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音楽で拡がる輪

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2024年2月

2024年2月29日 (木)

『ジャズ批評 238号』がでました〜♪

『ジャズ批評 238号』がでました〜♪
 
238
 

特集は、2023年総決算。
 
●●●●◎◎◎◎●●●●◎◎◎◎●●●●◎◎◎◎●●●●
 
 マイ・ベスト・ジャズ・アルバム 2023 
 
●●●●◎◎◎◎●●●●◎◎◎◎●●●●◎◎◎◎●●●●
 
 ジャズオーディオ・ディスク大賞2023結果発表 
 
今年は、国内の女性のアーティストのインストゥルメンタル部門での活躍が目立ちました! 
 
インストゥルメンタル
 
金 『Dolce Vita / Chihiro Yamanaka』
銀 『Here Now / Søren Bebe Trio』
銅 『Fascinating Rhythm / Maiko Mine Trio』
 
 
ヴォーカル
 
金 『A Moment In Time / Olivia Maisel』
銀 『Summer Me, Winter Me / Stacey Kent』
銅 『Conjuring / Lauren Henderson』
 
Suzuck  インストゥルメンタルの一次選考

『At First Light / Ralph Towner』
『Sphere / Bobo Stenson Trio』
『Kings Highway /  Brian Blade Fellowship Band 』
『Uncle Johns Band / John Scofield』
『Got The Keys To The Kingdom: Live At The Village Vanguard / Chris Potter』
『Dream Box / Pat Metheny』
『Your Mother Should Know: Brad Mehldau Plays the Beatles』
『Vagabond / Dominic Miller 』
『Dance of The Elders / Wolfgang Muthspiel』
『Live in Italy / John Patitucci Trio』

Suzuck  ヴォーカルの一次選考

『Lean In / Gretchen Parlato   Lionel Loueke』
『A Joyful Holiday / Samara Joy』
『A Time to Remember / Elina Duni』
『On & On / José James』
『Where Are We / Joshua Redman』
『Christmas Wish / Gregory Porter』
『Summer me, Winter me / Stacey Kent』
『Mélusine / Cecile McLorin Salvant』
『You're Alike, You Two  / Caity Gyorgy  Mark Limacher』
『Bewitched / Laufey』
 
 
Suzuck  各賞
 
メロディ賞 
「イランカラプテ」 『Moving Again '19→'23 / 外山 安樹子Trio』
 
ジャケット賞 
『MIHO HAZAMAS m_unit Beyond Orbits』
 
特別賞 
『The Future Is Now / Chick Corea Elektric Band』
 
 
 
 マイ・ベスト・ジャズ・アルバム (Suzuck) 
 
 
次点
『Got The Keys To The Kingdom: Live At The Village Vanguard / Chris Potter』
 
 
毎年、沢山の方のベスト5を観るのが楽しみです♪ 
 


いつもの「新譜紹介」は4枚、「New Disc Pick Up」は1枚でした。
 

「新譜紹介」
 
 
 
 
 


「New Disc Pick Up」
 
 



次号(239号)は、 「ルディ・ヴァン・ゲルダー生誕100周年」を特集するそうです。
 

んじゃ、退散♪

2024年2月23日 (金)

連休は、「Brutus  Jazz is Pop!!」でねっ♪

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一年前に出た「Brutus  Jazz is Pop!」の続編「Brutus  Jazz is Pop!!」がでた。


「Brutus  Jazz is Pop!」は、「BLUE GIANT」描き下ろしもあって、、
「新しいジャズの入口」とか「新しいJAZZのはじめかた」とか、、
今のJAZZの入門編的要素が大きく、頭の古い私にとても為になる楽しい一冊だった。

まっ、、よく考えると、、
普段、自分が追いかけている海外の今のジャズ事情がよくわかる特集だったんですねぇ。

で、今回も表紙はジョン・パティスタで、前回と似たようなデザインなので、
最初は、単純に似たような内容かとおもったのですけれど、、、

「あなたが聴くべきジャズ250」という副題がついておったのですが、
いわゆる「ジャズ評論家」ではなくて、日本のミュージシャンや音楽に関係するお店の人たちのオススメが沢山でていました。

お勉強不足の私的には、、
「オススメ気が合うけど、この人って、どんな人?」
って、感じが多いです。。。汗

でで、、
対談モノも、日本人✖️日本人のものが中心で、
森山氏と石若氏の対談に、SNSでフォローしている長野のバックドロップの唐澤氏が登場で、
とても、面白かった!!

