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音楽で拡がる輪

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2023年10月

2023年10月29日 (日)

これぞ自由奔放! 『Uncle Johns Band / John Scofield』

 
 
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米国のレジェンド・ギタリスト、ジョン・スコフィールド。
2022年のキャリア初のソロ作品『John Scofield』でしたが、
「バンドが大好きだ」笑 というスコフィールドの新しいトリオは、スティーヴ・スワロウに変わり、ベースにはヴィセンテ・アーチャー、ドラムは朋友のビル・スチュワート。
 

選曲もボブ・ディランやニール・ヤングの曲をはじめ、ウエスト・サイド・ストーリーからの曲、マイルス・デイヴィスの曲やジャズ・スタンダードなど、幅広く収録。そこに、様々なジャンルのテイストを取り込んだオリジナル7曲も肩を並べる。
彼曰く「どこにでも行ける」トリオ!
 

ディスク1のオープナーから、ボブ・ディランの「Mr. Tambourine Man」で、弾けてる!
ジョンスコのオリジナル、スリリングに駆け抜ける「How Deep」。ビル・スチュワートかっこいい♪
「TV Band」ファンキー!、荒野を感じる「Back in Time」。
マイルスがバド・パウエルの曲を借用した「Budo」、高速でキレキレのアクション!
亡くなった長男に捧げた「Nothing is Forever」。
メロディ・メーカー、ニール・ヤングの「Old Man」、兄貴のように揺れて畝って最高。
 

ディスク2のオープナーは、人呼んで「The Girlfriend Chord」、硬質でスリリング。
スタンダード「Stairway to the Stars」、メロウなバラッド。
ちょっと歪んだ「Mo Green」。
パンデミック中にできた「Mask」、ちょっとダークにグルーヴ。
ウエストサイド・ストーリーの「Somewhere」、優しく穏やか。
レイ・ブラウンの「Ray's Idea」、遅めのテンポでベースとユニゾン。
終演は、タイトルにもなっている「Uncle John's Band」、楽しそうなベースとの会話♪
 


全編で、トリオのインプロビゼーションが炸裂!!
70歳すぎたスコフィールド翁の、自由奔放ぶりを堪能できるアルバム。
本当に、3人でどこにでもいけちゃうバンドでしたぁ〜
あけてびっくりの(まっ、予測通り??)ECMらしからぬ内容でした〜♪
 

Disc 1
1. Mr. Tambourine Man
2. How Deep
3. TV Band
4. Back in Time
5. Budo
6. Nothing is Forever
7. Old Man
 

Disc 2
1. The Girlfriend Chord
2. Stairway to the Stars
3. Mo Green
4. Mask
5. Somewhere
6. Ray's Idea
7. Uncle John's Band
 

John Scofield (g)
Vicente Archer (b)
Bill Stewart (ds)
 

今日のおまけは、ご本人のトピックにあった「Uncle John's Band」。
 
 




んじゃ、退散♪

2023年10月28日 (土)

彼女の大切なもが、ぎゅぎゅっと詰まった時間 「megumi『Indigo』発売記念ライブ @ Jazz FLASH (10/25)」

megumi『Indigo』発売記念ライブ @ Jazz FLASH (10/25)
megumi(vo)
Jun Furuya (p, meldica)
Eishin Nose (p, meldica)
 
 
Megumi

megumiさんの『Indigo』の発売記念ライブが、新潟であったので、楽しみに行ってきました!
なんと、新潟でのライブははじめてですが、満席のお客さまです♪
多くの大切な人たちと、素敵な時間を共有できることは、、とても、嬉しいことですね。
 

ライブは、2部制、、開演時間に少し遅れてはじまりました。
アルバムの曲順で時間が流れて行きました。

まずは、連弾で、違う世界の扉を探るような3人の音出しからはじまった「月ぬ美しゃ」。
別々に聴こえていた音が、一緒になって入ってくる。
細心のダイナミクスで心への響きを大事にした野瀬さんのピアノが導く「Moon River」。
静かに見渡す夜の川面に映る風景から、互いの演奏にインスパイアされながら感情を膨らませる。
同郷のよよよ_ゐのオリジナル「銀河線」、古谷さんのピアノと感情をなぞるような野瀬さんの鍵盤ハーモニカ。
歌詞が、、自分の気持ちと被さって、、胸がぎゅっとなる。
この後も、「Little Girl Blue」、「Born to Be Blue」と続き、
1stセットの終演は、野瀬さんの鍵盤ハーモニカも入って石垣島由縁の「えんどうの花」、民謡の持つ抒情をアグレッシブに。
 

