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音楽で拡がる輪

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2023年2月

2023年2月26日 (日)

深い音色に心落ち着く… 『Berlin Baritone / Kurt Rosenwinkel』

 
Berlin_baritone
<現代最高峰のジャズ・ギタリスト、カート・ローゼンウィンケル。
新作は自身が主宰するレーベルHEARTCORE RECORDSから、ソロ・ギターのアルバム。
全編、お気に入りのCollings Guitarsのバリトン・ギターを弾いていま〜す。
オープナーの「Peace Please」から終演の「Metro City」まで、
ひたすら、、ひたすら、、ギターを弾いてます。
一音一音が美しく、アルペジオとかうっとりします。
 
ななんと、7弦ギターの名手ジョージ・ヴァン・エプスがお好きだそうで!!
もう、びっくりのギタリストがでてきたぁ。
洗練されていて、歌心あふれる名手ですよね。
 
そして、ピアノを弾く両親の下に育ち、9歳からピアノを弾き始めているという事実。
ピアノの演奏者としての体験も、この演奏に影響しているという。
 
「Under It All」を除き、すべてが完全即興演奏。
その事実がが、信じられないほど、メロディアスで素敵な演奏。
バリトン・ギターの深い音色に心落ち着く…時間。
 


1. Peace Please
2. Just Chillin
3. First Impression
4. Feelin the Blues
5. Under It All
6. Mellow D
7. Life of a Flower
8. Zarathustra
9. Metro City

日本版ボーナス・トラック
10.Improv 2 

Kurt Rosenwinkel (baritone-g)
 
 
今日のおまけは、彼が主催するレーベルがあげていた「Peace Please」。
 
 
 
んじゃ、退散♪

2023年2月25日 (土)

ボボ・ステンソンが、5年ぶりの新作を出す!

 
北欧の雄、スウェーデンのピアニスト、ボボ・ステンソン。
3月17日に、『Contra la indecisión』以来実に5年ぶりに、ECMレコードから新譜をリリース。
 
★ Sphere / Bobo Stenson Trio ★
 
Sphere
 
3月、、今、どうしてるのかなぁ?
と、思っている大切な人たちが、久しぶりに新譜を出すニュースが相次いで嬉しい。
その1人が、ソロ・ピアノを聴いて感動したボボ・ステンソン。
 
メンバーは、『Cantando』以来のお馴染みの、ベーシストのアンデルス・ヨルミン、ドラマーのヨン・フェルト。
ずっと、、アンダーシュ・ヤーミンって、言ってたので、、なんだか、、慣れないけど。汗
 
「長い即興のフレーズでそれは塊となり、生きているよう」
と、ありましたが、東京で聴いたソロの演奏で、それは、実感できました。
 
今回も、楽しみです!
 

1. Cancion Contra La Indecision
2. Doubt Thou The Stars
3. Wedding Song From Poniky
4. Three Shades Of A House
5. Elegie
6. Cancion Y Danza VI
7. Alice
8. Oktoberhavet
9. Kalimba Impressions
10. Stilla
11.  Hemingway Intonations

Bobo Stenson (p)
Anders Jormin (double bass)
Jon Falt (ds) 
 
んじゃ、退散♪

2023年2月23日 (木)

ジャズ好きだべっ! 映画「BLUE GIANT」

映画「BLUE GIANT」

 

Blue_gant_1 Blue_gant_2

(パンフレット)


原作 石塚 真一
監督 立川 譲
脚本 NUMBER 8

 

音楽 上原 ひろみ
声優 宮本 大    山田 裕貴
   玉田 俊二 岡山 天音
   沢辺 雪祈 間宮 祥太朗

演奏 宮本 大    馬場 智章
   玉田 俊二 石若 駿
   沢辺 雪祈 上原 ひろみ
   
ついに本物の音が聴こえた!!

2月10日に、石塚真一氏によるジャズ漫画「BLUE GIANT EXPLORER 8」が発売されました。
日本を舞台にした「BLUE GIANT 1-10」、ヨーロッパに飛び出した「BLUE GIANT SUPREME 1-11」、本場アメリカに渡った「BLUE GIANT EXPLORER 現在8まで」と、巻を増すごとに人気が高くなっている感じでしたが、ついに先日映画が公開されました!

映画は、舞台が日本である「BLUE GIANT」の内容。
テナー・サックス奏者、宮本 大(みやもと だい)の「世界一のサックス・プレイヤーを目指す」立身出世の物語。
ドラマーの玉田 俊二(たまだ しゅんじ)。ピアニストの沢辺 雪祈(さわべ ゆきのり)と組んだバンドでひたすら上へ上へと突き進む。
と、ストーリーは「BLUE GIANT」を読んでいる人たちにとっては言わずと知れた内容。
 
楽しみにていたのですが、、
ここで、ずっと、ジャズ・ファンの間では杞憂されていたことが。。。
映画になったら、映像とともに実際の音が聴こえる。
漫画は、誌面から「音が聴こえる漫画」が謳い文句だったけれど、
実際の音が聴こえてきたら、イメージと大きなズレがあるのではないだろうかと。。
すでに、私たちの頭の中では、大の音は、太く大きく速く、豪快に鳴り響いているんですよね。
いくら巧い人たちをセッティングしても、、イメージ違うんじゃないか?
大丈夫なのか?
 
