2024年9月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30          

音楽で拡がる輪

« 2023年8月 | トップページ | 2023年10月 »

2023年9月

2023年9月30日 (土)

人間味あふれる温かさ 「金澤 英明 Solo Live & 地元の方とお手合わせ @ ジャズ喫茶BIRD (9/28)」

金澤 英明 Solo Live & 地元の方とお手合わせ @ ジャズ喫茶BIRD (9/28)
金澤 英明 (b)
 
Hideaki_kanazawa
 
レジェンド、ベーシストの金澤さんがこの10月末日に、生まれ故郷の北海道に移住するために、東京を離れるそうです。
で、その前に「想いを寄せる人達との演奏」を計画。
バードのママさん由香さんに会いたくて、新発田でソロライブ!
なかなか、東京も北海道もお伺いできそうになかったので、新発田でのライブはありがたかった。。

すみれさんとの二重奏も、石井さんとの譚歌も、一音一音が力強く、自由で創造的。
常に一期一会の音を聴かせてくださいました。
ライブが始まる前に、今、自分の中では何も決めていません。
ベース弾きの修羅場をお見せします。
と、ソロの演奏に対する覚悟を仰っていましたが、、
 
オープナーは、想い出をポツポツと語り始めるように「蘇州夜曲」。
ボーイングも入って、異国情緒も伴い気持ちが入り込んでいきました。
モンゴルの馬頭琴オーケストラに感動したとお話しして始めた「白い仏塔」。
深く力強いボーイングで、遠くて近いアジアの血を騒がせる。
場面展開のように1曲挟んで、始まったもが、オーネット・コールマンの「Lonely Woman」。
歴戦を一緒に戦い抜いてきた戦友のベースも一心同体のごとく踊って鳴る。
気持ちをぐわんぐわんと揺さぶられました。


小賢しいことのまったくないストレートな世界。
もう1曲演奏し、セットの最後には、由香さんに捧げるバラッド暖かく優しく演奏して終演。

休憩をはさんで、、地元のミュージシャンとセッション。
いやぁ、、演奏しないのでセッションって、興味深かったです。
一つ言えるのは、力強いリズムにのって皆さん見事に演奏されてました。

皆さんとのセッションの後、
最後の最後に演奏してくれたのが「Londonderry Air」。
いやぁ、、あの朴訥さはなんなんでしょうか!
野生的な力強さと人間味あふれる温かさ、、。
 
ソロでも、深く心惹かれる非日常の世界に招いてくださいました。m(_ _)m
金澤さん、どうかお元気で、、ゆっくりとお過ごしください。
また、気が向いた、、由香さんに会いに来たついでに、、ライブをしてくださいね♪
由香さん、いろいろとありがとうございました。ご馳走様でした。m(_ _)m
また、お伺いしますね。

 

んじゃ、退散♪

2023年9月27日 (水)

11月にグレゴリー・ポーターが、初のクリスマス・アルバムを出す!


わ〜い、今年リリースのクリマス・アルバム情報第一弾は。。。
なんと、2作連続でグラミー賞の最優秀ジャズ・ヴォーカル・アルバム賞に輝くシンガーソングライター、、
グレゴリー・ポーター!!

なんか、この情報だけで、アルバムを買ってしまいそ。笑
あんなに暑かったのに、、そういう季節になってきましたよ。
 
★ Christmas Wish / Gregory Porter  ★
 
 
Christmas_wish



3曲のオリジナルを含む選曲が涎がでるほど素晴らしい。。
しかも、デュエット曲の定番「What Are You Doing New Year's Eve?」では、、
あのサマラ・ジョイがゲスト・ヴォーカリストだそう。
 
いや、なんだか、、楽しみすぎです♪
 

1. Silent Night
2. Christmas Waltz
3. Everything's Not Lost
4. Someday At Christmas
5. Purple Snowflakes
6. Little Drummer Boy
7. What Are You Doing New Year's Eve?
8. Christmas Wish
9. Cradle In Bethlehem
10. Do You Hear What I Hear?
11. Christmas Time Is Here
12. Heart For Christmas
 

Gregory Porter (vo)
 
 
 
