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音楽で拡がる輪

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2024年7月

2024年7月31日 (水)

超満員の客席を熱く揺さぶる 「Kurt Rosenwinkel's The Next Step Band @ 丸の内 Cotton Club (7/29 1st)」

Kurt Rosenwinkel's The Next Step Band @ 丸の内 Cotton Club (7/29 1st)
 
Kurt Rosenwinkel (g, p)    Mark Turner (ts)
Ben Street (b)    Jeff Ballard (ds) 
 
The_next_step_band
 

 
前から2列目、正面から少し右側の好位置。
ローゼンウィンケルのギターはもちろん、少し首を動かせば全員が至近距離で観られます。
 
 
 
オープナーは、ローゼンウィンケルの存在を高らかに謳うようなギター・ソロから始まる「Zhivago」。
ターナーの繊細で思索的なテナーと、ストリートとバラードが加わると一気に抽象度が増す。
ベース・ソロからはじまった「Minor Blues」、モノクロームなフロントのユニゾンが効果的。
難解なのに明るく心地よさを感じる「Flossy」。
全てに、ローゼンウィンケルのギターが唸る。
 
 
 
MCでメンバーと曲を紹介。
機材やもろもろの感謝。
 
 
リリカルで美しいギター・ソロから始まった「Dream of the Old」。
サックスの美しいロングローンが、曲調にぴたりはまる。
 
 
終演は、冒頭からサックスとギターのキメキメのユニゾンがカッコいい「Filters」。
フロント2人の高速フレージングの掛け合い、押せ押せのリズム陣。
いや、凄かった!
 
 
アンコールは、お決まり?ピアノ演奏で「The Next Step」。
リリカルにピアノを演奏するローゼンウィンケルが、、何故か可愛らしく感じました。。。
 
 

メンバー全員文句なし、そして、ローゼンウィンケルのギターの存在感!
あの不思議な浮遊感と暗さ…メンバーとのインプロの応酬。。。
1曲1曲が素晴らしかった!!
超満員の客席を熱く揺さぶる「Filters」凄かった〜


いや、最高!
 
 
と、いうことで、、2ndは、2曲しか聴けなかった。
髪短いけれど、、後ろ髪をひかれながら帰りました。。
 
んじゃ、退散♪

2024年7月28日 (日)

それぞれの持ち味を堪能できる 『Together / Eric Alexander & Mike LeDonne』

Together
 

不動の人気を誇るサックス奏者、エリック・アレキサンダーと、熱烈プレイが信条のピアニスト、マイク・ルドン。
2人のデュオアルバム、曲によって、それぞれのソロだったりも入っている。
ルドンのオリジナル3曲、アレキサンダーのオリジナル2曲、スタンダードやミュージシャン曲で全9曲。
 

オープナーは、ルドンのオリジナル「For Mabes」、ピアノとテナーで歌心とドライブ感を聴かせてくれる。
ソプラノ・サックスで奏でる「Autumn in New York」は、ハートフル。
セロニアス・モンクの「Round Midnight」、テナーとピアノのダイナミックなデュオ。
スタンダード「 I'm in The Mood for Love」も、テナーとピアノのデュオで和気藹々とした楽しい演奏。
ルドンのオリジナル「Lost But Not Forgotten、憂あるピアノ・ソロで奏でられ叙情的。
アレキサンダーのオリジナル「Mutation」、饒舌でエネルギッシュなテナーとピアノのデュオで。
ルドンのオリジナル「Mary」、表情豊かなピアノ・ソロで。
スタンダード「 The Nearness of You」、艶めくテナーの音色、メリハリあるピアノ伴奏。

終演は、アレキサンダーのオリジナルで「Two in One」、圧倒的な存在感のテナー・ソロ。
 


デュオやソロで変化をつけながら、自信に溢れた演奏を展開。
それぞれの持ち味を堪能した一枚。
アレキサンダーのテナー、久しぶりに聴くと、歌心に溢れていました♪
 


1. For Mabes
2. Autumn in New York
3. Round Midnight
4. I'm in The Mood for Love
5. Lost But Not Forgotten
6. Mutation
7. Mary
8. The Nearness of You
9. Two in One
 


