静かな大人の空間にぴったり 『Christmas Time Is Here / Fay Claassen & Cor Bakker』
恒例?、クリスマス・アルバムの落穂拾い第一弾。
と、いっても、、このアルバムは日本では、今年の年明けにリリースされていたようです。。
ええ、、なんで??って、ちょっと、不貞腐れる。。もったいなぁ。
フェイ・クラーセンは、1969年生まれのオランダのジャズ・ヴォーカリスト。
デュオのお相手は、1961年生まれのオランダのピアニスト、コー・バッカー。
コー・バッカーは、テレビの司会者でもあるそうです。
クラーセンは、聴いたことがあるのですが、バッカーは初めてです。
クリスマスの定番曲の他にSSWの曲などで、メドレーがあるので全13曲。
オープナーは、透明感あるピアノではじまる「Silent Night」、静かで穏やかな聖夜。
一転、ファンキーに「Have Yourself A Merry Little Christmas」。
「What A Wonderful World / Joy to The World」、アカペラで厳かに始まる「What A Wonderful World」と後半に力強くテンポよくはじまる「Joy to The World」のメドレー。
繊細で楽しいやりとりをしながら進む「Sleigh Ride」。
オランダのSSWフェイ・ブロスキーの曲「Tweedehands Sneeuw」は、悲哀ある表情豊かな1曲。
大胆で豪快なアレンジの「The Christmas Song」。
「A Child Is Born」、リリカルなピアノとハミングが印象的で美しい。
イングランドのSSWクリス・レアの「Driving Home for Christmas」、ポップで軽快。
タイトルになったヴィンス・ガラルディの名曲「Christmas Time Is Here」、穏やかなクリスマス・シーズンの光景が浮かび上がる丁寧な演奏。
静かにゆっくり大人の「Let It Snow」。
このアルバムでも何曲かアレンジを担当しているサックス・奏者パウル・ヘラーの「Good Times」は、ジャジーで力強く。
終演は、オランダの歌手でコメディアンだったトーン・ハーマンズの曲「Het Wonder」。
厳かに、奇跡の光景を歌い上げる。
クリスマスの定番曲や、彼らがふさわしいと思ったクリスマスの心情に寄り添った曲が、
淡々と演奏されていく。
クラーセンの大人の表現力とバッカーな優しい寄り添い。。
静かな大人の空間にぴったりなクリスマス・アルバム。
1. Silent Night
2. Have Yourself A Merry Little Christmas
3. What A Wonderful World / Joy to The World
4. Sleigh Ride
5. Tweedehands Sneeuw
6. The Christmas Song
7. A Child Is Born
8. Driving Home for Christmas
9. Christmas Time Is Here
10. Let It Snow
11. Good Times
12. Het Wonder
Fay Claassen (vo)
Cor Bakker (p)
今日のおまけは、ご本人があげていた「Het Wonder」。
んじゃ、退散♪
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