これが、全くの杞憂でしたね。
音楽も、演奏も、場面やストーリーと全く違和感なかった。
ライブハウスで、生ライブを聴いているような高揚感があって、体が動きまくり。
上原 ひろみさんが、書き下ろした曲が、原作の漫画の画面から飛び出してきたような曲。
テナー・サックスが熱くフィーチャーされていて、
「大!! もっとだ、もっといけっ〜」
って、心の中で叫んでしまいそうな熱量でした。
 
先に音源をとって、そこにアニメを作成したんだそうで、この漫画の本質をみているなぁ、と、感心!
JASS(大たちが組んだバンドの名前)が次第に一体感あるサウンドに仕上がっていくのを一緒に体験できます!
青春の青さすっぱさも胸に湧き上がります。
物語のおしまいは、原作と少しだけ違うんですが、こちらも、違う意味での涙無くしては、、、って、感じ。。
 
テナー・サックスの馬場さん、大になりきってたよね。
ドラマーの石若さんも、ピアニストの上原さんも最高だ。
なので、サントラも買いましたです♪
まぢかっけ〜、、ジャズ好きだべっ!
正直に言うと、演奏シーンのCG?の動きは、私は馴染めなかった。。
でも、私的にはそのマイナスを遥かに上回る演奏と音楽!
すでに、2作目が楽しみで〜す♪
あと、「いぇ〜〜ぃ」って、叫べる上映希望。笑
 
んじゃ、退散♪

2023年2月22日 (水)

登場人物の気持ちが音楽になった 『BLUE GIANT オリジナル・サウンドトラック / 上原ひろみ』

Blue_gant
 
映画を観に行ったら、サウンドがまぢでカッコよかったので、
ライナー・ノーツの石塚 真一先生の描き下ろしスペシャル・ストーリーとオリジナル・クリアファイルが欲しくて、CDを買いましたぁ。
クリア・ファイルは、ジャケットと同じデザイン。
スペシャル・ストーリーは、So Blueでの控え室での話、いい話だよ。
で、すでに、サブスクで聴き放題ですね!!
 
かけると、映画の中の様々な場面を思い出すぅ。
その時々の彼らの気持ちを巧みに表現したいい曲が多いのですよ。
29曲中、27曲が上原 ひろみさんの作曲♪
 
でも、やっぱり、印象的なのは、JASSのバンドが演奏した、バンドのオリジナル。
強い音が必要だと勝負に使った必殺曲「N.E.W.」。
フリーキーに切り込んで、一気に観衆の気持ちを引き寄せ、ドラムとピアノがグググぃーっと後押し!燃える!!
これぞ、大!みたいな、強面の曲、演奏。
バンドの初めてのオリジナル「FIRST NOTE」も、疾走感ばっちり、
サックスが爆発する後半に、、手を握りしめて振り込みたくなる。
予想外の出来事で、テナーとサックスのデュオになったステージでの「WE WILL」。
テナーもドラムも全開、特にドラムのソロが恐ろしいほどに迫力満点だぜ。
 
そして、、エンド・ロールに流れる「BLUE GIANT」。
哀愁のあるメロディ、丁寧で力強い吹き方に宮本 大の生き方がみえる。
大の優しさは、自分に正直で真っ直ぐなところから生まれると思うんだけど、、
そんな大の姿が浮かび上がってくる。
 
他にも、素晴らしい奏者が沢山演奏している。
不勉強で知らない奏者が、結構いたのですけど、YouTube聴いてチェックしますわ。
登場人物の気持ちが音になった素敵な音楽。
若い奏者の人たちの演奏が、多くの人に届くことを願ってます。
 
1. Impressions
2. Omelet rice
3. Day by day
4. Kawakita blues
5. Ambition
6. BLUE GIANT ~Cello & Piano~
7. Motivation
8. In search of...
9. The beginning
10. Monologue
11. Forward
12. Another autumn
13. Next step
14. Challenge
15. Kick off
16. Samba five
17. N.E.W.
18. Recollection
19. No way out
20. New day
21. Reunion
22. Count on me
23. Faith
24. Nostalgia
25. What it takes
26. WE WILL
27. From here
28. FIRST NOTE
29. BLUE GIANT

以下、サイトからコピペしました。m(_ _)m
JASSメンバーの演奏
馬場 智章 (ts) 上原 ひろみ (p) 石若 駿 (ds)

