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音楽で拡がる輪

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2024年5月 1日 (水)

雪祈!!! 「ピアノマン 南波 永人 著」

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2月に、「BLUE GIANT EXPLORER 9」と「BLUE GIANT MOMENTUM 1」が同時発売になって、「BLUE GIANT EXPLORER 9」で大と雪祈はあの事故以来再会を果たしたのですよね。
 

見た目は王子さまだけど、プライドが高くて皮肉屋で、でも人一倍優しい雪祈の事故後の葛藤に胸が締め付けられた。
そして、巻末のインタビュー・コーナーに雪祈が登場しちゃったので、この後の雪祈との絡みへの期待は薄くなってしまったのです。。
 

で、去年の2月に発売された南波 永人氏が作者の「ピアノマン」を買うことにしたのですよ。
南波 永人氏は、「BLUE GIANT」の ストーリーディレクター。
「ピアノマン」の主人公は、沢辺 雪祈。
 

幼い頃には、音が色に見えた無邪気な美少年だった。
やがて、優しさ故に心に澱が溜まっていき、、
ピアノが巧くても、それを職業にしようとはおもっていない少し鼻持ちならない少年へ。
ところが、JAZZにであって、母親と行ったソー・ブルーに憧れ、その舞台に立つことを目標にしてしまった。
 

まぁ、、でも、もともと、面倒な性格な上に、、
さまざまなエピソードが重なって、ピアノの巧いいやぁぁなヤツとなる。
巧いやつしか信じられれない、巧いやつとしか演奏しない、、同級生を見下す、売れないプロを見下す。。
10代でソー・ブルーの舞台に立つ目標のためには、手段を選ばない。。
でも、ジャズの真髄がわかっていない人しれぬ苦悩。
 

そんな時に出会った大。
大のまっすぐな上向の思考に次第に、雪祈の中の何かが変わっていく。
常に昨日より、今日を目指す大に感化されていく。
 

コミックでは、やっと勝ち取ったと思えたソー・ブルーの舞台に、
あの不慮の事故で立つことができないかった。
が、、映画ではアンコールに参加することができ、ちょっと涙目になったものだったのだけれど、、
本作では、そこに行くまでのピアノと仲間との関係が一層に詳細に描かれていて、
思わず目頭が熱くなった。
 

大が「あのトリオで一番苦労したのはあいつ、一番優しかったから」て、インタビューに応えていたのだけれど、それにつきますかね。
 

コミックは、そこにあるものを読んで全てだ、って、おもっていたのですけれど、
知られざるピアノマンの優しさとプライドに触れられて、、良かったです。
 

この後の展開にも、彼が登場することを願ってます。
なので、、もう一度叫んじゃいますよ。
雪祈!!!
 


んじゃ、退散♪

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