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音楽で拡がる輪

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2024年1月

2024年1月31日 (水)

大空を舞う鳥のように…録音も◎ 『Spark Bird / Emilie-Claire Barlow』

Spark_bird
 

去年買った新譜シリーズ。
アレとかコレとか、、まだあるのですが、一月も終わりなので、
流石に、このシリーズはこの盤でおしまいにします。汗
 

カナダ・トロント出身の人気ヴォーカリスト、エミリー・クレア・バーロウ。
クリスマス・アルバム『Lumieres D'hiver』以来の5年ぶりの新作。
アメリカのバード・ウォッチャーの間で語られる、「人生の全てを変えてしまうというスパーク・バードとの運命的な出会い」にインスピレーションを受け、数年をかけて創り上げた作品とのこと。
ちなみに、スパーク・バードとは、バード・ウォッチング好きの間では、バード・ウォッチングにのめりこむきっかけとなった最初の鳥種のこと。
彼女が探し出した、鳥や大空に因んだ曲が並ぶ…。
 

オープナーは、伸びやかで爽やかな声で一気に惹きつける「Over the Rainbow」。
ブラジル音楽にフランス語の歌詞をつけた「Fais comme l'oiseau」、シンプルな編成でギターのカッティングも気持ちよく…少し、アンニュイに。
ギターとのデュオでしっとりと始まる「Skylark」、後半の、ストリングスとギターの重なりも珠玉。
爽やかなサンバ・テイストに溢れた「Bird of Beauty」、フルートをフューチャーし、鮮やかな色彩に満ちている。
翳りのあるコールドプレイのバラッド「O」、透明感あるピアノと朗々としたトランペット、そして、真摯な歌声から哀しみを胸に感じる。
同郷のピアニスト&ボーカリストのハンナ・バーストウの曲「Where Will I Be?」、インスト陣にエレピでご本人が参加し、全員でエモーショナルに盛り上がる。
お得意のスキャットで軽快に躍動する「「Little Jazz Bird」。
終演は、ピアノとデュオでスペイン語で歌い上げるスペインのマノロ・ガルシアの「Pájaros de Barro」、切なさが滲む、心に沁みる。
 
 

ナチュラルな歌声で、過度な感情移入もなく、8曲心地よく歌い上げている。
その包み込むような優しさ、滲み出る切なさ、表現力も素晴らしい。
そして、びっくりすほど、録音も素晴らしい。
 

1. Over the Rainbow
2. Fais comme l'oiseau
3. Skylark
4. Bird of Beauty
5. O
6. Where Will I Be?
7. Little Jazz Bird
8. Pájaros de Barro
 

Emilie-Claire Barlow (vo)
Rachel Therrien (flh) # 5,6
Bill McBirnie (fl) # 4
Kelly Jefferson (ts) # 1,2,6
Reg Schwager (g) # 1,2,3,4,7
Justin Abedin (g) #6
Hannah Barstow (el-p) # 6
Chris Donnelly (p) # 4,7,8
Amanda Tosoff (p) #1,5
Jon Maharaj (b) exc. #8
Ben Riley (ds) # 5, 6
Celso Alberti (perc) # 1,4
Drew Jurecka (vn # 3,5 , vla # 5)
Lydia Munchinsky (vc) # 3,5
 

今日のおまけは、ご本人があげていた「Little Jazz Bird」。
 
 
 
んじゃ、退散♪

2024年1月28日 (日)

オリジナル曲を封印しても、メセニー・ワールドが全開 「Pat Metheny & Ron Carter with Joe Dyson (1/27 2nd) @ ブルー・ノート東京」

Pat Metheny & Ron Carter with Joe Dyson (1/27 2nd) @ ブルー・ノート東京
Pat Metheny (g) Ron Carter (b) Joe Dyson (ds)
 

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定刻、3人がステージに現れ、、いきなり「All Blues」で、始まった。
あの印象的なフレーズが、、比較的、ゆったりと、、
そして、3人で確かめ合うように息を合わせて進んでいく。
そこから、ウィットの効いた「Bye Bye Blackbird」、ロン・カーターのベースがグルービィ、そして、ソロもクール♪
ジョー・ダイソン、ダイナミクスのコントロールもよくて、安定感たっぷり。
「81」、「Milestones」が始まると、歓声がわく。
緊張と緩和、そして、見事な3人のコンビネーション。
スリリングな演奏に、聴き入る。
 
一転、ソロで始まったバラッドは、ロマンチシズムに溢れていて…うっとり。
かと思えば、、ブルージーに始まった「Sunny」、テーマを弾き終えると、
ソロは、転調、リフレイン、拡張、、まるで、PMGのようなパット・メセニーの世界。
思わず、のけぞる!
 