んじゃ、退散♪

2023年9月23日 (土)

ガブリエル・カヴァッサ巧いっ! 『Where Are We / Joshua Redman』

Where_are_we_20230923160801
 

世界のトップ・プレイヤーに上り詰め、常に動向が話題となるアメリカのサックス奏者のジョシュア・レッドマン。
名門ブルーノート移籍第1作目は、サラ・ヴォーン国際ジャズ・ヴォーカル・コンクールで2019年に優勝した若き天才ガブリエル・カヴァッサをフィーチャーした自身初めてのヴォーカル・プロジェクト!
なんと、13曲中(日本版は14曲)9曲に参加している。


そして、ピアノにアーロン・パークス、ベースにジョー・サンダース、ドラムはブライアン・ブレイド、これだけでもジャズ・ファン垂涎の盤。
ここに、ゲストとしてニコラス・ペイトン、カート・ローゼンウィンケル、ピーター・バーンスタイン、ジョエル・ロスと、どこまでも豪華な布陣。


サックスのカデンツァで始まるオープナーは、「After Minneapolis (face toward mo[u]rning)。
ミネアポリスで起きたジョージ・フロイド殺害事件をテーマにした曲、カヴァッサの静かな語りかけと、熱くテンションの高いサックスのやりとり。
カート・ローゼンウィンケルの舞い上がるギターから始まる「Streets of Philadelphia」、少し気だるいヴォーカルとギターとサックスで織りなすフィラデフィア讃歌。
「Chicago Blues」、スファイン・スティヴンスの「Chicago」に、ジミー・ラッシングが歌ったブルース「Goin' To Chicago」の歌詞を埋め込んだアレンジ。気だるいムードとサックスがハマる。
カルテット演奏の「Baltimore」。
「By The Time I get to Phoenix」、美しピアノに導かれヴォーカルが入り、心に語りかける。
「Do You Know What It Means to Miss New Orleans?」、過去の名演ビリー・ホリデイとルイ・アームストロングにあわせるように、ニコラス・ペイトンが参加、めちゃクール。
ピータ・バーンスタイン参加「Manhattan」、インスト・クインテット。
「My Heart in San Francisco (Holiday)」、あの「想い出のサンフランシスコ」とセロニアス・モンクの「San Francisco Holiday」を合体?させたハイブリッドな演奏。
「That’s New England」、この曲もチャールズ・アイブスの組曲「ニュー・イングランドの三つの場所」とジョシュアの「That’s New England」が組み合わさった秀作。ヴォーカルとサックスのやりとりが美しい。。
ジョシュアがカデンツァでイントロを吹き、シームレスにサックスとヴォーカルのデュオ「Stars Fell on Alabama」、そして、インストのカルテットで「Alabama」、荘厳な雰囲気、祈りにも似た深淵な演奏。
終演は、「Where Are You?」、軽やかに爽やかに。


ボーナス・トラックは、明るい陽射しを感じる「Bright Mississippi」。


現代ジャズの雄が集結したジョシュアらしいコンセプト・アルバム。
この凄いメンバーの演奏を、もう少し取り上げて欲しかったかなぁ。。
ジョシュアのサックスの巧さももちろんだけれど、、
難解な曲や曲調もものともしないガブリエル・カヴァッサの変幻自在さは凄い!
ちょっと、気だるそうで少しハスキーな声も好き♪
 

1. After Minneapolis (face toward mo[u]rning)
2. Streets of Philadelphia
3. Chicago Blues
4. Baltimore
5. By The Time I get to Phoenix
6. Do You Know What It Means to Miss New Orleans?
7. Manhattan
8. My Heart in San Francisco (Holiday)
9. That’s New England
10. Alabama (Intro)
11. Stars Fell on Alabama
12. Alabama
13. Where Are You?
 

