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音楽で拡がる輪

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2024年7月 3日 (水)

流麗華麗、そして、抒情的で美しい 『Tributes / Antonio Farao Trio』

Tributes_20240703092101
 

音数多く剛腕だけれど、優雅さも兼ね備えるイタリアの人気ピアニスト…皇帝こと、アントニオ・ファラオ。
自分のスタイルをあまり変えることなく、メンバーで随分印象の違うアルバムをだしています。
今回は、ベースがジョン・パティトゥチ、ドラムがジェフ・バラードという強力なリズム陣。
なんとCRISS CROSSからデビュー作、威圧感あるジャケットも懐かしいっ。
 

スタンダードとチック・コリア曲とオリジナル8曲で全10曲。
 

オープナーの「Tributes」から琉麗華麗の高速フレージングで全開。
パワフルなファラオを一層後押しするベースとドラム、これは凄い。
優しいメロディにのせて歌う「Right One」、ベース・ソロもかっこいい。
「Shock」、強面で挑戦的、ドラム・ソロが効果的。
スタンダード「I Love You」、優雅で琉麗。
タイトルそのままに「Tender」、アルバムの私的オアシス。
何処までも流れるように「MT」。
「Memories of Calvi」、抒情的なメロディ、感情豊かに躍動する10本の指。
ピアノ・ソロで奏でる「Syrian Children」、センチメンタルで心を揺さぶる約5分。
ミステリアスで心を惑わすような「Song for Shorter」。
終演は、チック・コリアの「Matrix」、アップテンポで一気に駆け抜ける!
 


皇帝のピアノは変わらないなぁ…。
叙情的で、音数も多く琉麗華麗、常に躍動感に溢れていて美しい。
そして、メンバー各自に、スポットもあたるようになっていて、息のあった演奏が続きます。
やっぱり、凄腕のリズム陣でした!
 
 
1. Tributes
2. Right One
3. Shock
4. I Love You
5. Tender
6. MT
7. Memories of Calvi
8. Syrian Children
9. Song for Shorter
10. Matrix
 

Antonio Farao (p)
John Patitucci (b)
Jeff Ballard (ds)
 

今日のおまけはご本人があげていた「Tributes」。
 
 

んじゃ、退散♪

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JAZZ」カテゴリの記事

コメント

Suzuckさん,こんにちは。

久々のAntonio Faraoを堪能したって感じでした。相変わらずの強面ジャケには笑ってしまいましたが,基本的にハード・ドライヴィングなスタイルには変化はなく,長年彼のピアノに親しんできたリスナーとしては安心感もありました。まぁそれを支えるリズム隊も強力でしたから当然と言えば当然ですね。

なかなかこういうスタイルのピアノ・トリオも昨今接することがなかっただけに,大いに楽しめたのでした。

ということで,当方記事のリンクを貼り付けさせて頂きます。
https://music-music.cocolog-wbs.com/blog/2024/07/post-5041ac.html

閣下、こちらにもコメントとリンクをありがとうございます。m(_ _)m

>相変わらずの強面ジャケ

ですよねぇ。
ご本人のご希望なのでしょうか??

この人のスタイルも、居そうで居ないかんじですかね。
しかも、メンバーも素晴らしかったです。

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