2ndセットは、ダイナミックな野瀬さんのオリジナルから始まり、
アルバムの曲を演奏していきますが、ほとんどの曲で鍵盤ハーモニカが活躍。
ピアノとのデュオになったり、歌の感情を増幅させたり、、
私的には、今日は鍵盤ハーモニカの魅力が、はじめてわかった気がしました。
 

そして、少しハスキー、物憂げな 表情で、感情を表現していくmegumiさんの歌に誘われ、満員のお客さまと一緒に彼女の世界に酔いました。
一筋縄でいかない両ピアニストの演奏でも、ピッチを狂わすことなくしっかり歌い上げてた。
 

ピアニストたち、、時折ちょっと変則で変態だったりするのですが、互い刺激し合って一緒に、、道無き道を旅する感じだぁ。
煌めきだけでない美しさ、感情表現力の多彩さ、、音楽は自分の気持ちを頭あの中を表現できてこそですよね
2ndセットの最後は、プリペイド・ピアノも入って即興極まった「月ぬ美しゃ」。
アルバムでも、結構やんちゃしてましたが、乱闘気味でしたねぇ!
一瞬、レオン・ラッセル降臨かと思った。笑
で、アンコールで、終了!
 
アンコール前に、私的大興奮のハプニングがあったのですが、、m(_ _)m
これは、ライブに行った人だけのひ・み・つっ。

ピアノや鍵盤ハーモニカの演奏を じっと聴き入って、気持ちを高揚させる…そして、歌で表現する、三者の感情のやりとりに聴き入ってしまいました…
あぁ、、素晴らしかった。。カッコよかった!
彼女の大切なもが、、ぎゅぎゅっと詰まったライブでした♪


ミュージシャンの皆さん、フラッシュのマスター&女将さん、岩井さん、、
本当にありがとうございました。m(_ _)m
 
んじゃ、退散♪



2023年10月25日 (水)

サマラ・ジョイのホリデイEPがリリースされる♪


う〜ん、情報収集能力が低すぎる。。
なんと、あのサマラ・ジョイのホリデイEPが、10月27日にリリースされる。
EPということで、彼女のお気にいりのクリスマス・ソングが6曲!


★ A Joyful Holiday / Samara Joy ★
 
A_joyful_holiday
 

メンバーも豪華ですよ。
前作『Linger Awhile』に引き続き、ギターはパスクァーレ・グラッソ、ベースはデイヴィット・ウォン、ドラムはケニー・ワシントン。
ピアノで、なんとサリヴァン・フォートナーが加わったという。。

先行で配信されている「Have Yourself A Merry Little Christmas」を聴くと、、
ギター・トリオとの演奏になってたりしますね。
曲によって、編成を変えているのでしょうね。
 


やったぁ〜、って、ことでご予約しました。笑
 

1. Warm In December
2. Twinkle Twinkle Little Me ft. Sullivan Fortner
3. The Christmas Song
4. Have Yourself A Merry Little Christmas
5. O Holy Night
6. The Christmas Song (Live)
 

Samara Joy (vo)
Pasquale Grasso (g)
David Wong (b)
Kenny Washington (ds)
Sullivan Fortner (p)
 
 
んじゃ、退散♪

2023年10月22日 (日)

スムース・ジャズ界の人気ギタリストの初クリスマス・アルバム!


