2管のアンサンブルも美しく抒情的 『Spindrift / Benjamin Lackner』
ベルリンを拠点に活動するドイツ系アメリカ人ピアニスト、ベンジャミン・ラックナー。
ECM2枚目は、新たに結成したクインテットでの新作。
トランペッターのマティアス・アイクは、2022年のデビュー作『Last Decade』からの唯一のメンバー。
サックス奏者にマーク・ターナー、ベーシストにリンダ・メイ・ハン・オー、ドラマーにマチュー・シャザレンクという豪華なメンバー。
9曲がラックナーのオリジナルで、ECMデビュー前から一緒に活動しているシャザレンクのオリジナルが1曲、全10曲。
オープナーは、タイトル曲「Spindrift」、伸びやかなターナーのサックスが幕開けを宣言するよう。
透明感あるピアノとメンバーとの思索的なやりとり「Mosquito Flats」。
「More Mesa」静寂な流れからの大きな動きに目が離せない。
少しメランコリック…フロントの2管が印象的、ドラマーのシャザレンクの曲「Chambary」。
「See You Again My Friend」も、トランペットとサックスの響きが素晴らしい!
一層の哀愁と陰影をまとった「Murnau」、リンダ・オーのベース・ソロも素晴らしい。
次第に悲壮感・不安が大きくなっていく「Fair Warning」…。
「Anacapa」、抒情的な2管の響き、美しいピアノの旋律、繊細なシンバル音。
トランペット、サックス、ベース、ドラムが木霊のように響き合う「Ahwahnee」。
終演は、深遠な世界に誘う「Out of the Fog」。
彼のピアノの非常に音数は少なく、全体に内省的で仄暗く瞑想世界のよう。
トランペットとサックスの2管のアンサンブルも美しく抒情的。
仄暗くも透明感あってメロディアスでエレガントな世界。
1. Spindrift
2. Mosquito Flats
3. More Mesa
4. Chambary
5. See You Again My Friend
6. Murnau
7. Fair Warning
8. Anacapa
9. Ahwahnee
10. Out of the Fog
Benjamin Lackner (p)
Mathias Eick (tp)
Mark Turner (ts)
Linda May Han Oh (b)
Matthieu Chazarenc (ds)
今日のおまけは、ご本人があげていた「See You Again My Friend」。
んじゃ、退散♪
















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