荘厳で…しっかりと硬派な演奏 『The Blue Land / Matthieu Bordenave Florian Weber Patrice Moret James Maddren』
ECMが続いちゃってますね。汗
福盛 進也氏の『For 2 Akis』に参加していたフランス人サックス奏者マチュー・ボルドゥナーヴのECM2作目。
メンバーは、ドイツ人のピアニストのフロリアン・ウェーバー、フランス人ベーシストのパトリス・モレ、イギリス人のドラマーのジェームズ・マドレン。
マチュー・ボルドゥナーヴのオリジナル8曲とジョン・コルトレーンの曲で全9曲。
オープナーは、どこか試作的な雰囲気の「La porte entrouverte」。現代音楽風のピアノ、穏やかなサックスの響きなので、全体には硬質な感じ。
タイトル曲「The Blue Land」、各自が独特な動きで実験的な音遣いの暗く重いいサウンド。
コルトレーンの「Compassion」、その精神世界を重視した感じで完全にボルドゥナーヴたちの世界。
硬質透明感あるピアノが美しい「Cyrus」、空気をたっぷり吹き込んだ「Refraction」。
ドラムの刻むリズム「Distance」、フリーのハード・アクション。
静かで強面な動くの「Three Four」。
「Timbre」、モーダルに始まって、アブストラクトに。
終演は、「Three Peaks」、静かで穏やか甘さはないけれど、感動的な1曲。
ボルドゥナーヴ は、テナーとソプラノを効果的にシームレスに使い分けてる。
静かそうにみえて、、なんというか、荘厳でしっかりした硬派の演奏が続く。
うん、やっぱり、コレもECMのサウンド。
静かそうにみえて、、なんというか、荘厳でしっかりした硬派の演奏が続く。
うん、やっぱり、コレもECMのサウンド。
1. La porte entrouverte
2. The Blue Land
3. Compassion
4. Cyrus
5. Refraction
6. Distance
7. Three Four
8. Timbre
9. Three Peaks
Matthieu Bordenave (ts,ss)
Florian Weber (p)
Patrice Moret (b)
James Maddren (ds)
今日のおまけは、ご本人があげていた「La porte entrouverte」。
んじゃ、退散♪
« 自在で活力に満ちた3人のインタープレイ! 『Compassion / Vijay Iyer Linda May Han Oh Tyshawn Sorey』 | トップページ | 3月にジュリアン・ラージの新作がでる♪ »
「JAZZ」カテゴリの記事
- 美しく哀愁あふれた世界 『Mare Nostrum IV / Paolo Fresu Richard Galliano Jan Lundgren』(2025.04.06)
- 繊細で透明感溢れる音風景 『Tides of Blue / 栗林 すみれ 藤本 一馬 須川 崇志』(2025.03.22)
- 洗練された3人のロマンチックな会話 『Safe Place / Julian & Roman Wasserfuhr with Jörg Brinkmann』(2025.03.16)
- 随分まえに、、『ジャズ批評 244号』がでました〜 汗(2025.03.02)
- 「Days of Delight」レーベルの『Tides of Blue』が面白そう…(2025.02.08)
« 自在で活力に満ちた3人のインタープレイ! 『Compassion / Vijay Iyer Linda May Han Oh Tyshawn Sorey』 | トップページ | 3月にジュリアン・ラージの新作がでる♪ »
コメント