異色の組み合わせ? 『A New Day / Giovanni Guidi』
イタリア人ピアニストのジョヴァンニ・グイディの5年ぶりの新作。
彼のレギュラー・トリオに、アメリカの気鋭のサックス奏者ジェームス・ブランドン・ルイスを迎えた注目盤。
4曲がグイディのオリジナル、トラッド、スタンダード、即興で全7曲。
オープナーは、カルターニャ地方の民謡「Cantos del ocells」、物悲しい空気をトリオで、サックで叙情的に。
オリジナル「To a Young Student」、ボーイングの暗い響きの中、3人の親密なやり取りが聴けるトリオ演奏。
実験的、試作的な静寂な空間「Means for a Rescue」もトリオ演奏。
「Only Sometimes」、4人でフリー・インプロヴィゼーション、ブランド・ルイス真骨頂。
オリジナル「Luigi (the boy who lost his name)」、柔らかで穏やか、、ウェットで叙情的。
スタンダード「My Funny Valentine」、トリオで甘く静かに美しく。。
終演は、オリジナル「Wonderland」、穏やかな前半、アグレッシヴで熱い後半と最後まで二色。
叙情的で静寂なジョヴァンニ・グイディのトリオと、
アヴァンギャルドな流れやフリー・ジャズを持っているブランド・ルイスとの対話は不思議な感覚…異色の組み合わせ。
曲によっての色使い、使い分けがはっきりしているとおもいます。
1. Cantos del ocells
2. To a Young Student
3. Means for a Rescue
4. Only Sometimes
5. Luigi (the boy who lost his name)
6. My Funny Valentine
7. Wonderland
Giovanni Guidi (p)
James Brandon Lewis (ts)
Thomas Morgan (b)
João Lobo (ds)
今日のおまけは、ご本人があげていた「Cantos del ocells」。
んじゃ、退散♪
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