劇中バンド演奏
上原 ひろみ(p, key) 柴田 亮、井川 晃(ds) 田中 晋吾、中林 薫平(b) 田辺 充邦(g) 村上 基(tp) 本間 将人(ts, as) 馬場 智章(ts)
劇中音楽演奏:
上原 ひろみ(p, el-p) 菅野 知明、伊吹 文裕(ds) Marty Holoubek(b) 國田 大輔、井上 銘(g) 石若 駿(per)
佐瀬 悠輔、伊藤 駿(tp) 三原 万里子(tb) 片山士駿、野津 雄太(fl) 小林 未侑(cl) 神農 広樹(oboe)
西江 辰郎、田村 直貴、田中 笑美子(1st violin) ビルマン 聡平、松崎 千鶴(2nd violin)
中 恵菜、古屋 聡見(viola) 向井 航、篠崎 由紀、下島 万乃(cello)
挾間 美帆(cond)
 
今日のおまけは、ひろみさんご本人があげていた「N.E.W.」。
 
 
んじゃ、退散♪

2023年2月19日 (日)

ラーシュ・ダニエルソンの率いるカルテット、リベレットが新譜をだす!

 
スウェーデンが誇るベーシスト、チェロ奏者、作曲家、ラーシュ・ダニエルソン。
彼が率いるクラシックとジャズを融合させたジャンルへの挑戦をつづけているカルテット、リベレットが、3月のおしまいに、新譜を出します。
 
★ Symphonized / Lars Danielsson ★
 
 
Symphonized
 
リベレット名義で、ACTレーベルより5枚目。
ラーシュ・ダニエルソン、グレゴリー・プリヴァ、マグヌス・オストロム、ジョン・パリチェッリのお馴染みの凄腕メンバーに、
アルヴェ・ヘンリクセンとパオロ・フレスの2人のトランペッターをゲストに招き、それぞれ、2曲づつ。
そして、彼の音楽学院時代の学友もいるイェーテボリ交響楽団が参加。
リベレットの作品をオーケストラで演奏するプロジェクト。
自らの2つの柱を融合させた2枚組のようですね。
 


ディスク 1
1. Liberetto 
2. Passacaglia 
3. Africa 
4. Sacred Mind 
5. Lviv 
6. Nikita‘s Dream 
7. The Fifth Grade 
8. Yes to You 

ディスク 2
1. I Affettuoso 
2. Ii Elegi 
3. Intermedium 
4. Iii Le Bagatelle 
5. Iv Scherzo 


Lars Danielsson (b, vc)
Grégory Privat (p)
Magnus Öström (ds, perc)
John Parricelli (g)

Gothenburg Symphony Orchestra (conducted by Peter Nordahl)
Carol ina Grinne (english horn, oboe d´amore)

Guests:
Arve Henriksen (tp)  1- #6, 1- #8
Paolo Fresu (tp) 1- #3, 2- #5
 
んじゃ、退散♪
 
 

 

2023年2月18日 (土)

最高っ! エリカ・バドゥのトリビュート 『On & On / José James』

On__on
コンセプトのしっかりした作品、ジャンルを超えた幅広いスタンス、、
そして、変幻自在なヴォーカルで、常に時代をリードしてきたホセ・ジェイムズ。
新譜は、彼が尊敬してやまないネオ・ソウルのカリスマ・シンガー、エリカ・バドゥのトリビュート作品。
 
彼女のデビュー・アルバムから新作までの、代表的な7曲を選曲し、
彼が秘密兵器と呼ぶ、新生代を担うジャズ・ミュージシャン、ベン・ウィリアムス、BIGYUKI、ジャリス・ヨークリーの鉄壁なリズム陣をはじめ、若い女性管楽器奏者のエバン・ドーシー、ダイアナ・ジャバールをフィーチャーした演奏。
 
オープナーでタイトル曲は、コルトレーンの精神世界を感じるはじまりの「On & On」。
鳥肌がたつような(良い意味で)イントロが終わって、深く艶のあるヴォーカルが入ってくるあたりから、もう、最高っ!
短いフレーズを繰り返しながら、バンドと絡んでいく「Didn't Cha Know」。
テナーのオブリガードもかっこよくはじまる「Green Eyes」、ジェイムズのジャズ・ヴォーカル堪能の前半、BIGYUKIのキーボードが良い仕事の後半。
歌詞の朗読風に「The Healer」、キーボードをバックにアルトがファンキーに踊る。
「Gone Baby, Don't Be Long」、短いフレーズを繰り返し、アンサンブルの一部になりながら、歌詞も成立させる、めっちゃカッコいい♪
情感を抑えて繊細に声の変化で迫る「Out My Mind, Just in Time」。
終演は、フルートの軽やかさが印象的な「Bag Lady」。
 