米国のスムース・ジャズ界の人気ギタリスト、アダム・ホーリー。
キャリア初の、クリスマス・アルバムをリリースします。
 
★ What Christmas Means to Me / Adam Hawley ★
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不勉強で、、はじめましてのギタリストさん。
YouTubeで検索すると、謳い文句の言うように、、

「R&Bテイストが爽快で心地よい極上のスムース・ジャズ」

曲によって、ゲストも入るようですね。
楽しそうではないですか♪



1. Jingle-Bells
2. God Rest Ye Merry Gentlemen feat. Julian Vaughn
3. What Christmas Means To Me Feat. L Young
4. Christmas Time Is Here
5. Mary Did You Know Feat. Kat Hawley
6. Have Yourself A Merry Little Christmas
7. O Come All Ye Faithful
8. Do You Hear What I Hear Feat. Marcus Anderson
9. A Child Is Born
10. Celebrate Me Home feat. Matt Cusson


Adam Hawley (g)
 
んじゃ、退散♪

2023年10月21日 (土)

何から何まで凄かった… 「SFJAZZ Collective @ ブルーノート東京 (10/17 1st, 2nd)」

SFJAZZ Collective @ ブルーノート東京 (10/17 1st, 2nd)
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Chris Potter (music director, ts, ss)
David Sánchez (ts, perc)
Mike Rodriguez(tp, flh)
Warren Wolf (vib)
Edward Simon (p, key)
Matt Brewer (b)
Kendrick Scott (ds)


私の永遠の王子さまクリポタさま、、こと、クリス・ポッター。
誰もが認めるサックス界最強のテクニシャン。
その彼が、現在音楽監督を務めているSFJAZZ Collectiveが来日とのことで、、
ブルーノート東京の2日目を、丸ごと聴いてきました。

ええと、サンフランシスコには、非営利のジャズ機関SFJAZZという団体があって、
彼らが運営するSFJazz Centerは、西海岸ジャズの拠点となってます。
そんな彼らは、SFJAZZ Collectiveという最強ともいえるバンドも運営してます。
現代ジャズ界で活躍する最高の演奏家・作曲家で構成されるオールスター・アンサンブル!
そして、クリポタさまは、2021年からこの音楽監督を任せられており、、
マイク・ロドリゲス、デヴィッド・サンチェス、ウォーレン・ウルフ、エドワード・サイモン、マット・ブリューワー、ケンドリック・スコットといった、すげぇラインナップで来日したのです!!

と、前置き長すぎね。笑

1セット目は、20周年を記念した組曲をはじめオリジナルを中心に、ほぼシームレスに1時間15分びっちりと演奏を披露。
演奏前にベーシストのブリューワーがMCをして、そのあとはほぼMCなしでした。

7人編成、ホーンセクションの3人のスリリングなこと。
パーカッションが最前列のはじっこにあったのだけれど、テナーのサンチェスはコンガも叩くのですね。
ドラムのスコットは、予想通り全編ドライブしまくったし、ヴィブラフォンのウルフもソロとアンサンブルに大活躍。
ピアノのサイモン、耽美的なフレーズもありつつダイナミック♪

クリスポッターの最初のソロはソプラノで、考えられないようなフレージングを重ね重ねたもの。ここから会場は一気に火がつきました。
途中、なんどかテナーとソプラノでソロをとりましたが、最後の曲でのソロはテナー。
1stは、最前列でしたが真横から見る感じだったので、全体をつかってこれでもかと、フレーズを重ねる姿が印象的。すごかったぁ。
メンバー紹介で、約1時間15分。

いやぁ、、一見、裏方のような優しい目で仲間の演奏を聴いているのですが、、
自分のソロになった時のスイッチの入り方が凄い。
あんなに凄い人でも、マヂに一つ一つの演奏が真剣勝負な感じ。
ということで、感動しながら、2ndセットはホーンセクションの目の前に移動。

2ndは、レジェンドたちの曲を彼らがアレンジした演奏を披露。
オープナーに、セロニアス・モンクの曲を演奏し、会場を熱くすると、、
クリポタのソプラノが、静寂なムードで「 In a Silent Way」のメロディを奏で…
そこから一気に「Directions」に傾れ込む、めっちゃカッコ良いアレンジでテンションがあがるあがる!!
MCで曲やメンバー紹介して、ジョー・ヘンダーソンの「Y Todavia La Quiero」。
で、スティビー・ワンダーの「You've Got It Bad Girl」、3管ユニゾンが美しいバラッド仕立てから、途切れを知らぬソプラノのソロへ。
燃えた燃えたっ!!
「Song for My Father」!!
2ndのラストは、サイモンのピアノが、チック・コリアを意識した感じの曲、他の曲と同じように各自に長尺のソロを与えた熱い演奏が続き、まさかの3管のかけあい!そして圧巻のドラム・ソロ!って、ことで、会場の熱気がおさまるわけもなく、、
大喝采&アンコール!

