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音楽で拡がる輪

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2024年9月 1日 (日)

孤高を感じる、仄暗く冷んやりした空気…捨て曲なし! 『Moondial / Pat Metheny』

Moondial
 

現代最高峰のギタリストのひとり、パット・メセニーの新作は、リンダ・マンザーのバリトン・ギターにアルゼンチンで製造された新しいナイロン弦を使うという組み合わせの演奏をスタジオ録音したアルバム。
 

2023年末のドリーム ボックスツアーの初めにこの新しい音色のパレットを手に入れたメセニーは、ツアーの中で次第にそのギターを使用する割合を増やしていき、、短い休止期間中の冬の夜に録音したそうです。
彼が厳選したオリジナル7曲、その他7曲で全14曲(カップリングしたトラックがあるので13トラック)。
 

オープナーのタイトル曲「Moondial」から、その音色と哀愁に魅せられます。
心落ち着く穏やかな時間は、「La Crosse」でも続きます。
チック・コリアの「You're Everything」でも、美しさと静寂を保ちます。。
 

ロマンチシズムあふれるレノン&マカートニーの「Here, There and Everywhere」。
「We Can't See It, But It's There」、心の動きをみつめるような流れ。
再び静かに穏やかに「Falcon Love」。
スタンダードを柔らかに2曲続けて「Everything Happens to Me / Somewhere」。
 

アイルランドの民謡「Londonderry Air」の音と音のはざまが美しく胸に沁みる。
「This Belongs to You」、聴きなれたテーマが私の心を過去に飛ばす。
ここでは珍しく躍動的にかき鳴らして「Shoga」。
 

再び静かに柔らかに「My Love and I」。
スタンダード「Angel Eyes」、深く沈み込んだ孤独の香り。
終演は、旅立つ者の背中がみえる「MoonDial (Epilogue)」。
 


わぁ、、参ったぁ〜
『One Quiet Night』や『What's It All About』を彷彿とさせる静寂な時間。

メセニーが奏でるビートルズの名曲も、終盤の「Angel Eyes」も心に沁みます。
孤高を感じる仄暗く冷んやりした空気。。捨て曲なしですよ、癒されてくださいね。
 



1. MoonDial
2. La Crosse
3. You're Everything
4. Here, There and Everywhere
5. We Can't See It, But It's There
6. Falcon Love
7. Everything Happens to Me / Somewhere
8. Londonderry Air
9. This Belongs to You
10. Shoga
11. My Love and I
12. Angel Eyes
13. MoonDial (Epilogue)
 

Pat Metheny (g)
 

今日のおまけは、ご本人があげていた「This Belongs to You」。
 
 
なぜか、、入院とか引退のフェイク・ニュースが飛び込んできましたよね。
メセニーさまも人間なので、病気はするかもしれませんが、、
ギタリストとしても、音楽家としても、やりたいことが沢山ありそうなので、自ら引退ってない気がしますよね。

んじゃ、退散♪

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コメント

Suzuckさん、こんにちは。
これはまた、良さそうですね。
演奏曲にも惹かれます。
早速ダウンロードして聴いてみます。
いつも良い作品のご紹介ありがとうございます(^^♪

baikinnmannさま、コメントをありがとうございます。m(_ _)m

毎日、、暑くてベタベタですけど、、
この冷んやりとした空間は、とても心地よいです。

メセニーさまの過去のソロのアルバムがお好きでしたら、
間違いないとおもいます♪

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