秋の夜に…『Stars & Smiles, Vol.1 (Players) / 鈴木 央紹』
ベテランのサックス奏者、鈴木 央紹。
T5Jazz Recordsからスタジオ録音3作目となる新作をリリース。
サックス・ギター・ベースという、ちょっと変則でクラシカルなトリオ編成。
過去の路線を継承し、スタンダードが並ぶ。
今回は、楽器奏者の作品を選んだ第1集。
次回は、ヴォーカリストの作品集の予定だそう。
メンバーは、若手の先鋭、ギター奏者の荻原 亮とベース奏者の若井 俊也。
オープナーは、ギターとベースで誘う「So Many Stars」、メロディの美しさにうっとり、ドラムレスな繊細なサウンド。
「Hallucinations」、軽快で弾んだ曲でのギターとのやりとりも楽しい♪
「 Ugly Beauty」、心惹かれるバラッド演奏、ギターとベースの絡みも素敵。
ノスタルジックな気持ちが湧き上がる、「My Little Brown Book」。
「Little Willie Leaps」、サックス、ギターと楽しいアドリブが続く。
静かに美しい夢見るように、「Dreamsville」。
ベース・ソロからはじまるソロのメドレー聴きどころ「Milestones」。
ご本人の書き下ろし「Waltz For Star People」、サブトーンが心に響く…
終演は、冒頭のサックスとギターの重なりが美しい「Turn Out The Stars」。
ドラムレスの大きな空間で、各自のアドリブもたっぷりな極上のスタンダード集。
日が短くなって少し涼しくなってきた秋の夜に…
ご本人の曲の解説がついています。
1. So Many Stars -Sergio Mendes, Alan Bergman, Marilyn Bergman-
2. Hallucinations -Bud Powell-
3. Ugly Beauty -Thelonious Monk-
4. My Little Brown Book -Billy Strayhorn-
5. Little Willie Leaps -Miles Davis-
6. Dreamsville -Henri Mancini, Jay Livingston, Ray Evans-
7. Milestones(old) -Miles Davis-
8. Waltz For Star People -鈴木央紹-
9. Turn Out The Stars -Bill Evans-
鈴木 央紹 (ts)
荻原 亮 (g)
若井 俊也(b)
今日のおまけは、ご本人があげていた「So Many Stars」。
んじゃ、退散♪
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