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音楽で拡がる輪

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2024年4月

2024年4月27日 (土)

『ジャズ批評 239号』がでました〜♪

『ジャズ批評 239号』がでました〜♪
 
239
特集は、ルディ・ヴァン・ゲルダー生誕100周年。
 
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 ルディ・ヴァン・ゲルダー生誕100周年 

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高井信成氏の「The Story of Rudy Van Gelder」をはじめ、
さまざまな形でのルディ・ヴァン・ゲルダー愛に溢れています。
 
アンケート企画で、「これがRVGサウンドだ!~RVGの音にシビれた3枚」
というのがありました。
今回は参加していませんが、私だった以下の3枚かな。。
 
『A Love Supreme / John Coltrane』
『Saxophone Colossus / Sonny Rollins』
『Speak No Evil / Wayne Shorter』

 

いつもの「新譜紹介」は4枚、「New Disc Pick Up」は2枚でした。

 
「新譜紹介」
 
Eagle's Point / Chris Potter
The Sky Will Still Be There Tomorrow / Charles Lloyd
Echoes of the Inner Prophet / Melissa Aldana
Silent, Listening / Fred Hersch
 
 
「New Disc Pick Up」
 
Limpid Flame / 纐纈 歩美
Fairway / eFreydut
 

次号(240号)は、 「銀幕の歌姫たち」を特集します。
 
んじゃ、退散♪

2024年4月21日 (日)

研ぎ澄まされた即興力が創造する世界 『Silent, Listening / Fred Hersch』

Silent_listening_20240420111701
 

2022年に、ECMからエンリコ・ラヴァと双頭のアルバム『The Song is You』を出したピアノ奏者、フレッド・ハーシュ。
ECMでのリーダー・デヴュー作はソロ・アルバムでしたぁ♪
 


ピアノの詩人と称され審美眼を持つハーシュが選んだ既存曲4曲とオリジナル7曲で全11曲。
 

オープナーは、ビリー・ストレイホーンの「Star-Crossed Lovers」、リリカルとロマンチシズムの極み。
 

「Night Tide Light」から「Little Song」まで、オリジナルが続きます。
一転、甘さを排した「Night Tide Light」、透徹で暗示的な「Akrasia」。
水滴の波紋のように心を静かに揺さぶる「Silent, Listening」、1音から無限の広がりを感じる「Starlight」。
暗く静かに何かを掲示するような「Aeon」、明るさと躍動感を持つ「Little Song」。
 


ピアニストのラス・フリーマンが書いた「The Wind」、ひんやりとした一つの美しい物語のよう。
ダークで影に包み込まれたような最後のオリジナル「Volon」。
 

ジークムント・ロンベルグの「Softly, as in a Morning Sunrise」、聴き慣れたあのテーマが洗練されて蘇る。
終演は、アレック・ワイルダーの「Winter of My Discontent」、哀愁と侘び寂びの世界。

 

既存の美しいメロディをより際立たせる音の選択…響き、心を映す即興、胸に沁みる11曲。
研ぎ澄まされた即興力が創造する世界。
 


1. Star-Crossed Lovers
2. Night Tide Light
3. Akrasia
4. Silent, Listening
5. Starlight
6. Aeon
7. Little Song
8. The Wind
9. Volon
10. Softly, as in a Morning Sunrise
11. Winter of My Discontent
 


 Fred Hersch (p)
 
今日のおまけは、ご本人があげていた「Little Song」。
 
 
 

んじゃ、退散♪

2024年4月20日 (土)

哀愁あるギターの響きの美しさ 「Dominic Miller @ Cotton Club 丸の内 (4/19 1st)」

Dominic Miller @ Cotton Club 丸の内 (4/19 1st)
 
Dominic_miller
 

Dominic Miller (g)
Jason Rebello (p,key)
Nicolas Fiszman (b)
Ziv Ravitz (ds)
 

