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音楽で拡がる輪

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2023年11月12日 (日)

甘さとほろ苦さが溶け合う… 『Summer me, Winter me / Stacey Kent』

Summer_me_winter_me
 

ジャズ界のおしどり夫婦、ステーシー・ケントとジム・トムリソンの新作。
今回は、彼女たちがライブで取り上げてきた曲を中心に幅広く、
そして、カズオ・イシグロの作詞曲もあります。
 

オープナーは、軽快にチャーミングに「Summer Me, Winter Me」。
テナー・サックスのカデンツァから始まる「La Valse des Lilas」、しっとり、丁寧に。
「Thinking About The Rain」、叙情たっぷりのトムリソンのオリジナル、まるで映画の世界。
ジャジーな「Under Paris Skies」、詩的で感情豊「 If You Go Away」。
「Happy Talk」、ボサ調の曲でギターを弾くのはトムリソン、まさに八面六臂の活躍。
小気味よくグルーヴィーな「Show Me」。
トムリソンの作曲でイシグロが歌詞を書いた「Postcard Lovers」、ナチュラルな可愛らしさ満載。
チェロの響きが哀愁を呼ぶ「Corcovado」。。
「A Song That Isn’t Finished Yet」、ビタースィートに。
終演は、「Ne me quitte pas」。5曲目の「If You Go Away」を本来のフランス語で語る。
芳醇なサウンドで、胸がしめつけられる。
 

少し掠れ気味な声で、心をこめて歌い上げる。
甘さとほろ苦さが溶けあったアルバム。


1. Summer Me, Winter Me
2. La Valse des Lilas
3. Thinking About The Rain
4. Under Paris Skies
5. If You Go Away
6. Happy Talk
7. Show Me
8. Postcard Lovers
9. Corcovado
10. A Song That Isn’t Finished Yet
11. Ne me quitte pas
 

Stacey Kent (vo)
Jim Tomlinson (ts, fl, a-fl, cl, g perc keys)
Art Hirahara (p)
Tom Hubbard (b)
Anthony Pinciotti (ds) #1, 2, 3, 4, 5, 7, 9, 10
Aurélie Chenille (1st-vn)
Claire Chabert (2nd-vn)
Fabrice Planchat (viola)
Gabriel Planchat (vc) #5
Graham Harvey (p)
Jeremy Brown (b)
Joshua Morrison (ds) #6, 8, 11
 

今日のおまけは、ご本人があげていた「Ne me quitte pas」。
 

 

んじゃ、退散♪

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コメント

即、登場させましたね ^^
今年の夏からどうも実力派女性ヴォーカルものが手薄感があって、Stacey Kentには私はすぐに跳び付きましたが、なかなか味のあるいいアルバムでした。特に"If You go away","Ne me quitte pas"の同一曲2タイプがいいですねえ。又私は"Corcovado"も良い出来だと思ってます。Jim Tomlinsonの力も大きいのでしょうね。
 実は私はフランス盤LP(2枚組)で聴いているんですが、どうも1、2枚目ともB面に雑音が入るのです。安いからって事はないと思いますが、輸入物は若干注意ですね。肝心のこのお目当て曲に雑音が入って、しょうがないのでストリーミングで聴くなんてこともしました。恐れ入りますがリンクさせてください。
http://osnogfloyd.cocolog-nifty.com/blog/2023/10/post-6cb027.html

風呂井戸さま、リンクとコメントをありがとうございます。

同じ曲での聴き比べ、今回はどちらも素晴らしいと思いました。
私も、「Corcovado」良いとおもいましたよ。

LPで購入可能なのは、、非常に羨ましいですが、、
確かに、盤によっての差は気になりますよね。残念でしたね。

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