いろいろな意味での、国内中心を意識して発信したJAZZの特集号でございました。
あと、QRコードからプレイリストがすぐ聴けるとか、やっぱ、便利。
この連休に、雑誌を読むもよし、雑誌のプレイリストを聴くもよし、
オススメのアルバムを買うもよし、気になるお店に出かけるもよし、、
めちゃ、使い勝手満載です♪

来年も、あるのかな。楽しみにしています。

んじゃ、退散♪

2024年2月21日 (水)

正義とはなんだろう 『二兎社公演47 パートタイマー・秋子』

『二兎社公演47 パートタイマー・秋子』
 
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作・演出 永井 愛
 
出演
沢口 靖子 生瀬 勝久
亀田 佳明 土井 ケイト 吉田 ウーロン太 関谷 美香子
稲村 梓 小川 ゲン 田中 亨 石森 美咲
水野 あや 石井 愃一
 
先週、りゅうとぴあでの公演を観てきました。
 
樋野 秋子(沢口 靖子)は成城でセレブな生活を送る専業主婦。
だったが、、、夫の会社が倒産したため、働くことを決意する。
勤め先に選んだのは、自宅から遠く離れたスーパー「フレッシュかねだ」。
しかし、、そこは、古参のパートタイマーたちが蠢く、想像を超えたディストピア的世界だった。
ありとあらゆる「不正」が横行する中、正義感が強く世間知らずで他のスタッフから浮いてしまう秋子は、大手企業をリストラされ、この店で屈辱に耐えながら働く貫井(生瀬勝久)と心を通わせるようになるが……
 
結局、彼女の正義とはなんだったんだろう。
最後、彼女の言葉が重い。
 
「私は、今までそういう環境でなかった。これが私の本性だったのではないかと思う。
 どこまで落ちるのか自分で確かめてみたい」

ドタバタl、コメディと思われたこの劇の最後の言葉胸に重く響いた。
 
んじゃ、退散♪
 

2024年2月18日 (日)

珍しい組み合わせで、音楽表現の奥行きの深さを実現 『Passacaglia / Adam Baldych & Leszek Mozdzer』

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ポーランドを代表する2人の天才アーティスト、ヴァイオリン奏者のアダム・バウディフとピアニストのレシェク・モジュジェルのデュオ作品。
バウディフは、近年の演奏で、よくメインとして使用しているルネッサンス・ヴァイオリンを多用、モジュジェルは、432Hzと442Hz に調律された 2台のピアノを使う珍しい組み合わせの演奏。
バウディフのオリジナル6曲、モジュジェルのオリジナル2曲、共作4曲、そして、エリック・サティ、ジョスカン・デ・プレスなどの曲で全15曲。
 

オープナーは、哀愁に満ちた「Passacaglia」。
ルネッサンス・ヴァイオリンと2台のピアノを組み合わせながら、スリリングで切ない「Jadzia」、伝承曲のような「Moon」。
「December」、2人のやり取りが深く心に沁み込む。
 

時がとまったような「Gymnopedie」、優しく優しく音が降りそそぐ。
 

当たり前のように高速超絶技巧「Polydilemma」、流麗華麗な「Le Pearl」。
ヴォイオリンが幽玄に響く「January」、雄大な光景が浮かぶ「Beyond Horizon」。
可愛らしい躍動感「Saltare」、踊り出しそうなやり取り「Circumscriptions」。
「Resonance」、さまざまな音の響きが滋味深い。
物語を語るように「Aurora」。
 

中世の曲「O Ignee Spiritus」、厳粛で幻想的。
終演は「La Deploration Sur La Mort D’Ockeghem」、静かに心の平和をもとめて。
 

2人の超絶技巧を礎に、自由度の高い即興演奏を中心にした演奏。
通常のヴァイオリンより一回り大きなルネッサンス・ヴァイオリンは、低音の弦楽器の美しい響きを、
一般の調律から離れる432Hzの響きは時を遅らせるような柔らかさなど、2台のピアノを使い分け音楽表現の奥行きの深さを実現。
常にエレガントな表情を保ちつつ、情熱的でもある即興演奏も繰り広げられている。
 
 