ご存知、スティング・バンドのギタリストで、ECMのアーティスト、ドミニク・ミラー。
スティングだけでなく、さまざまな要人に愛されしギタリスト。
生まれ持った哀愁で、美しくギターを響かせる天才です♪
アルゼンチン出身ですが、現在はフランス在住。
今回は、去年リリースした『Vagabond』のリリース・ツアーでしたので、5年ぶりにライブに参加してきました。

メンバーは、ピアノとキーボードに、ヤコブ・カールソンでなくて、ジェイソン・リベロが入っていますが、他のメンバーはアルバムと一緒。
リベロは、スティングのバック・バンドに参加したこともあるUK在住のミュージシャン。
スティング繋がり?ですかね??

う〜ん、、最前列ど真ん中の席だったのに、、なんと、新幹線の遅れで少し、、遅刻。泣
すでに、内省的なサウンドが会場に広がっている中、、着席。ごめんなさい。m(_ _)m
まぢ、ドミニクさまの目の前でした。。本当に目の前、、m(_ _)m

ヤイリの白の小さめなクラシック・ギターで演奏。前は、黒だったやつね。
演奏中は、真横のベーシスト、ニコラス・フィッツマンと、顔を突き合わせるようにコミュをとるだけでなく、ドラマーのジヴ・ラヴィッツ、ピアニストのリベロ、、メンバー全員とアイコンタクトをとっていました。
で、他のメンバーがレギュラー・メンバーということもあったのか、、特に、ピアニストのリベロには、愛情たっぷりな雰囲気♪

あと、、熱心だけど、控えめな日本の観客にメンバーへの拍手をなん度も促してましたよ。
3曲目くらい?に、ビートルズの「Blackbird」の白熱のピアノのソロがあって、、拍手!
その後に、ドミニクさまがギターでスティングの「Shape of My Heart」のイントロを弾き始めた時には、場内から自然と拍手が湧いてました。
うん、5年前に同じ場所で聴いた時にも、この曲を弾いてくれました♪
あの曲は、あのイントロは、、彼の哀愁ある響きにぴったりですものね。

ポップで観せる要素も持っているベーシスト、自在に音の上で踊るドラマー、そして、エモーショナルなピアニスト。
全員で絶妙なバランスととりながら、素敵なサウンドを創り出していました。
ドミニクさまの右手のしなやかな動き、極上な響き、素敵なメロディ、、素晴らしい時間でした。。
 
ライブでは、内省的な曲ばかりではなく、ビートの効いたロック・テイストな曲もあり、
2回ほど、彼も立ってモニターに足をかけた決めポーズとってましたよ。(ロックとかで良くやるヤツ)
そして、アンコールでは、渋々アンコールを受けるの演技で短い曲で切り上げようとして、笑いをとってましたぁ!
もちろん、その後に、きちんと演奏してくださいました♪
 
 
いや、今回もサイン欲しかったな。前回は、写真とサインもらったんだぁ。。
で、実は、2ndセットもとっていて、途中まで聴いて退場したんです。。。新幹線の最終がダイヤ改正で早くなったんだなぁ。
 
ええと、今回も最前列の女性率の高さをご報告して、おしまいです。笑い
 
んじゃ、退散♪

2024年4月17日 (水)

想像のはるか上 映画「DUNE / デューン 砂の惑星 Part2」@ T・ジョイ新潟万代

映画「DUNE / デューン 砂の惑星 Part2」
 
Duune_part2
 

監督・脚本・製作  ドゥニ・ヴィルヌーヴ
原作 フランク・ハーバート
主役 ティモシー・シャラメ
 

2021年に公開された「DUNE / デューン 砂の惑星」は、世界的に大ヒットとなり(日本はもうひとだったけれど。。)、
第94回アカデミー賞で6部門に輝きました♪
前回、終わった瞬間から、続きが気になると言っていた私ですが、、
 

続編「DUNE / デューン 砂の惑星 Part2」が公開された3月は、映画館に行くことができず、、
4月に入ってから、やっと地元の映画館に足を運ぶことができました。
随分と、出遅れましたが、、2回観ましたよ。汗
 

