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音楽で拡がる輪

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2024年4月21日 (日)

研ぎ澄まされた即興力が創造する世界 『Silent, Listening / Fred Hersch』

Silent_listening_20240420111701
 

2022年に、ECMからエンリコ・ラヴァと双頭のアルバム『The Song is You』を出したピアノ奏者、フレッド・ハーシュ。
ECMでのリーダー・デヴュー作はソロ・アルバムでしたぁ♪
 


ピアノの詩人と称され審美眼を持つハーシュが選んだ既存曲4曲とオリジナル7曲で全11曲。
 

オープナーは、ビリー・ストレイホーンの「Star-Crossed Lovers」、リリカルとロマンチシズムの極み。
 

「Night Tide Light」から「Little Song」まで、オリジナルが続きます。
一転、甘さを排した「Night Tide Light」、透徹で暗示的な「Akrasia」。
水滴の波紋のように心を静かに揺さぶる「Silent, Listening」、1音から無限の広がりを感じる「Starlight」。
暗く静かに何かを掲示するような「Aeon」、明るさと躍動感を持つ「Little Song」。
 


ピアニストのラス・フリーマンが書いた「The Wind」、ひんやりとした一つの美しい物語のよう。
ダークで影に包み込まれたような最後のオリジナル「Volon」。
 

ジークムント・ロンベルグの「Softly, as in a Morning Sunrise」、聴き慣れたあのテーマが洗練されて蘇る。
終演は、アレック・ワイルダーの「Winter of My Discontent」、哀愁と侘び寂びの世界。

 

既存の美しいメロディをより際立たせる音の選択…響き、心を映す即興、胸に沁みる11曲。
研ぎ澄まされた即興力が創造する世界。
 


1. Star-Crossed Lovers
2. Night Tide Light
3. Akrasia
4. Silent, Listening
5. Starlight
6. Aeon
7. Little Song
8. The Wind
9. Volon
10. Softly, as in a Morning Sunrise
11. Winter of My Discontent
 


 Fred Hersch (p)
 
今日のおまけは、ご本人があげていた「Little Song」。
 
 
 

んじゃ、退散♪

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JAZZ(Born In The U.S.A. )」カテゴリの記事

コメント

Suzuckさん、こんにちは。
おっ!さっそく聴かれたのですね。
送料ケチってコンビニ受け取りでちょっと遅れますが、今日手に入る予定です。
なるほど「研ぎ澄まされた即興力・・」、聴くのが、ますます楽しみとなりました(^^♪

baikinnmannさま、コメントをありがとうございます。m(_ _)m

送料、バカにならないですよね。
いろいろとまとめる時、一番聴きたいアルバムが最短になるようにしています。
って、無理な時もありますよね。。

お楽しみになってください♪

私も期待しておりました。聴いておりますが結論をおわずけにしています。
まずは、HerschはECMを意識しすぎた作であったと思ってます。前半に築いた世界は如何にも世俗的感情を捨てきった空間に導く音世界は、あるものを超越した深層に迫るべく響いてきます。
しかし、その納めるところに私の期待する彼の本質的な哀感のある美しいメロディが欠如していることです。それはECM世界に入っての彼自身の本質を失ったのではとも思えるところです。"The Wind"に一つの救いを求めるも、なんと"Softly, as in a Morning Sunrise"のややアバンギャルドっぽさのある編曲はまさに気分壊しです。結局最後の"Winter of my Discontent"は、このアルバムを納めるに中途半端となってしまいました。もっと聴きこむと別の感想もあるかもしれませんが・・・

風呂井戸さま、コメントをありがとうございます。m(_ _)m

彼の中に、アヴェンギャルドで、俯瞰的なものの見方があったと思っています。
折り合いつけていい具合に納めていた気がするのですが、
レーベルが変わって気持ちが解放されてしまいましたかね。。

Suzuckさん,こんばんは。

Fred Herschは深淵な世界に入ったって感じがするアルバムでした。アブストラクトな感覚が強いのはECMゆえって気がしないでもないですが,近年のアルバムにもその萌芽は見受けられたので,Herschの意図も反映されているものと思います。

まぁそれでもNYCで開催されたリリース記念のライブの場ではこれまでのFred Herschの路線でも演奏しているようですから,是非日本でも聞きたいですね。

ということで,当方記事のリンクを貼り付けさせて頂きます。
https://music-music.cocolog-wbs.com/blog/2024/04/post-e24d47.html

閣下、リンクとコメントをありがとうございました。m(_ _)m
返事が遅くて、申し訳ございません。

>是非日本でも聞きたいですね。

親日家と言われていますし、、
きっと、来日してくださるでしょう。
行けると、いいなぁ。

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