Eric Alexander (ts, ss #2)
Mike LeDonne (p)
 
 
今日のおまけは、ご本人があげていた「 For Mabes 」。
 
 

 

 

んじゃ、退散♪

2024年7月27日 (土)

30年前にすでに特別な存在! 『The Next Step Band Live at Smalls 1996 / Kurt Rosenwinkel』

The_next_step_band_live_at_smalls_1996
 

常に最前線で活躍を続けるギターの最高峰の1人、カート・ローゼンウィンケル。
彼のターニング・ポイントとなった2001年にリリースされたアルバム『Next Step 』。
1994年から2000年まで、毎週火曜日にNYCのSmallsのステージに立ち続けた彼の中心的バンドのメンバーとの録音だった。
 

今回は、同じメンバーでの1996年のSmallsでのライブ録音。
サックス奏者にマーク・ターナー、ベーシストにベン・ストリート、ドラマーにジェフ・バラードのレギュラー・カルテットでの未発表ライブ盤。
ピアニストのブラッド・メルドーが、「Zhivago」に1曲だけ参加、日本盤のみボーナス・トラックあり。
全曲がローゼンウィンケルのオリジナルで、ボーナス・トラックを含む7曲中6曲が『Next Step』と同じ。
 

オープナーは、「A Shifting Design」、冒頭の暗くミステリアスなソロに始まって、メンバーがシットインするあたりも一筋縄でいかない。ターナーのテナーとの絡み合いも素敵。
「Use of Light」、ゆったりと妖しく…でもコンテンポラリー度高く。
ブラッド・メルドー参加の「Zhivago」、全員でハードボイルドでテンション高い演奏が続く、パーカッシヴにテンションを上げ続けるメルドー!
「Alpha Mega」、ダイナミックで躍動感満載。
不思議な浮遊感と切れ味のギター・ソロ…高音で被さるヴォイスが誰?ローゼンウィンケル??「A Life Unfolds」。
終演はは、凄みがあって幻想的な「The Next Step」、ターナの熱いソロ、ローゼンウィンケルがピアノを弾いている。
 

ボーナス・トラック「Minor Blues」、ギターとサックスのユニゾンがかっこよく痺れる。
 


メンバーとの濃密な時間もたっぷりあるが、ローゼンウィンケルのギターもたっぷり楽しめる。
変態なフレージングがてんこ盛りで、彼が30年ほど前にすでに特別な存在だったことがよくわかる。。
って、ことで、、再結成ライブが楽しみ♪
 


1. A Shifting Design 
2. Use of Light 
3. Zhivago 
4. Alpha Mega 
5. A Life Unfolds 
6. The Next Step 

7. Minor Blues (ボーナス・トラック)
 

Kurt Rosenwinkel (g, p #6, ?? vo #5)
Mark Turner (ts)
Ben Street (b)
Jeff Ballard (ds)
Brad Mehldau (p) #3

 

今日のおまけは、レーベルがあげていた「 A Shifting Design」。
 
 
んじゃ、退散♪

2024年7月24日 (水)

異色の組み合わせ? 『A New Day /  Giovanni Guidi』

A_new_day
 

イタリア人ピアニストのジョヴァンニ・グイディの5年ぶりの新作。
彼のレギュラー・トリオに、アメリカの気鋭のサックス奏者ジェームス・ブランドン・ルイスを迎えた注目盤。
 

4曲がグイディのオリジナル、トラッド、スタンダード、即興で全7曲。
 

オープナーは、カルターニャ地方の民謡「Cantos del ocells」、物悲しい空気をトリオで、サックで叙情的に。
オリジナル「To a Young Student」、ボーイングの暗い響きの中、3人の親密なやり取りが聴けるトリオ演奏。
実験的、試作的な静寂な空間「Means for a Rescue」もトリオ演奏。
 

「Only Sometimes」、4人でフリー・インプロヴィゼーション、ブランド・ルイス真骨頂。
 
 

オリジナル「Luigi (the boy who lost his name)」、柔らかで穏やか、、ウェットで叙情的。
スタンダード「My Funny Valentine」、トリオで甘く静かに美しく。。
終演は、オリジナル「Wonderland」、穏やかな前半、アグレッシヴで熱い後半と最後まで二色。

