躍動するペトルチアーニに出会える! 『The Montreux Years / Michel Petrucciani』
躍動するペトルチアーニに出会える! 『The Montreux Years / Michel Petrucciani』
55年もの歴史を持つモントルー・ジャズ・フェスティバル。
55年もの歴史を持つモントルー・ジャズ・フェスティバル。
創立者である故クロード・ノブズのコレクションから貴重な音源をリリースする「THE MONTREUX YEARS」のシリーズ。すでに、7人のアーティストの作品がリリースされているのですが、、今回は、フランスが生んだ至宝ピアニスト、ミシェル・ペトルチアーニ。
何度もモントルー・ジャズ・フェスティバルで演奏してきた中から、1990年、1993年、1996年、そして亡くなる前年の1998年の演奏9曲を収録。
オープナーは、仏伊精鋭の管楽器奏者3人を配した「35 Seconds of Music and More」、のっけから躍動感、生命力に溢れたピアニズムでワクワク。
皆んな大好き「Estate」、流麗華麗エモーショナルなソロの連続。
「 Little Peace in C for U」、高速フレージング満載のスティーブ・ガットとのデュオ。
「Autumn Leaves」、「My Funny Valentine」と、レジェンド、ミロスラフ・ヴィトウスとのデュオが2曲続く。
手垢のついたスタンダードで、唖然とするような2人の攻防。スタンダード万歳!
最高に勢いづく、ヒップで洒落の効いた「Miles Davis Licks」。
「Summertime」、エディ・ルイスのオルガンとのデュオは、互いの手の内を最高に引き出す珠玉の演奏。
躍動、爆発するピアノ・ソロ「Take The 'A' Train」、力強く饒舌!!
ヴィトウスとのデュオ「So What」、互いに情熱の塊。「You Are My Waltz」、叙情的でエモーショナルなピアノ・ソロ。
終演は、華麗なワルツ「Rachid」、大歓声。
情熱のピアニズム、本当にそのものです。
短い人生が惜しまれますね。
1. 35 Seconds of Music and More (Live - Montreux Jazz Festival 1998)
2. Estate (Live - Montreux Jazz Festival 1990)
3. Little Peace in C for U (Live - Montreux Jazz Festival 1998)
4. Autumn Leaves (Live - Montreux Jazz Festival 1996)
5. My Funny Valentine (Live - Montreux Jazz Festival 1996)
6. Miles Davis Licks (Live - Montreux Jazz Festival 1990)
7. Summertime (Live - Montreux Jazz Festival 1993)
8. Take The 'A' Train (Live - Montreux Jazz Festival 1993)
9. So What (Live - Montreux Jazz Festival 1996)
10. You Are My Waltz (Live - Montreux Jazz Festival 1993)
11. Rachid (Live - Montreux Jazz Festival 1990)
2. Estate (Live - Montreux Jazz Festival 1990)
3. Little Peace in C for U (Live - Montreux Jazz Festival 1998)
4. Autumn Leaves (Live - Montreux Jazz Festival 1996)
5. My Funny Valentine (Live - Montreux Jazz Festival 1996)
6. Miles Davis Licks (Live - Montreux Jazz Festival 1990)
7. Summertime (Live - Montreux Jazz Festival 1993)
8. Take The 'A' Train (Live - Montreux Jazz Festival 1993)
9. So What (Live - Montreux Jazz Festival 1996)
10. You Are My Waltz (Live - Montreux Jazz Festival 1993)
11. Rachid (Live - Montreux Jazz Festival 1990)
Michel Petrucciani (p)
1990年 #2,6,11
Adam Holzman (synth), Andy McKee (b), Victor Jones (ds)
1993年 #7,8,10
Eddy Louiss (org) #7
1996年 #4,5,9
Miroslav Vitous (b)
1998年 #1,3
Steve Gadd (ds), Anthony Jackson (el-b) #1
Stefano Di Battista (as) #1, Flavio Boltro (tp) #1, Denis Leloup(tb) #1
今日のおまけは、Montreux Jazz Festivaがあげていた「Little Peace in C for You」。
んじゃ、退散♪
« 本はかけがえの無い友だち 映画『丘の上の本屋さん』 | トップページ | ブラジリアン・ギターの天才たちのデュオ♪ 『Two Brothers / Chico Pinheiro & Romero Lubambo』 »
「JAZZ( A Paris !)」カテゴリの記事
- 早逝…シルヴァン・リュック(Sylvain Luc)を偲んで。。(2024.03.31)
- 躍動するペトルチアーニに出会える! 『The Montreux Years / Michel Petrucciani』(2023.05.03)
- 王道スタイルで勝負 『Featuring / Caity Gyorgy』(2023.02.01)
- ジャン・クリストフ・ショレのソロ・アルバムの第二弾が出ます!(2023.01.29)
- 想像力豊かに感情の起伏を 『Pensieri Isolati / Giovanni Mirabassi』(2022.02.16)
コメント
« 本はかけがえの無い友だち 映画『丘の上の本屋さん』 | トップページ | ブラジリアン・ギターの天才たちのデュオ♪ 『Two Brothers / Chico Pinheiro & Romero Lubambo』 »
suzuckさま
こんにちは。このアルバムは聴いていませんが、アップしていただいたyoutubeの動画見ました。いい動画ですね。ガッドとのスリリングなやり取り以上に、改めてペトリチアーニのピアノタッチの素晴らしさに見入ってしまいました。感謝です。
投稿: zawinul | 2023年5月 5日 (金) 08時46分
zawinulさま、こんにちは。
コメントをありがとうございます。m(_ _)m
>改めてペトリチアーニのピアノタッチの素晴らしさに見入ってしまいました
本当に!
生まれ持ってのハンディを乗り越え、、
情熱のピアニズムと呼ばれるのがよくわかりますよね。
大変に感慨深いものがあります。
投稿: Suzuck | 2023年5月 5日 (金) 09時58分