日本版ボーナス・トラック
14. Bright Mississippi
 

Joshua Redman (sax)
Gabrielle Cavassa (vo)
Aaron Parks (p)
Joe Sanders (b)
Brian Blade (ds)
 

Guests
Nicholas Payton (tp)
Kurt Rosenwinkel (g)
Peter Bernstein (g)
Joel Ross (vib)
 

今日のおまけは、ジョシュアのトピックスにあった「Where Are You?」。
 
 
 

んじゃ、退散♪

 

2023年9月20日 (水)

信越より愛を込めて 「中島 仁 Trio with Ove Ingemarsson @ Jazz FLASH (9/16)」

Hitoshi_nakajima

中島 仁 Trio with Ove Ingemarsson @ Jazz FLASH (9/16)
望月 慎一郎(p)橋本 学(ds)中島 仁(b)
guest   Ove Ingemarsson(ts)


信州安曇野を拠点に活動するベーシスト中島 仁さんが、自身のトリオでフラッシュにいらっしゃいました。
中島さんのファースト・アルバム『Pioggia』は、ひんやりとした北欧の哀愁を感じる抒情的なアルバムで、話題のアルバムでした。
皆さん、ECMのファンということで、あの独特のサウンドの信者の方々です。笑


えっと、ボボ・ステンソンやマルチン・ボシレフスキらがトリオで来日したときや、ラルフ・タウナーが来日したとき、、
どうやら、私は中島さんと同じ空間にいたようです。笑

そして、スウェーデン出身で新潟在住のベテランサック奏者、オーベ・インゲマールソンさんが、ゲストで参加とのお得情報!
これって、行くしかないですよね♪

ライブは、2セット構成。
セットの最初、1、2曲トリオで演奏し、その後にオーベさんが参加。
オープナーから、独自の世界観だなぁ、と、惹き込まれます。
凄いのは、新曲祭りでファースト・アルバム『Pioggia』からは、橋本さんの「Kagome」だけ。
新曲も、3人で作曲しています。それも、流れ的に変化があって良い塩梅かもしれませんね。

ピアニストの望月さんは、ミロスラフ・ヴィトウスが参加し話題騒然となった『Trio 2019』のお方。
もちろん、この日も琉麗華麗でクリアなタッチの凛としたピアニズムで、高揚感あふれる演奏。
ドラマーの橋本さんは、西山瞳さんや安ヵ川大樹さんらのライブで聴いたことがありました。
タイトでストイック、完璧なサポートで美しいアンサンブルそしてグルーブを生み出す。
リーダーの中島さん、温もりを感じる音で歌心たっぷり、時折入るフレージングに北欧レジェンドなベースへの憧れを感じます。

そこに、オーベさんの美しい音色で、丁寧に吹き上げる存在感のある演奏…想像の世界が大きく膨らみます。
まるで、パズルの1ピースをピタッとはめるよう…相性ぴったりだと思いました。。
とても素敵な空間で、夏の疲れを忘れさせるライブでした🎵
そう、アンコールには、オーベさんの新曲を演奏し、バンドとしても進化中って、感じ!
どうやら、オーベさん参加のセカンド・アルバムも予定とのこと。
こちらも、すごく楽しみな情報でした!

ということで、『Pioggia』に皆さんのサインもいただき、、
望月さんと橋本さんには、ご自身のアルバムにもサインをいただきました。m(_ _)m
木曜日に続いて、心癒される演奏。。
ミュージシャンの皆さん、フラッシュのマスター&女将、ありがとうございました。
セカンド・アルバムのツアー!お待ちしていますね!!
んじゃ、退散♪

2023年9月18日 (月)

人の心が壊れるとき… 「舞台 橋からの眺め @ 東京芸術劇場プレイハウス (9/10)」

Photo_20230916123501
 
舞台 「橋からの眺め」 @ 東京芸術劇場プレイハウス

作    アーサー・ミラー
翻訳 広田敦郎
演出 ジョー・ヒル=ギビンズ

出演
エディ 伊藤英明 
ビアトリス 坂井真紀 
キャサリン 福地桃子 
ロドルフォ 松島庄汰 
マルコ 和田正人 
アルフィエーリ 高橋克実

なんだか、舞台らしい舞台(それってなに 笑)が、観たいね、となっていたときに、
パルコのアプリからこの舞台のチケット売り出しの情報をもらった。
「セールスマンの死」のアーサー・ミラーの作品なら、って、感じでチケットをとりました。
あと、演出は英国のジョー・ヒルギビンズというのも、魅力だったかも。
なので、ストーリーも配役も、、前日までほとんど頭に入ってなかったのです。汗