 

叙情的で静寂なジョヴァンニ・グイディのトリオと、
アヴァンギャルドな流れやフリー・ジャズを持っているブランド・ルイスとの対話は不思議な感覚…異色の組み合わせ。
曲によっての色使い、使い分けがはっきりしているとおもいます。
 



1. Cantos del ocells
2. To a Young Student
3. Means for a Rescue
4. Only Sometimes
5. Luigi (the boy who lost his name)
6. My Funny Valentine
7. Wonderland
 
 

Giovanni Guidi (p)
James Brandon Lewis (ts)
Thomas Morgan (b)
João Lobo (ds)
 

今日のおまけは、ご本人があげていた「Cantos del ocells」。
 
 
んじゃ、退散♪

2024年7月21日 (日)

精霊たちの棲むところ 『Outpost of Dreams / Norma Winstone, Kit Downes』

Outpost_of_dreams
 

英国とECMを代表するヴォーカリストで作詞家、ノーマ・ウインストン。
近年、UKジャズ・シーンで話題の新進気鋭のピアニストでオルガニスト、キット・ダウンズ。
2人のデュオは、偶然の出来事からはじまったそうだが、
すぐに、お互いが再演を望む関係になったよう。
1941年生まれ82歳のウィンストンと1986年生まれ38歳のダウンズ。
40歳以上の歳の差も、ウィンストンの冒険心と、ジョン・テイラーを師と仰ぐダウンズにとっては、気になるものではなかったようです。
ちなみに、テイラーは、ウィンストンの公私のパートナー。
 

ダウンズが作曲し、ウィンストンが作詞した2人のオリジナルの他に、カーラ・ブレイ、ラルフ・タウナー、ジョン・テイラーの曲、そして、トラッド2曲で、全10曲。
 

オープナーは、2人のオリジナル「El」から。ダウンズの生まれたばかりの娘さんへの曲。
語るような歌も、柔らかなピアノも幼い子どもの幸せを願う想いがこもっていて神聖な気持ちに。
テイラーの「Wych Hazel」にウィンストンが歌詞をつけた「Fly The Wind」、軽やかでミニマルな伴奏に乗って舞い上がるウィンストンの魔法。
柔らかで美しいピアノに誘われて静かに力強く歌い上げるカーラ・ブレイの「Jesus Maria」。
タウナーの「Beneath an Evening Sky」、抒情的メロディの奥に秘められた物語。
スコットランドのフィドル奏者が同郷の画家の絵にインスパイアされた曲「Out of the Dancing Sea」、自然と一体になってその恩恵を被る。
2人のオリジナルが2曲続く、まずは「The Steppe」、風になって駆け抜ける心、自由と孤独。続いて「Nocturne」、深淵を描き出すピアノ。
スコットランド民謡「Black Is the Colour」、物悲しい哀愁のメロディと不安を誘うピアノの響き。
2人のオリジナル「In Search of Sleep」、仄暗い空間に届くポエトリーディング。
 

終演は、「Ro Hamåt」というスカンジナビアの民謡に歌詞をつけた「Rowing Home」。
たんたんとした中に、深い思いを感じる。

 

終始、静かで神秘的な雰囲気。
淡々と粛々と進みながら、心の中に深く染み込む。
精霊たちの棲むところ、というイメージかしら。。
 


1. El
2. Fly The Wind
3. Jesus Maria
4. Beneath an Evening Sky
5. Out of the Dancing Sea
6. The Steppe
7. Nocturne
8. Black Is the Colour
9. In Search of Sleep
10. Rowing Home
 

Norma Winstone (vo)
Kit Downes (p)
 

今日のおまけは、ウィストンのトピックにあがっていた「Black Is the Colour」。
 
 
 
 
んじゃ、退散♪

2024年7月20日 (土)

ピーター・バンスタインの4年ぶりの新譜は、ブラッド・メルドーを迎えてのカルテット!

高い技術と音楽性、モダン・ジャズの王道をいく正統派ギタリスト、ピーター・バンスタイン。

彼の4年ぶりの新譜は、ブラッド・メルドーを迎えてのカルテット!
 