そして、ロン・カーターのベース・ソロは、「荒城の月」のフレーズに始まって、さまざまなメロディが降りてきたメドレー…最後は、再び「荒城の月」の月に戻って、10分?近い渾身のソロに拍手喝采。
 
ポツポツと始まったミステリアスな「All The Things You Are」、、
その後の、スタンダードでの、ロン・カーターのソロは絶好調だったんじゃないでしょうか?
終演では、ジョー・ダイソンのダイナミックなソロを聴けました!
 
噂通り、オリジナル曲は封印、そして、マイルス・デイヴィスへのトリュビュート演奏ってことで、、
めちゃ、かっこいい曲が並びました。
いや、、オリジナルを封印しても、メセニー・ワールドは全開!
そして、ロン・カーターへのリスペクトも満載、ロン・カーターを見つめる嬉しそうなお顔は忘れられません。
また、若手のジョー・ダイソンは、レジェンド2人の温かな眼差しの中、その逸材ぶりを発揮してました。
 
幸せ、そして、痺れたブルー・ノートの夜!
先日のDream Box Solo Tourに続いて、恐るべしパット・メセニー、と、なって…出来上がりました。汗
いろいろと、意味不明ではありますが、m(_ _)m めちゃくちゃ感動したことだけは間違いありません。

んじゃ、退散♪

2024年1月24日 (水)

ヘルゲ・リエンの感謝と美意識の詰まった 『Funeral Dance / Helge Lien Trio & Tore Brunborg』

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去年買った新譜シリーズ。
 

ノルウェーが誇るピアニストのヘルゲ・リエンが自身のトリオに、同郷のサックス奏者トーレ・ブルンボルグを迎えたカルテット。
埋葬ダンスと名付けられたこのアルバムは、ヘルゲ・リエンが師と仰ぐウクライナ生まれのピアニスト、ミハイル・アルペリンへの鎮魂歌…追悼作品。

リエンのオリジナルが5曲(1,4,7,8,9)、ブルンボルクのオリジナルが4曲(3,5,6,10)、ガブリエル・フォーレの歌曲で全10曲。
 

オープナーは、ピアノとサックスが綴織のように景色を織りなす「Adam」、美しい音風景。
サックスの音色がどこか哀しいフォーレの歌曲「Après Un Rêve」。
「Riss」、ベースとドラムではじまりピアノ・トリオの創り出す流れに乗ってサックスが物語る。
タイトル曲「Funeral Dance」、ピアノのミニマルなフレーズ、サックスの深いため息…。
体に響くベースとドラムの低音、太く切り裂くサックス、ミステリアスなピアノと少し異色な「Kaldanuten」。
「Gupu」、4人の真摯な演奏が心に沁みる。
美麗なピアノに聴き惚れる「The Silver Pine」、ベースのボーイングが異世界に誘う「Bømlo」。
「A Wonderful Selection of Gloomy Keys」、リズムにのってピアノとサックスのユニゾンもあり、盛り上がるけれど…翳りは消えない。
終演は、サックス・カデンツァからはじまる「Sævelid」、ピアノ・トリオの美しさと幽玄なサックスの相乗効果は果てしない。
 

リエンのミハイル・アルペリンへの想いの深さをかんじる。
ただ、悲しいというより、彼に対しての感謝の気持ちを表現した感じ。
そこには、彼の美意識がぎっしり詰まっており、
ブルンボルクの渋い色彩も相まって仄暗く抒情的な景色が続く。
 

1. Adam
2. Après Un Rêve
3. Riss
4. Funeral Dance
5. Kaldanuten
6. Gupu
7. The Silver Pine
8. Bømlo
9. A Wonderful Selection of Gloomy Keys
10. Sævelid
 

Helge Lien (p)
Johannes Eick (b)
Knut Aalefjaer (ds)
Tore Brunborg (ts)
 

今日のおまけは、ご本人のトピックにあった「Adam」。
 
 
 
 
このアルバム、車で聴いた後に、、見つからなくってしまい…
お正月に、クリアファイルの間から、ヒョッコリとでてきました。。
整理整頓は大事。。。
 
 
 
んじゃ、退散♪

2024年1月21日 (日)

2月にヴィジェイ・アイヤーが新作を出す!