 
スリリングな即興もある緩急自在なグルーヴを送り出せるバンド。
徹底したエリカ・パドゥの考察から生まれた彼女の本質を見据えた秀逸なアレンジは、彼女のジャズ性を炙り出す。
そして、深みと艶のある声での自在な歌唱が心を射抜く。
女性の立場での深い業を書いた詩を「」。
現在、アメリカの音楽シーンで注目を浴びている日本人BIGYUKIの多彩な音使いも聴きどころ!
去年、来日してましたよね。行けずに残念。。
 
1. On & On
2. Didn't Cha Know
3. Green Eyes
4. The Healer
5. Gone Baby, Don't Be Long
6. Out My Mind, Just in Time
7. Bag Lady

José James (vo)
Ebban Dorsey (as) #1, 2, 4, 5
Diana Dzhabbar (fl, ts) #1, 3, 7
BIGYUKI (p, Fender Rhodes, Wurlitzer, org, synth)
Ben Williams  (b)
Jharis Yokley  (ds)
 
今日のおまけは、ご本人があげていた「On & On」。
 
 
んじゃ、退散♪

2023年2月15日 (水)

映画に魂を宿すマエストロ 映画「モリコーネ 映画が恋した音楽家」

映画「モリコーネ 映画が恋した音楽家」
 
Ennio_morricone
(パンフレット)
 
 
監督 ジュゼッペ・トルナトーレ

キャスト エンニオ・モリコーネ(ご本人)、ジュゼッペ・トルナトーレ、、etc.

観に行きたかった映画に、やっと、先週行けました!!
 
2020年7月6日に鬼籍に入った映画音楽の巨匠、エンニオ・モリコーネのドキュメンタリー映画。
監督は、「ニュー・シネマ・パラダイス」でお馴染み、そして、朋友でもあるジュゼッペ・トルナトーレ。
「ジュゼッペ以外はダメ」という、モリコーネ、たっての願いでもあったようです。
なんと、5年以上にわたる本人への密着取材の他に、、、
70人以上の著名人たちへのインタビュー、懐かしい映画の名場面、コンサートでの迫力ある演奏で、
徹底的に彼の音楽人生を紐解いていく3時間!って感じです。
まぁ、でも、、彼の人生を3時間で、、彼の人生を語るのは大変ですよね。
 
お医者さんになりたかったモリコーネ、、
しかし、トランペット奏者であった父は、彼のトランペットを買い与え、練習させ音楽学院にいれてしまいます。
貧しい中、働きながら一生懸命勉強するのですが、、
どうも、裕福な師弟たちに引け目をもっていたようでした。
当時、音楽界ではクラシック音楽以外は、邪道という考えが主流で、
誰もが認める映画音楽の才能の持ち主も、何度もその道を断とうとしたようです。
その告白をするときのモリコーネの表情が、、切ないのですよ。
泪をためた目で、、一点をじっと見ながらそのときの心境をはなす。
それでも、光景にぴったりとくる音楽を一瞬で閃く才能は、
次第にそういった考え自体が陳腐であるとクラシック音楽家たちも理解する人がでてくるのです。
奥様とのエピソードも愛らしくて、迷ったときには、音楽の素人である奥様に聴いて判断してもらうんだそうです。
「彼女は音楽の専門家でないのが良い」って、深い言葉ですよね。
そして、奥様をとても信頼して大切にされていることが伝わってきます。
 
 
インタビューには、映画関係者や音楽の専門家など、沢山の人から興味あるお話が聞けます。
ジャズ界からは、クインシー・ジョーンズ、ハービー・ハンコック、パット・メセニー、エンリコ・ピエラヌンツィたち。
ブルース・スプリングスティーン、クリント・イーストウッドも出てきますよ。
皆さん、口々に彼の音楽の素晴らしさを語っていましたが、特別熱が入っていたのが、、パット・メセニー。
彼はギター演奏付で、モリコーネの曲の素晴らしさを熱く語っていました。
彼とチャーリー・ヘイデンの『Beyond The Missouri Sky (Short Stories)』。
終盤の「Cinema Paradiso (Love Theme)」と「Cinema Paradiso (Main Theme)」で、
胸にわきあがる郷愁・哀愁を感じない人は、いないのではと思うほどの名演奏ですよね。

映画の中では、名画の名シーンが音楽付きでふんだんに使われていて、それもこの映画の魅力でした。
覚えてない映画もあったのですが、音楽とともに記憶が浮かび上がってきました。
モリコーネのメロディは、その映画を観た人には、その曲を聴くだけで、その映画を観た日が蘇る魔法がありますね。
たった、一音がその映画の1番の高揚感を生み出す力があります。
こんな、、所謂泣けるメロディを書く人が、、ずっと、その活動と並行して、
かなりの実験的な音楽をやっていたということを、不勉強でまったく知りませんでした。
今そこにある光景に、一番最適な音をみつける、と、いうことでは、どちらも深い共通点があったのでしょうか。
それとも、彼の中の精神的なバランスなのでしょうか。。
妥協を見せない強面な顔と、いたずら好きな少年のような柔和な笑顔、、どちらも、モリコーネ。
 
