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2024年7月27日 (土)

30年前にすでに特別な存在! 『The Next Step Band Live at Smalls 1996 / Kurt Rosenwinkel』

The_next_step_band_live_at_smalls_1996
 

常に最前線で活躍を続けるギターの最高峰の1人、カート・ローゼンウィンケル。
彼のターニング・ポイントとなった2001年にリリースされたアルバム『Next Step 』。
1994年から2000年まで、毎週火曜日にNYCのSmallsのステージに立ち続けた彼の中心的バンドのメンバーとの録音だった。
 

今回は、同じメンバーでの1996年のSmallsでのライブ録音。
サックス奏者にマーク・ターナー、ベーシストにベン・ストリート、ドラマーにジェフ・バラードのレギュラー・カルテットでの未発表ライブ盤。
ピアニストのブラッド・メルドーが、「Zhivago」に1曲だけ参加、日本盤のみボーナス・トラックあり。
全曲がローゼンウィンケルのオリジナルで、ボーナス・トラックを含む7曲中6曲が『Next Step』と同じ。
 

オープナーは、「A Shifting Design」、冒頭の暗くミステリアスなソロに始まって、メンバーがシットインするあたりも一筋縄でいかない。ターナーのテナーとの絡み合いも素敵。
「Use of Light」、ゆったりと妖しく…でもコンテンポラリー度高く。
ブラッド・メルドー参加の「Zhivago」、全員でハードボイルドでテンション高い演奏が続く、パーカッシヴにテンションを上げ続けるメルドー!
「Alpha Mega」、ダイナミックで躍動感満載。
不思議な浮遊感と切れ味のギター・ソロ…高音で被さるヴォイスが誰?ローゼンウィンケル??「A Life Unfolds」。
終演はは、凄みがあって幻想的な「The Next Step」、ターナの熱いソロ、ローゼンウィンケルがピアノを弾いている。
 

ボーナス・トラック「Minor Blues」、ギターとサックスのユニゾンがかっこよく痺れる。
 


メンバーとの濃密な時間もたっぷりあるが、ローゼンウィンケルのギターもたっぷり楽しめる。
変態なフレージングがてんこ盛りで、彼が30年ほど前にすでに特別な存在だったことがよくわかる。。
って、ことで、、再結成ライブが楽しみ♪
 


1. A Shifting Design 
2. Use of Light 
3. Zhivago 
4. Alpha Mega 
5. A Life Unfolds 
6. The Next Step 

7. Minor Blues (ボーナス・トラック)
 

Kurt Rosenwinkel (g, p #6, ?? vo #5)
Mark Turner (ts)
Ben Street (b)
Jeff Ballard (ds)
Brad Mehldau (p) #3

 

今日のおまけは、レーベルがあげていた「 A Shifting Design」。
 
 
んじゃ、退散♪

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JAZZ(Born In The U.S.A. )」カテゴリの記事

コメント

すずっくさん,続けてこんにちは。

ライブの予習目的で購入したという意味もありましたが,私にとっては"Zhivago"へのBrad Mehldauの参加が最重要要素だということはバレバレですかね(爆)。

まぁそれでもライブでも感じたことですが,30年近く前のSmallsでこのバンドが研鑽を積んていたということが彼らの現在につながっていると思いました。私は必ずしもKurt Rosenwinkelシンパではないですが,なかなか楽しめるアルバムでした。

ということで,当方記事のリンクを貼り付けさせて頂きます。
https://music-music.cocolog-wbs.com/blog/2024/07/post-17bc3b.html

閣下、こちらも、、コメントとリンクをありがとうございます。m(_ _)m

>"Zhivago"へのBrad Mehldauの参加が最重要要素

ええ、、バレバレです!

30年前は、CDでしか聴けなかったのですが、、
今更?生で聴くための予習になるとは。。
昔、金沢まで聴きに行ったことがありましたよ。。

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