実は、春先、、演劇は東京で二連敗してたんです。汗


物語、はニューヨークの労働者階級が住む波止場。
アパートの地下に住む、港湾労働者のエディは、姉の忘れがたみである姪のキャサリンを娘のように育てていた。
そこへ、妻ビアトリスのいとこ兄弟が彼らの故郷シチリアから密入国し、同居。

弟のロドルフォは、エディと全く違った思考を持つ才能に溢れた男。
ハンサムでもある彼に惹かれるキャサリンを見て、エディは心の奥から湧き上がる不快感と怒りを募らせれいく。
仲間や家族を大切にするエディだが、思い込みが原因で皆んなの仲は崩壊、やがて悲劇へ。

小さな子どもを世間から守ってやらなければ、という、気持ちは、、
美しく育った大人のキャサリンに対して、心の奥に決してあってはならない感情が芽生えてしまったことにも目を背ける。

「自分のもとで世間の荒波から守って大事にしてやるのが使命」とばかり、キャサリンに固執。
そのことで、キャサリンとの関係はもちろん、妻、妻の従兄弟の兄弟、、全ての関係を壊してしまう。
最後は、彼らを裏切り密告し、裏切り者となり、マルコから死をもっての制裁を受けることに。

彼は、ずっとキャサリンが橋の向こうの華やかな世界に生きることを願ってきたのに、
それが現実になりそうになった時に、いいしれぬ不安に苛まされ、
自分の元から離れられないように仕向けていたのだが、、
旅立つ寂しさ、、それだけでは無いとおもうのですよね。
きっと、キャサリンを女性として愛してしまったのです。
それだけで、悲劇。

舞台は、若い俳優さんたちの熱情にあふれていて、巧みなに導かれ、
いろいろと思うところもあったのですが、終わったあとは、高揚感とともに感動的な気持ちでした。
古い物語ですが、人の感情は現代にも重なることがたくさん。。
人の心が壊れたとき、優しい関係は崩壊する。

そして、舞台装置がとても印象的で秀逸だと思いました。
また、演劇を観に上京するぞ! 笑

んじゃ、退散♪

2023年9月16日 (土)

瞑想のような時間 「「bhakti」〜 Byond the Mind Tour @ Jazz FLASH (9/14)」

Bhakti
 
「bhakti」〜 Byond the Mind Tour @ Jazz FLASH (9/14)
石井 信義 (g) 大村 亘 (tabla)
 
大村さんは、新潟にいろいろな方達とライブに来ます。
まるで、都内の演奏活動の一環?のように。。新潟で演奏したことのない奏者の方も。
いろいろなユニットで演奏するので、ドラムだけであったり、ドラムとタブラを使うことはあっても、
タブラだけでの演奏は新潟では初めてです♪
しかも、ギターとですよ。シタールじゃなくてギター。
と、、いうことで、木曜日に、ギターとタブラのライブに行ってきました。
 
 
ライブ前、タブラは座って演奏するので、最前列がいいよね、って、友人と最前列を陣取ってしまいました。
「bhakti」は、捧げ物という意味だそうです。
音による捧げ物が成り立ったか、否かは、神のみが知ることですね。
 
 
演奏前に、大村さんから少しお話があり、演奏途中でのMCや休憩が似合わない演奏なので、、
始まったら、90分ほどノンストップで演奏します。
と、お話があり、ライブが始まりました。
 
 
演奏が始まると、エフェクターを効かせたギターの響きが空間を大きく広げます。
と共に、、自分が小さな光になったよに、、気持ちが浮遊し、、
宇宙の闇や、深海の蒼さの中を漂うような感覚。
そこにタブラのリズムで、意識しない場所に導かれていく感じ…
 
互いの音に響き合って、、溶け合う。
楽器もお互いに共鳴しているような一体感。
途中、コンテンポラリー・ジャズのように、ミニマルなフレーズに反応しあって、
高揚しつつも、、
目を閉じて音楽に身を任せると、瞑想しているような静かな面持ち。
 
もしや、輪廻転生中の魂って、こんな感じ??
とにかく、凡人の私を、遠くの美しい世界へ導いてくれました。
心地よくて気持ちよくて 素敵な時間でした。

約2時間弱、ノンストップで休憩なし…あっという間でしたよ。
あれ?時空も超えたのか!
 
