2025年2月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28  

音楽で拡がる輪

« 幅広い背景を持つ詩情豊かな作品 『Calling on the Old Wise / Nitai Hershkovits』 | トップページ | 彼女のストレートな気持ちに打たれた! 「映画 Carole King Home Again: Live in Central Park @ シネ・ウインド」 »

2023年12月13日 (水)

 繊細なタッチで描かれる独創的な音風景 『A Lovesome Thing / Kurt Rosenwinkel   Geri Allen』

A_lovesome_thing
 

現代ジャズ・ギターの皇帝と呼ばれるカート・ローゼンウィンケルと、2017年に60歳で惜しむべく鬼籍にはいってしまったピアニスト、ジェリ・アレンによる2012年の未発表音源。
 
 

ええ!!って、感じですよね。
アレンの生前、、どうやらお互いの才能に惹かれあっていたようで、このコンサートの数か月前に、ローゼンウィンケルはアレンを彼のバンドに招待しており、その流れからこのフィルハーモニー・ド・パリでの共演となったようです。
7トラックありますが、演奏は5曲で、2トラックは各自の簡単なMC。
5曲のうち、2曲は各自のオリジナル。
 

オープナーは、このアルバムのタイトルにもなっているビリー・ストレイホーンの「A Flower is a Lovesome Thing」。
ローゼンウィンケルが夜空に星をばらまくように、抽象的な美しさを際立たせ、アレンが星座を描くように繊細なやりとり。この演奏に会場の全ての観客が心を奪われたと思う。
ガーシュインの「Embraceable You」、ピアノの煌めくたくさんの音の中から浮かび上がる浮遊感あるギター。互いの美しさをひきたてあう力強い絆。
アレンのMCがあって、ローゼンウィンケルのオリジナル「Simple #2」、ギターとピアノが楽しそう。
セロニアス・モンクの「Ruby My Dear」、音と音のはざまから二人の笑顔がみえてきそうに遊びここrたっぷり。
めっちゃ短いローゼンウィンケルのMC。笑
終演は、アレンのオリジナル「Open-Handed Reach」、ローゼンウィンケルのフレージンが美しすぎて悶絶、アレンもすかさずそれに応え、長尺白熱の演奏が続き、拍手喝采!
 

繊細なタッチで描かれる音風景、阿吽の2人が絶妙に呼応し合う高度なインタープレイが続く。
とても、独創的で美しい。
 


1. A Flower is a Lovesome Thing
2. Embraceable You
3. Introductions (Geri Allen)
4. Simple #2
5. Ruby My Dear
6. Introductions (Kurt Rosenwinkel)
7. Open-Handed Reach
 

Kurt Rosenwinkel (g)   Geri Allen (p)
 

今日のおまけは、皇帝のトピックにあった「Open-Handed Reach」。
 
 
 
 
んじゃ、退散♪

« 幅広い背景を持つ詩情豊かな作品 『Calling on the Old Wise / Nitai Hershkovits』 | トップページ | 彼女のストレートな気持ちに打たれた! 「映画 Carole King Home Again: Live in Central Park @ シネ・ウインド」 »

JAZZ(Born In The U.S.A. )」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 幅広い背景を持つ詩情豊かな作品 『Calling on the Old Wise / Nitai Hershkovits』 | トップページ | 彼女のストレートな気持ちに打たれた! 「映画 Carole King Home Again: Live in Central Park @ シネ・ウインド」 »

無料ブログはココログ