一言、「2時間46分、本当に凄かった」
 

前作でも、
「想像以上に、壮大な原作の世界観が、かなり忠実に表現されている」
と、書いたけれど、、
 

軽くこの感覚を上回ってきましたね…
砂漠の黄昏色?の統一された色彩の中、ティモシー・シャラメさま演じるポールの成長そして覚醒。
 

さまざまなエピソードが、捩れながら収束していくさま。。そして、衝撃的な事実。
政治、宗教、金、歪みんで繋がった人間関係。
目を離せぬアクション・シーン。。どれもが、言葉にならない。
 

シャラメさま、「ウォンカとチョコレート工場のはじまり」の後だったので、
そのギャップに打ちのめされる。。やっぱり、この映画の役の方がいいな。。役を選んで欲しいな。。
戦闘シーンや、決闘シーン、愛を囁くシーンもいいのですが、砂虫に乗って操る姿が好きです♪
 

で、私的敢闘賞は、エルビス役もお似合いな甘いお顔をお持ちのはずのオースティン・バトラー。
血に飢えた狂気の表情に魅せられました。。。怖かったぁ。
 

緊張あるシーンの連続で、あっという間に、2時間46分が終わった。
いろいろな意味で想像のはるか上の壮大な映画になっていた。

再び、、早く、続きが観たいっ!笑
 
んじゃ、退散♪

2024年4月14日 (日)

改めて思う業の深さの怖さ 「PARCO PRODUCE 2024「リア王」@ りゅーとぴあ (4/6日(土) 18:00〜)」

PARCO PRODUCE 2024「リア王」@ りゅーとぴあ (4/6日(土) 18:00〜

King_lear

 
作:ウィリアム・シェイクスピア
翻訳:松岡和子
演出:ショーン・ホームズ
美術・衣裳:ポール・ウィルス
出演:段田安則 小池徹平 上白石萌歌 江口のりこ 田畑智子 玉置玲央 入野自由 前原滉 盛隆二 平田敦子 
 

先週になりますが、シェークスピアの4大悲劇のひとつ、「リア王」に行ってきました。
新潟で3公演ある演劇は、珍しいです。
やっぱり、シェークスピアの人気は凄い。
って、思ったのですが、豪華俳優陣ということもあったようです。汗
 
 
時代背景はそのままに、衣装は現代そのもの。
最初こそ、とまどったけれど、感情と気持ちのやりとりが基本なので、
俳優陣の熱演で、次第に気にならなくなりました。
 
皆さんご存知、歴史劇であり、裏切り、どろどろ不倫、邪悪な陰謀がひしめくサスペンスタッチな内容。
しかも、最後は死が待ち受けている後味の悪い内容。
 
久しぶりに舞台で物語を観て、改めて思ったのは、、
救いようのない物語だけれど、人の業の深さ恐ろしさ…そして、哀しさ、を教えてくれる物語ということ。
 
終演後のホールで「ようは、身内が1番怖いってこと」と 言い切っていた女性がおりましたが、
怖いのは、人間一人一人の心の奥にある底知れぬ業の深さでは。。
つまり、私も貴方も持っているということですよ。
 
んじゃ、退散♪

2024年4月13日 (土)

ご機嫌な休日に、ビール片手で 『Visions / Norah Jones』

Visions
 

4年ぶりとなるオリジナル・アルバム…え?って、感じでしたよ。
毎年のように、さまざまアクションを起こしていたし、
クリスマス・アルバムも作成していたし、、、
過去に、彼女のアルバムにサックスやパーカッションで参加していたリオン・マイケルズ(昔はレオン・ミッチェルズってなってた)がプロデュース、ほぼ2人でレコーディンしたんだそう。
実際、2人の共作がボーナス・トラックを含めて8曲もある。
 

