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音楽で拡がる輪

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2023年5月 3日 (水)

躍動するペトルチアーニに出会える! 『The Montreux Years / Michel Petrucciani』

 
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躍動するペトルチアーニに出会える! 『The Montreux Years / Michel Petrucciani』
55年もの歴史を持つモントルー・ジャズ・フェスティバル。

創立者である故クロード・ノブズのコレクションから貴重な音源をリリースする「THE MONTREUX YEARS」のシリーズ。すでに、7人のアーティストの作品がリリースされているのですが、、今回は、フランスが生んだ至宝ピアニスト、ミシェル・ペトルチアーニ。
何度もモントルー・ジャズ・フェスティバルで演奏してきた中から、1990年、1993年、1996年、そして亡くなる前年の1998年の演奏9曲を収録。

オープナーは、仏伊精鋭の管楽器奏者3人を配した「35 Seconds of Music and More」、のっけから躍動感、生命力に溢れたピアニズムでワクワク。
皆んな大好き「Estate」、流麗華麗エモーショナルなソロの連続。
「 Little Peace in C for U」、高速フレージング満載のスティーブ・ガットとのデュオ。
「Autumn Leaves」、「My Funny Valentine」と、レジェンド、ミロスラフ・ヴィトウスとのデュオが2曲続く。
手垢のついたスタンダードで、唖然とするような2人の攻防。スタンダード万歳!
最高に勢いづく、ヒップで洒落の効いた「Miles Davis Licks」。
「Summertime」、エディ・ルイスのオルガンとのデュオは、互いの手の内を最高に引き出す珠玉の演奏。
躍動、爆発するピアノ・ソロ「Take The 'A' Train」、力強く饒舌!!
ヴィトウスとのデュオ「So What」、互いに情熱の塊。「You Are My Waltz」、叙情的でエモーショナルなピアノ・ソロ。
終演は、華麗なワルツ「Rachid」、大歓声。
 
情熱のピアニズム、本当にそのものです。
短い人生が惜しまれますね。
 
1. 35 Seconds of Music and More  (Live - Montreux Jazz Festival 1998)
2. Estate  (Live - Montreux Jazz Festival 1990)
3. Little Peace in C for U  (Live - Montreux Jazz Festival 1998)
4. Autumn Leaves  (Live - Montreux Jazz Festival 1996)
5. My Funny Valentine  (Live - Montreux Jazz Festival 1996)
6. Miles Davis Licks  (Live - Montreux Jazz Festival 1990)
7. Summertime  (Live - Montreux Jazz Festival 1993)
8. Take The 'A' Train  (Live - Montreux Jazz Festival 1993)
9. So What  (Live - Montreux Jazz Festival 1996)
10. You Are My Waltz  (Live - Montreux Jazz Festival 1993)
11. Rachid  (Live - Montreux Jazz Festival 1990)
 

Michel Petrucciani (p)

1990年   #2,6,11
Adam Holzman (synth), Andy McKee (b), Victor Jones (ds)

1993年 #7,8,10
Eddy Louiss (org) #7

1996年 #4,5,9
Miroslav Vitous (b)

1998年 #1,3
Steve Gadd (ds), Anthony Jackson (el-b) #1
Stefano Di Battista (as) #1, Flavio Boltro (tp) #1, Denis Leloup(tb) #1
 

今日のおまけは、Montreux Jazz Festivaがあげていた「Little Peace in C for You」。
 

んじゃ、退散♪

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JAZZ( A Paris !)」カテゴリの記事

コメント

suzuckさま
こんにちは。このアルバムは聴いていませんが、アップしていただいたyoutubeの動画見ました。いい動画ですね。ガッドとのスリリングなやり取り以上に、改めてペトリチアーニのピアノタッチの素晴らしさに見入ってしまいました。感謝です。

zawinulさま、こんにちは。
コメントをありがとうございます。m(_ _)m

>改めてペトリチアーニのピアノタッチの素晴らしさに見入ってしまいました

本当に!
生まれ持ってのハンディを乗り越え、、
情熱のピアニズムと呼ばれるのがよくわかりますよね。
大変に感慨深いものがあります。

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