★ Better Angels / Peter Bernstein Quartet  ★
 
Better_angels
 

ピアノにブラッド・メルドー、ベースにヴィセンテ・アーチャー、ドラムにアル・フォスターというオールスター!
 

彼のオリジナルの他に、デューク・ジョーダンやJ・J・ジョンソンの曲を収録。
なんでしょ、、ジャケットからして現代NYの王道ジャズ・ギターって、感じ?
 
 
この秋も楽しみです!


1. Perpetual Pendulum
2. Ditty for Dewey
3. You Go to My Head
4. Born to Be Blue
5. Better Angels
6. Hazel Eyes
7. No Problem
8. Lament
 

Peter Bernstein (g)
Brad Mehldau (p)
Vicente Archer (b)
Al Foster (ds)
 
んじゃ、退散♪
 

2024年7月17日 (水)

様々な風景を呼び起こしてくれる 『Somewhere,Somehow / the otherside quartet』

Somewhere_somehow
 

山梨在住のジャズ・ピアニスト・コンポーザー、古谷 淳。
彼を中心に2014年に結成されたカルテットの10周年あアルバム。
全8曲、彼のオリジナル。
 

オープナーは、サックスの躍動感、流麗なピアノ、息のあったリズム陣で疾走感たっぷりな「Memories of The Sea」。
アグレッシブで力強いなベース、パーカッシヴなドラムで効果的にはじまる「Outcry」。
「Summer Stories」、様々なな光景が浮かぶ息のあったスリリングな演奏。
 

「Mother,Son and The Holy Ghost」、ゆったりした優しいメロディ、穏やかで…どこか懐かしい気持ち。
「Glenoak Days」、サックスが素敵に歌い上げる穏やかで懐古的な風景。
スピリチュアルなムード満載「Night Vision」。
美しいバラッド「Ballad for Dawn」。
 

終演は、明るく自由自在な演奏で「Memoria」。

自分の中にある様々な風景を呼び起こしてくれる多様な音楽性。
素晴らしい演奏技術、自由な発想、ジャズ・ファンだったら絶対に楽しい時間。
 



1. Memories of The Sea
2. Outcry
3. Summer Stories
4. Mother,Son and The Holy Ghost
5. Glenoak Days
6. Night Vision
7. Ballad for Dawn
8. Memoria

 

古谷 淳 (p)
西口 明宏 (ts, ss)
千北 祐輔 (b)
服部 正嗣 (ds)
 

今日のおまけは、ご本人たちのあげていた「Memories of The Sea」。
 
 
んじゃ、退散♪

2024年7月15日 (月)

ヤン・ラングレンとヤマンドゥ・コスタのデュオ!

スウェーデンのリリスズム溢れる人気ピアニスト、ヤン・ラングレン。
ブラジル出身の驚異のテクニックを持つ7弦ギタリスト、ヤマンドゥ・コスタ。

なんと!!2人のデュオ作品が、8月の終わりにリリースされる♪
 
★ Inner Spirits / Jan Lundgren & Yamandu Costa ★
Inner_spirits
 
なんとなく、意外な組み合わせ。
でも、出会ってすぐに、意気投合したそうです。
 
2人のオリジナルを中心に14曲。
ギターとピアノの素晴らしいデュオを期待しちゃいますよね!

1. Para Aprender A Amar
2. Galliano
3. Fresu
4. Diplomata
5. Nina
6. Garoto
7. Hannah
8. A Legrand
9. Habanera
10. Choro Para Paquito
11. Summer Kind of Love
12. Uma Prece
13. Nocturne
14. Manhã De Carnaval

Jan Lundgren (p)
Yamandu Costa (g)

んじゃ、退散♪
 



2024年7月14日 (日)

清楚で儚げな歌声で、誘う幻想的で哲学的な世界 『Flower of the soul / Liana Flores』

Flower_of_the_soul
 

1999年生まれ、イギリス人の父とブラジル人の母を持つ、イギリス在住のシンガー・ソングライター。
イギリス、サウス・ノーフォークの小さな町で育ち、スコットランドのセント・アンドリュース大学動物学専攻。
在学中から、自作曲をネット上に披露し、2019年にリリースした『recently』に種録された「Rises the Moon」はTikTokで5億回以上の再生を記録。
2024年、名門レーベル、ヴァーヴ・レコーズと契約しメジャー・デビュー。
 