天才ピアニスト、コンポーザーのヴィジェイ・アイヤー。
 
前作『Uneasy』に続き、ベースにはリンダ・メイ・ハン・オー、ドラムにはタイショーン・ソーリーを迎え、
このトリオによる第2作目をECMからリリースします♪
 
★ COMPASSION / Vijay Iyer, Linda May Han Oh, Tyshawn Sorey ★
 
Compassion

前作は、アイヤーのイメージを随分変えたと思うんですよ。
打楽器的なフレーズが少なくなって、叙情的な部分が多くなった気がしました。
 
 
今回、アルバム・タイトル『COMPASSION』は、『思いやり』。
アイヤーのメロディックな魅力に期待しちゃってもいいのだろうか。
これまた、楽しみな一枚。
 
 

1. Compassion
2. Arch
3. Overjoyed
4. Maelstrom
5. Prelude: Orison
6. Tempest
7. Panegyric
8. Nonaah
9. Where I Am
10. Ghostrumental
11.  It Goes
12. Free Spirits / Drummer’s Song
 

Vijay Iyer (p)
Linda My Han Oh (b)
Tyshawn Sorey (ds)
 
 
んじゃ、退散♪

2024年1月20日 (土)

今日、1月20日(土)は、第43回新潟ジャズストリートです!

今日、1月20日(土)は、第43回新潟ジャズストリート デューク・エリントン・メモリアルの開催日です。
 
5類となりましたが、感染対策も万全でお願いします!
 

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★ 「43回新潟ジャズストリート デューク・エリントン・メモリアル」 ★
 

2024年1月20日(土)
 

会 場 古町・駅南地区27会場(予定)
料 金 フリーパスチケット2,000円(中学生以下無料)
    500円の1ドリンクチケット付き
時 間 12:00~23:00(演奏時間は会場により異なります)



お正月から大変なことが起きました。
日常生活が、非日常生活が、、いかに大切なものかしみじみ感じた年明けでした。
 

フリーパス・チケット1日2,000円に、ワンドリンク(500円分)のチケットが付いています。
また、ミュージシャン・チケットが廃止されたので、ミュージシャンの方もチケットを購入して、ご参加ください!
 

雨は降りそうですが、雪は大丈夫そうですね。
寒さ対策に気をつけて、1日楽しみましょう。
 
 
 

んじゃ、退散♪

2024年1月17日 (水)

想像不可能…ソロではありえない音風景 「Pat Metheny Dream Box Solo Tour @ 新潟市民劇場 りゅーとぴあ (1/16)」

Pat Metheny Dream Box Solo Tour @ 新潟市民劇場 りゅーとぴあ (1/16)
Pat Metheny (g, etc.)
 
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なんと、3列目のど真ん中。
メセニーさま、真正面、4〜5メートル。
メセニーさまに、人生、最接近!!


あ、開演時間の少し前に、ご本人が翻訳付きで今日のプログラムを簡単に説明。
今までリリースした53枚のアルバムから、さまざまチャレンジしたい、という感じのお話。
特に、アコースティック・ギターを勧めてくれたチャーリー・ヘイデンとの「Beyond The Missouri Sky」への感謝などなど。汗
 
 
想い出を辿るようにギターを奏で始め、柔らかで心に染み込む「Phase Dance」のフレーズが聴こえ始めた後は、壮大なメドレーが始まる。
名曲のメロディが、走馬灯のように次々と浮かんでは消える豪華なメドレー。
全く、途切れることなく…全身から溢れ出る叙情。
ステージの真ん中の椅子に座って、ほとんど下を向いたまま(ギターに向き合ったまま)
一区切りして、
「Waltz for Ruth」が始まり、なんと、あの「Cinema Paradiso (Love Theme)」や「First Song」まで。。
この瞬間、嬉し過ぎて頭を抱える私…あぁ。。生きててよかった。
いろいろな人の演奏で、何度も何度も聴いているはずのこれらの曲が…こんなにも美しく心に響くとは。
さまざまな感情とともに、内なる世界を深く深く旅する感じ。
 
