーとの繋がりの強いヴォーカリスト逸材、セシル・マクロリン・サルヴァントが参加。
 

オープナーは、バリトン・ヴォイスをしっかり響かせて「Paper Doll 」、ピアノが快活に演奏。
しっとりと始まる「A Memory of Enchantment」、繊細に寄り添うピアノ。
ソウルフルに歌いあげる「After The Storm」。
サルヴァントが参加する「A Wish (Valentine)」、温かな気持ちになる2人の会話、空間を美しく彩るピアノ。
楽しく軽快に弾ける「Things Ain’t What They Used to Be」。
 

終演は、抒情的で心惹かれる「Ana Maria’s Song (Ana Maria)」。
 

親密で、自然な関わり合いが心地よい。
温かな気持ちに満たされる1枚。
 

実は、すでに『Wildflowers, Vol. 2』も、去年の11月にデジタル・リリースされています。
Vol. 2 は、ピアノが、ジョーイ・カルデラッツォです♪
 
 
1. Paper Doll
2. A Memory of Enchantment
3. After The Storm
4.  A Wish (Valentine) (featuring Cécile McLorin Salvant)
5. Things Ain’t What They Used to Be
6. Ana Maria’s Song (Ana Maria)
 

Sullivan Fortner (p)
Kurt Elling (vo)
Guest
Cécile McLorin Salvant (vo) #4
 

今日のおまけは、ご本人があげていた「Ana Maria’s Song (Ana Maria)」。
 
 

んじゃ、退散♪

2025年2月 8日 (土)

「Days of Delight」レーベルの『Tides of Blue』が面白そう…

日本ジャズに特化したレーベル「Days of Delight」が、2月26日にリリースする『Tides of Blue』。
 
なんと、栗林 すみれ、藤本 一馬、須川 崇志というメンバー。
うっ。。皆さんふぁんです。。。
 
 
★ Tides of Blue ★
Tides_of_blue
レーベルのインフォでは、

「日本ジャズ界屈指の個性を備える3 人が結成した新ユニットのデビュー作」

とあります。
 
それぞれかなり強烈な美学を持った御三方。
これは、聴いてみたくなりますよね。。
 
 
1. Tides of Blue
2. The Ways to Come Back Home Again
3. Let Me...
4. Dew
5. Here My Home
6. Pathway to Light
7. Road
 
 
栗林 すみれ (p)
藤本 一馬 (g)
須川 崇志 (b)
 
んじゃ、退散♪

2025年2月 2日 (日)

自在で流動的、即興に次ぐ即興 『Motion I / Out Of/Into』

Motion_i
 

去年リリースされていた凄いやつ。
「Out Of/Into」は、ブルーノート・レーベルが 85 周年を記念して、ブルーノート・クインテットとして誕生!
アルト奏者のイマニュエル・ウィルキンス、ヴィブラフォン奏者のジョエル・ロス、ピアニストのジェラルド・クレイトン、ベーシストのマット・ブリューワー、ドラマーのケンドリック・スコットといった年齢も近い実力派オール・スター揃い。
(最近、、やけにこのワードが多いけど 汗)
 

このメンバーで、随分多くのライブを行ったようです、来日すればいいのにね!
クレイトンのオリジナル4曲と、ロス、スコット、ブリュワーが1曲づつで全7曲。
 

オープナーから2曲クレイトンの曲。
誰の演奏を聴いても、熱量が半端なく唖然とする、クレイトンの「Ofafrii」、マリンバの硬質な音が攻撃的で好き。
アルトが同じフレージングを繰り返す「Gabaldon's Glide」。
ロスの曲「Radical」、スコットのドラムに煽られるように仲間が飛翔していく。

一転、ミステリアスで柔らかめなクレイトンの曲「Second Day」。
ベース・ソロで始まるブリュワーの曲「Aspiring to Normalcy」、甘さを排除してハード・ボイルド。
ドラム・ソロで始まるスコットの曲「Synchrony」、終始空間を支配しメンバーを鼓舞。
 

終演は、ひんやりと熱をさますような、クレイトンの曲「Bird's Luck」。
 
 

めちゃくちゃハード・ボイルドで好戦的。
熱く鼓舞するスコットを基盤に、どのソロも全員が熱い。
自在で流動的、即興に次ぐ即興。。
 


1. Ofafrii 
2. Gabaldon's Glide
3. Radical 
4. Second Day
5. Aspiring to Normalcy 
6. Synchrony 
7. Bird's Luck
 

Immanuel Wilkins (as)
Joel Ross (vib, marimba #1)
Gerald Clayton (p, el-p #2, 4)
Matt Brewer (b)
Kendrick Scott (ds)
 
 

今日のおまけは、彼らのトピックにあった「Ofafrii」。
 
 
 

んじゃ、退散♪

2025年2月 1日 (土)

ジョン・パティトゥッチの新譜は、再びコードレス・トリオ♪

 
スーパー・ベーシスト、ジョン・パティトゥッチの新譜が2月にリリースされま〜す!
今回も、クリス・ポッターとブライアン・ブレイドをフィーチャーしたあのコードレス・トリオ。
スタジオ録音で、エディション・レコードからです♪
ん?エディションからのリーダー・デビュー盤?


同じメンバーのライブ盤『Live in Italy / John Patitucci Trio』が、すごかったので期待しちゃいますよね。
 
★ Spirit Fall / John Patitucci ★
Spirit_fall
 


ウェイン・ショーターの「House of Jade」以外は、パティトゥッチのオリジナル。
なんつうか、ショーターふぁんでもあるので、クリポタさまの「House of Jade」は、楽しみ!
 
 
ストレートなジャズの醍醐味を期待しちゃいます♪
 

1. Think Fast
2. Pole Star
3. Deluge on 7th Ave
4. Thoughts and Dreams
5. Spirit Fall
6. Lipím
7. Silent Prayer
8. House of Jade
9. Light in the Darkness
10. Sonrisa
 

John Patitucci (ac-b, el-b)
Chris Potter (ss, ts, b-cl)
Brian Blade (ds, perc)
 
 
んじゃ、退散♪

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