ジャキス・モレレンバウムも参加だし、ブラジルの若手SSWを代表するチン・ベルナルデスの歌とギターをフューチャリングした曲も!
日常から生まれた彼女の魅力的な11曲が並びます♪
 
 

オープナーは、朝の目覚のように爽やかで自然豊かな空気を感じる「Hello again」。
「Orange-coloured day」、伸びやかで清楚な歌声が曲にぴったり。
幻想的で情感たっぷり…でも、どこか寂しげな「Nightvisions」。
「Crystalline」、ストリングスの美しさが効果的。
「Now and then」、儚げな歌声が呼び起こすサウターヂ。
起伏に富んだメロディを軽やかに「Halfway heart」。
太陽と月を巧みに対比させたポエトリー・リーディング、チェレステも入って「"When the sun..."」。
「I wish for the rain」、三連符の跳ねた感じが可愛らしい。
「Cuckoo」、鳥のカッコウを通して人生を哲学。
ベルナルデスが参加、心地よいリズム、素敵な歌のハーモニー「Butterflies」。
終演は、クリス。ベアのパーカッションをフューチャーして時を移ろうような「Slowly」。
 

日本盤のボーナストラックには、ヴォーカル・ソロで「Butterflies」。

 

母の故郷ブラジルのボサ・ノヴァ、彼女が育った故郷のブリティッシュ・フォーク、クラシック、ジャズ、ポップ、、
様々な要素が溶け合い自然に生まれ出た音楽。

清楚で、儚げな歌声で、誘う幻想的で哲学的な世界。
寝苦しい夜にぴったりですよ。
 


1. Hello again
2. Orange-coloured day
3. Nightvisions
4. Crystalline
5. Now and then
6. Halfway heart
7. "When the sun..."
8. I wish for the rain
9. Cuckoo
10. Butterflies
11. Slowly
 

日本盤 ボーナス・トラック
12. Butterflies (solo)
 

Liana Flores (vo, g, cel, key)
Gabe Noel (b)
Dory Bavarsky (key)
David Ralicke (fl)
Danny Bensi (vin, va, vc)
Jordi Nus Garrell (vin)
Jaques Morelenbaum (vc)
Christopher Bear (ds, pec)
Alice Boyd (Bird Song)
Tim Bernardes (vo, g) #10


 

今日のおまけは、ご本人があげていたベルナルデスが参加の「Butterflies」。
 
 
 
んじゃ、退散♪

2024年7月13日 (土)

今日7月13日(土)と明日14日(日)は、第44回新潟ジャズストリートで〜す♪

Njs_44
 
 
今日明日、7月13日(土)・14日(日)は、第44回新潟ジャズストリートです!
 

残念ながら、、私は2日とも予定があり参加できません。。
 
2024年7月13日・14日「第44回新潟ジャズストリート~デューク・エリントン・メモリアル~」
 


会 場 古町・駅周辺  29会場予定
 

料 金 ドリンク代付きワンデイ・フリーパス・チケット 
    各日 2000円(中学生以下無料)
 

時 間 12:00~23:00(演奏時間は会場により異なります)
 
 
詳細、スケジュールなど ↓
 
 


感染対策もしつつ、思いっきり楽しみましょう!

新潟の夏は、暑くて蒸し蒸ししますよ!
雪国のイメージは、ふっとびます。
くれぐれも、熱中症対策も、お忘れなく!!

参加されるミュージシャンの皆さま、
いい演奏して、美味しいものをたくさん食べて、、
充実したジャズストリートにしてください!
 