1. Passacaglia
2. Jadzia
3. Moon
4. December
5. Gymnopedie
6. Polydilemma
7. Le Pearl
8. January
9. Beyond Horizon
10. Saltare
11. Circumscriptions
12. Resonance
13. Aurora
14. O Ignee Spiritus
15. La Deploration Sur La Mort D’Ockeghem
 

Adam Bałdych (vin, renaissance violin)
Leszek Możdżer (p)
 

今日のおまけは、ご本人があげていた「Passacaglia」。
 
 
 
 
んじゃ、退散♪

2024年2月17日 (土)

あの演奏を目で観る驚き、そして歌も巧い! 映画「オスカー・ピーターソン」

 
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映画「オスカー・ピーターソン」
原題:Oscar Peterson: Black + White。
 


監督 バリー・アブリッチ


先日、今月2本目の音楽の映画を、シネウインドで観てきました!
 

2025年に生誕100周年を迎える人気絶大なピアニスト、オスカー・ピーターソン。
その音楽人生を、「彼の演奏」「インタビュー」「彼の曲で彼をオマージュした演奏」の3本だてで、描き上げていた。
 
 

カナダ、ケベック州モントリオール出身で、明るいキャラクター、聴衆を有無を言わずハッピーにする魅力的な超絶技巧の持ち主は、ノーマン・グランツに説得され米国移住。
4本の手を持つ男と呼ばれ、世界的スターダムに登りつめる。
 

ステージでの明るい笑顔の陰では、黒人としてアメリカの激しい人種差別との戦いがあった。
理不尽で不当な人種による差別、迫害。
そんな中で、1962年に彼が作曲した「Hymn to Freedom (自由への賛歌)」は、アメリカの公民権運動に精力的に動いていたマーティン・ルーサー・キング・ジュニアに触発され書き下ろした曲、彼の堅固な意志を感じられ、「Hymn to Freedom」は、今に続く「Black Lives Matter」に通じる。
そのメロディに、その歌詞に、その演奏に、皆が勇気づけられる。
うん、歌も巧いっ。
 

1993年68歳で、脳梗塞を発症。
家族や仲間との懸命のリハビリで、奇跡の復活。
英雄の最期を語る妻の語りで幕は閉じる。
 

と、全編でオスカー・ピーターソンの演奏や、彼の曲が彼にオマージュした演奏で流れ、
体が揺れっぱなしの80分でした♪
あの流麗な演奏を目で観ると凄さが倍増、そして、裏芸ではない歌の巧さ。
白と黒の鍵盤を自在に行き来する指で絶賛され、、
白と黒に象徴される人種差別と戦った生涯。。
 

今日のおまけは、同郷のピアニスト、オリバー・ジョーンズとの「Hymn to Freedom 」。
 
 
 
んじゃ、退散♪

2024年2月12日 (月)

3月にジュリアン・ラージの新作がでる♪


ジュリアン・ラージがブルーノート4作目を3月にリリースしま〜す!
 
★ Speak to Me / Julian Lage ★
 
Speak_to_me
 

ベースのホルヘ・ローダー、ドラムのデイヴ・キングとのレギューラー・トリオに、、
サックス奏者のレヴォン・ヘンリー、キーボーディストのパトリック・ウォーレン、ピアニストのクリス・デイヴィス といったゲストが参加。
 
 
13曲、全てが彼のオリジナルだそうです。
3月も、楽しみなリリースが続きますね♪
 
 
1. Hymnal
2. Northern Shuffle
3. Omission
4. Serenade
5. Myself Around You
6. South Mountain
7. Speak To Me
8. Two And One
9. Vanishing Points
10. Tiburon
11. As It Were
12. 76
13. Nothing Happens Here
 

Julian Lage (ac-g, el-g)
Jorge Roeder (b, vibes)  
Dave King (ds)  
Kris Davis (p)
Levon Henry (as, ts, cl, alto-cl)  
Patrick Warren (p, keys)
 
 
んじゃ、退散♪

2024年2月11日 (日)

荘厳で…しっかりと硬派な演奏 『The Blue Land / Matthieu Bordenave  Florian Weber  Patrice Moret  James Maddren』

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ECMが続いちゃってますね。汗
福盛 進也氏の『For 2 Akis』に参加していたフランス人サックス奏者マチュー・ボルドゥナーヴのECM2作目。
メンバーは、ドイツ人のピアニストのフロリアン・ウェーバー、フランス人ベーシストのパトリス・モレ、イギリス人のドラマーのジェームズ・マドレン。
マチュー・ボルドゥナーヴのオリジナル8曲とジョン・コルトレーンの曲で全9曲。
 