 
一転、ループを使って、ギターの音を重ね、重ね、力強いカッティングでどんどん広がる壮大な世界。
そして、ノイジーにギターをかき鳴らし、アヴァンギャルドで強靭な精神世界も披露。
その鬼気迫る緊張感ある時間に、会場釘付け、かっこよすぎる。
そして、お琴の音色のピカソ・ギターの登場、細い弦の見える位置で嬉しいっ。
友だち紹介みたいに「ピカソ・ギター」って!
 
 
次に、バリトン・ギターに持ち替え、しっとり、静かに…ええ、、なんですか、この流れは…
めちゃ、不思議な雨降りのイパネマからの憧れの「Last Train Home」、再び再び死んでもいいがでる。笑
 
 

 

そして、今回の新譜の主役フルアコ抱えて、やっとDream Boxツアーへ。笑
でも、ここで、胸キュンしてたら、、いかんのですよ。
 

 

この後が、、大変。
ここまでは、素晴らしかったけど、、ある程度予測できますからね。
この後、巷でちらほらと話題になりはじめているオーケストリオンも登場。
そこに、数台の愛機で次々に演奏するメセニーさまは、嘘みたいにギター愛にあふれている。
ギタリスト、コンポーザー、プロデューサー、そして、発明家・発案家としてのメセニーさまが爆発。
いっときも目を離せない状況が続きます。
この辺は、その場で感動して、私と同じ気分になって欲しいので、、詳細は割愛!
これから、公演を聴く方、想像以上の感動ですよ。
 

 

 
 
ソロの公演なのに、ソロではありえない音風景。
壮大で、メロディアスでファンタスティック。
なんど、心の中で「くぅ〜〜」って唸ったか…
今、可能なことを全て観せてくれるような怒涛の演奏…
あっという間にアンコールでした。
 

 

ギター愛に溢れた69歳のギター少年の進化は続く!
 

 

 

 

んじゃ、退散♪

2024年1月14日 (日)

まるで雪景色のよう 『Strands: Live at the Danish Radio Concert Hall / Palle Mikkelborg   Jakob Bro    Marilyn Mazur』

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去年買った新譜シリーズ。
 


2023年2月10日にダニッシュ・レディオ・コンサート・ホールで行われたパレ・ミッケルボルグの復帰公演のライヴ録音盤。
メンバーは、ヤコブ・ブロ、パレ・ミッケルボルグ、マリリン・マズール。
 デンマークを代表する3人が集まった、といっても、過言でないでしょう。。
全てオリジナル、5曲目がミッケルボルグ、3曲目がミッケルボルグとブロの共作、残りはブロの曲。
 

オープナー「Gefion」から、静寂な中にミッケルボルグの浮遊感あるフリューゲルが漂い異空間に誘う。
「Oktober」哀愁あるメロディをギターが奏で、パーカッションで色彩を。
即興度、実験度が高い「Returnings」、緊張感が高い。
静かな流れの中にストーリ性を感じる、「Strands」。
「Youth」、朗々と、でも、漂いながら進んでいく…。
終演「Lyskaste」、静かに幕を閉じる。
 

透明感と浮遊感ある美しいサウンド。
3人で創り上げた雪景色のよう。
 

1. Gefion
2. Oktober
3. Returnings
4. Strands
5. Youth
6. Lyskaste
 

Palle Mikkelborg (tp, flgh)
Jakob Bro (g)
Marilyn Mazur (per)
今日のおまけは、ミッケルボルグがトピックであげていた「Strands 」。
 
 
んじゃ、退散♪

2024年1月13日 (土)

ロマンティックが止まらない…『Vol. 1 / Chris Botti』

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去年買った新譜シリーズ。
 

アメリカの人気トランペット奏者、クリス・ボッティ。
美形でメロディアスなトランペッター、と、いう認識だったのだけれど、、
何年か前に観たライブが、客席を過剰に意識した演出内容で、、なんとなく、、違うなぁ、、
って、嫌厭気味な感じだったんだけど、、
 

