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音楽で拡がる輪

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2024年10月20日 (日)

14年ぶりにブルーノート・レコードからリリースされたアーロン・パークスの新作『Little Big III / Aaron Parks』

Little_big_iii_20241019102801
 

2008年の名作『Invisible Cinema』は衝撃的でしたよねぇ。。
 

以来、多くの話題作で演奏し、ECMレコードでは、ソロ・アルバムデビューし、トリオ作もリリースしてきた時代の寵児。
鍵盤とギターのアンサンブルに目覚めており、ずっと探求を続けているようです。
その流れが、2018年にリリースしたジョン・クロウリーの小説「Little Big」をタイトルにしたプロジェクト『Little Big 』。
1作目、2作目と、オーバー・ダヴやエレクトロニクスを多用した作品でしたが、
今作は、オーバー・ダヴは控えめで、ライブの感覚に近いシンプルなつくり。
 

メンバーは、1作目からのパートナーで共同リーダーのギタリスト、グレッグ・テューイ、ベーシストにデイヴィッド・ギンヤード Jr.、そして、韓国最強のドラマーのJK キムが参加。
パークスが5曲、テューイ3曲、ギンヤード Jr.1曲で、全9曲、日本盤にはボーナス・トラックが1曲追加。
 

オープナーから3曲パークスのオリジナル。
「Flyways」、ミニマルな響きで飛翔感あり。低音が不気味な「Locked Down」。
繊細で美しいメロディが印象的な「Heart Stories」、ピアノとギターのぴあったり息あった演奏にうっとり。
ポップで楽しいやりとりが続く、テューイ作「Sports」。
ギンヤード Jr.作「Little Beginnings」、全編でキムの繊細で多彩なドラムが心地よい。
そのキムのドラムにリバース・ディレイをかけた幻想的な「The Machines Say No」。
ウードのようなエキゾチックな響きではじまる「Willamina」は、テューイ作。
終演にむけて2曲パークスの曲、「Delusions」は、混沌とした中で4人がスリリング。
終演「Ashé」、メロディアスで叙情的なパークスを堪能。
 


ボーナス・トラックは、「Heart Stories」の別テイク♪
 

バンド・サウンドを生々しく捉え、即興音楽をエレクトロニカ、ヒップホップなどのさまざまなジャンルとシームレスに融合させている。
美しく繊細なメロディと卓越したサウンド・メイキングで創り出す世界は、幻想的で真摯。
 

1. Flyways
2. Locked Down
3. Heart Stories
4. Sports
5. Little Beginnings
6. The Machines Say No
7. Willamina
8. Delusions
9. Ashé
 

Aaron Parks (p, key)
Greg Tuohey (g)
David Ginyard Jr. (b)
Jongkuk Kim (ds)
 

今日のおまけは、ご本人があげていた「Flyways」。
 
 


んじゃ、退散♪

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JAZZ(Born In The U.S.A. )」カテゴリの記事

コメント

Suzuckさん、こんにちは。
おっ!こんなのリリースされたのですね。凄く気になります。
ご呈示の試聴サイト聴かせていただき、中々良い感じなので、早速スマホにダウンロードしました。
いつもながら旬の良い情報、ありがとうございます(^^♪

baikinnmannさま、コメントをありがとうございます。m(_ _)m

パークスさまのサウンド・メイキング、、
特にギターとピアノの入ったバンドのアンサンブルが素敵だなぁ、、と、思ってます。

彼が、SNSで時々あげてる扉の写真シリーズも大好きです♪

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