ハイレベルな即興演奏を会場の観客とともに楽しむ 『Alive at the Village Vanguard / Fred Hersch & Esperanza Spalding』
楽しみにしていたフレッド・ハーシュをエスペランサ・スポルディングのデュオ。
多々の才能に音楽の妖精だと信じてやまない私でしたが、今回はヴォーカルに専念とのこと。
そして、スタンダードやミュージシャン曲を演奏。
ハーシュの本拠地ヴィレッジ・ヴァンガードでの2018年のライブ!(随分と熟成)
6セットの中のベスト・テイクだって。
弾むように軽快に始まるスタンダード「But Not for Me」、スポルディングが即興歌詞追加して、場を温めていく。自在にメロディを操るスポルディングに呼応する楽しそうなハーシュ。
「Dream of Monk」、ハーシュが昏睡状態でみた夢がもとになった愛すべきセロニアス・モンクの曲、逸話の多いモンクらしい、そして、モンクの音楽見え隠れする難しそうな曲なんだけど、、いやぁ、2人とも楽しいしそ。
チャーリー・パーカーの「Little Suede Shoes 」、もともとハッピーなカリプソ曲だけれど、興に乗った2人の勢いでハッピーのましまし。
どうやら毎回違ったスポルディングのまじな「Girl Talk」に、会場大喜び、そして、12分超えに。
2人の大好きなモンクの「Evidence」、力強いハーシュの演奏が「好き」を物語ってますね。
サミエル・カーンとジュール・スタイルの美しいバラッド「Some Other Time」、情感たっぷりに、そして、リリカルなピアノ演奏にうっとり。
ブラジルのエグベルト・ジスモンチの「 Loro 」、これも2人の好きな曲のようで高速でスキャットするスポルディングと一緒に疾走するハーシュの凄楽しい演奏。
終演は、アンコール曲で、ハーシュの曲にノーマ・ウィンストンが詩をつけた「A Wish」!
名盤『Songs & Lullabies』に敬意を表したストレートな演奏。やんやの拍手!!
ハイレベルな場所での即興演奏を会場の観客とともに楽しむ2人。
一度も行ったことのないヴァンガードに行ってみたくなりますね。。。
1. But Not for Me
2. Dream of Monk
3. Little Suede Shoes
4. Girl Talk
5. Evidence
6. Some Other Time
7. Loro
8. A Wish
2. Dream of Monk
3. Little Suede Shoes
4. Girl Talk
5. Evidence
6. Some Other Time
7. Loro
8. A Wish
Fred Hersch (p)
Esperanza Spalding (vo)
今日のおまけは、ハーシュのトピックにあった「Some Other Time 」。
んじゃ、退散♪
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