現実では、彼は亡くなってしまっているのですが、映画の中ではそういう現実はでてきません。
彼の音楽が、永遠に私たちの心に残っているように、、彼もどこかで生きているような雰囲気で終わります。
愛らしい瞳の天才のファンは、これで、また、増えるとおもいますよ。
 
この映画には、忘れられない沢山の音楽と、映画のシーンが詰まってます。
映画に魂を宿すマエストロ、エンリコ・モリコーネの生涯も詰まってます。
彼の才能と人生に沢山の祝福を送りたくなる映画でした。
 
 
んじゃ、退散♪

2023年2月12日 (日)

バカラックを偲んで 『The Sweetest Punch: Songs of Elvis Costello And Burt Bacharach / Bill Frisell 』

The_sweetest_punch
昨日は、直球だったきがしますが(え?違うって)、今日は影のバカラック集って、感じで。汗
 
1998年にバート・バカラックは、エルヴィス・コステロとの共作アルバム『Painted from Memory』を作成、グラミー賞を獲得しました。
全編、ロマンチシズムと哀愁ダダ漏れの大好きなヴォーカル・アルバム。
これは、ビル・フリゼールが、彼らの曲をインストで演奏、自身の曲1曲も加えたもの。
 
オープナーは、華やかにはじまる「The Sweetest Punch」、エレキの響きが心地よい「Toledo」は、エルビス・コステロ参加。
アルトとクラリネットの掛け合いもスリリング!エレキが鳴り響く「Such Unlikely Lovers」。
 This House Is Empty Now」、ギター、ベース、パーカッションのトリオで心静かに。
アコギとカサンドラ・ウィルソンのデュオで、「Painted From Memory」染みわたる。。
バス・クラリネットのふくよかな響きに呼応する「What's Her Name Today?」。
音の重なりが切なさ、重さを醸し出す「In The Darkest Place」。
唯一のフリゼールの曲「Vamp Dolce」、フリゼール流の甘さはロン・マイルスのトランペット。
ギターとクラリネットでふわふわ感満載「My Thief」。
コステロとウィルソンの2人がハモる「I Still Have That Other Girl」ドラマチック。
再び「Painted From Memory 」、こちらは、ギターにトランペット、アルトの掛け合いが美しいインスト・ヴァージョン。
「The Long Division」、ギター、ベース、ドラムで、ブライアン・ブレイドの美しいシンバル音が鳴り響く。
管楽器の柔らかな響きと重なりが楽しい「Tears At The Birthday Party」。
インストで再び「I Still Have That Other Girl」、激しく熱く燃え上がる。
終演も盛り上がって楽しそうな「God Give Me Strength」。
 
 
元々の曲が持つ失恋というテーマをしっかり反映しているものもあれば、随分違った解釈のものもあって、元のアルバムを知ってると、少しひくかもしれません。
が、バカラックとコステロのメロディの持つ力は、フリゼールの創造力をかなり刺激したんだと思うので、私的には◎。
 


1. The Sweetest Punch
2. Toledo
3. Such Unlikely Lovers
4. This House Is Empty Now
5. Painted From Memory
6. What's Her Name Today?
7. In The Darkest Place
8. Vamp Dolce
9. My Thief
10. I Still Have That Other Girl
11. Painted From Memory (Reprise)
12. The Long Division
13. Tears At The Birthday Party
14. I Still Have That Other Girl (Reprise)
15. God Give Me Strength
 

 

Bill Frisell (ac-g, el-g, arrgt.)
Brian Blade (ds, perc.)
Viktor Krauss (b)
Don Byron (cl, b-cl)
Billy Drewes (as)
Curtis Fowlkes (tb)
Ron Miles (tp)
Elvis Costello (vo) #2,#10
Cassandra Wilson (vo) #5,#10
 
 
今日のおまけは、バカラックさまがあげていた「Painted From Memory」。
このアルバムでヴォーカルのトラックあげるって。。汗
 
 
 
んじゃ、退散♪

2023年2月11日 (土)

バート・バカラックを偲んんで 『Close to you / Carpenters』

 
ソングライター、作曲家、プロデューサー、アレンジャーとして、
ポピュラー音楽界をリードしてきたバート・バカラックが2月8日に鬼籍に入ったそうです。

映画音楽をはじめポピュラー音楽界の偉大な作曲家、パフォーマー、94歳で老衰だそうです。
転調や変拍子を多用した高い技術で、「バカラック・サウンド」と呼ばれる数多の曲、名曲・ヒット曲のオン・パレードですよね。
 