クール・ダウンの耽美的なピアノ・ソロが奏ではじめたのは、3管の美しいハーモニーで奏でられるジョビンの「Olha Maria」、前後のサイモンのピアノも素晴らしかった。。
心の中にヴォーカルが湧き上がってくるような丁寧で美しい演奏。感動!

各人のソロはもちろん、アンサンブル、アレンジ、本当にカッコ良い。
何から何まで凄かった…
そして、クリス・ポッターさまは、すでに神の領域でした。


ライブ前に、買い求めたSFJAZZ Collectiveのアルバムを2枚お土産に、、
幸せな眠りにつきましたとさ。
ご一緒いただきました、お2人さま、ありがとうございました。m(_ _)m
 
んじゃ、退散♪

2023年10月18日 (水)

カーラ・ブレイをクリスマス・アルバムで偲ぶ…

 
カーラ・ブレイが鬼籍にはいってしまいました…
今日は、彼女を偲んで彼女のクリスマス・アルバムをかけます。
 
★ Carlas Christmas Carols / Carla Bley ★
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アメリカの作曲家でピアニストのカーラ・ブレイが10月17日に87歳でお亡くなりになったそうです。

私の年代では、1982年の『Live !』のジャケットの印象が強いせいかしら、
カーラ・ブレイには、奔放な女性のイメージを持つ人が多いのではないでしょうか。
 
実際、若い頃はフリー・アバンギャルドの道をブイブイ言わせながら通った人ですし、、
ポール・ブレイを最初の夫に持ち、その共演者であるゲイリー・ピーコック、スティーヴ・スワローとも関係があったわけだし。。
才女とはいえ、こう書いちゃうと、、すごい経歴ですよねぇ。

しかし、彼女の父親はオークランドでピアノの先生をしており、教会のオルガン奏者でもあったので、
彼女のピアニストとしてのキャリアの最初の一歩は、教会でオルガンを弾くことでした。
17歳でジャズに目覚め、、その後、数々の名盤、名曲を創造していくわけですが、、
子どもの頃から大好きだったクリスマスに因んだこのアルバムを作ったのは、2009年になってからです。

沢山の時間が流れ、優しく才能あふれるパートナーにも出会い、きっと自然な成り行きだったのでしょう。

 
荘厳で、気品高い、、クリスマス曲集。
ジャズ度は少し低めですが、クリスマス度は高い信仰心に溢れた作品だと思います。

1. O Tannenbaum
2. Away In A Manger
3. The Christmas Song
4. Ring Christmas Bells
5. God Rest Ye Merry Gentlemen,Part One
6. God Rest Ye Merry Gentlemen,Part two
7. It Came Upon A Midnight Clear
8. Hell's Bells
9. Jesus Maria
10. Jingle Bells
11. O Holy Night
12. Joy To The World
Carla Bley (p,celeste)
Steve Swallow (b,chimes)

 

Tobias Weidinger (tp,flgh,glockenspiel)
Axel Schlosser (tp,flgh,chimes)
Christine Chapman (horn)
Adrian Mears (tb)
Ed Partyka (b-tb,tuba)

当時のコンサートから「Ring Christmas Bells」で、ありし日のカーラさまを。
 
;
 
心よりご冥福をお祈りいたします。
パートナーのスティーヴ・スワロウさまは、いかがされているのでしょうか。
どうか、お元気で、、とても心配ですよね。

2023年10月14日 (土)

しんしんと降り積もる蒼…私だけの蒼い時 『Indigo / megumi』

Indigo
 
やっと、夜空を見上げる季節になってきましたねぇ。。
昨年の12月にに、ダイキムジカレーベルから発売されたアルバムです。
お月さまや星空がテーマになった曲が多く、この季節にぴったり。
 
 megumi(恵)は、1998年に渡米、ニューヨーク大学在学中にジャズ・ヴォーカリストで作曲家のアン・フィリップス氏に4年間師事、帰国後は山梨に拠点を置くヴォーカリスト。
そんな彼女の1stアルバムは、ぜっと、彼女が一生懸命に向き合ってきたことが詰まっている。
 
