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音楽で拡がる輪

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2023年1月 9日 (月)

美メロ満載のガラティの世界 『Portrait in Black and White / Alessandro Galati』

 
Portrait_in_black_and_white
 
2022の年末にアレッサンドロ・ガラティが、アントニオ・カルロス・ジョビン集をだしました。
リリース日が12月22日ということで、2022年の新譜を15日で終了していたので、私的には2023年の新譜扱いです。(って、どうでもよいことでしょうが。。)
 
イタリア・ジャズの抒情派が、ピアノ・トリオでボサノヴァを弾くとどうなるか?
興味ありますよね?そして、今回も録音は名手ステファノ・アメリオ。
 
オープナは、「O Que Tinha de Ser」、ひたすらリリカルで美メロ満載の世界。
1曲目で彼の想いが見えた気がします。ガラティは所謂ボサノヴァを弾こうとして無い。
どうやら、ジョビンの美しいメロディを彼の世界で最大限に表現したいと思っているのだとおもいます。
ゆったり静寂なピアノが響く中、ドラムのシンバル音がアクセント「Modinha」。
憂をもった「Samba de Uma Nota So」。
美しい中に少しアブストラクトなトリオ演奏をいれた「 Inutil Paisagem」。
「So Tinha de Ser Com Voce」、優しさの中に陰影もあるピアノが光る。
ベースが踊る「Fotografia」。ピアノ・トリオの楽しさをのせた「Dindi」。
流麗なピアノでトリオとの一体感「Vivo Sonhando」。
「Eu Sei Que Vou Te Amar」、ひたすら美しいバラッドの世界。
耽美的で透明感のある、タイトル曲「Retrato Em Branco e Preto」、熱く盛り上がってもガラティの世界。
「Por Toda a Minha Vida」、途中からヒートアップ。
終演は、ピアノ・ソロでリリカルでロマンチックな「Luiza」。
 
全ての曲がジョビンへのリスペクトを感じつつつも、
ガラティの欧州抒情派ピアノ・トリオの独特な世界。
 
1. O Que Tinha de Ser
2. Modinha
3. Samba de Uma Nota So
4. Inutil Paisagem
5. So Tinha de Ser Com Voce
6. Fotografia
7. Dindi
8. Vivo Sonhando
9. Eu Sei Que Vou Te Amar
10. Retrato Em Branco e Preto
11. Por Toda a Minha Vida
12. Luiza

Alessandro Galati (p)
Guido Zorn (b)
Andrea Beninati (ds)
 
今日のおまけは、ご本人があげていた「Eu Sei Que Vou Te Amar」。
 
 
んじゃ、退散♪

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