沢山の名曲があるのですが、バカラックを偲ぶ、、
という点では、カレン・カーペンターの柔和で濃厚な響きを持つ声で、語りかけてもらうのがいいかなぁ、と、選択。
セカンド・アルバムのA面最後、バート・バカラックとハル・デヴィッドという売れっ子コンビの曲の「(They Long To Be) Close To You 」のカヴァー。
秀逸なリチャードのアレンジは、妹のカレンのヴォーカルを最大に生かし、
バカラックの音楽が持つ微かな哀愁とふんわりした幸福感を素敵に表現してる…懐かしい(遠い目)
心に残るメロディですよね。
 
 
 
 
★ Close to you / Carpenters ★
 
Close_to_you
 
1. We've Only Just Begun 
2. Love Is Surrender 
3. Maybe It's You 
4. Reason To Believe 
5. Help 
6. (They Long To Be) Close To You 
7. Baby It's You 
8. I'll Never Fall In Love Again 
9. Crescent Noon 
10. Mr. Guder 
11. I Kept On Loving You 
12. Another Song
 
Karen Carpenter (vo, ds)
Richard Carpenter (vo, keys, arrgt., orchestration)
 
どうぞ、安らかにお眠りください。
 
んじゃ、退散♪

2023年2月 8日 (水)

同じ時代に生きていることを感謝! 「Brad Mehldau in JAPAN 2023 @ 紀尾井ホール(2/4)」

Brad Mehldau in JAPAN 2023 @ 紀尾井ホール(2/4)
 
Kioi_hall
 
 
私的な事情で、随分と遅くなりましたが、、汗
「Brad Mehldau in JAPAN 2023 」の紀尾井ホールのソロ・コンサートに行ってきました。
 
去年の7月11日の振替公演です。
2019年に東京フォーラムでトリオを、よみうり大手町ホールでソロを聴いて、
めちゃ、興奮したので、どうにかして行きたかったコンサート。
 
この近くのホテルには、泊まったことはあるのですが、
このホールに来たのは、はじめて…迷子にならなくて、よかった。
 
前方で、ステージに向かって左側。
メルドーさま自身も、鍵盤の手元も、比較的よく見えます。
席をとっていただいた閣下に感謝です。m(_ _)m
でも、記憶がアレなので曲名や曲順は公式発表されたセット・リストを眺めながらっす。汗
クラシックのホールだそうで、全体に木の温もりがあり、PAも入っていません♪
 
ほぼ、定刻に黒い上下(半袖Tシャツとジーパン?ワークパンツ)のめちゃカジュアルなお姿で現れると、「The falcon will fly again」。
一気に押し寄せる音の数々、そこから、メルドーの曲をメドレー風に3曲。メルドー好みな不協和音が混じりながら、湧き出す音数でも観客を圧倒。鍵盤が足りなくなるんじゃないかって、ダイナミックに動く手、指、一気にメルドー・ワールドへ。
 
ここで、一呼吸あって、曲の紹介。
 
セロニアス・モンクの「Think of one」から、様々なコンポーザーの曲を次々にとりあげていく。
2、3曲演奏して、タイトルを説明して、みたいな流れを繰り返す。
が、演奏は1曲づつがものすごく重厚。
でも、メロディを奏でる右手はシンプルで感情豊か。
そこに、左手の創り出す装飾音がこれでもかとかぶさり、不思議な世界が創造されていく。
新譜にもはいってるビートルズ・ナンバーもよかったけれど、ボブ・ディランの曲からの4曲は、本当に唯一無二の世界。
それぞれの曲に気付きがある。
「Lithium」って、こんなに愛らしく可愛らしい曲だった?と、思うほど。
本編最後のジミ・ヘンドリックス「Hey Joe」、壮大で無限に空間が広がる。
この辺、はずかしながら天を仰いでた。一緒に、上へ上へと上昇する素晴らしい感覚。
 
そして、素晴らしいアンコールの時間。。
美しく甘く、でも、甘さだけではない変拍子の「Here's That Rainy Day」。
ポール・マッカートニー、ビートルズと続き、なんとなく左手の低音打鍵が多い?
そして、極めつけはジョージ・ガーシュインの「How long has this been going on」、ゆったりスィンギー、ブルージー、ジャジー、ゴージャス…終演。
 

 

彼は本当にジャンル関係なく多くの音楽を聴いてきたのだと思った。
我々が想像する以上に、分け隔てなく多くの音楽を聴いてきたのだ。
その超音楽好きは、ピアノの天才だったわけで、ストイックに演奏も極めていった結果がいまここにあるのかな。
 

 

曲をまるっと飲み込んで、まるで息をはくように音符にする。
自分の指から生まれた音楽と真摯に対話する。
左手と右手がそれぞれに共存して、大きな世界を創り上げる。
孤高と言われながら、私たちの心を深く揺さぶり、共振させてくれた2時間弱。
同じ時代に生きていることを感謝!
 