共演者に、公私でパートナーで内外から高い評価を得ている豊かな感性を持ちピアニスト・作曲家の古谷 淳と、米国時代に音楽活動を始めた頃より繋がりのあり、ニューヨークを拠点に作曲やプロデューサーとして活躍するピアニストの野瀬 栄進の2人が参加。
彼女がもっとも信頼を寄せる2人との演奏。
 
 
オープナは、自身のルーツとなる石垣島に由来する民謡「月ぬ美しゃ」。
沖縄八重山地方の民謡で、月の美しさを歌ったという曲、2人のピアニストの連弾のテイク違いを最初と最後に配置。アルバムのシンボル。
野瀬とのデュオ、深く情感のこもった「Moon River」。
同郷のよよよ_ゐのオリジナル「銀河線」、古谷の煌めくピアノに野瀬の気持ちに重なる鍵盤ハーモニカが、静かに心に寄り添う。
古谷とデュオ、「Little Girl Blue」、しっとり歌いながらもミュージカルの曲らしくドラマを添えて。
師事したアン・フィリップの十八番「Born to Be Blue」は、古谷とのデュオ。
少し、物憂げ、そして、エレガントな蒼の世界が広がる。
自身でオリジナルの日本語の歌詞をつけた「Blue Moon」は、野瀬とのデュオ。
ピアノと遊びながら進行するポップでキュートなヴァージョン。
ゆっくりと語りかけるように気持ちを込めて、野瀬とデュオ「 It Might as Well Be Spring」。
もう1曲野瀬とデュオ「Waltz for Debby」、可愛らしい子どもの世界を…少しだけ背伸びした少女の世界を覗いている感じかな。。
宮沢賢治の「星めぐりの歌」は、古谷とデュオ。美しくも寂しい日本の抒情。
終演は、再びピアニスト2人の連弾の「月ぬ美しゃ」、前出より少しアグレッシヴで開放的。
 
 
「深く蒼い夜」をコンセプトととして、彼女の大好きな蒼い月の光に照らされた大切な光景が並ぶ。
一緒に、蒼い夜への扉を開いて、静かに想像と創造の世界へ。
解放された心で、しんしんと降り積もる蒼…私だけの蒼い時を。
 
1. 月ぬ美しゃ
2. Moon River
3. 銀河線
4. Little Girl Blue
5. Born to Be Blue
6. Blue Moon
7. It Might as Well Be Spring
8. Waltz for Debby
9. 星めぐりの歌
10. 月ぬ美しゃ(reprise)
 
 
惠 megumi (vo)
野瀬 栄進 Eishin Nose (p #1,2,6,7,8,10  meldica #3)
古谷 淳 Jun Furuya (p) #1,3,4,5,9,10
 
今日のおまけは、動画は丁度いかんじのが見つからなかったので。。
 
 
10月25日(水)に、新潟のジャズフラッシュでライブがあります!
楽しみです!!
 
んじゃ、退散♪

2023年10月11日 (水)

おおらかで遊び心がたっぷり 『Landed on the Moon / 渡辺 翔太 トリオ』

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日本のジャズ 界を牽引する若手ピアニスト、渡辺 翔太による4枚目のリーダー・アルバム♪
レギュラー・メンバーのベースに若井 俊也とドラムに石若 駿に、ヴォーカルでシンガー・ソング・ライターのRuri Matsumuraが2曲に参加し、その2曲で作詞もしている。
チャップリンの「SMILE」を除く、9曲が渡辺オリジナル。

