自在で活力に満ちた3人のインタープレイ! 『Compassion / Vijay Iyer Linda May Han Oh Tyshawn Sorey』
アイヤーの2人対する評価は非常に高く、2人から多くのインスピレーションを受けとっていると書いており、このトリオによる第2作目もECMからのリリース。
9曲のオリジナルの他に、レジェンドたちの曲も4曲選曲で、全12曲。
オープナーは、シンバルの音から始まるタイトル曲「Compassion」。静かな幕開けは、ドラマチックな展開を感じさせ、ベース・ソロの素晴らしい「Arch」、そして、情熱的なピアノとの三位一体の展開。
スティービー・ワンダーの「Overjoyed」、チック・コリアの残したピアノで彼に敬意を込めて、明るく躍動感あふれる演奏、オーの縦横無尽の歌心が披露され、3人のやりとりに圧倒される。
4、6、7は、パンデミックの犠牲者のイベントのために書かれた曲。
冒頭から嵐のように駆け抜け美しいピアノで終わる「Maelstrom」。
一転、はるか遠くを見つめる視線「Prelude: Orison」。
再びリズミカルで流麗なピアノが踊る「Tempest」、ドラムのプッシュでベースもエキサイティング、瞬間瞬間が胸に刺さる。
「Panegyric」、凄腕3人の落ち着いた会話は深く厚いサウンド。
ロスコー・ミッチェルの「Nonaah」、フリーでアヴァンギャルド。
シカゴの詩人イブ・L・ユーイングにインスパイアされたプロジェクトで創った3曲が続く。
試作的なタイトル「Where I Am」、真摯なやり取り。
メロディックでリズミカル生き生きとした「Ghostrumental」。
ピアノ・ソロで奏でられるバラッド「It Goes」、美しく心地よく心に響く。
終演は、ジョン・スタブルフィールドとジュリ・アレンの曲を繋げた「Free Spirits / Drummer’s Song」。リズミカルで高揚感あるグルーブがカッコい!
前作より更に強い信頼関係に基づき、自在で活力に満ちた3人のインタープレイが聴けます!
今まで同様の快活なリズムはもちろん、今まで以上にメロディアスで歌心があふれる楽曲演奏、今後のさらなる飛躍が期待しちゃう1枚。
来日してくださいね♪
1. Compassion
2. Arch
3. Overjoyed
4. Maelstrom
5. Prelude: Orison
6. Tempest
7. Panegyric
8. Nonaah
9. Where I Am
10. Ghostrumental
11. It Goes
12. Free Spirits / Drummer’s Song
Vijay Iyer (p)
Linda My Han Oh (b)
Tyshawn Sorey (ds)
今日のおまけは、ご本人があげていた「Compassion」。
んじゃ、退散♪
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コメント
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Suzuckさん,こんにちは。
このアルバム,凄いと思いました。最初から最後まで私は完全に惹きつけられてしまい,相当興奮しながら聞き終えました。このレベルの高さは尋常ではないということで,当方ブログでは最大限の賛辞を送ってしまったように思います。
この人たちは絶対生で観てみたい。呼んでくれる奇特なライブ・ハウスはないものかと思わざるを得ません。既に今年のベスト作候補ってのは気が早過ぎるかもしれませんが,それぐらい素晴らしいアルバムだったと思っています。
ということで,当方記事のURLを貼り付けさせて頂きます。まじで最高でした。
https://music-music.cocolog-wbs.com/blog/2024/02/post-a9b700.html
投稿: 中年音楽狂 | 2024年2月17日 (土) 17時00分
閣下、リンクをありがとうございます。m(_ _)m
いやぁ、、私も期待以上でびっくりいたしました。
これは、年間ベストに入ってくるのでは?と、おもいます。
そして、生で聴いてみたいですよね。
ジャズ界の孫悟空御一行さまの来日を期待しております!
投稿: Suzuck | 2024年2月18日 (日) 14時35分
りじちょう、ごぶさたしています。
これのハイレゾを今ごろ買いました。ものすごいですね。けさから無限リピして5回聴きました。普通の拍子で固めてるところが底深さを感じさせちゃうってのもこの人ならではですね。かとおもうとNonaahのあの展開のあとで最後のアンサンブルの精度が高すぎる。よくあんなことできる。いやいや参りました。
ご自愛ください。
投稿: にしを | 2024年4月18日 (木) 22時00分
にしをさま、お久しぶりです!コメントをありがとうございます。m(_ _)m
>普通の拍子で固めてるところ
そうなんですよね。
このメンツならば、、変拍子もなんでもへっちゃらでできちゃうんだと、、
でも、その辺は当たり前の世の中になちゃったし、、
彼らは違う次元の探究の旅にでたのでしょうねぇ。
にしをさまも、ご自愛くださいませ。
投稿: Suzuck | 2024年4月20日 (土) 07時25分