んじゃ、退散♪

2024年7月10日 (水)

ハイクオリティな演奏が全編にわたり展開される 『Horizons / Alex Sipiagin』

Horizons

ロシア出身、超絶技巧のトランペッター・コンポーザー、アッレクス・シピアギン。
NYCのジャズ・シーンがその才能を見逃すわけもなく、
マイケル・ブレッカーさまや、デイブ・ホランド閣下のアルバムで頭角を表し、コンテンポラリー・ジャズの引く手数多の御仁です。
 

沢山のリーダー作をCriss Crossからリリースしており、常にそのメンバーが我々を唆る方々。。
今回は、Blue Roomからで、クリス・ポッター、ジョン・エスクリート、マット・ブリューワー、エリック・ハーランド。
はい、スターばかりのメンバーですよね。
過去にもこのメンバーでの共演はありますが、この5人だけは初めて。
 

シピアギンのオリジナル8曲とパット・メセニーの書き下ろしが2曲!
 

オープナーは、メセニー曲で「While You Weren't Looking」、2管ユニゾンがスリリリングで一気にテンションがあがる。
フロント2人のソロもダークで痺れる。
エレピが美しいバラッド風の「Overseen」。
冒頭から強面な「Clean Cut」、スリリングなハーランドのドラムを堪能。
ブリュワーのソロを初めメンバー各自にスポットがあたる「Jumping Ahead」。
 

メセニーのバラッド「When Is It Now?」、フロント2人の歌心が素晴らしい。
2人jのメロディが、美しいハーモニーを奏で、うっとりする。。
 

一転、難解ハードでビターな「Lost」。
 
宇宙に水平線のようなものがあるのだとしたら、、きっと、こんな感じの3曲。
「Horizon 1」、ダークな即興のやり取り。
「Horizon 2」、実験的な響き。
「Horizon 3」、異次元の空間に入り込んだ…
 

終演は、エレクトロを効果的に使って「Aiva-Tion」、お洒落な音空間。
 

超絶技巧を駆使した2人のフロントのスリリングな演奏を中心に、
メンバーのハイクオリティな演奏が全編にわたり展開される現代NYジャズ主流派からの会心作。
 

現代的で都会的な雰囲気を持つオリジナルと演奏。
クールなコンテンポラリー・ジャズ好きな方、どうぞ!!
 


1. While You Weren't Looking
2. Overseen
3. Clean Cut
4. Jumping Ahead
5. When Is It Now?
6. Lost
7. Horizon 1
8. Horizon 2
9. Horizon 3
10. Aiva-Tion
 

Alex Sipiagin (tp, flh)
Chris Potter (sax)
John Escreet (p, key)
Eric Harland (ds)
Matt Brewer (b)
 


今日のおまけは、シピアギンさまがあげていた「While You Weren't Looking」。
 
 
 
 
んじゃ、退散♪

2024年7月 7日 (日)

ウェイン・ショーターの4部作の第一弾がでますよぉ♪

 
2023年3月2日に鬼籍に入った、伝説のサックス奏者・コンポーザーのウェイン・ショーター。
なんと、彼が亡くなる直前までリリースに向けて時間を費やしていたアーカイブ音源が、8月23日にリリースされる!
 
★ Celebration, Volume 1 / Wayne Shorter ★
 
Celebration_volume1
 

2014 年のスウェーデンのストックホルムのジャズ フェスティバルでのライブ。
もちろん、ピアニストはダニロ・ペレス、ベーシストはジョン・パティトゥッチ、ドラマーはブライアン・ブレイドの黄金のThe Wayne Shorter Quartet!
 

最後の奥さまキャロライナ氏によれば、、
2023年1月に入院したときも、入院先でトラックを選び、アルバムのレイアウトを続けていたそうです。。。
 
え、、買うしかないでしょう。。。。
 

Disc 1
1. Zero Gravity to the 15th Dimension
2. Smilin' Through
3. Zero Gravity to the 11th Dimension
4. Zero Gravity to the 12th Dimension
5.Z ero Gravity - Unbound
6. Orbit
7. Edge of the World (End Title)

Disc 2
1. Zero Gravity to the 90th Dimension
2. Lotus
3. She Moves Through The Fair
 

Wayne Shorter(ts, ss)
Danilo Perez(p)
John Patitucci (b)
Brian Blade(ds)
 
 
んじゃ、退散♪

2024年7月 6日 (土)

