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音楽で拡がる輪

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2023年5月20日 (土)

陰鬱なエレガンスが紡ぐ世界「エドワード・ゴーリーを巡る旅 @ 渋谷区立松濤美術館」

陰鬱なエレガンスが紡ぐ世界「エドワード・ゴーリーを巡る旅 @ 渋谷区立松濤美術館」

上京する機会があったので、松濤美術館で開催中のエドワード・ゴーリーを巡る旅に行ってきました。

Edward_gorey

不思議な世界観と、モノトーンの緻密な線描で創り出される世界は、決してハッピーな世界ではないのだけれど、、
そこに現れる困った不思議な生き物たちや、残酷なストーリーは、達観したクールな死生観みたいなものがあって、不思議とその世界に惹かれてしまいます。
なんでしょう、、いわゆる物語っぽい結末は、ほとんどないですね。
世間の道徳感を無視した登場人物が、我が物顔でのさばる不条理な感覚。。
言葉は汚いけれど胸糞悪さが心に渦巻き残ります。。

でも、そんな不幸で理不尽な世界を描き出す精密な線描は、とても優雅な雰囲気をもつ画風なんです。
暗く不穏ながらもとても印象的で魅力的。
なので、沢山の原画をゆっくる観られて嬉しかったです。


そう、、意外にも?子どもの頃描いていた「猫ちゃん」は、とても可愛らしい姿でした。
10歳頃から、作風にあの暗い影が差し始めるのですけど。。
現実でも、猫が好きで動物が好きで、終の棲家となったケープコッドの「エドワード・ゴーリーハウス」での晩年は、動物の保護活動に沢山の寄付もしていたようですし、鬼籍に入った現在も財団が続けているようです。

「子供」「不思議な生き物」「舞台芸術」などのテーマを中心に観て廻る貴重な体験でした。
今回は、彼が大好きだった演劇やバレエに関するポスターや舞台芸術に関する展示も豊富で、
多彩な才能で、ご自身はとても優雅に生きてきたひたなのだろうなぁ、、と、思ってしまいました。
サブタイトル「陰鬱なエレガンスが紡ぐ世界」を堪能しました。

そして、ミュージアムショップで散財したのは言うまでもありません。。汗

んじゃ、退散♪

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コメント

4年前に新津美術館と北書店で訳者の柴田元幸氏の講演会を聞きました。
柴田氏は、絵本の概念に囚われず読み手によって好きに解釈できるのが魅力だと言っていました。
「うろんな客」という絵本をエドワードゴーリーの大学時代からの友人アリソン・ルーリーに捧げています。彼女は、彼女が子どもを産む決断をゴーリーにとっては理解不能な事のコメントではないか。とすればこのうろんな客とは「子どもの比喩」ではないかと解釈しています。
そしてワタシは、その子ども「うろんな客」はエドワードゴーリー自身なのかもしれないと思います。ゴーリーの絵本の文章は、韻を踏んで添えられているので「うろんな世界」が広がり絵本の魅力が伝わります。柴田氏も日本語でも韻を踏ませたり短歌形式にしたりして文の楽しさを表現しているそうです。でも、さすがに小学生の娘に買ってあげる気にはなりませんでした。大人になった今、思い出話として2人で話しています。

Sakomamaさま、コメントをありがとうございます。m(_ _)m
4年の新津美術館で開催された「エドワード・ゴーリーの優雅な秘密」には、私もでかけました。
でも、残念ながら訳者の柴田元幸氏の講演会には、どこにも参加できなかったのです。
とても、貴重なお話をありがとうございます。
うろんな客=子ども、今の私にはよくわかります。
本当に、理解不能な生物で、ある時突然現れそのまま17年って、まさに子どもですよね。
そして、Sakomamaさまの仰る「うろんな客」は。ゴーリーでは?っていうのもなかなか良い意見だとおもいます。
ゴーリーは、根っからの芸術家で、世間の人間が中心の「良識」に疑問を持ち、そこから自由な世界で生きていたんだと思います。
でも、毛皮のコートがトレードマークだったゴーリーも、晩年は動物保護活動と毛皮を着ることの不合理に悩み毛皮を着なくなったそうですよ。
子どもだって成長しますね。

私も孫ちゃんに送るとしたら、、不幸が起こらない猫ちゃんの本かなぁ・・・。
だって、ママちゃんは、ゴーリーの絵本の胸糞悪さの向こう側を理解できそうなんですけど、パパちゃんは、、どうかな。。

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