おおらかで遊び心がたっぷり 『Landed on the Moon / 渡辺 翔太 トリオ』
日本のジャズ 界を牽引する若手ピアニスト、渡辺 翔太による4枚目のリーダー・アルバム♪
レギュラー・メンバーのベースに若井 俊也とドラムに石若 駿に、ヴォーカルでシンガー・ソング・ライターのRuri Matsumuraが2曲に参加し、その2曲で作詞もしている。
チャップリンの「SMILE」を除く、9曲が渡辺オリジナル。
オープナーは、沖縄でごちゃ混ぜを意味する「まんちゃー」から。綺麗なピアノのフレーズから一転してスリリングに駆け抜ける3人。時折、沖縄フレーズも一緒に駆け抜ける。
ヴォーカルが参加する「Friends」、ポップに弾けてスリル満点。可愛いらしい声が青空を感じる。
「Unbirthday」、なんでもない日をテーマにした素敵な演奏。
ベースとドラムのうねりにグイグイきちゃう「That's the Way Life Goes」。
優しい子守唄はを奏でる「Lullaby」。
チャップリンの名曲「SMILE」、琉麗なピアノとアップテンポで明るいアレンジでお洒落。
メロディアスでしなやか、おおらかなな「Daydream」。
ヴォーカルが参加する「Her Marmalade」、曇りガラス越しに風景を見るような歌の優しさ、暖かさ…寂しさ。歌は、強いなぁ。。そして、全てを包み込むようなピアノの響き。
実験的即興「 Table Factory」。
終演は、浮遊感と軽さが綺麗な「Correndo ó verão」。
3人で何気なくハイレベルなことをやっていても、おおらかで遊び心をたっぷり感じる。
何より、綺麗にピアノを奏でています。
そして、ヴォーカルの参加のさせ方が上手いなぁ…と、思いました。
1. まんちゃー
2. Friends
3. Unbirthday
4. That's the Way Life Goes
5. Lullaby
6. SMILE
7. Daydream
8. Her Marmalade
9. Table Factory
10. Correndo ó verão
渡辺 翔太 (p, rhodes, wurlitzer, syn)
若井 俊也 (b, melodica)
石若 駿 (ds, perc)
Ruri Matsumura (vo) #2,8
今日のおまけは、唯一のカバー曲「SMILE」。
んじゃ、退散♪
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