オープナーは、どこか試作的な雰囲気の「La porte entrouverte」。現代音楽風のピアノ、穏やかなサックスの響きなので、全体には硬質な感じ。
タイトル曲「The Blue Land」、各自が独特な動きで実験的な音遣いの暗く重いいサウンド。
コルトレーンの「Compassion」、その精神世界を重視した感じで完全にボルドゥナーヴたちの世界。
硬質透明感あるピアノが美しい「Cyrus」、空気をたっぷり吹き込んだ「Refraction」。
ドラムの刻むリズム「Distance」、フリーのハード・アクション。
静かで強面な動くの「Three Four」。
「Timbre」、モーダルに始まって、アブストラクトに。
 

終演は、「Three Peaks」、静かで穏やか甘さはないけれど、感動的な1曲。
 
ボルドゥナーヴ は、テナーとソプラノを効果的にシームレスに使い分けてる。
静かそうにみえて、、なんというか、荘厳でしっかりした硬派の演奏が続く。
うん、やっぱり、コレもECMのサウンド。
 

1. La porte entrouverte
2. The Blue Land
3. Compassion
4. Cyrus
5. Refraction
6. Distance
7. Three Four
8. Timbre
9. Three Peaks
 

Matthieu Bordenave (ts,ss)
Florian Weber (p)
Patrice Moret (b)
James Maddren (ds)
 

今日のおまけは、ご本人があげていた「La porte entrouverte」。
 
 

んじゃ、退散♪

2024年2月10日 (土)

自在で活力に満ちた3人のインタープレイ! 『Compassion / Vijay Iyer Linda May Han Oh Tyshawn Sorey』

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天才ピアニストでコンポーザーのヴィジェイ・アイヤー。
新作は、新機軸を打ち出した前作『Uneasy』に続き、ベースにリンダ・メイ・ハン・オー、ドラムにタイショーン・ソーリーの布陣。
 

アイヤーの2人対する評価は非常に高く、2人から多くのインスピレーションを受けとっていると書いており、このトリオによる第2作目もECMからのリリース。
9曲のオリジナルの他に、レジェンドたちの曲も4曲選曲で、全12曲。
 

オープナーは、シンバルの音から始まるタイトル曲「Compassion」。静かな幕開けは、ドラマチックな展開を感じさせ、ベース・ソロの素晴らしい「Arch」、そして、情熱的なピアノとの三位一体の展開。
スティービー・ワンダーの「Overjoyed」、チック・コリアの残したピアノで彼に敬意を込めて、明るく躍動感あふれる演奏、オーの縦横無尽の歌心が披露され、3人のやりとりに圧倒される。
4、6、7は、パンデミックの犠牲者のイベントのために書かれた曲。
冒頭から嵐のように駆け抜け美しいピアノで終わる「Maelstrom」。
一転、はるか遠くを見つめる視線「Prelude: Orison」。
再びリズミカルで流麗なピアノが踊る「Tempest」、ドラムのプッシュでベースもエキサイティング、瞬間瞬間が胸に刺さる。
「Panegyric」、凄腕3人の落ち着いた会話は深く厚いサウンド。
ロスコー・ミッチェルの「Nonaah」、フリーでアヴァンギャルド。
シカゴの詩人イブ・L・ユーイングにインスパイアされたプロジェクトで創った3曲が続く。
試作的なタイトル「Where I Am」、真摯なやり取り。
メロディックでリズミカル生き生きとした「Ghostrumental」。
ピアノ・ソロで奏でられるバラッド「It Goes」、美しく心地よく心に響く。
 

終演は、ジョン・スタブルフィールドとジュリ・アレンの曲を繋げた「Free Spirits / Drummer’s Song」。リズミカルで高揚感あるグルーブがカッコい!
 