オープナーは、沖縄でごちゃ混ぜを意味する「まんちゃー」から。綺麗なピアノのフレーズから一転してスリリングに駆け抜ける3人。時折、沖縄フレーズも一緒に駆け抜ける。
ヴォーカルが参加する「Friends」、ポップに弾けてスリル満点。可愛いらしい声が青空を感じる。
「Unbirthday」、なんでもない日をテーマにした素敵な演奏。
ベースとドラムのうねりにグイグイきちゃう「That's the Way Life Goes」。
優しい子守唄はを奏でる「Lullaby」。
チャップリンの名曲「SMILE」、琉麗なピアノとアップテンポで明るいアレンジでお洒落。
メロディアスでしなやか、おおらかなな「Daydream」。
ヴォーカルが参加する「Her Marmalade」、曇りガラス越しに風景を見るような歌の優しさ、暖かさ…寂しさ。歌は、強いなぁ。。そして、全てを包み込むようなピアノの響き。
実験的即興「 Table Factory」。
終演は、浮遊感と軽さが綺麗な「Correndo ó verão」。
 

3人で何気なくハイレベルなことをやっていても、おおらかで遊び心をたっぷり感じる。
何より、綺麗にピアノを奏でています。
そして、ヴォーカルの参加のさせ方が上手いなぁ…と、思いました。


1. まんちゃー
2. Friends
3. Unbirthday
4. That's the Way Life Goes
5. Lullaby
6. SMILE
7. Daydream
8. Her Marmalade
9. Table Factory
10. Correndo ó verão
 

渡辺 翔太 (p, rhodes, wurlitzer, syn) 
若井 俊也 (b, melodica) 
石若 駿 (ds, perc) 
Ruri Matsumura (vo) #2,8


今日のおまけは、唯一のカバー曲「SMILE」。
 

 


んじゃ、退散♪

2023年10月 9日 (月)

ムースピールの創造する繊細な世界 『Dance of The Elders / Wolfgang Muthspiel』

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オーストリア出身のギタリスト、ウォルフガング・ムースピールの新作です。
好評だった『Angular Blues』と、同じメンバーでの続編です。
 

ベースはスコット・コリー、ドラムはブライアン・ブレイド。
前回は、日本録音でECMファンを驚かせましたが、今回は、米国のオークランドでの録音、フランスでのミキシングだそうです。

彼のオリジナルが5曲、カバー曲2曲。

オープナーは、10分超えの「Invocation」、ゆったりと始まってエレキの響きを魅力的に使い、中盤までは抑制の効いた演奏。そこから、ジャンルレスな演奏でジャンルレスな世界。
「Prelude to Bach」、アコギで奏でられる即興にボーイングの音が背景を彩り、シームレスにクラシカルな演奏に。
タイトル曲「Dance of The Elders」もアコギで。高度な技術を持つ3人の不思議な踊り。
クルト・ヴァイルの「Liebeslied」、少し甘めのトーンでジャズの精神で。
「Folksong」、アコギにピッタリ、フォーキーでメロディアス。
「Cantus Bradus」、少し幾何学的でどことなくブルージー。
終演は、ジョニ・ミッチェルの「Amelia」、原曲に敬意をこめて。
そして、自由な彼女の心にも敬意をこめた演奏。

3人の繊細な演奏で、ムースピールの創造する世界を。

1. Invocation
2. Prelude to Bach
3. Dance of The Elders
4. Liebeslied
5. Folksong
6. Cantus Bradus
7. Amelia

Wolfgang Muthspiel (ac-g, el-g)
Scott Colley (b)
Brian Blade (ds)


今日のおまけは、ご本人のトピックにあったタイトル曲「Dance of The Elders 」。


 
んじゃ、退散♪

2023年10月 8日 (日)

人は鬼となる 映画「福田村事件」@ シネ・ウインド

映画 「福田村事件」

 

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監督 森 達也
脚本 佐伯 俊道 井上 淳一 荒井 晴彦
出演
井浦 新・田中 麗奈・永山 瑛太・東出 昌大・コムアイ・松浦 祐也・向里 祐香・杉田 雷麟・カトウシンスケ・木竜 麻生・ピエール 瀧・水道橋 博士・豊原 功補・柄本 明
 

先週、森 達也監督の映画「福田村事件」を、定休日返上の追加上映となったシネ・ウインドで観ました。
関東大地震が発生とともに、蔓延した流言飛語によって、不安や恐怖に煽られた小さな村で起きた群衆の暴走。
朝鮮人と間違われた、旅の行商人15人の内、幼児や妊婦を含む9人が村人に殺戮殺された事件の映画化。
当時の新聞や警察は、朝鮮人が暴徒化しているというデマを否定せず、
むしろ、自警団を作って暴力から自分たちを守るように指示する。
積極的にデマを流していた疑いもある。
 
