ウォルター・スミス3世のブルーノート移籍第1弾 『Return to Casual / Walter Smith III』
2006年のデビュー以降、ハービー・ハンコックなどのレジェンドたちと共演を続けてきたサックス奏者のウォルター・スミス3世。
新作は、ブルーノート・レコードからの初リーダー作!!
2014 年に自主制作した『Still Casual』の続編的作品でメンバーも一緒。
ピアニストのテイラー・アイグスティ、ギタリストのマシュー・スティーヴンス、ベーシストのハリシュ・ラガヴァン、ドラマーのケンドリック・スコット。
圧倒的なテクニックの時代の寵児ジェイムズ・フランシーズ、トランペッターのアンブローズ・アキンムシーレがゲスト参加。
彼の9曲のオリジナルと、5曲目のケイト・ ブッシュの曲で全10曲。
オープナーの「Contra」から、テナーの速いフレーズが炸裂、テイラー・アイグスティはピアノとローズを使い、スコットが煽る。
トランペッターのアンブローズ・アキンムシーの入った「River Styx」、2管のコントラストがかっこいい。
「Pup-Pow」も、アイグスティがピアノとローズの両使い、少しだけスローで柔らかな展開に。
「Shine」、ピアノのソロが熱い、応えるサックスのソロも長尺で熱い!
唯一のカバー曲ケイト・ブッシュの「Mother Stands for Comfort」、この曲もアイグスティはピアノとローズの両使い、不思議な寂しさが滲み出て心にスッと入り込む。
マシューズのギターが空間を切り裂き、一斉に音が噴出する「quiet song」、タイトルの意味が知りたいです…
その熱さそのまま「lamplight」、サックス、ギターの気合いのソロ。
赤道上世界一周飛行の途中、南太平洋において行方不明になった女性飛行士をタイトルにした「Amelia Earhart Ghosted Me」、トランペットとの2管でスリリングに駆け抜け、消える…
ジェイムズ・フランシーズがローズで参加「K8 + BYU$」、縦横無尽なフランシーズとスミスたちの創り出す濃い時間。
終演は、ピアノをバックに朗々とテナーを鳴らす「REVIVE」、自信に満ちている。
変拍子満載、 緻密に計算された空間をスリリングに駆け抜けながら、、
凄腕たちが多彩なシーンを展開♪
1. Contra
2. River Styx
3. Pup-Pow
4. Shine
5. Mother Stands for Comfort
6. quiet song
7. lamplight
8. Amelia Earhart Ghosted Me
9. K8 + BYU$
10. REVIVE
guest
Ambrose Akinmusire (tp) #2,8
James Francies (fender rhodes) #9
2. River Styx
3. Pup-Pow
4. Shine
5. Mother Stands for Comfort
6. quiet song
7. lamplight
8. Amelia Earhart Ghosted Me
9. K8 + BYU$
10. REVIVE
Walter Smith III (ts)
Taylor Eigsti (p, fender rhodes #1,2,5)
Taylor Eigsti (p, fender rhodes #1,2,5)
Matt Stevens (g)
Harish Raghavan (b)
Kendric Scott (ds)
Harish Raghavan (b)
Kendric Scott (ds)
guest
Ambrose Akinmusire (tp) #2,8
James Francies (fender rhodes) #9
今日のおまけは、ご本人があげていた「Amelia Earhart Ghosted Me」。
んじゃ、退散♪
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