 

 

余談なのですが、メルドーさまが控え室に帰っていくときの仕草が、岸辺露伴先生のストレッチのようでございました。m(_ _)m
 
公表されているセトリを貼り付けておきますね。
この後に、四谷でワインを飲んで、、以下、自粛。。
 

 

 

Set_list
 
 

 

 

んじゃ、退散♪

2023年2月 5日 (日)

讃美歌のような厳かさ 『A Short Diary / Sebastian Rochford   Kit Downes』

 

A_short_diary

 

 

スコットランドのアバディーン出身のドラマー、セバスチャン・ロックフォード。
ECMレーベルで初リーダー作。
詩人である亡き父、ジェラルド・ロックフォードと彼の家族に捧げられたもの。
ものすごく、私的な感情が詰まった作品。
8曲中、7曲が彼のオリジナル、「Even Now I Think of Her」は、父の作品。
ブックレットには、父のジェラルド・ロックフォードの詩も記されている。
メンバーは、自身のECMの作品が好評のピアニスト&オルガニストのキット・ダウンズ。
スコットランドのアバディーンの実家で録音されたデュオ作品。
 

 

オープナーは、「This Tune Your Ears Will Never Hear」、大きな空間に切り込むピアノ。
最小限の音で応えるドラム。
柔らかな雰囲気を描き出す「Communal Decisions」。「Night of Quiet」、静寂で厳か。
シンバル音も明るく華やかな「Love You Grampa」。
「Our Time Is Still」、互いを確かめ合うような大きな間。
柔らかな光と空気が溢れ出る「Silver Light」。
「Ten of Us」、時の流れを旅しているような不思議なメロディ。
終演は、、とても切ない気持ちになる曲、彼の父が電話の向こうで口ずさんだ「Even Now I Think of Her」。

 

 
父への深い尊敬と感謝が込められた内容。
極力、過度な演出や大きな音などを避けていて、
ピアノとドラムで奏でる讃美歌のような静寂さ…厳かな時が流れる。

 

 
1. This Tune Your Ears Will Never Hear
2. Communal Decisions
3. Night of Quiet
4. Love You Grampa
5. Our Time Is Still
6. Silver Light
7. Ten of Us
8. Even Now I Think of Her
Sebastian Rochford (ds)  
Kit Downes(p)
 
今日のおまけは、ご本人があげていた「Even Now I Think of Her」。
 
 
 
 
んじゃ、退散♪

2023年2月 4日 (土)

心地よさと臨場感があふれる52分間 『My Palette/ 外山 安樹子』

 
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新潟を第2の故郷と語ってくれるピアニスト、外山 安樹子さん。
なんと、キャリア初のソロ・ピアノのアルバムを出しました。(初めてだったんだぁ!)
トリオやデュオで8枚のアルバムをだしながらも、ソロ・ピアノは共演者がいないと孤独な時間と思っていた彼女。
この度は、古巣のレーベルの代表から背中を押され、初挑戦。
 
ライナーに、
「今更ながら、ソロピアノは、一人ではない、ピアノと一緒、ピアノとの対話」
と、書かれていて、自身の曲を3曲含む全14曲のピアノとの旅路。
 
 
オープナーは、ドラマの幕開けを知らせるように始まるケニー・ホイラーの「Kayak」。躍動感と流動的な演奏で、一気に気持ちが解放される。
ふんわりと浮かんだ気持ちを優しく抱きしめてくれるような「Resting in the Shadow」、ラーシュ・ヤンソンのメロディを愛しむように柔らかに。
穏やかな高揚感に、さらに幸せ気分を注入するのは、アルド・ロマーノの「Dreams and Waters」。
ジャズ・ピアニストを目指すキッカケとなったチック・コリアの名曲「500 Miles High」、流麗で力強い演奏は、アルバムのアクセントに。
ラフマニノフの「交響曲第2番第3楽章」のメロディをモチーフとしたドン・セベスキーの「Bittersweet / You Can’t Go Home Again」、浪漫と詩情あふれる演奏。
名曲の美メロに負けない美しい旋律をもつオリジナル「Nostalgia」。頭の中に様々な思いが流れる心に寄り添う演奏。
右手と左手が楽しい会話をしているような、スタンダード「If I Should Lose You」。
 
ここから4曲日本の童謡が続く。
メロディの美しさを再確認する「早春賦」、疾走感のある「我は海の子」、美しい光景が広がる「紅葉」、可愛らしいアレンジで洗練された演奏「雪やこんこ」。
幼い頃から聴いてきた曲たちのメロディの力強さに負けないアレンジと演奏。
 