そんな中で、讃岐の「川向こうの村」からやってきていた、薬売りたちの、、
讃岐弁を聞いて朝鮮人ではないかと疑い始める。
やがて、渡しの船賃を巡った言い争いから、
村人たちの疑心暗鬼は最大に膨らみ、
ひとりの一撃をきっかけに村人100人以上で、行商人たちを襲うことになる。

夫の死体に縋る妻を、その子どもたちを、、次から次へと殺していく村人たち。。
止める人たちもいたけれど、暴徒化した群衆の力は恐ろしい勢いで抗う人たちには危害を加えんばかりの勢い。。
自分たちの安全んのため、世の中の正義のために、殺戮を行い続ける。
行商人たちは、穢多と呼ばれ部落に住む差別を受け続けた人たち。
映画の中で、何度も生まれ持った差別について大きな怒りを持っていることがわかる場面がある。
しかし、それを愚痴っても仕方ない現実もわかっている。
でも、いつか何かが変わるかもしれないと、、少しの望みをもって、長い橋を渡って行商にでる。
稼いだ少しばかりのお金で、共同生活しながら旅をする。
子ども妊婦もいる家族、ひとりもの。。他人であっても家族同然。
そんな人たちに、竹槍で刺され亡くなっている人に、何人もの人が何度も竹槍を突き刺す。
執拗に追いかけて銃を撃つ、執拗に追いかけて刀を振るう。
小さな貧しい村、笑って助け合ってきた人たちが鬼となる。
最後の最後まで、胸が重く救いようがなく言葉を失います。
この事件を知らなかったので、かなりの衝撃をうけました。
第二次世界大戦の末期を描いた塚本 晋也監督の映画「野火」と同じくらいの衝撃でした。
背景や誤解などさまざまあって、事件となるわけなのですが、、
これは、100年前の過去の事件としては終わらない出来事です。
現在だって、暴走した群衆が起こす事件は絶えません。

人は、さまざまな要因で鬼となる。
肝に銘じておきたい。
今更でも、被害にあった方々のご冥福をお祈りします。

2023年10月 7日 (土)

硬質で知的、そして、翳りのある抒情 「Aki Rissanen ソロ・ピアノ ライブ @ JAZZFlash (10/4)」

Aki Rissanen ソロ・ピアノ ライブ @ JAZZFlash (10/4)
Aki Rissanen (p)
 
Aki_rissanen
 
6年前!!2017年の10月にもジャズ・フラッシュでソロのライブを敢行したフィンランドのピアニスト、アキ・リッサネンが、再び、ジャズ・フラッシュに。
去年リリースになったソロのアルバム『Divided Horizon』を引っ提げてのツアーです♪
行きたいけど、、行けない。。悩んだのですが、、
直前になって、参加できることになって、、幸せ。
少し、お話ししてライブがはじまりました。。
ピアノの音を確かめるように、ゆっくりと、、でも、力強くはじまった。
次第に、彼自身がうちなる世界に入り込み、彼の中にある心象風景を私たちにわかるように表現してくれる。
 
フィンランドのグラミー賞をとった確かなテクニック。
右手と左手が別の生き物よう、、時折交差し、時折一体化し、
ミニマリズムの反復がもたらすスリリングな演奏を繰り返し、我々も高揚。
 
翳りのある音の配列で、不思議な音の世界。
知的な側面と、叙情的な側面の双方を持ち、切れ味抜群で一筋縄では行かない音風景。
クラシックの曲以外は、基本的に全て即興…基本、楽譜も見ない。
翳りのある音の配列。
 

スタンダードの「 I Hear a Rhapsody」もテーマをモチーフにしながらも、彼のオリジナルのよう。
躍動感のあるムーミンの曲を演奏しましたが、明るさというより、、
ムーミンの原作に詰まっているような少し暗めで哲学的な雰囲気。
最後まで、、硬質、知的、そして、翳りのある抒情。

 
新作は持っていたので、他の作品を購入し、サインもいただきました。
大沢さん、樋口さん、フラッシュのマスター&女将! ありがとうございました♪
 

んじゃ、退散♪

2023年10月 1日 (日)

