レトロ・モダン…今と昔の混在した愛の物語 『Bewitched / Laufey』
クラシックのバイオリニストの中国人の母親と、ジャズが好きなアイスランド人の父親を持ち、
双子の妹ジュニア・リンもヴァイオリン奏者で、このアルバムでも3曲に参加している音楽一家に育つ。
2ndアルバムとなる新作は、タイトル曲「Bewitched」を最初に決め、曲を作り上げていった統一感あるロマンティックな内容。
唯一のカバー曲「Misty」も、その路線から外れることはない。
ジュニア・リンのバイオリンが優雅に響く「Second Best」、「Haunted」。
胸の高まりを感じる「Must Be Love」、乙女でロマンチックな「While You Were Sleeping」。
「Lovesick」ちょっと、力強く8ビートに気持ちをのせて。
フィルハーモニア管弦楽団が入って、エモーショナルに歌い上げる「California and Me」。
ピアノ演奏で「Nocturne」、間奏。
しっとりと情感をこめて「Promise」、ガット・ギターにのせてボサ調「From the Start」。
ピアノ・トリオの演奏でえろる・ガーナーの「Misty」、神秘的…素晴らしい♪
「Serendipity」、優しく穏やかに、愛おしむ気持ちに満ちた「Letter to My 13 Year Old Self」。
終演は、タイトル曲「Bewitched」にも、フィルハーモニア管弦楽団が入る。
でも、シンプルな小さな音を大切にした演奏。
ビブラートの入るヴェルベット・ボイスに惹かれる。
キュートな見た目を裏切る深みのある歌声、そして、今と昔の混在した愛の物語。
1. Dreamer
2. Second Best
3. Haunted
4. Must Be Love
5. While You Were Sleeping
6. Lovesick
7. California and Me
8. Nocturne (Interlude)
9. Promise
10. From the Start
11. Misty
12. Serendipity
13. Letter to My 13 Year Old Self
14. Bewitched
Laufey (vo,
Junia Lín (vin) #2, 3, 6
The Philharmonia Orchestra #7, 14
今日のおまけは、ご本人があげていた「Promise」。
最近のコメント