でも、凡人なので、つい目をあけて、、
タブラを周りを踊るように動く両手や、優しくギターの弦を抑えながらリズムを刻んでいく指に目がいってしまうのですが、
これは、絶対に目を閉じて聴く音楽ですね♪
 
不思議な時間をありがとうございました。m(_ _)m
また、体験してみたいです!
しかし、、演奏中の2人、、とても楽しそうでしたよ。
なんだ、あの微笑みは!
 
 
んじゃ、退散♪

2023年9月13日 (水)

秋の夜に…『Stars & Smiles, Vol.1 (Players)  / 鈴木 央紹』

Stars__smiles_vol1

 



ベテランのサックス奏者、鈴木 央紹。
T5Jazz Recordsからスタジオ録音3作目となる新作をリリース。
サックス・ギター・ベースという、ちょっと変則でクラシカルなトリオ編成。
過去の路線を継承し、スタンダードが並ぶ。
今回は、楽器奏者の作品を選んだ第1集。
次回は、ヴォーカリストの作品集の予定だそう。
メンバーは、若手の先鋭、ギター奏者の荻原 亮とベース奏者の若井 俊也。


オープナーは、ギターとベースで誘う「So Many Stars」、メロディの美しさにうっとり、ドラムレスな繊細なサウンド。
「Hallucinations」、軽快で弾んだ曲でのギターとのやりとりも楽しい♪
「 Ugly Beauty」、心惹かれるバラッド演奏、ギターとベースの絡みも素敵。
ノスタルジックな気持ちが湧き上がる、「My Little Brown Book」。
「Little Willie Leaps」、サックス、ギターと楽しいアドリブが続く。
静かに美しい夢見るように、「Dreamsville」。
ベース・ソロからはじまるソロのメドレー聴きどころ「Milestones」。
ご本人の書き下ろし「Waltz For Star People」、サブトーンが心に響く…
終演は、冒頭のサックスとギターの重なりが美しい「Turn Out The Stars」。
 

 
ドラムレスの大きな空間で、各自のアドリブもたっぷりな極上のスタンダード集。
日が短くなって少し涼しくなってきた秋の夜に…
ご本人の曲の解説がついています。
 


1. So Many Stars -Sergio Mendes, Alan Bergman, Marilyn Bergman-
2. Hallucinations -Bud Powell-
3. Ugly Beauty -Thelonious Monk-
4. My Little Brown Book -Billy Strayhorn-
5. Little Willie Leaps -Miles Davis-
6. Dreamsville -Henri Mancini, Jay Livingston, Ray Evans-
7. Milestones(old) -Miles Davis-
8. Waltz For Star People -鈴木央紹-
9. Turn Out The Stars -Bill Evans-
 

鈴木 央紹 (ts)
荻原 亮 (g)
若井 俊也(b)
 
今日のおまけは、ご本人があげていた「So Many Stars」。
 

 
 
んじゃ、退散♪

2023年9月10日 (日)

今年のベストに入っちゃう! 『Kings Highway /  Brian Blade Fellowship Band 』

Kings_highway

ブライアン・ブレイドのフェローシップ・バンドの新譜です!
スタジオ盤では、2017年『Body And Shadow』以来…ただし、録音は2018年。
2022年に設立されたブレイドのレーベルStoner Hillから。
ブレイドのオリジナルが4曲、ジョン・カワードのオリジナルが2曲と讃美歌。

オープナー「Until We Meet Again」は、ブレイドの曲。物語を感じる厚いハーモニー、フェローシップ劇場のはじまり♪

カワード曲「Catalysts」、しなやかでいて切れ味抜群のブレイドのドラム、カート・ローゼンウィンケルのテクニカルで高速、浮遊感のあるギターに聴き惚れる。
カワード曲「People’s Park」、サックスとギターのバランスもよく美しい流れ。
ここから3曲ブレイドの曲が続く、まずは13分の大作「Kings Highway」、フェローシップのバンドらしく、全員で一丸となっていてドラマチック、それぞれのソロもハイレベル。
大作の谷間の「Look to The Hills」も、高揚感が素晴らしい。
ギターも雄叫びをあげる「Migration」は、15分超え…何度も違った高揚感をもたらす!