米国のロック・バンドのジャーニーのヒット曲「Open Arms」、元々素敵なメロディですが自身のオリジナル「May Journey」とかけて美しくドラマチックに変身。
終演に向かってオリジナルを2曲。
「Calm Days」、人生の穏やかな日を願って、柔らかくそして、美しく。
とてもモダンで抒情を感じる「Before Dawn」、夜明け前は深い…。
 
素敵なメロディを創る人は、素敵なメロディを沢山知っている、って、ことですよね!
いろいろな曲が入っているのですが、どの曲も外山安樹子の音印のついた演奏で、
違和感なくスムースに流れていく。
まるで、リクエストに応えて、我が家で弾いてくれているような心地よさ満載。
親しみやすさと臨場感があふれる52分間、すっかり、ピアノとお友だちになったのですね♪
 

 

1. Kayak
2. Resting in the Shadow
3. Dreams and Waters
4. 500 Miles High
5. Bittersweet / You Can’t Go Home Again
6. Nostalgia
7. If I Should Lose You
8. 早春賦
9. 我は海の子
10. 紅葉
11. 雪やこんこ
12. Open Arms
13. Calm Days
14. Before Dawn
 

 

外山安樹子 (p)
 
今日のおまけは、ご本人があげていたアルバムの視聴音源。
 
 
 
 
んじゃ、退散♪

 

2023年2月 1日 (水)

 王道スタイルで勝負 『Featuring / Caity Gyorgy』

 
Featuring
 
 
落穂拾いではないのですが、去年にリリースされたアルバム。
カナダのグラミー賞と言われている「Juno Award」で、2022年のジャズ・ヴォーカル・アルバム最優秀賞を受賞したヴォーカリスト、ケイティ・ジョージ。
日本での2枚目は、ピアノ・トリオと迎える多彩なゲストとのアルバム。
13曲中11曲が彼女のオリジナル、2曲がスタンダード。
 
オープナーは、高速でピアノと並走、アルトがフィーチャリングされた「I Feel Foolish」。
モンク・ライクな曲調「Cover Up」、アルトのソロがいけてる。
軽快なトランペットとスタンダード「春の如く」、サンバの如く。
一転、ゆったりしっとりワルツ「Start Again」。
「A Moment」、アルトのソロに呼応したスキャットも素晴らしい。
テナーとスウィンギーに「「Look The Other Way 」。
「I Miss Missing You」、バラッドをギターとデュオで。
パット・バーバラがグルーヴィなソロを聴かせる、2曲目のスタンダード「‘Tis Autumn」。
ラテン風味でウィットに飛んだ「My Cardiologist」。
クラリネットと熱く掛け合う「Ideal」。
「I Never Knew」、ゆったりスウィンギー、テナーが熱い。
「The Feeling is Mutual 」、ヴォーカリスト、ローラ・アングラードとのデュオ。ユニゾンやスキャットに気合い入ってまっす。
終演は、クラリネットとアルトを伴って「It’s Pronounced George 」!!
 
カナダの実力はミュージシャンを適材適所の布陣で、奇を衒わずジャズの王道のスタイルで勝負。
心くすぐる歌声に魅了されてくださ〜い♪
 
 
1. I Feel Foolish (feat. Daniel Barta)
2. Cover Up (feat. Christine Jensen)
3. It Might As Well Be Spring (feat. Kyle Pogline) 
4. Start Again (feat. Jocelyn Gould)
5. A Moment (feat. Allison Au)
6. Look The Other Way (feat. Lucas Dubovik)
7. I Miss Missing You (feat. Jocelyn Gould)
8. ‘Tis Autumn (feat. Pat LaBarbera)
9. My Cardiologist (feat. Kyle Tarder-Stoll)
10. Ideal (feat. Virginia MacDonald)
11. I Never Knew (feat. Tymish Koznarsky)
12. The Feeling is Mutual (feat. Laura Anglade)
13. It’s Pronounced George (feat. Christine Jensen, Virginia MacDonald)
 
 
 
Caity Gyorgy  (vo)
Felix Fox-Pappas  (p) exc #7
Thomas Hainbuch  (b) exc #7
Jacob Wutzke  (ds) exc #7

featuring:
Jocelyn Gould  (g) #4, 7
Kyle Pogline  (tp) #3
Daniel Barta  (as) #1
Christine Jensen  (as) #2*, 13  *overdub
Allison Au  (as)  #5
Tymish Koznarsky  (as)  #11
Lucas Dubovik  (ts)  #6
Pat LaBarbera  (ts) #8
Kyle Tarder-Stoll  (ts) #9
Virginia MacDonald  (cl) #10*, 13)   *overdub
Laura Anglade  (vo) #12
 
 
今日のおまけは、ご本人があげていた「I Feel Foolish」。
 
 
 

 

んじゃ、退散♪
 

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