彼女曰く
「ほとんどの曲は、私がピアノかギターで、リオンがドラムを叩いて、ただジャムるというやり方で作っていったの。 その生々しさが好きで、ガレージっぽいけどソウルフルな感じになったと思う。それがリオンのサウンドの原点だし、完璧すぎないというのも魅力のひとつだしね。」
 

ちなみに、大好きなクリスマス・アルバムも彼のプロデュース。
2020年の『Pick Me Up Off The Floor』は、なかなか、重たい作品だったけどれど、2021年の『I Dream Of Christmas』は、温かく柔らかなな作品だった…きっと、気持ちが通じ合っているのですね♪
 

で、3月にリリースされたんだけど、、これが本当に素敵なアルバム。
 
 

オープナーの「All This Time」から、明るくポジティブな感情が伝わってくる。
コーラスがかさなり、胸がときめく。
懐かしい感覚「Staring at The Wall」、まるでスキップでもするような色彩豊かな「Paradise」。
リズム・ボックスから流れてきそうな「Queen of The Sea」。
心落ち着く「Visions」、ポップで爽やかな「Running」。
素直に気持ちを繰り返す「 I Just Wanna Dance」、「 I’m Awake」。
ブルージーな告白ソング「Swept Up in The Night」。
多幸感溢れる「On My Way」、じんわり胸に沁みる「Alone with My Thoughts」。
終演曲は、ポップでキャッチー「That's Life」。
 

ボーナス・トラックは去年シングルでリリースされた「Can You Believe」。
 

全体にリラックスしていて、どこかノスタルジックなサウンド、 そして、ポジティブな感情に溢れている。
背景のサウンドをあまりつくり込まず、彼女の歌声と曲や歌詞の力を押し出した感じ。

私的には、我が家の宝であるニール・ヤングの『Harvest』のように、心の奥をぽッと温めてくれる。
ご機嫌な休日に、ビール片手で聴きたいです♪
 


1. All This Time
2. Staring at The Wall
3. Paradise
4. Queen of The Sea
5. Visions
6. Running
7. I Just Wanna Dance
8. I’m Awake
9. Swept Up in The Night
10. On My Way
11. Alone with My Thoughts
12. That's Life
 

日本盤ボーナス・トラック
13. Can You Believe
 

Norah Jones (vo, g, p, org, key...)
Leon Michels (b, ds, g, tb, ts,...)
 


思い切って、「SHM-CD+DVD」って、買ったのですよ。
まだ、DVDに手をつけてないんですけれどぉ 汗
 

今日のおまけは、ご本人があげていた「Running
 
 
 
んじゃ、退散♪
 



2024年4月 3日 (水)

メリッサ・アルダナのブルーノト2作目がでる!

セロニアス・モンク・ジャズ・コンペティションで優勝、そしてメジャー・デビュー。
ニューヨークのジャズ・シーンの新進気鋭のサックス奏者、コンポーザーのメリッサ・アルダナが、
再び、ブルーノートから2作目をリリースする。
 
★  Echoes of the Inner Prophet / Melissa Aldana  ★
 
Echoes_of-_the_inner_prophet
 

今回は、彼女が大きな信頼を寄せているギタリストのラーゲ・ルンドとの共同プロデュース。
ピアノにファビアン・アルマザン、ベースにパブロ・メナレス、そしてドラムにクシュ・アバディのメンバー。
彼らとは、数々のツアーもこなしており、バンドとの一体感が期待できる♪
 

タイトル曲はメリッサのオリジナルで、ウェイン・ショーターへのオマージュだという。
これだけでも、めちゃ楽しみですよね。
 


1. Echoes of the Inner Prophet
2. Unconscious Whispers
3. A Story
4. The Solitary Seeker
5. Ritual
6. A Purpose
7. Cone of Silence
8. I Know You Know
 

Melissa Aldana (sax)
Fabian Almazan (p)
Lage Lund (g)
Pablo Menares (b)
Kush Abadey (ds)
 
 
んじゃ、退散♪

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