一昨年、60歳を過ぎて心機一転?ブルーノート・レーベルと契約でリリースされたこのアルバム。
精悍な表情に似合うバラッドを堪能できる極上仕上げでした。
大筋を固定のメンバーで、曲によって素晴らしいアーティスとたちを呼んでいます。
 

オープナーは、デヴィッド・フォスターとティラー・アイグスティの2人のピアニストと奏でる「Danny Boy」、ワン・ラウンドでノック・アウトですよ。
「Bewitched, Bothered and Bewildered」ローズとギターという夢の世界で朗々とメロディを奏でる…。
繊細なギターの音が効果的な「Two for the Road」。
シンガー・ソング・ライターのジョン・スプリトホフ作「Paris 」、ご本人の歌入りで明るく軽く華やか。
マイルス・デイヴィスを愛してやまないボッティの「Blue in Green」、ピアノ・トリオをバックにロマンチシズム溢れる演奏。
「Someday My Prince Will Come」、大らかに穏やかに柔らかな光のようなトランペット。
前曲同様サックスとギターがいい色合いな「Time on My Hands」。
「My Funny Valentine」、沈んだ色合いが美しい…ヴァイオリンの音色も哀愁を誘う。
コールド・プレイの「Fix You」、温かさを感じるふくよかなトランペットの音色。
終演は、ピアノ・トリオとおくる「Old Folks」、エスティバン・カストロのピアノが美しい。
 

ボーナス・トラック「Milestones」、サックスが入ってアグレッシヴに。
 


ロマンティックが止まらない…
極上のバラッド・アルバム!
 
1. Danny Boy
2. Bewitched, Bothered and Bewildered
3. Two for the Road
4. Paris  ( feat. John Splithoff)
5. Blue in Green
6. Someday My Prince Will Come
7. Time on My Hands
8. My Funny Valentine
9. Fix You
10. Old Folks
日本盤ボーナス・トラック
11. Milestones
 

Chris Botti (tp)
David Foster (p) #1, 6
Taylor Eigsti (p) ex. # 3, 10, 11
Julian Pollack (rhodes # 2, 3  p # 9)
Zach Moses (b) ex. #1, 8, 11
Vinnie Colaiuta (ds) ex. # 1, 11
Patrick Warren (strings) ex. # 5, 7, 8, 10, 11
Leonardo Amuedo (g) # 3, 4, 6, 7, 9
Gilad Hekselman (g) #2
Shane Fontayne (g) #4
Esteban Castro (p) #10
Chad Lefkowitz-Brown (sax) # 6, 7
Thomas Morgan (b) # 8
Joshua Bell (vln) # 8
John Splithoff (vo) # 4
今日のおまけは、ご本人があげていた「Danny Boy 」。
 
 
んじゃ、退散♪
 

2024年1月 7日 (日)

アダム・バウディフとレシェク・モジュジェルのデュオがでる!!


ポーランドを代表する天才2人のデュオ盤がACTレーベルからリリースされます!
 

2人とも目の前で演奏を聴いたことがあるのですが、、
特に、バウディフは、新潟のジャズフラッシュの最前列でしたので、まぢ、弦の切れたのまで見えました!

さすが音楽大国ポーランドのアーティストだけあって、楽器遣いの巧さは超絶極まりなかった。
 
 
★ Passacaglia / Adam Baldych & Leszek Mozdzer ★
 
Passacaglia


まぁ、この2人のデュオなら、、めちゃエレガントなんじゃないの?って、思っているのですが、、
このアルバムは、ルネッサンス期のヴァイオリン、432Hzと442Hzに調律された2台のピアノという
非常に珍しい組み合わせで録音されているそうです。
オフィシャルなビデオを観ると、モジュジェルは2台のピアノ間で演奏してましたよ。
 
2人のアーティスト魂、、に、火がついた即興を期待しちゃいます。

 
1. Passacaglia
2. Jadzia
3. Moon
4. December
5. Gymnopedie
6. Polydilemma
7. Le Pearl
8. January
9. Beyond Horizon
10. Saltare
11. Circumcscriptions
12. Resonance
13. Aurora
14. O Ignee Spiritus
15. La Deploration Sur La Mort D'ockeghem