前作より更に強い信頼関係に基づき、自在で活力に満ちた3人のインタープレイが聴けます!
今まで同様の快活なリズムはもちろん、今まで以上にメロディアスで歌心があふれる楽曲演奏、今後のさらなる飛躍が期待しちゃう1枚。
来日してくださいね♪
 

1. Compassion
2. Arch
3. Overjoyed
4. Maelstrom
5. Prelude: Orison
6. Tempest
7. Panegyric
8. Nonaah
9. Where I Am
10. Ghostrumental
11.  It Goes
12. Free Spirits / Drummer’s Song
 

Vijay Iyer (p)
Linda My Han Oh (b)
Tyshawn Sorey (ds)
 

今日のおまけは、ご本人があげていた「Compassion」。
 
 

んじゃ、退散♪

2024年2月 7日 (水)

貴方が思い浮かべるECMの世界… 『Touch of Time / Arve Henriksen Harmen Fraanje』

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ECMからノルウェーのトランペッター、アルヴェ・アンリクセンとオランダのピアニスト、ハーメン・フラアニェによるデュオ作品がリリースされた。
 


アンリクセンは、日本の尺八にも影響をうけており、空気をたっぷり混ぜ込んだようなざっくりとした音色、小節(こぶし)風のフレーズもあって、私たちには尺八を連想させる。
フラアニェは、ベーシストのマッツ・アイレットセンのアルバムにも参加しており、常に1音の可能性を重視したリリカル&クリエイティブな姿勢。
2人ともECMで活躍するアーティスト。
 

3曲(3, 5, 7)がフラアニェの曲で、残りの7曲は共作。
北欧の即興シーンで活躍してきた2人の作品は、インタープレイをより展開するために、あらかじめタイトル、メロディーを準備して演奏に望んでいるよう。
 

オープナーの「Melancholia」から寂寥とした風景が広がる。ひたすら空中を漂う誰かの記憶のような感じ。
穏やかな中に温もりと日差しを感じる「The Beauty of Sundays」。
「Redream」、重力もなく夢の中を徘徊するように。
「The Dark Light」、深い闇に引き込まれていく感じと、、2人のやり取りから感じる救い。
冒頭の美しいピアノの演奏に心癒される「What All This Is」。
エレクトロニクスが効果的不思議な国の「Mirror Images」。
タイトル曲「Touch of Time」、ゆったりした優しい流れが心地よい。
短い短い「Winter Haze」からの「Red and Black」。
終演は、「Passing on the Past」、再び寂寥とした風景の中を漂う。
 


空中を漂うような浮遊感と心落ち着く静けさを持ち、瞑想的。
互い対して、繊細な感性でやり取りが進んでいく。
静寂、叙情的でエレガント、貴方が頭に思い浮かべるECMの世界が広がっている。

 

1. Melancholia
2. The Beauty of Sundays
3. Redream
4. The Dark Light
5. What All This Is
6. Mirror Images
7. Touch of Time
8. Winter Haze
9. Red and Black
10. Passing on the Past

 

Arve Henriksen (tp, electronics)
Harmen Fraanje (p)
 

今日のおまけは、アンリクセンのトピックにあった「Melancholia」。
 
 

んじゃ、退散♪

2024年2月 4日 (日)

人生って、、なんだろう?…映画『ロイ・ハーグローヴ 人生最期の音楽の旅』

映画『ロイ・ハーグローヴ 人生最期の音楽の旅』
Hargrove

原題:HARGROVE
監督:エリアン・アンリ


伝統と革新、そんな言葉がぴったりなトランペッター、ロイ・ハーグローヴ。
1969年10月16日にテキサス州ウェーコで生まれ、2018年11月2日にニューヨークで49歳で急逝。


その華やかなキャリアを締めくくるには、あまりに早い死。
彼は、長期にわたって、先天性の腎臓の病気と闘ってきた。
この映画は、彼の最期のツアーとなってしまった、2018年夏のヨーロッパ・ツアーに密着した記録。

ツアー先のイタリアの街を歩き回る姿には、あのエネルギッシュで自信に満ちた彼は居ない。
常に、どことなく不安そう、そして、病気の話をするときの哀しそうな顔。
そういった中でも、部屋で独り演奏するスタンダードの素晴らしさ。
その美しさに涙がでそうに。

ライブでは、いつもセット・リストは決まっていなくて、
その流れで、今、演奏しなけらばならない曲を彼が吹き始め、バンドがついてくる感じだったそううだが、この時も選曲は彼がしたいう。


また、教育者としての彼も映し出されている。
苦しい状況下でも、スモールズの真夜中のセッションで若手の育成を続ける。

曰く「ジャズはライド・シンバルと8部音符が全て」
曰く「スタンダードは、歌詞をしっていれば吹ける」
曰く「Put That Shit In De Pocket (「お前のそのヤバい演奏を、このグルーヴのポケットにもっと入れてみろ)」

