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音楽で拡がる輪

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2024年3月30日 (土)

自分の内側と向かい合って正直に素直に表現 「坂田 尚子ソロピアノの世界」@ JazzFLASH (3/29)」

森泰人スカンジナビアン・コネクション 第46回記念ツアー
坂田 尚子ソロピアノの世界」@ JazzFLASH (3/29)
Naoko_sakata

スウェーデン在住のピアニスト、坂田 尚子さんのソロ・ピアノによる完全即興演奏ライブを聴きにいきました。
バッチリメイクして、青く染めた髪、ふわっとした衣装、踵の高い靴、、印象はかなり孤高な感じ。
しかし、話してみると可愛らしい声で、親しみやすいキャラでした。
ソロ・ピアノのライブ、、全即興か否かは別として、奏者の皆さん、、その集中力は半端ない。
そして、大体のかたは、集中するための儀式なようなものがありますよね。
内部奏法でピアノと一体感を探ったり、目を閉じて精神統一したり、、
彼女の場合は、体を震わせることでした。
体と震わせ、何かと共鳴・共振してるような感覚?
そこからは、既成概念をとりはずした、ダイナミックな演奏。
心の奥から湧き上がるエネルギーが音となって、低音、中音、高音と綺麗にピアノを鳴らす。
そして、情感がヴォイスになってピアノと同調する。
彼女のうちなる宇宙を感じる壮大、雄大な世界。
それは、演劇でも観ているような場面展開、メリハリ、立体感も感じられる演奏!
演劇の舞台のように、横にも奥にも上にも大きな空間を感じる神がかった演奏。

細い体から驚くほどのパワーをいただきました。
芝居がかった演出のような感じではなく、、
自分の内側と向かい合って正直に素直に表現した結果。


で、『Dancing Spirits』のCDにサインも。
演奏時と演奏してない時との印象のギャプが凄くて、、ギャップ萌えでござった。笑
土屋さん、マスター&女将、ありがとうございました。m(_ _)m
あ、打ち上げもいっちゃったぁ〜
最近、よく使うあのお店、、お部屋空いててよかった〜!
 
 
さて、ここからはいつも以上の戯言です。(きっぱり)
 
彼女は、スウェーデンの行く前に、彼女の演奏を他人にかなり否定されたようです。
スウェーデンにいったら、自分は何も変わっていないのに、すぐに、、評価され、賞までいただいて、、
って、少し、複雑な気分だったようです。
演奏を否定され続け、ダメ出しされ続けた彼女のトラウマをかなり大きいようでした。
たとえ、彼女のためを思って老婆心として言った言葉でも、状況によってはイジメと同じことなのですよね。
自分が知ってる型にハマっていないと、自分の頭で理解できないと、相手を否定するという行為は、絶対にヤメたいものだと心から思いました。
特に、年長者がすることではありません。
んじゃ、退散♪

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JAZZ(Far North )」カテゴリの記事

コメント

Suzuckさん、こんにちは。
彼女のライブ聴かれたとは!ホント羨ましいです。
ところで"演奏を否定"これまで知りませんでした・・・
穏やかで優しく繊細で美しい演奏と、真逆にダークで激しく怒りを感じるような演奏表現をされるのは、そのようなところからきているのかなと思いました。
何れにしても彼女のセンシティブな感性から奏でられるサウンドにいつも感動をいただいています。
これからもお応援しなければです(^^♪

baikinnmannさま、コメントをありがとうございます。m(_ _)m

新潟にJazzFLASHがあって、本当によかったです。
マスターが、広い分野の音楽を受け入れてくれるので、
沢山のアーティストの方々が、JazzFLASHを好きになって、、次につながっています。

>彼女のセンシティブな感性から奏でられるサウンド
そうなんです。
で、お分かりとおもいますが、、いわゆる一般的なジャズとはかけ離れいているじゃないですか。
それで、「そんなのはジャズじゃない」「ジャズの敬意を表してない」などなど、、
まぁ、おじさま方から、、ご注意を受けたそうです。
たぶん、自分が知っているジャズの型にハマっていないので、理解ができずに、、
出た言葉なのでしょうけど。。
言ってる人たちは、好意だと思っていたかもしれませんけど。。

まぁ、全否定されたら、、だれでも、落ち込みます。
スウェーデンが彼女を認めてくれてよかったですよね!

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