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音楽で拡がる輪

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2023年6月21日 (水)

夏色のサウンド 「ポロの音楽会Ⅲ (6/17) & ISSIMO JAZZ NIGHT 2023 (6/18)」

ポロの音楽会Ⅲ (6/17) & ISSIMO JAZZ NIGHT 2023 (6/18)

ファビオ ボッタッツォ (g)   岡部 洋一 (perc)


日本人的な繊細さを持つギタリスト、ファビオさんと、、
ジャンルを超えたパーカッショニスト、岡部さん。。
お初の顔合わせなんだそうです。
いろいろとあって、、2人のデュオを、2日続けて聴いてきました。

 

★ ポロの音楽会 Ⅲ (6/17)  ★

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ポロは、「 pöllö 」が正解で、フィンランド語で「フクロウ」のこと。
柏崎市は海辺の街だけれど、ポロは曽根という森の中にあるオーナー夫婦の予約制の手作りカフェ。
緑多いこの季節の音楽会なので、森の住人になったような気分が味わえそう。
ここは、手作りのおやつとドリンクが美味しいので、そちらも楽しみ!

ポロのイベント頁に、岡部さんの紹介で、、

「スピード感あるフルボ ディな鬼グルーヴと、超人的に幅広い音楽対応力と、微笑ましいユーモアとペーソスで、人の心に火をつけるアーティスティックな打楽器奏者」

と、ありましたが、、ライブの印象はもうそのまんま!
音とリズムの達人、そして、音楽センスのかたまり!

サウンドを演出

オープナーは80年代の米国の人気ドラマ「刑事スタスキー&ハッチ」の「Richie's Funk Team」。
ファビオさんが、ギターをチョッパー・ベースみたいに弾いて、ファンキーにキメる。
岡部さんは、世界のさまざまな楽器を周りに置いて次から次に音をくり出す。
気がついたら、あっという間にノリノリの世界。
一転、ファビオさんオリジナル「春の気配」、美しいメロディと窓の外の緑がゆっくり溶け合って、至福の時間。
こんな感じで、曲は、ジャズ・ミュージシャンの曲だったり、ファビオさんのオリジナルだったり、、いつものファビオさんの曲の違う面が聴けたような気がする。
初めての演奏だそうだけれど、お互いの演奏を楽しんでいる感じもあって、、
とても、いい感じ♪

岡部さんは、カホンに座って、真ん前にジャンベとスルド、その両側にシンバル、、
スネア、ハイハットが基本で、その周りにさまざまな音がでるものが、、置いてあります。
楽器に囲まれてる状態。
ジャジーなグルーブだすときには、片手でステックでシングルストローク、片手でバスドラ代わりにカホンはたいで、グルーブつくったり…創意工夫だらけ〜
ファビオさんを乗っけて走っても最高時速が簡単にでちゃう感じ。
ファビオさんも いつもよりルーパー多様したりで、2人の作り出すサウンドは、ちょっと想像つかない面白さで斬新な感じでした。

そう、途中で岡部さんの楽器講座?もありました〜。
一番面白かったのは、最初の曲の演奏でも使っていた空のガスボンベで作ったウドゥに似た打楽器。お店のHPみたら、その名も「プロパ・ドゥ」。

あっという間に、終演曲ファビオさんの新曲「Caffeine」、少し、ダークでスリリング。
アンコールのご褒美は、パット・メセニーの「James」、トーキング・ドラム入りの「James」なんて、ここでしか聴けない!

ファビオさんのオリジナルをいっぱい岡部ヴァージョンで聴けた森の音楽会。
外が暗くなってくると、窓の緑に部屋の灯りが映り、異世界に通じるような感じ。

ポロは相変わらず、癒しの空間でした。
観客を心からもてなそうとする気持ちがあちこちに詰まってました。
そして、音楽家の2人は森の中の演奏を楽しんでましたね♪
空間の持ってる力も凄いです!


次の日は、新潟市内のおしゃれなイタリアンでのディナー付きライブ。
 
★ ISSIMO JAZZ NIGHT 2023 (6/18) ★
 
04_20230621103801
 
今日は、ISSIMOさんの美味しい料理とワインのペアリングも!
乾杯のスプマンテに始まって、料理に合わせたワインがでてきます。


岡部さんの楽器セットは、少しだけ変わっていたようですが、基本的には昨日と同じ。
周りの沢山の楽器が出番を待っています。


今日もオープナーは、「刑事スタスキー&ハッチ」の「Richie's Funk Team」。
なんとなく、昨日より軽やかっていうか、、おしゃれっていうか。。都会的?
この曲、あのファンキーの権化?トム・スコットの曲だそうで、どうりで!って、感じ。
その後も昨日同様に、ファビオさんオリジナルやミュージシャン曲を演奏。
一瞬で周りが輝いた「Bright Size Life」、2人なのにまるでPMGの応援がついているよう。
あ、遠くに見えた灯りが段々近づいてくるような「My Favorite Things」素敵でしたね。

もちろん、同じような楽器講座もあって、今回ウケていたのは「ビリンバウ」。
ブラジルの民族楽器。打弦楽器の一種。弓矢をバケタで叩き、共鳴器は中身をくり抜いたヒョウタン。音程の調節はペドラと呼ぶ石!! なんて、原始的…狙った音を出すのは難しそう。。
バーデン・パウエルの「Berimbau」は、この楽器のことなんですね。

そして、今回も「Caffeine」、アンコールは、パット・メセニーの「James」でした。
この日は、パンデイロがお供でした♪
 
市内のビルの8階にあるおしゃれなレストラン。
2人の演奏は、昨日より少し爽やかおしゃれ度がある感じ。
それでも、それも鼻につく感じではなく、節度ある寄り添い方。
 
生はお初の岡部さん、瞬時に沢山の楽器の中から、正解を送り出す。
技術と知識だけでなく、サウンドに対するセンスが素晴らしかった♪
ファビオさんのデュオは、いろいろと聴いているのですが、
さまざまな音との共演で爽やかだけど、ゴージャスな気分でした!
なんでしょうねぇ。。まるで、PMGが応援にきてるみたい。笑
 
美味しいお料理&ワインと、素晴らしい音楽にダブルで酔いしれました♪
 
2日間、楽しんじゃったなぁ。
夏色の音を纏ったサウンドを堪能!
ポロでは、ナチュラルでちょっと熱め、、
イッシモでは、おしゃれでちょっとクール、、
そんなサウンド気分にさせてくれた気がしま〜す。
また、機会があれば、、と、願っています。
 
 
んじゃ、退散♪

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