皆、彼と同じステージに立つことの素晴らしさを尊さを感じる。


ツアーの先でのハーグローブの演奏、インタビュー、映像、、
ニューヨークでの仲間へのインタビュー、などを通して、彼の人生の問題が浮かび上がってくる。。
一つは、病気とその治療の考え方、、
一つは、マネージャーとの大きな溝、、、、


エリアン・アンリ監督とハーグローブは、非常に親しい関係。
彼女は、彼の熱心なファンであり、親しい友人。
彼女でなかったら、この企画を承諾しなかったと思えるほど、繊細な部分も分かり合っている感じだった。

その彼女が撮っていることを配慮しても、マネージャーのラリー・クロシアーとの確執は歴然。
撮影の妨害、彼らへの暴言、映画でハーグローブの音楽を使わせない…etc.
利害関係だけで動いている感じ…
ハーグローブの音楽を管理している会社を経営しているクロシアーに対しての、
音楽仲間の怒りがストレート、「搾取」という言葉に現れる敵対心。

ただ、クロシアーとは、ハーグローブが高校生だった時からの付き合いのようで、、
仲良しの仲間ではないけれど、互いに相手に必要性を感じている依存関係だったようにもみえた。
ハーグローブは、「父親のような存在」とも言っている。
ここ、、ちょっと、いや、一番?複雑な気分。
音楽以外に何も興味ない、いや、どうしていいかのも分からない彼にとって、、
経営や契約などは面倒なこと、それらをすべて担ってきてくれた、、と、いう感覚?

ただ、マネージャーを名乗るならば、少なくとも彼の病気を治すことを最優先しなければならなかった、と、誰もが思うと思う。
そこだけで、私的には彼はアウト!天罰がくだるように願ってしまう。

本心から、ハーグローブは治療より演奏を最優先したのだろうか。
命のろうそくを削って、ステージに立ったのだろうか。
疲れた体で、若手の育成の時間を過ごしたのだろうか。

先延ばしすることが、全てをストップさせてしまう「死」という存在を全く考えなかったのだろうか。

残った事実は、、
ハイグローブは、49歳で彼は亡くなった。
現代ジャズシーンで多くの実績を築いた。
彼の音楽は、ラリー・クロシアーの管理下にある。


そう、問題未解決のままなのである。
そして、ひと夏の撮影だけれど、彼の生き様、死に様を観ることになる。
人生って、なんでだろう?

2024年2月 3日 (土)

ヴィクトリア・トルストイ!の新作が3月にでる♪


2004年に、故エスビョルン・スヴェンソン曲集『Shining on You』でデビューして20年!
3月にACTレーベルから新譜がでます♪
 
★  Stealing Moments / Viktoria Tolstoy ★
 
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ACT デビューからちょうど20 年ということで、「ファミリー(音楽の仲間)」と一緒に音楽を作るというアイデアのようです。
 

ニルス・ランドグレンの他、イーダ・サンド、ヴォルフガング・ハフナー、セシリエ・ノルビー、ラース・ダニエルソン、イイロ・ランタラ、ヤン・ルンドグレンといったベテランミュージシャンといった、長年の友人や仲間たちが、、
彼女念頭に置いた曲を書き下ろしているそうです。
故エスビョルン・スヴェンソンのインストゥルメンタル曲で「Hands Off」も収録!
 

楽しみな春ですね♪
 

1. A Love Song (Nils Landgren)
2. Good and Proper End (Iiro Rantala, Anna Alerstedt)
3. Wherever You're Going (Ida Sand)
4. Hands Off (Esbjörn Svensson, Eva Svensson)
5. Summer Kind Of Love (Jan Lundgren, Hanna Svensson)
6. I Don't Wanna Lose You (Ida Sand)
7. License To Love (Lars Danielsson, Caecile Norby)
8. What Should I Do (Ida Sand)
9. Synchronicity (Wolfgang Haffner, Anna Alerstedt)
10. Stealing Moments (Anna Alerstedt)
 

Viktoria Tolstoy (vo)
Joel Lyssarides (p)
Krister Jonsson (g)
Mattias Svensson (b)
Rasmus Kihlberg (ds)
 

んじゃ、退散♪

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