攻めた曲で、ソロもバッチリ聴かせる壮大なラージ・アンサンブル 『MIHO HAZAMAS m_unit Beyond Orbits』

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メジャー・デビュー以来、ジャズ作曲家としてニューヨークを拠点に、欧州などの名門のビッグ・バンドやジャズ・オーケストラの指揮者でもあり、世界で活躍を続ける挾間美帆さん。
彼女の活動の中心となる「m_unit」の新作がリリースされました!
いわゆるビッグ・バンドとは違うストリングス入りのラージ・アンサンブル。
その華やかで攻めた楽曲を、自在に表現する凄腕集団。
今回は、クリスチャン・マクブライドとイマニュエル・ウィルキンスが、それそれ1曲づつゲストとして参加!

3部からなる組曲を含む7曲がオリジナルと、カバー曲が1曲アース・ウィンド&ファイヤーの曲で全8曲。

オープナーの「Abeam」、一糸乱れぬ疾走感とスリルに一気にテンションがあがる。
コンサートで「エッシャーの騙し絵のお坊さん目線の曲と説明してた「A Monk in Ascending and Descending」。正直、なんでお坊さん目線、、って、凡人なのでおもうのですが、短いフレーズを巧みに変化させて繋げていく?現代感覚満載でお洒落な感じ。
宇宙の好きな狭間さんの頭の中をのぞくような組曲「Exoplanet Suite」の「Elliptical Orbit」。
ベーシストのクリスチャン・マクブライドが参加、他の曲もそうなのだけど、強烈なソロをアンサンブルの中に煌めくパーツのように嵌め込んだサウンドに心躍る。サスペンスタッチ!
壮大な中に美しさが込められた、、三つの太陽をもつ惑星をイメージした「 Three Sunlights」。それをMCで聞いたせいか、、なんだか、常に夜明けがおとづれるような爽やかさを感じちゃいます。
組曲の最後は、冥王星がまだ惑星だといいなぁ、という願いが込められた?「Planet Nine」。
アース・ウィンド&ファイヤーの「Canʼt Hide Love」、この曲の説明がまた面白かった…「上から目線の男に対して、、売られたケンカは買うわ、的なクレージな曲にしたかったとか。。
そう、最後はサンバのリズムで踊り狂います。汗
ジェイソン・リグナーのテナーに聴き惚れる「Portrait of Guess」。
終演は、某化粧品メーカーの150周年記念に作った曲「From Life Comes Beauty」、アルト・サックスのイマニュエル・ウィルキンスがゲスト参加、目に鮮やかなソロを披露。


攻めた楽曲を難なくこなし、凄いソロをバッチリ聴かせた見せ場たっぷりのラージ・アンサンブルの会心作。
切れ味の良い演奏に酔いしれます!
日本での日本版m_unitのツアーにも行ってきました。
曲順は違いましたが、その素晴らしさに感動して帰ってきました!


1. Abeam
2. A Monk in Ascending and Descending
3. Exoplanet Suite : I. Elliptical Orbit
4. Exoplanet Suite : II. Three Sunlights
5. Exoplanet Suite : III. Planet Nine
6. Canʼt Hide Love
7. Portrait of Guess
8. From Life Comes Beauty


Miho Hazama  (cond)
Steve Wilson  (as, ss, fl)
Jeremy Powell  (ts, cl) #1,3-5
Jason Rigby  (ts, cl) #2,6-8
Andrew Gutauskas  (bs, b-cl)
Jonathan Powell  (tp, flh)
Adam Unsworth  (frh)
Tomoko Akaboshi  (vn)
Ben Russell  (vn)
Maria Im  (vn) #3
Atsuki Yoshida  (va)
Matt Consul  (va) #3
Meaghan Burke  (vc)
James Shipp  (vib)
Billy Test  (p)
Sam Anning  (b) exc #3
Jake Goldbas  (ds)

guests
Christian McBride  (b) #3
Immanuel Wilkins  (as) #8
 

今日のおまけは、ご本人があげていた「From Life Comes Beauty」。
 

 
んじゃ、退散♪ 

 

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