亡くなっていることが嘘のような生き生きした内容  『September Night / Tomasz Stanko Quartet』

September_night
 

2018年の7月29日に、享年76歳で鬼籍に入ったポーランドを代表するトランペッター、トーマス・スタンコ。
彼が晩年大切にしていた同じポーランド出身のマルチン・ボシレフスキのトリオとのカルテットでのライブ録音です。
なんと、『Suspended Night』がリリースされた2004年のライブ!
この年は、ヨーロッパで大々的にツアーを行った重要な年。
すでにこのカルテットでアルバムもリリースしており、ミュンヘンでの演奏も素晴らしい予感しかない…
 

オープナーは、「Hermento’s Mood」、内省的で個性的なスタンコのトランペット炸裂。
抒情と哀愁の「Song for Sarah」、スタンコのトランペットとピアノ・トリオのコントラストが美しくうっとりとしてしまう…
ベース・ソロから始まる「Euforia」、スタンコのスリリングな雄叫びにメンバーが追走。
ゆったりと静かに気持ちを高揚させていく「Elegant Piece」。
「Kaetano」、朗々としたトランペットのソロから始まり、軽快に感情を高まらせていく。
歌心あるトランペット・ソロに心を奪われる「Celina」、ピアノ・トリオも躍動感あって美しい。
終演は「Theatrical」、最後まで緊張感の途切れることなく、個性豊かで美しい。

 

カリスマのみせる美学が満載。
スリリングで緊張感があり、胸を打つ。
亡くなっていることが嘘のような生き生きした内容
20年前のライブとは思えないほど、リアルな充実感がありました…。
 


1. Hermento’s Mood
2. Song for Sarah
3. Euforia
4. Elegant Piece
5. Kaetano
6. Celina
7. Theatrical
 

Tomasz Stanko (tp)
Marcin Wasilewski (p)
Slawomir Kurkiewicz (b)
Michal Miskiewicz (ds)
 

今日のおまけは、ご本人のトピックにあった「Song for Sarah」。
 
 

んじゃ、退散♪

2024年7月 3日 (水)

流麗華麗、そして、抒情的で美しい 『Tributes / Antonio Farao Trio』

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音数多く剛腕だけれど、優雅さも兼ね備えるイタリアの人気ピアニスト…皇帝こと、アントニオ・ファラオ。
自分のスタイルをあまり変えることなく、メンバーで随分印象の違うアルバムをだしています。
今回は、ベースがジョン・パティトゥチ、ドラムがジェフ・バラードという強力なリズム陣。
なんとCRISS CROSSからデビュー作、威圧感あるジャケットも懐かしいっ。
 

スタンダードとチック・コリア曲とオリジナル8曲で全10曲。
 

オープナーの「Tributes」から琉麗華麗の高速フレージングで全開。
パワフルなファラオを一層後押しするベースとドラム、これは凄い。
優しいメロディにのせて歌う「Right One」、ベース・ソロもかっこいい。
「Shock」、強面で挑戦的、ドラム・ソロが効果的。
スタンダード「I Love You」、優雅で琉麗。
タイトルそのままに「Tender」、アルバムの私的オアシス。
何処までも流れるように「MT」。
「Memories of Calvi」、抒情的なメロディ、感情豊かに躍動する10本の指。
ピアノ・ソロで奏でる「Syrian Children」、センチメンタルで心を揺さぶる約5分。
ミステリアスで心を惑わすような「Song for Shorter」。
終演は、チック・コリアの「Matrix」、アップテンポで一気に駆け抜ける!
 


皇帝のピアノは変わらないなぁ…。
叙情的で、音数も多く琉麗華麗、常に躍動感に溢れていて美しい。
そして、メンバー各自に、スポットもあたるようになっていて、息のあった演奏が続きます。
やっぱり、凄腕のリズム陣でした!
 
 
1. Tributes
2. Right One
3. Shock
4. I Love You
5. Tender
6. MT
7. Memories of Calvi
8. Syrian Children
9. Song for Shorter
10. Matrix
 

Antonio Farao (p)
John Patitucci (b)
Jeff Ballard (ds)
 

今日のおまけはご本人があげていた「Tributes」。
 
 

んじゃ、退散♪

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