Adam Baldych (vln)
Mozdzer Leszek (p)
 
んじゃ、退散♪

2024年1月 4日 (木)

美しく気高い音風景 『Dot / Hitomi Nishiyama (西山 瞳)』を聴きながら「☆ 2024年 たった一つの願いこと☆」

2024年もよろしくお願いします。m(_ _)m

 

 ★今年は甲辰で〜す★ 
 
辰年ですよ! 飛んで飛んで、大空一っ飛び、文字通り世界に飛び出ましょ。
 

2024年の冒頭を飾るのは、去年にやってきて、ブログ・アップしそこなったアルバムです。
しかも、なかなかの意欲作でしたよ。汗
 
Dot / Hitomi Nishiyama (西山 瞳)
 
 
Dot

デビューより、欧州ジャズに重なるメロディとハーモニーでファンを魅了してきたピアニスト、作曲家、西山 瞳。
「鋼鉄のジャズ女」なるコラムも持つヘヴィメタルのオタクで、ヘヴィメタル・カヴァーのプロジェクトのアルバムもある。
 

新作は、ファツィオリを使用したピアノ・トリオ作品で、全作西山オリジナル。
9曲中5曲に、トリオの演奏にクラリネットの鈴木 孝紀、バイオリンのmaiko、テナーサックス&フルートの橋爪 亮督らが加わり、音風景に厚みと陰影を深めているのも印象的。
 

オープナーは、トリオ演奏で翳りのある「Turtledove」、メランコリック。
 

タイトル曲「 Dot」、ミニマルなピアノに、ベースの低音、繊細なドラム、そして、クラリネットとフルートとバイオリンが加わって静かな波動が次第に大きくなっていく。
小さな点が大きな広がりに。
「The Rider」、抒情的でメロディアスな曲、ここにもクラリネット、テナー、バイオリンが加わって、美しいアンサンブルが繰り広げられる。
 

トリオでしっとり聴かせる「To Return」、円熟味を感じる詩情豊かな時間。
 

再び、クラリネット、テナー、バイオリンが加わる「Tidal」。
冒頭から、心の奥に迫る込むトリオとしての演奏に、クラリネット、テナー、バイオリンが濃い陰影をつけた深みのあるアンサンブル。
暗く、力強く、密度高い関係が続く。
「Red and Yellow」、柔らかなタッチで、、穏やかで牧歌的な雰囲気…心落ち着く。
 

トリオでダイナミックな動き「Pigeons」。
同じくトリオ演奏「Baroness」、一音一音を大事にした気迫に満ちた3人のやりとり!
 

終演は、再びクラリネット、テナー、バイオリンが加わって「Lighthouse」。
ゆったり…悠然とした流れが心を照らしてくれるよう。
 

美しく気高い音風景。
新境地の開拓!
 

1. Turtledove 
2. Dot 
3. The Rider 
4. To Return 
5. Tidal 
6. Red and Yellow 
7. Pigeons 
8. Baroness 
9. Lighthouse 


西山 瞳 (p, compose)
西嶋 徹 (b)
則武 諒 (ds)
鈴木 孝紀 (cl #2, 3, 5, 6, 9)
橋爪 亮督 (ts #3, 5, 6, 9   fl #2)
maiko (vin #2, 3, 5, 6, 9)
 

今日のおまけは、ご本人があげていたトレーラー。
 
 


最後に、
 
☆ 2024年 たった一つの願いこと ☆
 
それは、去年と同じ!!引き続きコロナ禍の収束です。
 

5類に以降した現在も、沢山の方が感染し、後遺症で悩まれる方も多いです。
私は、風邪と同じとは思えません。
もちろん、行動制限をすればいいとも思えません。
やっと、広がってきた経済活動も含め、ここで止めてはいけないと思っています。
本当に、風邪みたいなものだとよね、と、早く言える日が来ることを願ってます。

 
 
★ そして、、「令和6年能登半島地震」 恐ろしかったですね ★
 
皆さまが、安全であることを祈ってます。
どなた様も、どうかご無事であられますように!
 
 
諸事情ありまして、次のご挨拶は10日過ぎになるやもしれません。。。
 
今年もどうぞよろしくお願いいたします。m(_ _)m
 
 

んじゃ、退散♪

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