終演は、讃美歌「God Be with You」、厳かさと尊さを感じる…

全編で一体感の半端なさ、でも各人に十分なスペースもあり、全体のバランスのよい演奏。
ローゼンウィンケルが、我々が望んでいる彼らしいギター演奏を披露していました!
そして、我らがブレイドのドラミングの素晴らしさは言うことありません!!

決して軽い音楽ではないのですけど、リピートして何度も聴きたくなります!


1. Until We Meet Again
2. Catalysts
3. People’s Park
4. Kings Highway
5. Look to The Hills
6. Migration
7. God Be with You


Brian Blade (ds)
Melvin Butler (ts, ss)
Jon Cowherd (p, org)
Kurt Rosenwinkel (g)
Christopher Thomas (b, c.t. synth)
Myron Walden (as, b-cl)


今日のおまけは、ブレイドのトピックにあった「Kings Highway」。


 
 
んじゃ、退散♪

2023年9月 9日 (土)

ピアノ・トリオの演奏も素晴らしい 『ジャズを詠む / akiko with 海野 雅威 トリオ

Photo_20230909122501
 
ジャズ・シンガーakiko。
2018年に出版したライフスタイル・エッセイ集「ジャズを詠む 人生を幸せにする、25のスタンダード・ナンバー」は、ジャズのスタンダード・ナンバーを軸に人生における様々なテーマを綴ったものだった。
そこにでてきたスタンダードから11曲を選び、デビュー作『Girl Talk』のピアニスト海野 雅威とコラボ。
ベーシストに鈴木良雄、ドラマーにGene Jackson、そしてゲストに、アメリカ在住のギタリスト、増尾 好秋。
豪華ブックレット形式、スタンダード10曲、海野オリジナル1曲にはakiko自身で歌詞をつけてます。
 
オープナーは、「How High The Moon」を取り込んだ彼女のオリジナル「Jazz - introducing “How High The Moon”」。軽快なウォーキングベースに乗って、エラ・フィツジェルド、サラ・ボーン、アビー・リンカーンなどのレジェンドのお得意フレーズを交えながら、彼女の「How High The Moon」へ導く。おもしろかったぁ、ライブの定番らしいので、いつか聴いてみたい!
蝶々夫人に触発されて作曲された「Poor Butterfly」、ピアノ・トリオの美しい演奏にもうっとり。
「East of The Sun」、奇を衒わずストレートに。
恋人に夢中な内容の歌詞を、裏腹に落ち着いて歌い上げる「Crazy He Calls Me」。
ゆったりとギターも交えて「Where or When」。
ブルージィに溢れている「Come Rain or Come Shine」。
ピアノとデュオ「For All We Know」の寄り添い。
ちょっとキュートな歌声で「Let’s Call The Whole Thing Off」。
「 I Love You for Sentimental Reasons」、キュート&セクシー。
甘いギターとデュオでしっとりとはじまる「Look for The Silver Lining」、ギターをフィーチャー。
終演は、海野オリジナル「Enjoy It While You Can 」、皆んなで軽快に明るく♪
 
スタンダード愛に溢れた、オーセンティックな雰囲気のアルバム。
歌はもちろん、ピアノ・トリオの演奏も素敵でっす。
 
 
1. Jazz - introducing “How High The Moon”
2. Poor Butterfly
3. East of The Sun
4. Crazy He Calls Me
5. Where or When
6. Come Rain or Come Shine
7. For All We Know
8. Let’s Call The Whole Thing Off
9. I Love You for Sentimental Reasons
10. Look for The Silver Lining
11. Enjoy It While You Can
 
akiko (vo)
海野 雅威 (p)
鈴木 良雄 (b)
Gene Jackson (ds)
増尾 好秋 (g)
 
ご本人があげていたアルバムのティーザー。
 
 
んじゃ、退散♪

2023年9月 6日 (水)

静寂と涼を求めて 『Dolphin / Greg Foat  Gigi Masin』

Dolphin


イギリスのジャズ・キーボード奏者のグレッグ・フォートとイタリアのアンビエント・エレクトロニクスの巨匠ジジ・マシンによるコラボ・アルバム。
2016年にジジのアルバム『Wind』を聴いたグレッグは、ずっと一緒にレコーディングできることを願っていたようです。


リモートでお互いに作曲し、相手の曲を発展させていくというスタイルで曲をつくり、イングランドにあるワイト島のスタジオでレコーディング。
レコーディングには、モーゼス・ボイド(ドラム)、トム・ハーバート(ベース)、シボーン・コスグローブ(フルート、クラリネット)らが参加しサウンドに奥行きを。


オープナーの「 Lee」から美しい空間が広がり、「London Nights」のメロウなメロディに心惹かれる。そのまま、心地よいビートを感じながら、心を揺らす。
そして、イルカになって青い海を泳ぐ「Dolphin」…、
ドラムレスで、漂うような「Sabena」、「Leo Theo」。
内省的で胸がキュンとする「Viento Calido」。
終演は、水の中のように揺れ動く「Your Move」。。


2人の気持ちが静かにとけあったクールでゆったりとしたサウンド。
落ち着いたテンションで、静かに心を満たしてくれる…猛暑を忘れちゃう一枚。
 


1.  Lee
2. London Nights
3. Love Theme
4. Dolphin
5. Sabena
6. Leo Theo
7. Viento Calido
8. Your Move
 


今日のおまけは、ご本人があげていた「Love Theme」。


 
んじゃ、退散♪
 

2023年9月 3日 (日)

10月にでるジョン・スコフィールド翁の新作は2枚組♪


去年、初のソロアルバム『John Scofield』</aをリリースしたジョンスコ翁。
今回は、ギター・トリオで10月に2枚組をリリースです!

★  Uncle John's Band / John Scofield  ★
Uncle_johns_band

メンバーは、ベースにヴィセンテ・アーチャー、ドラムにビル・スチュワート、とうい強者。
『Combo 66』からピアニストのジェラルド・クレイトンが抜けたトリオ。
 
ポップスの名曲からミュージカル曲、ミュージシャン曲、そして、スタンダードも。
もちろん、さまざまなテイストの彼のオリジナルも7曲入っている。
 
そして、そこを貫くのはインプロビゼーション!
2組って、最近集中力なくて、、ちょっとハードルが高いのだけれど…
予約しちゃいました。汗


Disc 1
1. Mr. Tambourine Man
2 .How Deep
3. TV Band
4. Back in Time
5. Budo
6. Nothing Is Forever
7. Old Man

Disc 2
1. The Girlfriend Chord
2. Stairway to the Stars
3. Mo Green
4. Mask
5. Somewhere
6. Ray's Idea
7. Uncle John's Band

John Scofield (g)
Vicente Archer (b)
Bill Stewart (ds)
 
んじゃ、退散♪

2023年9月 2日 (土)

ウォルフガング・ムースピールが、『Angular Blues』の続編を出す!


9月の後半にオーストリア出身のギタリスト、ウォルフガング・ムースピールの新作がでまっす!

★ Dance of The Elders / Wolfgang Muthspiel ★
Dance_of_the_elders

2020年にでた『Angular Blues』と同じで、ベースのスコット・コリー、ドラムのブライアン・ブレイド。
2022年2月の大規模なツアーの後に録音されたとのことで、いっそうに交流もさらに活発になり、冒険的。

『Angular Blues』の続編的な位置とのことで、とても、楽しみ♪



1. Invocation
2. Prelude to Bach
3. Dance of The Elders
4. Liebeslied
5. Folksong
6. Cantus Bradus
7. Amelia

Wolfgang Muthspiel (g)
Scott Colley (b)
Brian Blade (ds)
んじゃ、退散♪

« 2023年8月 | トップページ | 2023年10月 »

無料ブログはココログ